ダンジョンとパズル - 倉庫番のようなダンジョン冒険

ダンジョンとパズル - 倉庫番のようなダンジョン冒険

パブリッシャー Digital Crafter

ジャンル パズルゲーム

価格 iOS:370円

主人公をどう動かす?一手の差がクリアを左右する悩ましさ!ダンジョンが舞台のRPG風パズルゲーム

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ダンジョンとパズル - 倉庫番のようなダンジョン冒険のレビュー画像

障害物にぶつかるまで止まらない移動と、アイテムを駆使してダンジョンに挑戦。

モンスターがひしめくダンジョンが舞台のパズルゲーム

「ダンジョンとパズル – 倉庫番のようなダンジョン冒険」は、ダンジョンを舞台にしたパズルゲーム。

ひしめくモンスターたち。剣や弓矢といったアイテム類…。美しいピクセルアートでダンジョンを再現した本作は、どこからどう見てもRPG。だが、プレイすると、RPG的要素は一切ない、純粋なパズルゲームとなっている。

プレイヤーのやることは、障害物にぶつかるまで止まらない主人公を、上手にゴール地点へ導くこと。

ゲームシステムはシンプルながらステージデザインが練り込まれており歯ごたえ抜群のパズルを楽しませてくれる。

タップでアイテムを持ち替え!スワイプでアクション

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アクションの組み合わせによっては積んでしまうこともある。潔くやり直そう。

主人公が行えるアクションは、アイテムによって変化。

最初から持っているアイテムはブーツで、選択中、移動が行える。

ダンジョン内の敵を倒すためには、剣や弓矢などの武器を入手しなければならない。入手すると、タップによる持ち替えが可能になり、敵を攻撃できるようになるぞ。

なお、敵は基本的にこちらの攻撃一発で倒せる。また、敵がこちらを攻撃してくることはない

どう敵を倒すか?よりも、どうゴールへ向かうか?を考えることが重要だぞ。

iOSは有料!だが有料分の価値はアリ

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かなりプレイを進めているが、無料。ただ、有料でも納得のクオリティ。

本作は、iOS版が有料、Android版が無料という形でリリースされている。

ただ、Android版も広告表示がないことや、ストアにアイテム課金の情報が提示されていることから、フルバージョンを楽しむには課金が必要ではないかと思う。「思う」という煮え切らない表現なのは、20ステージほどプレイした段階では課金機能が出現しないため。

つまり、Android版なら、確実に20ステージは無料プレイ可能ということ。プレイするとわかるが、なかなかのボリュームを持っている。

一方、iOS版は課金しないと1ステージもプレイできない。ただ、パズルゲームとしてのクオリティは高いので、課金する価値はあると思う。

ただ、課金の前に、RPG的要素は一切ないという点だけ、注意しよう。RPGを期待していると、肩透かしをくらうぞ。

「ダンジョンとパズル – 倉庫番のようなダンジョン冒険」の魅力は練り込まれたステージデザイン

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青い物体は、ワープゾーン。ステージの構成が練り込まれていて、歯ごたえがある。

弓矢が登場したくらいから、俄然本作のおもしろさがアップする。

弓矢は、敵キャラクターと並んで本作のパズル性を特徴づけている要素。いずれも、ヒネった使い方が重要で、プレイヤーの頭を大いに悩ませてくれる

それだけに、解き方を思いついた時の達成感がハンパない。「この解き方に気づいたオレ、頭よくない!」と舞い上がるレベルで気持ちイイんだな、コレが。

回収の必要な矢がポイント!遠距離用武器・弓矢

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弓をトラップに撃ちこみ矢を落とし、回収することでトラップの前でストップ。

弓矢は、と同様、敵キャラクターを攻撃するためのアイテム。剣との違いは、遠距離攻撃できること。

ただし、再び矢を放つためには、撃った矢を回収しなければならない。この回収というのがポイント!

回収の際、主人公は矢が落ちているポイントでストップする。このため、本来なら立ち止まれないハズの場所でストップできてしまう

これを利用するとたとえば、そのまま進むとトラップに突入してしまう…という場所が回避可能。トラップに矢を放ってトラップを発動→トラップに前に落ちた矢へ向かって移動→主人公が矢を回収するためトラップの前でストップ…といった形で無事、トラップを避けることができちゃうのだ。

汝の敵を愛せ!敵はトモダチ…怖くはない

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いかにもボス風の敵。しかし攻略のためには、倒すのではなく障害物として利用する!

弓矢が単なる武器でないのと同様、敵もまた、単なる敵ではない。むしろ味方…いや…トモダチといっても過言ではないだろう!

そもそも本作の敵は攻撃してこない。なので、他の障害物と変わりない存在といえる。

ただ、他の障害物との違う点として、攻撃によって破壊可能。この点が超重要!

敵がいるから主人公はストップできるし、敵がいないから主人公は止まらず移動できる…。つまり本作の敵は、ルートの切り替えスイッチ

しかし、一度しか使うことができないスイッチなので、切り替える(=敵を倒す)タイミングが大切。場合によっては行き詰ることもあり得る。

それだけに、いつ敵を倒すのかを考えるのが非常に悩ましい。そして、楽しい。

ゲームの流れ

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タイトル画面でタップすると、ゲームがスタートするぞ。iOS版とAndroid版で有料と無料の差があるものの、両方プレイしたところ、画面構成などはまったく同じ。

Android版はアイテム課金があるようだが、タイトル画面からは行けない模様。特定ステージまで到達すると登場するのかな…?

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ステージ1~2はチュートリアル的に操作説明が行われる。ステージ1は剣を取得し、敵を倒せばそのままクリアできるぞ。

移動も攻撃もスワイプで行える。後のステージで登場する弓矢も、スワイプでOK。

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ステージをクリアすると、ダンジョン内の大マップが変化。次のステージが出現するぞ。

必ずしも、ステージ順にプレイしなければならないわけではなく、提示された複数のステージの中から挑戦するステージを選択可能。ただし、一定ステージ以降に進むためには、それまでの全ステージをクリアしなければならない。

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ステージが進むと、新たなギミックが登場する。ステージ5では、イスが登場。イスは自由に通過できるが、接触した際にそこで主人公の動きがストップする。

また、敵に接触しても死ぬことはないが、トラップに接触すると死亡してしまう。トラップは絶対に回避しよう。

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各ステージには行動回数制限が用意されている。行動回数以内にクリアしたステージは、王冠マークがつくぞ。ただ、行動回数制限を超えてもペナルティがつくことはなく、次のステージは解放されていく。

数字の前に「S」がつくステージはとりわけ高難度。制限回数以内にクリアするすることはもちろん、普通にクリアするだけでも難しい。

「ダンジョンとパズル – 倉庫番のようなダンジョン冒険」の攻略のコツは逆転の発想にあり

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行動回数以内にクリアするという要素も存在。クリアするなら回数オーバーしてもOK。

各ステージには、行動回数制限が用意されている。ただ、回数をオーバーしてもクリアは可能。

クリアだけを目指すなら、行き詰らないようにプレイすればOK。そのためには、敵をどの倒すタイミングで倒すか?を集中的に考えよう。

一方、行動回数制限内のクリアを目指すと、難易度は大幅に引き上がる。どうしても1回だけオーバーしてしまう…なんてことも少なくないだろう。

こんな時、回数を減らすためのポイントは、逆転の発想にあるぞ。

敵を倒さない?攻撃すらしない?逆転の発想が

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敵はすべて倒す必要がある。しかし、すぐ倒すのではなく残しておくことも重要。

上手く行動回数を減らせない原因は、特定の攻略ルートにこだわってしまうから。

制限回数を減らすことに挑戦している以上、クリアはできているのだと思う。そうすると、どうしてもクリアの手順か頭から離れない。正解はこれなんだとイメージしてしまう。

しかし、行動回数を減らすためには、発想の転換が必要なことも多い。だからこそ、逆転の発想

たとえば、敵をあえて倒さない前提でルートをイメージしてみよう。あるいは、順序を入れ替えてみる。今まで攻撃→移動だった順序を、移動→攻撃に変えるといった具合。

こういう発想が、行動回数を減らすためのルート発見に役立つぞ。

アイテムを拾わない?すべてが必要というわけじゃない

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ステージ22では、剣を拾うとクリア不能になってしまう。拾わないことも必要。

また、アイテムを拾わないという発想も重要。

武器アイテムが剣や弓矢だけ…というステージは別として、複数の武器アイテムが登場するステージの場合、両方拾わずともクリア可能なケースがある。

こうしたステージで、両方のアイテムを回収していると、その分行動回数が増えてしまう

なので、あえてアイテムを取得しないで攻略に挑戦してみるという発想も重要だぞ。