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去る年あれば、来る年あり。幸ある一年でありますように――
「脱出ゲーム ゆくとし くるとし(ゆく年くる年)」は大晦日と元旦を完全無料で楽しめるスマホアプリだ。
プレイヤーは和風の屋敷に住まう主として、年が変わる狭間の一時を楽しみながら過ごす。
あそびごころ。最新作ということで時事ネタの一言じゃ終わらない品質があり、2018年を締め括るのに相応しいアプリとなっている。
平成最後の年末年始、ゲームでもその名残りを楽しもう。
一人称視点でのポイントクリックADV
ゲームはステージクリア型。あやしい場所をタップで調べながら、指定された目標を達成していく。
途中では謎解きギミックが立ち塞がり、アイテムを集めたりパズルを解いたりすることで先に進めるようになるぞ。
鏡餅を割ればキーアイテムが手に入るなど、仕掛けはすべて大晦日と正月に関連しているのもポイント。頭を使いながら季節感まで味わえてしまうのだ。
「ゆくとし くるとし」は情緒あふれる年末年始の特別感がサイコー!
本作の序盤は大晦日だが、途中で年を越して正月になるので、年の終わりと始まりを楽しめる。両方がテーマなのは珍しいのではないだろうか。
大掃除をして、年越しソバを食べて、初夢を見て、神社に御参り……この時期ならではのイベントが盛り沢山だ。
空気感の表現も素晴らしい。大晦日は静かにシンと冷えていて、元旦は明るく賑やかな正月ムードに早変わり。
年末年始は誰もが共感できるトクベツな時間なのだと強く実感できる。
今年も一年お疲れ様、来年もまた頑張ろう。本作を遊べば、そんな爽やかな気持ちで新年を迎えられるハズだ。
万人がストレスを溜めずに遊べる親切設計
謎解きパートはあそびごころ。シリーズの中でも難易度が低く、計算式に頭を悩ますような謎解きはない。直感的な思考でクリアできるから楽だ。
さらにアプリ内の機能を使えば2つのヒントを随時見れるし、どーしても分からなければ答えを丸ごと教えてくれるぞ。
詰まってもアプリだけで完結する便利機能のおかげで、脱出ゲームが苦手な人や初心者でも遊びやすくなっていた。
ゲームの流れ
本作に明確なストーリーは無い。どこにでもいる主人公が年末年始を堪能するだけ。
物語が無いことは理にかなっており、年の瀬あるあるをイベント形式で消化するから、自分が乗り移ったイメージで楽しめるのだ。
安心と信頼のあそびごころ。作品なだけあってビジュアルも良く、どこを切り取っても美しいぜ。
屋敷がやたらと古風でアイテムも古いからステレオタイプな部分はある。
一方、スマホで友達と新年を祝いあったり、イマドキな過ごし方も混ざっている。
祖父母の実家に帰省したような感じで、リアルかつ風情があって良かった。
なぜか一富士二鷹三茄子を探す旅に出たり、過去のゲーム世界に入り込んだりする突飛な要素も一興だ。
場面場面に専用のイラストや演出が用意されていて、安っぽさを感じさせないのもポイント高い。
小物は細部まで作り込まれており、ゆったりとした時間を余すことなく楽しめる。
謎解き面においても優しく、脱出ゲーを苦手とする筆者でもスルスルと遊べたくらいだ。
神社に辿り着けばエンディングはすぐそこだ。クリア後はおみくじを引けるオマケ機能もあるぞ。
この先はアナタの手でプレイしてみてくれ!(お約束)
「ゆくとし くるとし」序盤攻略のコツ
ゲームの流れとしては、仕掛け発見→アイテム取得→使って謎解き→仕掛け発見……の繰り返しがキホンになる。
攻略についてはヒントと答え機能を使えば安心。詰まったときは真っ先に見てみよう。
ヒント1はステージクリアに繋がるキッカケだけで、ほぼネタバレ要素を含まないから積極的にお世話になろう。
クセのある謎解きを理解して突破
若干迷いやすいのはスワイプを使ったギミックだろうか。
おせちの盛り付けなど、一部場面ではタップでなくスワイプが必要になる。反応しないと思ったらスワイプも試してみよう。
次にアイテム同士の組み合わせ。画面上部をダブルタップし、拡大状態のまま他のアイテムを選択すれば合体できるぞ。