Escape from Chernobyl(エスケープ・フロム・チェルノブイリ)

Escape from Chernobyl(エスケープ・フロム・チェルノブイリ)

パブリッシャー Atypical Games

ジャンル 3Dアクションアドベンチャーゲーム

価格 Android:540円 iOS:610円

「バイオ」「サイレントヒル」好きはマスト!超絶グラのオープンワールド・サバイバルホラー

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Chernobyl

チェルノブイリ原発に真の恐怖が舞い戻る

Escape from Chernobyl(エスケープ・フロム・チェルノブイリ)イメージ

Escape from Chernobyl (エスケープ・フロム・チェルノブイリ)原発からの脱出を試みる、超美麗オープンワールド・サバイバル・ホラー・アドベンチャー

前代未聞のディテールのグラフィック、アイテムを合成するクラフト要素、ゾンビや放射能といった緊迫感あふれる探索、チェルノブイリ原発という舞台、すべてがスマホゲーの域を超えた注目作だ。

なお、価格は600円。追加課金・広告はなし。Android版のリリースは未定となっている。

オープンワールドとクラフト要素を実装したホラー

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▲バイオハザード・サイレントヒル好きはマストでしょ。

破壊された原子炉4号炉からコンビナート郊外まで、実際のスケールで精密に再現されたチェルノブイリ発電所を探索していく。だがそこは、濃厚な放射線とゾンビがうごめく危険地帯と化していた…。

オープンワールドを採用。各建物の迷路のような回廊や原子力ユニットなど、全てのエリアをシームレスに探索可能。困難を乗り越えるために必要な武器や衣服、衣料品を拾っていく。

快適な操作性と超美麗グラフィック

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▲武器や回復役、衣服など様々な装備を整える必要がある。

一言。すごい。スマホゲーム離れしたビジュアルが話題を呼んだ前作「Radiation City」をさらに超える物理ベースレンダリングの美麗グラフィック。

横持ちで仮想パッドで操作する操作性も完璧にストレスフリーだ。コントローラーに対応してはいるが、なくてもまったく問題なくプレイできる。

Escape from Chernobylの特徴はすべてが非凡なる超一級のクオリティ

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▲現在もなお、原発から半径30km以内の地域での居住が禁止されるとともに、原発から北東へ向かって約350kmの範囲内にはホットスポットと呼ばれる局地的な高濃度汚染地域が約100箇所にわたって点在しているという。

 「Radiation Island」「Radiation City」の続編。スマホでの超美麗オープンワールドゲームの最先端をゆくAtypical Games最新作。プレイしないわけがない。

日本語にも完全対応。グラフィック・操作性・ストーリー、システム。「バイオハザード」「サイレントヒル」…あの手のサバイバルホラーが好きなユーザーの心をがっつり掴む完成度。少なくとも僕は一瞬でやられた。

サバイバル&ホラー&クラフト要素という隙の無さ

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▲放射能が濃い地域では視界が滲む演出。画面上部のガイガーカウンターでも確認できる。

サバイバルホラーの王道と呼べるゾンビと探索要素。様々な武器を集め、ゾンビ達を撃退し、原発事故の謎を解くべく、放射能の脅威を気にしつつ探索。時には汚染された衣服を捨てなくてはいけない。チェストのアイテムを組み合わせ合成するサバイバル&クラフト要素も実装している。

ただ、「Radiation Island」のような、「飢え」「渇き」「睡眠」といったサバイバル要素は簡略化されている。クラフト要素はアイテムの合成がメインで、武器もそこらじゅうに都合よく落ちている。

その分「放射能」という目に見えない脅威が緊張感を生んでいる。

緊迫感に満ちたサバイバル要素!

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▲懐中電灯が照らす僅かな視界に現れる異形の屍者。

やりごたえ抜群の難度もよい。放射能汚染や徘徊するゾンビ(足が速い!)、その他の脅威に、システムを把握してない序盤は何度も命を落とすだろう。ゲームオーバーを繰り返し最適解を見出すのが楽しいゲーマー向けの難度となっている。

ゾンビサバイバルというジャンルや、真っ暗な地下から何の説明なくスタートする冒頭など、人を選ぶ部分はあるが(そこまで怖くはない)、それにつけてもこのクオリティは即「買い」だ

ゲームの流れ

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緻密に再現されたチェルノブイリ原発を探索。何故か主人公は原発の最深部からスタートする。前作をプレイしたほうがいいかもしれない。

謎めくストーリーにグイグイ引き込まれる。シリーズを通して「放射能」が扱われる。重厚なテーマ性が伺える。

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抗生物質や包帯、鉄パイプなどの武器がふんだんに落ちている。

似たような境遇の人間がいたのだろうか。リアリティよりゲームとしての面白さをとっている印象。

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タブレットからはマップ、行き先、ファイル、オプションなどを行える。

視界が悪い序盤では、行き先を照らすマップは非常に有効だ。

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体力だけじゃなく、放射能汚染にも気を配らなくてはいけない。長時間の放射能汚染に耐えるには防護薬や防護服が必要になる。

緑に光るポイントは放射線障害を治療し、汚染された装備も清浄化する。

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武器や薬をチェストに配置し、戦闘中に使用。ポーチや包帯などは素材を集めて作成する。

装備も放射能汚染されていくため注意が必要だ。放射能汚染は容赦なく命を奪う。

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ゾンビ達を撃退するとレベルが上がっていく。ここらへんはリアリティよりRPGっぽさを感じる。

レベルアップ時のステータスの振り分けはタブレットで手動で行うので注意。

Escape from Chernobyl攻略のコツ

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▲様々なステータス以上に気を配りつつ行動する必要がある。

何度も死んで覚えるゲーム…だと思う。気がつけば放射能で死亡。ゾンビをうまく殴れなくて死亡。大丈夫かと思って落ちて死亡。そんなことばっかりだ。

だがゲームなのでペナルティはちょっと戻るくらいだ。行き先がわからないと思ったらタブレットのマップと画面の目印をメインに進んでいくといいだろう。それでも少しわかりづらいが…。

ゾンビは高速!待ち構えて殺れ!

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▲武器のエイミングは照準を参考に。

恐ろしいことに本作のゾンビの移動距離は早く、間合いは見た目より広い!こちらの武器の間合いは思ってたより狭い。適切にエイミングし、いい塩梅で殴るしかない。

幸い、回復役、治療薬は思いの外そんじょそこらに落ちてるので、死にながらになるとは思うが、回復や止血をしっかりして少しずつ進んでいこう。攻略サイトなんかないしね。今の所。

放射能汚染に注意!

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▲断片的にストーリーが語られるファイル。こういうのがたまらないよね。アドベンチャー。

ガイガーカウンターや視界の滲みに注意して放射能汚染を回避しよう。長くいると衣服も汚染されるため、定期的に服を着替えていく必要がある。

最後になったが、序盤の暗い画像が多く、超美麗グラフィックをうまく撮影できなかったことをお詫びしたい。おそらく、この原発を超えれば、更に広い、チェルノブイリのオープンワールドが待っている…。はずだ。