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ゲームメーカー潜入取材
株式会社バンダイナムコゲームス編

■「完全移植する」ことが狙い



鉄拳2をケータイに移植するに当たった経緯はなんでしょうか?

石井氏(以下敬称略):私は、ケータイ版の「リッジレーサー」も担当していました。
2003年にリッジレーサーを出した後に、次に何をやろうかとなったときに、当時プレイステーションで人気があった、「リッジレーサー」に並ぶ双璧といえば「鉄拳」ということで、いつかやらなければならないと思っていました。

そこで903シリーズが出たときにこれなら表現できるという事ですね

石井:そうですね。ようやく903でSDバインディングができるようになったので、容量的にも入れることができるようになりました。
容量以外の部分で見たときに従来の902や901シリーズで表現はできなかったのでしょうか?

石井:速度的にも903シリーズで動作速度が速くなりました。

902や901でもできないことは無かったのですが、遅い機種と速い機種があってシリーズ全部で満足することができなかったんです。903ならば、すべての機種で満足できる速度になってきたんです。

あえて、「鉄拳」ではなく「鉄拳2」を移植した理由はなんでしょうか?

石井:「鉄拳」あまり資料が残ってなく、「鉄拳2」はデータ等が残っていたので移植がしやすかったという理由もありますが、「鉄拳」よりも「鉄拳2」の方がゲームバランス等を踏まえて面白いということで「鉄拳2」を移植することになりました。

技入力という点でボタンを押すことで技がでる「ノーマルモード」と従来のコマンドで入力する「アーケードモード」の二つを用意した意図は何でしょうか?

石井:普通のコマンド入力でも、鉄拳シリーズを遊んでいる人はケータイでもコンボを練習すれば出せるようにはなるんですが、ノーマルモードをつけた一番の理由は、プレイステーションでもゲームセンターでも鉄拳を始めて遊んだような人が「鉄拳ってこんなに派手で面白い」と思えるように、お手軽に体験してほしいというのが狙いです。

特にケータイはライトなユーザーさんが多くて、鉄拳という名前を知っていても遊んだことが無い人が居るということも視野にいれていますね。

グラフィックやサウンドという部分でこだわった所はなんでしょうか?

石井:元々の狙いとして「鉄拳2を完全移植する」ということがあります。何かをアレンジしたり、何かをカットしたりという部分はできるだけしたくなかったですね。
ですので、キャラクター数や、モーションなどもすべて揃えています。

技などもすべて出るのでしょうか?

石井:はい。全部出ます。技表を見ながらちゃんと技が出るか色々と確認しました。
ケータイ電話のレスポンス性能でコンボがうまくつながらなかったり、不意につながったりという事はありますが、プレイステーション版で出る技はほぼ完全に再現されています。

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インタビュー
□「完全移植する」ことが狙い
迫力と爽快感を
対戦を視野に入れて



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