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ゲームメーカー潜入取材
株式会社アルティ編

■「大正ロマン」をテーマに



ケータイだからこそこれが表現できたという部分は何でしょうか?

今治氏(以下敬称略):場所や時間を問わずに手軽にプレイできるということが一番だと思います。
ミステリーセレクションiについていえば、寝る前にペッドの中でという女性ユーザーが多いようですね。 後は、ケータイコンテンツだからこそお客様がプレイしていただいた声がメールとかですぐにもらえるという部分ですね。

そういった反応がすぐに返ってきて、「こういう風にみんな思ってるんだ」ということを 次の作品に向けてできるという部分はコンシューマーではなかったことですね。

後は、弊社は福岡にありまして、制作、配信、運営まで福岡から行っています。
コンシューマなど大きいプロジェクトになると東京や大阪などの首都圏の方が何かと便利ということがあるのですが、 今の作っているような作品はケータイコンテンツだから福岡でもできたといえるかもしれません。

ケータイでアドベンチャーを表現する上で一番苦労している部分という物は何でしょうか?

今治:容量に制限がありますので、容量とのせめぎ合いが「プログラム」「グラフィック」「サウンド」「シナリオ」の間で起こります。
今のミステリーセレクションiで配信している900iシリーズ以降のアプリに関しては、毎回容量ギリギリまで詰め込んで配信しています。

綺麗なグラフィックやサウンド、メッセージをたくさん出したいという事は全員が思ってることですが、 アプリの容量の中に入りきらなければ作品として出せませんので、どこかを妥協することになります。なるべくクオリティや作品規模を変えずに、ユーザー様には、 いいものを提供したいと思っています。この部分は毎回苦労していますね。

容量以外の部分ではどうでしょうか?

今治:ケータイの機種によって性能が違うという点です。
どの機種で聞いても大丈夫なような音に変更しています。

ユーザー様に同じ状況を提供したいということがありますので、 機種によって差が出るという部分に関しては、 原因を省いたつくりをするように心がけています。

ビジュアル面や表現といった部分で気をつけている部分は何でしょうか?

今治:藤堂龍之介探偵日記は大正時代という設定なので、この舞台設定をするためにその時代の資料集めを徹底的に行っています。

大正時代の家のつくりや、服に関しては色々な資料から実際に使われていた物を参考にしつつ作っています。
登場人物の着ている服装といった部分はリアルさを追求できていると思います。

その上でこだわっている点では、ぱっと見た目が大正時代っぽい、「大正ロマン」という感じでしょうか。

大正時代の資料を忠実に再現しただけでは、昭和初期じゃない?明治時代じゃない?となってしまい、 あまり実際の設定を鵜呑みにしていると大正っぽくないというような感想も返ってくるので、結構難しいポイントだったりしますね。

曲に関しては、同じように大正時代や明治時代に生きていた作曲家や、その時代に発表された曲をできるだけ使おうと思っています。

その時代にあった曲を使って、毎回テーマを決めてサウンド担当がよりミステリアスになど作品に合わせたアレンジをして曲を作成しています。

インタビュー
さまざまな進化要素
□「大正ロマン」をテーマに
どの作品からでも楽しめる



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