アプリ★ゲットDX
ゲームやりこみ&ヒマツブシ系
ゲームメーカー潜入取材
株式会社ブイシンク編
■ケータイの限界を超える
他のゲームとアヴィリオンはここが違うという部分は何でしょう?
川出:アヴィリオンで特別だと思うのは開発だよりというコーナーがやたらと詳しいというところでしょうか?
不具合修正しました、アイテムデータ変更しました。とまとめて書くのが普通のケータイのゲームだと思うんです。
アヴィリオンでは、このアイテムはこうなりました、この不具合を直しました。というのは全てオープンにしています。
そこはユーザーさんとの信頼関係ですから。
バランスに関してはクラスによって、このアイテムが使いやすいけど別のクラスでは使いにくいとか、この敵は、このクラスだと楽でも別のクラスでは手ごわいという色んな要素が絡みます。
そこで、ユーザーさんの意見も参考にした中で、データに変更が必要だと判断する時があります。ただ、それは気軽にやることではないと思っているんです。
相当考え抜いた上で、その変更が受け入れられる物であるかということを悩み、考えてリリースして、ユーザーさんにキチンと伝える。そこまでがバージョンアップだと思っています。
次々と新しい要素を追加していくのは大変ではないですか?
川出:一番衝撃が大きかったのは、初期にあったアイテムが複製できてしまう不具合です。もう1年半ぐらい前の話ですが、今も忘れられない出来事です。
一般的な一人用のゲームを遊ばれている方は、ゲームは自分の物だから自分がどのように遊んでも勝手だと考えられるのはわかりますし、せっかくのゲームですから楽しく遊んでほしいと開発側も思っています。
それに対して不具合を悪用することは利用規約違反で、ゲームが遊べなくなる場合もあるということを書かなければならないのは、心苦しく思っている部分ではあります。
しかし、ある一人のプレイヤーが行ったことが、他のユーザーに大きく影響を与えてしまうこともあり、あまりに影響範囲が広かった時は、ゲームデータを1日なり、1週間なり「巻き戻す」ということがPCのMMORPGでもあります。
アヴィリオンでアイテム複製があった時も、巻き戻しを行うかに関して議論しました。
その時は、影響のあった一人一人のユーザーさんのデータに手作業で対応したんです。
もし巻き戻しを行った場合には、何も知らない、プレイし始めて1章をやっと終わったという人のデータが、Lv1に戻ってしまったりします。
それだけは避けたい。その為に、不具合が無いようにデバッグを繰り返していますし、ユーザーの皆さんにも御協力をお願いしているという部分ですね。
アヴィリオンを作っていて良かったと思ったことはなんでしょうか?
川出:ユーザーの皆さんに楽しんでいただいているということ。それにつきますね。それが開発スタッフの熱気が続く原動力となっています。
運営していく中では、ゲームバランスやユーザー間のトラブルについてネガティブな意見をいただいて、反省している日の方が多いんですよ。
その中で、いつも楽しませてもらっています、応援していますと書いてくれる方も結構いるんです。それは、本当に励みですね。
開発スタッフが思うことは、みんなが楽しく遊べるゲームを作りたい。もしそうじゃないなら、やっている意味はないと思っているんです。
すでに、家庭用ゲーム機の名作もありますから、半端な物を作るなら無いほうがマシぐらいに思っています。
2006年にアヴィリオンというゲームが存在することの意味は、今までのゲームよりも大きな面白さを提供すること。それができて初めて価値があると思っています。
ユーザーさんにメッセージをお願いします。
川出:もっともっと楽しく遊んでいただけるよう開発に励んでいきますので、これからもどうか応援よろしくお願いします。
インタビュー
□常に生まれ変わっていく
□ケータイの限界を超える
□アヴィリオンはここが違う
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