「これは外貨を稼ぐツール」チャートブーストジャパンカントリーマネージャーインタビュー

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執筆者:編集部

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グローバルでは既に当たり前に使われる広告プラットフォームになりつつある(という噂)のチャートブースト。

そのチャートブーストが満を持して今年3月に東京事務所を設立したというのでお話をうかがってきました。

本記事は前半でチャートブーストの概要を、後半でチャートブーストジャパンカントリーマネージャーの古畑氏に聞いた東京事務所設立の狙いをまとめた構成になっています。

欧米売上トップランカーの9割が使用

チャートブーストは2011年にアメリカではじまったサービス。

現在ではゲーム数15万、月間起動回数は160か国、6億人、200億回以上に上るというから驚きます。

下の画像を見てもらえるとわかりますが、ほとんどの有力メーカーが採用しており、特に欧米では売上トップランカーの9割が使っているとか。

チャートブースト導入企業の一部

チャートブースト導入企業の一部

チャートブーストを入れると彼ら(広告予算はたんまり持っている)に向けてゲーム内の広告枠を販売できるわけなので、カジュアルゲームのデベロッパーはこぞって使い、広告の出し先がたくさんあるから大手メーカーもバンバン使う。 というサイクルがうまく回り続け、あれよあれよとこんな規模に。

アプリ開発者同士が直接取引できる

チャートブーストで行えることは主に以下の3つ。

  1. 自社コンテンツ間のクロスプロモーション
  2. ネットワーク広告
  3. ダイレクトディール(他社コンテンツとのクロスプロモーション)

特に特徴的なのは2のネットワーク広告における各種数値の開示と、3のダイレクトディールです。

ネットワーク広告

チャートブーストのネットワーク広告は、広告出稿側も掲載側もアプリごとのすべての数字を見ることができます

どのアプリと相性がいいのか、一目瞭然。

細かく数値を見ることができる

細かく数値を見ることができる

広告は主にインターステイシャルとビデオ。トレンドですね。

広告は主にこに2つ。

広告は主にこに2つ。

ダイレクトディール

チャートブーストでもっとも特徴的なのがこのダイレクトディール。

管理画面上から他のアプリ開発者に向けてメッセージでやり取りし、直接トラフィックの交換やトラフィックの売買が可能なんです。

管理画面を見せてもらいましたが、ジャンル別グループなども作られていて、活発なやりとりの様子が見てとれました。

アプリ同士がSNSのフレンドになるイメージだ。

アプリ同士がSNSのフレンドになるイメージだ。

アナリティクス、クリエイティブの自動最適化、リターゲティングなど他にもアプリプロモーションに関する機能は非常に充実している印象を受けました。

なぜ日本に事務所を設立したのか

チャートブーストは外貨を稼げるツール。グローバルにゲームを作ることを呼びかけたい

チャートブーストの導入はウェブ上での登録とSDKの組み込みだけで完了します(SDKを使わない方法もあるが割愛)。

日本語にも対応していて、ヘルプもかなり充実(すべて日本語でも読める!)

しかも使用するだけであれば費用は一切かかりません

サービスについて聞けば聞くほど、日本に担当者がいなくてもあまり問題が無いように感じたので疑問をぶつけてみたところ、古畑氏は「チャートブーストは外貨を稼げるツール。グローバルにゲームを作ることを呼びかけたい」と語ってくれました。

東京事務所はまだ人員も少なく立ち上げ途中のようでしたが、今後の動きには注目です。

チャートブーストジャパンカントリーマネージャー古畑氏

チャートブーストジャパンカントリーマネージャー古畑氏

チャートブースト
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執筆者: 編集部