無銘 -No Name-

キャラクターを選び、ステージを選択してスタート。

アドベンチャー形式の物語を読み進めるとバトルパートに移行する。

操作は左側のパッドで移動、右側にある「斬」ボタンを長押しすると敵を連続で斬りつけるコンボ攻撃。

体力ゲージの下にある気ゲージが一定値ある状態で「殺」ボタンを押すと強力な必殺技を放てる。

そうして並みいる敵をばったばったと斬り倒すと小判を獲得でき、それを使って新たな武器を購入し、より難易度の高いステージを攻略していこう。

個々に武器を購入することもできるため、キャラ育成も可能だ。

ただ、そのあたりの利点をかき消すほどの特異性が本作にはある。

まず、こちらの攻撃アクションの出だしが遅く、斬にも殺にも無敵時間がないため正面からの先制攻撃がほぼできない（なぜか先に斬られる鬼畜仕様）。

必然的に相手の周りを旋回して空振りをうながし、側面や背後から攻撃する暗殺スタイルになる。

この点は、一騎打ちの状況であればブシドーブレード的な楽しみ方ができるのだけどそうじゃない。

操作キャラを囲むように敵がわらわらと向かってきて一斉に剣を振り下ろす。こうなるとほぼ先制はとれない。

回避できるが攻撃する隙がないので、わざとダメージをくらい少しだけ発生する無敵時間で敵を倒す――肉を食わせて骨を断つ爽快感もへったくれもないプレイを強要される。

◯◯無双っぽい画像の期待感があてもない夢想になったゲームだった。

「視」ボタンで視点を切り替え、敵に囲まれないようにすることも大事だ。

また、連続で斬られると体力ゲージが荒ぶってダメージ量が少なくなるバグ？があり（スペックの高い端末でも発熱する）、いっそのことをそれを利用して敵を倒すのも悪くない。