ドラマ『ウエディングプランナー SWEETデリバリー』の動画を全話無料で見れる配信アプリまとめ

  • 2023年12月28日
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2002年4月〜6月に放送されたユースケ・サンタマリア主演のドラマ『ウエディングプランナー SWEETデリバリー』

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ドラマ『ウエディングプランナー SWEETデリバリー』はどんな作品?

話数 全11話
放送年 2002年4月期
放送枠 フジテレビ系 水曜21時
原作 鴨居まさね「SWEETデリバリー」
脚本 福田靖
演出 武内英樹
羽住英一郎
七高剛
主題歌 CHEMISTRY「君をさがしてた 〜New Jersey United〜」
キャスト ユースケ・サンタマリア
飯島直子
木村佳乃
妻夫木聡
伊藤歩
今井陽子
木内晶子
温水洋一
高橋ひとみ
石橋けい

七高剛 武内英樹 福田靖 羽住英一郎 ユースケ・サンタマリア 今井陽子 伊藤歩 妻夫木聡 木内晶子 木村佳乃 温水洋一 石橋けい 飯島直子 高橋ひとみ

主人公

名前(演) 大森トオル (ユースケ・サンタマリア)
年齢 29歳
職業など ウェディングプランナー

あらすじ

ひところのバブリーな結婚式。いわゆる「ハデ婚」はなりをひそめ、最近ではレストランや一軒家を貸し切った欧米風の結婚式をオシャレにやるのが人気になってきました。 そこで必要になってくるのが、ウエディングプランナー。
新郎新婦のニーズに応えたオリジナルのウエディングを演出してくれる頼もしい味方です。
人生で1度きりの結婚式。(何度もする人もいますが)
つまり新郎新婦は全くの結婚初心者なんです。
だからこそ、経験豊富でノウハウを持ったウエディングプランナーは、ウエディングの成功に重要な役割を果たします。

ですが、そこは一世一代の晴れ舞台。
出るわ出るわの新郎新婦からの無理難題。時には、両家のご両親からも…。
どんな要求もトラブルも全て引き受けなくてはならないウエディングプランナーは、めでたい表舞台からは想像もつかない精神的にも体力的にもハードなお仕事なんです。

このドラマは、さまざまなカップルのオリジナリティーあふれる結婚式をプロデュースする主人公たちが出会う人間模様と最先端ブライダルビジネスの裏側を明快なタッチで描くラブコメディーなのです。

引用元:番組公式サイト

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『ウエディングプランナー SWEETデリバリー』の各話あらすじ

第1話 理想の結婚式 

あらすじ

ある晴れたよき日の教会、新郎・大森トオル(ユースケ・サンタマリア)はイライラと新婦・葉子(西田尚美)を待っていた。すでに結婚式の開始時間は過ぎている。横には、後輩のカメラマン・鳴海柊平(妻夫木聡)が心配そうに見守る。携帯に電話を掛けても留守電。隣の部屋の新婦控え室からは「葉子ちゃん、逃げたね」と唖然とする話が聞こえて来て、トオルの不安はいや増す。そこへ、やっと新婦が登場した。歓声を上げるトオル側親戚一同。ようやく式が始まった。
オルガンの響き渡る礼拝堂を進むトオルと葉子。が、葉子の表情は固い。愛の宣誓が牧師の指示で始まる。「愛し続けることを誓いますか?」「誓います」とトオル。だが、葉子は「ち、ち……違います!」。そこに颯爽と健治(マイケル富岡)登場。「葉子!」「ケンちゃん!」。二人は手を取り合って外に飛び出し、車に乗って去ってしまった。トオルは結婚式で花嫁に逃げられたのだった。
その1年後。トオルは、経理部で電卓だけは得意の経理マンとして、それなりに頑張っていた。その時、柿沼課長(山西惇)に呼び出された。柿沼はトオルに辞令を差し出した。「社長!?」会社名は「スウィートブライダル」社。「ウエディングプランナーの会社だそうだ」と柿沼はどうでもよさそうに言う。とにかく怪訝なトオルである。
数日後、レストランで結婚披露宴が開かれている。加奈子(飯島直子)は、くるみ(伊藤歩)に指示を出し、スピーチを行う予定の新郎の友人「大塚」を探していた。果歩(今井陽子)はシンガーのケア、美咲(木村佳乃)、なな(木内晶子)は花嫁の世話で大忙しである。彼女たちは「スウィートブライダル」の社員であった。
そんな最中、トオルがその場にやって来た。酔った出席者が、間違えてトオルを「大塚」と呼ぶ。くるみはトオルをステージに上げ、マイクを突きつけた。お調子者のトオル、そのままスピーチし、結局、三次会まで付き合うのだった。
翌日、トオルは加奈子たちを前に、着任の挨拶を行っていた。誰も聞いてなどいない。昨日の記録ビデオでは、トオルが大はしゃぎ。途中なのに出入りの花屋・小此木純(阿部寛)が入ってきて勝手にコーヒーまで飲んでいる。このいい加減な雰囲気に、トオルは宣言した。
「結婚式はビジネスだ。会社である以上、利益第一!」  その直後なのに、加奈子は安い仕事を取っている。由美(奥貫薫)はバツイチ子連れの35歳。亮輔(川岡大次郎)は大卒直後の23歳。亮輔の父親の反対で資金の援助は受けれない。予算は「10万円」。加奈子は「大丈夫」と引き受けてしまう。加奈子は止めようとするトオルを引っ張り出し「お金のある人ばかりじゃないの。お金かけたくない人がオリジナル結婚式を挙げるのよ!」と突き放す。
その夜、加奈子たちは、トオルを肴に飲み食いしている。「あんな負け犬顔!」。そのころ、トオルは自宅で妹の亜紀(石橋けい)や父・雄三(志賀廣太郎)、母・敏子(銀粉蝶)に「花嫁にトンズラされた人がどうして結婚相談所に……会社にも捨てられたか……」と肴にされているのだった。
翌日、トオルは本社の柿沼に「復職」を願い出るのだったが、「僕が飛ばしたの。君がいると僕の運も減りそうで。戻りたきゃ、業績上げて。嫌なら辞めれば」と相手にしてもらえない。
トオルは「スイート」社に戻って、加奈子に前日のチープ婚の予算を引き上げるように迫るが、加奈子は「捨て犬の負け犬は席についてろ」と相手にしない。
加奈子たちは、チープ婚のカメラマンを探している。トオルは「尊敬」を集めようと、カメラマンの柊平を思い出し、やらせようと試みる。しょうがなく「スイート」社にやって来た柊平はすでに有名なカメラマン。「なんで、俺が。俺帰るよ」。うんざり顔のスタッフ。
そんな夜、美咲は、老舗の菓子屋の若主人・浜谷つとむ(温水洋一)とデートをしていた。蒲生響子(高橋ひとみ)が先生を務める精神科医院で落ち込む心を診てもらった帰りのトオルがそれを目撃する。
そんな午後、純がトオルのところへやって来た。「加奈子さんは、1年前まで教会のオルガニスト。そこでたくさんの結婚式を見てこの仕事に転向したんだ。本人はバツイチ子持ちだがね」と純は教えてくれる。トオルは、加奈子があのチープ婚のカップルに肩入れする理由が読めた気がした。
そのころ、加奈子は思い出していた。一年前に目撃した映画「卒業」のようなカップル。そこに残された男……「あの時の、あの男!」。トオルの過去を思い出した加奈子の携帯が鳴る。
「結婚の資金を出してもらうために亮輔さんの父親に会って来る。」と言い放ち、トオルは電話を切った。慌てる加奈子も亮輔の父親の会社に急いだ。
トオルが到着した時、丁度、亮輔が由美を紹介し、式の出席を願っているところだった。父・紀之(佐々木勝彦)は大層な剣幕で、結婚に反対している。そこへ加奈子も到着する。
「そこをパーっとお祝いしましょうよ」と軽く出てくるトオル。紀之、無視し「現実に負けたらお終いなんだ」と言い切る。
が、それを聞いたトオルは、突然態度が変わった。「負けた人間だって人生は続くんだ。一体どこで負けが決まるんだ」と食って掛かる。紀之はさらに興奮し「子供抱えて困った女が若い男をたぶらかしているだけだ。お前は勘当だ」
加奈子はトオルに対して怒った。
「あんたが怒らせたのよ!」
トオルは静かに言った。
「結婚に失敗したあんたがやれてるんだ。誰にでも出来る。自分に重ねて入れ込んでるんだ」
その言葉に異議を唱えた美咲の方に向かってトオルは続けた。
「大口叩いてる割には冴えない奴と付き合ってるのもいるし。みんな屈折しているよ」  だが、加奈子も返した。
「花嫁に逃げられたからひねくれてんのよ。あの時オルガン弾いてたのは私よ。あんな情けない男を見たことない。あんたには無理よ」
がっくり下を向くトオルだった。
その帰り、トオルは公園で一人サッカーボールで遊ぶ少年・拓(神木隆之介)を見つける。つい遊ぼうとするが、サッカーボールすらうまく蹴れない。どん底まで落ち込むトオル。少年の姿は消えていた。
「スウィート」社にトオルは出勤しなくなっていた。行き先は「ハローワーク」。横を見ると明日、結婚式の亮輔がいる。と、その時、亮輔の携帯が鳴る。加奈子からである。  「由美さんが結婚やめると言って来ました」
亮輔とトオルは「スウィート」社に急いだ。スタッフはトオルの姿に驚いたが、とにかく、由美を探すことにした。由美は娘の早希を連れて、公園にいた。「彼の負担になりたくない」と由美。だが、早希は「パパ」と亮輔に飛びつく。「俺を信じろ」と亮輔。3人はもはや離れられないのだった。
「スウィート」のスタッフは仕事に戻った。だが、トオルは行き場がない。深夜になってそっと社の中を覗く。中ではスタッフが衣装などを用意している。
加奈子が言う。「結婚て恋愛を続けることより大変なの。だからスタートは祝福しよう。て、自分が失敗したからそう思うのね」。純もトオルもそれを聞いていた。
翌朝、トオルは再び紀之のもとを訪れた。
「由美さんは一度身を引こうとしました。でも、亮輔君は離さなかった。大切だからでしょう。あなたもそうなんですよね。亮輔君はあなたを尊敬し、人生を見習っているんです。あなたが育てたんですから」
そのころ、亮輔と由美のカップルは「式場」である菜の花畑へ着いた。バージンロードも祭壇もあり牧師もいる。迎える由美の両親。式が始まったが紀之がいないことが寂しげである。
そこへ車が止まった。降りてくるのはトオル。そして紀之である。
「親父!」
紀之は無言で由美に頭を下げるのだった。菜の花畑の結婚式は晴れやかに進んだのだった。
翌日、社長業に戻ったトオルが売り上げに文句を付けていると柊平がやって来た。  「俺、専属カメラマンやるよ」・・。

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第2話 もと彼 

あらすじ

大森トオル(ユースケ・サンタマリア)の後輩・柊平(妻夫木聡)がカメラマンを引き受けてくれ、スウィートブライダル社はちょっとした騒ぎになった。純(阿部寛)は、加奈子(飯島直子)が柊平になびくのではないか、と気をもむ。その加奈子はトオルの存在が相変わらずうっとうしくて仕様がない。言い争いの続く二人である。当の柊平は、挙式予定表の「藤波千鶴」という名前を見て暗い眼をするのだった。
そんな折、本社の課長・柿沼(山西惇)からトオル宛に電話があった。「結婚することになった。嫌なのだが、子会社と言うことで、お前のところで式を挙げる。日曜日に下見に行く」と言う。その日は「三田村貴史・金子あずみ」の式である。トオルは本社にいいところを見せるチャンスと意気込んだ。
その貴史(川端竜太)とあずみ(遠山景織子)が打ち合わせに来た。あずみは派手な内容がお好み。貴史は、すべてに生返事で、隙を見て加奈子をくどく始末。加奈子と美咲(木村佳乃)・くるみ(伊藤歩)は貴史に対して不信感を抱く。
そんな夜、トオルはいつもの公園で拓少年(神木隆之介)とサッカーを楽しんだ。母親がいつも遅いし日曜日も仕事なので、一人で遊ぶのだ。それでも「ママが大好き」という拓少年に、トオルは感心するのだった。
拓少年が家に帰る。そこには加奈子と美咲がいる。拓は加奈子の息子だった。  「誰と遊んでたの?」
「ロスタイムの男って言ってた」
首をかしげる二人。
「ね、ママ、今度の日曜も結婚式?」と拓が尋ねる。
「うん。どうして」と加奈子。
「頑張ってね」。笑顔を作る拓だが、その日は試合だったのだ。
「スィートブライダル」で貴史とあずみの式の余興劇の練習が始まっていた。死ぬの生きるのと大げさである。横の美咲がそのドラマの台詞のような言葉を発した。相手は、不倫の仲の浜谷つとむ(温水洋一)である。つとむは「明日の晩、大事な話があるから空けて」と言う。
翌日、貴史とあずみがギフト選びにやって来た。相変わらず貴史はふてくされたまま。見かねた加奈子が、それとなく注意すると貴史が言った。
「あいつが裏切ったんだ。浮気したんだよ。世間体があるから式をやるんだ」
と、あずみも「式だけ挙げて入籍はしません」とあっけらかんと言う。唖然とする加奈子である。
が、加奈子と美咲は、マリッジブルーのあずみの気持ちも分かると話し始める。本当にこの男でいいのかと思い始めると、後腐れない男と会いたくなるのだという。それを聞いたトオルは、柿沼の方が大事だから、ちゃんと式は成功させろと二人に迫る。ところが加奈子と美咲の方が上手。「じゃ逆らうな」とコーヒーをサーブさせるのであった。
トオル、柊平、純が車に乗って移動していると、公園で拓が練習している。3人が降りると、日曜の試合に出られそうだと言う。応援に行くと約束するトオルだった。
柊平が初めて撮った披露宴の写真が出来上がった。加奈子と美咲がぼろくそにけなす。有名であろうがなかろうが、加奈子たちにとっては、披露宴の写真ならでは、というのがあるのだ。ウンザリした柊平は、千鶴(内山理名)の会社に出かけた。
「びっくりした。スウィートブライダル社に柊ちゃんがいるんだもん」
「待てなかったのか、俺のこと」
「あの人は才能ないけど、寂しい時に側にいてくれるの。ごめん」
柊平は去って行く千鶴を見送るしかなかった。
一方、トオルは「蒲生メンタルクリニック」へ響子(高橋ひとみ)のカウンセリングを受けに行った。「日曜が怖い……」。が、騒々しい受診者たちのせいで、トオルの悩みは一向に解決しないのだった。
また、つとむに呼び出された美咲は、つとむからのプロポーズを受けていた。「慰謝料払えば別れられる」
「別に結婚したくないの」
話は平行線のまま、美咲が車から降りると、そこには拓がいる。その晩、拓は、加奈子に翌日の日曜の試合のことをやっと切り出せた。加奈子も仕事を終えてすぐ応援に行くと宣言するのだった。
明けた日曜。貴史とあずみの結婚式が始まった。加奈子の観察眼では、どうも二人の気持ちは互いに残っているようである。偽りの式はスムーズに進むかのように見えた。だが、柊平の後ろでトオルが「保険」の写真を撮っているのを柊平に見つかり、柊平は怒って出て行く。さらに、お色直しになって、あずみが控え室に閉じ籠もってしまった。美咲が説得する時間稼ぎに、余興で用意した寸劇をトオルと加奈子でやる羽目になった。アドリブで行うその寸劇の台詞を聞いて、貴史とあずみは心を開いた。二人は式場に戻って来た。まるで演出のようなハッピーエンド。だが、トオルと加奈子は時計を見た。「あ、まずい」。二人は後片付けを放り出し、タクシーでサッカー場へ急いだ。
すでに試合は終わり、拓が一人でベンチに座っている。そこへトオルが到着。「一緒に帰ろう」。と、そこへ加奈子も着いた。それを見て驚くトオル。だがその瞬間、拓は「ママなんか嫌いだ」と走り去ってしまうのだった。

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第3話 29歳 

あらすじ

加奈子(飯島直子)の息子・拓(神木隆之介)のサッカーの試合に、加奈子もトオル(ユースケ・サンタマリア)も遅れてしまったため、拓に謝るすき焼き会が加奈子の部屋で開かれた。そこには同居人の美咲(木村佳乃)も純(阿部寛)も同席した。と、拓が、トオルを「パパに」して「両親」揃って遊園地に行きたい、と言い出す。加奈子、トオル、それに純も「絶対だめ」と拒絶するが、美咲が「いいんじゃないの」と鶴の一声。犬猿の仲の「夫婦」による遊園地行きが決まった。
トオルの元直属課長・柿沼(山西惇)は、玲子(池津祥子)との結婚式に関して、怒って辞めた柊平(妻夫木聡)に写真を頼めなど無理難題を吹っかける。本社に戻りたいトオルはいい返事ばかりするが、加奈子はそこが苛立たしい。
くるみ(伊藤歩)は仕方がなく柊平を説得に出かける。てっきり断られるだろうと思っていたが、柊平は「先輩のためなら」と引き受ける。それどころか、「田口さん(省吾)のことを、好きなら落とすように」と暗にけしかけるのだった。
トオルはいつものように、響子(高橋ひとみ)のセラピーに出かけた。そこには、美咲の不倫相手・つとむ(温水洋一)が出席していた。仮面夫婦、不倫……と悩みを打ち明けている。つい口を出しそうになって響子に怒られるトオルだった。
加奈子、トオル、拓の3人による「一日家族」の遊園地行きの日が来た。加奈子とトオルは、拓のご機嫌を取ろうと、一所懸命幸せな夫婦を無理に演じている。ともかく、拓は楽しそうである。
二人が休みを取っているこの日、スウィートブライダルに「ダイエットしてマーメイドドレス着て、20代の内にあこがれのガーデンウエディングを挙げたい」という29歳11カ月半の恵美(揚田あき)がやって来た。「あと2週間!」。美咲は大慌てで会場を探し始める。
千鶴(内山理名)と省吾(東根作寿英)も現れた。省吾は、写真は柊平に撮ってもらいたい、と言う。元恋人の千鶴は複雑な気持ちになる。
そんな折、柿沼まで怒鳴り込んで来た。携帯で連絡を受けたトオルと加奈子は、拓が怒るのも承知の上、遊園地を切り上げて、社に向かう。柿沼は、細かい式の連絡を会社にファックスしたのが気に入らないと怒っているのだ。「?」となるトオル。どうも社内に切れていない女がいるようである。
純が車に乗っていると、平日なのに拓が歩いている。呼び止めると「名古屋に行きたいから連れてって」と言い出す。取りあえず乗せて、純はパーキングエリアから加奈子に連絡した。名古屋には加奈子と別れた夫、拓の父親がいるのだ。加奈子はちょっと考えて「好きにさせて」と純に伝えるのだった。
省吾と千鶴の式のリハーサルが始まった。省吾が説明を聞いている間に、千鶴のもとへ柊平がやって来た。「今でもお前が好きだ。やり直そう」と柊平。困惑する千鶴だった。
そのころ、純と拓は名古屋の父親のマンションに到着した。拓は、父に見せようと描いて来た親子3人の絵を握り締めていた。が、扉の前で立ちすくみ、渡せないまま、純の車に戻って来るのだった。
柿沼と玲子の写真撮影も行われていた。相変わらず柿沼は横柄で、疲れた休ませろ、スタジオを延長しろ、ブライダルの仕事なんかママゴトだと、あらゆる因縁をつけてくる。さすがのトオルも聞き捨てならないと、拳を握り締めて柿沼に迫った。と、加奈子が二人の間に割り込んできた。にっこり微笑んだ加奈子、振り向きざまに柿沼にパンチを食らわせ言った。「ガーデンウエディングのキャンセル出たよ!」
その会場は恵美に回った。トオルは、本社へ帰還する夢が遠ざかったものの、何かうれしい。
ところが、なんとその日は土砂降り。絶望する恵美だったが、しばらくして薄日が差してきた。
「やれる」
加奈子たちは芝生にたまった水を雑巾で吸い取り始めた。そこへ拓が現れた。純が母親の仕事振りを見せようと連れてきたのだ。服が汚れるのも構わず、人の幸せのために身を粉にする母親を見て、拓はうれしくなり、手伝い始めた。
恵美の披露宴は、加奈子たちの奮闘で美しい庭で執り行われた。だが、恵美が投げ上げたブライダルブーケは、なんと美咲が受け取ってしまった!

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第4話 はつ恋 

あらすじ

省吾(東根作寿英)と千鶴(内山理名)が打ち合わせに「スウィートブライダル」にやって来た。省吾は、指輪に二人が出会った日付を彫ることと写真撮影を柊平(妻夫木聡)にすることを頼む。が、千鶴の様子が不安定なのを皆は見逃さなかった。その中で、くるみ(伊藤歩)だけは、その理由を知っていた。千鶴と柊平が熱い仲なのを目撃していたのだ。トオル(ユースケ・サンタマリア)や加奈子(飯島直子)らから追及されるが、白を切り通す。
それを知らないトオルが柊平にその仕事を頼む席に、くるみは同席した。トオルを無視して、テーブルの下で携帯メールを送りあう柊平とくるみ。くるみは、柊平をなじるが、柊平は意に介さず「君が省吾を奪え」とそそのかす。
暗示に弱いくるみは、預かった二人の指輪のうち千鶴用の指輪をはめ、省吾の花嫁になった気分でうれし泣き。が、その指輪が抜けなくなってしまう。
省吾、千鶴の仲が式までに壊れないようにケアしようと、くるみが千鶴とコンタクトを取る。だが、柊平の暗示にかかったまんまのくるみは、はずれない指輪を包帯で隠し、「ホントに省吾さんでいいの? カメラマンのような人がタイプでしょう?」と結婚崩壊を目指して煽りまくる。
美咲(木村佳乃)は、そろそろつとむ(温水洋一)と別れる時期だと判断し、純(阿部寛)に婚約者役を頼んで、つとむに別れ話を切り出す。呆気ないほどあっさりと、別れを了解し去って行くつとむ。そのくせ美咲は、どこかわだかまりが口に苦く残るのを感じた。その晩、加奈子、美咲は、部屋にくるみを招いてワインを飲んだ。千鶴のことがあって荒れるくるみ。美咲もつとむのことがあって「結婚肯定論」の加奈子に当たる。
翌日、千鶴の指輪がないことが発覚した。自分の指についていると白状するくるみ。くるみは、自分が省吾を好きになり、千鶴にも柊平がいると、皆に説明、一同パニックになる。
そんなころ、千鶴は、「ちゃんと話がしたかった」と言って、柊平に会っていた。千鶴は自分が結婚することを確認したかったのだが、柊平は千鶴を自分のものにしたいという気持ちが膨らんでいた。それは、写真が思うように撮れないという、挫折感からの代替行動、逃避行動でもあった。千鶴を送って家に着いた時、柊平は「君が必要だ」と告白した。が、その時、省吾が現れた。柊平は千鶴の気持ちを無視し「今でも千鶴が好きだ。だから結婚はさせない」と省吾に言い放つのだった。
千鶴は翌日、ス社に行き、加奈子に善後策を相談する。加奈子は「ちゃんと話しをして」とアドバイスするのが精一杯だった。そしてくるみを見つけ、糸を使って指輪をはずしてやる。「あなたにもぴったりの指輪をくれる人が現れるわ。だから最後まで二人の担当を続けるのよ」と諭すのだった。
千鶴はアドバイスに従って省吾の会社を訪ねたが、省吾は「分かってるよ、忙しいから、式の教会で会おうね」とあっさりしたもの。千鶴は逆にそれが心配になる。ブーケ選びの時、つい、「何を考えているか分からない。どうして怒らないのか……」と、純と美咲に愚痴る。純は「花を選んだ時に理屈がなかったように、好きだから結婚したい、それでいいじゃないか」と喝破する。千鶴はブーケを見つめた。が、同時に美咲もつとむのことを考え動揺した。
トオルは柊平を呼び出した。トオルは、千鶴の話はせず、写真の話を切り出した。「俺の写真は、今、つまらない。撮りたいものがない」と告白する柊平。トオルは「好きなこと仕事に出来ていいなあ。撮りたいもの探せばいいじゃないか」としれっと諭すのだった。
式の日が来た。くるみは省吾に言った。「千鶴さんにちゃんとプロポーズしてください。いい男って、肝心なときに女を不安にさせないものです」
その時、千鶴の控え室には柊平が現れた。千鶴の手を連れ出そうとする柊平。だが、千鶴は手を払って言った。
「あなたのこと嫌いじゃない。でも、私には省吾さんが一番大切なの」。
そこへ、省吾も現れた。「千鶴はあなたには譲れない。千鶴、結婚してください」。皆、微笑んだが、柊平だけは去って行った。
式が始まった。カメラマンはトオルである。と、後ろに柊平が立っている。トオルのカメラを取り上げて、柊平は千鶴と省吾の写真を撮り始めた。式が終わって、柊平は、「専属になってくれ」と言うトオルに切り出した。「専属は嫌だ。見習いにしてくれ。一からやり直したい」
また、披露宴会場へ向かう省吾と千鶴を見つめる美咲は、純に「あの人と結婚する」と呟くのだった。

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第5話 女の嘘 

あらすじ

美咲(木村佳乃)が自分の結婚式プロジェクトを立ち上げた。「スウィートブライダル」のオフィスにトオル(ユースケ・サンタマリア)、加奈子(飯島直子)らを召集して、好き勝手なイメージを膨らませ、圧倒的な迫力で皆に指示を与える。相手は、和菓子屋の主人・つとむ(温水洋一)である。静々と現れたつとむの、美咲と釣り合わない容姿を見て、スタッフはおののくのであった。
そんな騒ぎの中、客の歯科医師・門松次郎(川崎麻世)が現れた。披露宴の会場が婚約者の由香里の名でキャンセルされていたと言うのである。門松は、犯人を、以前自分の医院にいた歯科衛生士の女性ではないか、と推測する。問題のある女で、1年前、結婚式の最中に男と逃げ出したという。トオルは、自分が経験したあの悲惨な事件を思い出してしまった。忘れられない名前・葉子(西田尚美)・・・。
「その女の名は、葉子、沢田葉子です」
めまいでぐらつくトオルであった。
トオル、加奈子、柊平(妻夫木聡)は、葉子に談判するため、葉子が働いている歯科医院に出向いた。トオルは、いささか葉子に未練がある風である。「ダイニングカフェ」に連れ出し、葉子の話を聞くと、あっさり、キャンセルの電話を認めた。「だって私から乗り換えちゃうんですもの。最悪。トオルなら分かってくれるでしょ」と悪びれた様子もない。柊平と加奈子が「逃げ出した時の男はどうしたの」と尋ねると「つまんない奴だから、すぐ別れた」。呆れ返る二人。トオルは何も言えない。
トオルは、柊平、純(阿部寛)を交え、ヤケ酒をあおるはめに。「あんなヤツに負けたのか。俺の苦悩の1年を返せ」。荒れ狂うトオル。一方、加奈子は、葉子を問い詰められないトオルが不甲斐ないと苛立つのであった。  翌日、「ダイニングカフェ」でトオルと加奈子が偶然同席した。「優柔不断な未練たらたら男」と罵る加奈子。「そんなことない」と言い張るトオル。二人はいつものように、じゃれ合うごとく喧嘩を始めるのだった。
美咲が希望した高級レストランが、披露宴なぞお断り、と回答してきた。その担当を指名したくるみ(伊藤歩)を無能呼ばわりする美咲。くるみは怒って出て行くが、美咲の興奮は収まらない。そんな美咲に、純は「つとむさん、何か悩んでるぞ」と注意を促す。
柊平は落ち込んでるくるみを誘い、件の高級レストランへ足を運ぶ。まず、料理を食べてオーナーを口説き落とすことにしたのだ。
そんな晩、トオルが家に戻ると、なんと葉子が先回り、トオルの家族と食事をしている。
「私、間違っていた。昨日会って分かった。私にはトオルが一番」といけしゃあしゃあと言い放つ葉子。家族は、「良かった良かった」と大喜び。何とも答えようのないトオルはその場の雰囲気に流されるままである。
毒気に当てられたトオルは葉子と二人で公園に行くが、葉子は「あなたが好き」と抱きついてくる。その時、加奈子が拓(神木隆之介)を連れて通りすがる。加奈子と葉子は唐突に心理バトルを始め、青ざめるトオルだった。
柊平、くるみは、毎晩件のレストランに通いつめ、破産寸前でとうとう、料理長の披露宴使用の許可を取り付けた。喜び勇んで社に戻る二人。衣装もブーケも教会もOK。素晴らしい結婚式が・・・と思われた。が、美咲がすべてキャンセルしてくれと言い出した。つとむの家は宮内庁御用達。なんと神前結婚式でないとだめなのだ。つとむはそのことが言い出せずに悩んでいたのだ。がっくりと肩を落とし、皆に謝る美咲は寂しげである。
トオルは葉子にちゃんと別れ話を始めた。「今度もうまくいかないよ・・・」「そんなことどうして分かるのよ。私が好きって言ってるじゃない。意気地なし。あなたの事なんか好きでもなんでもない。暇だから相手しただけよ」。怒り狂って立ち去る葉子だった。
門松と由香里の結婚式の日がやって来た。ライスシャワーの中歩く門松の背中に小さな米俵を何度も当てる者がいる。葉子だった。トオルは葉子を外へ連れ出し、石を与えた。「結婚なんて、縁やタイミングやいろんなものが重なるんだ。俺の相手が葉子じゃなかったし、葉子の相手があいつじゃなかったということだけなんだ。石でも投げろ」と諭すトオル。二人は壁に向かって石を投げつけ始めた。それを感心して見つめるスタッフたち。
「いい男になったね、トオル」と葉子はすっきりした顔をして言う。そして加奈子を見て言った。「トオルをよろしくね」。一体どんな意味なのか・・・。

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第6話 母の日 

あらすじ

美咲(木村佳乃)はつとむ(温水洋一)との神前結婚式を間近に控え、舞い上がっている。そんな折、「スウィートブライダル」に石森和也(吉田晃太郎)と吉木真由子(大路恵美)のカップルが相談にやって来た。和也は代議士の次男坊。真由子も裕福そうで品のいい女性で似合いの婚約者同士である。相談が終わって真由子は加奈子(飯島直子)とトオル(ユースケ・サンタマリア)を呼び止めた。「中川静江」という女性を探して、結婚式に出席させてくれと言う。静江は、真由子の産みの母で、真由子が10歳の時、家を出たのだった。それっきり会っていない真由子は、ぜひ静江に晴れ姿を見てもらいたいと言うのだ。
トオルと加奈子は、拓(神木隆之介)を連れて静江(いしだあゆみ)のもとへ向かった。車の中で加奈子親子はまるでピクニックへでも行こうかという楽しげな表情。トオルは加奈子に相手にされず、複雑な思いだ。
目指す静江は、広がる畑の中で野良仕事の最中だった。二人が呼びかけて、真由子の結婚の話をするが、「真由子って誰?」と、受け答えがおかしい。どうも、記憶がなくなりボケが入っているようだ。絶句してしまうトオルと加奈子だった。
二人は社に戻り、真由子にそのことを報告した。
「私だけ、幸せになっちゃって……」と顔を曇らせる真由子は、静江の出席を諦め、肩を落として帰っていった。
が、その時、窓の外に不審な人影が……。なんと静江だった。静江は、別れて15年もたつ娘に対面するのが気後れして、ボケた振りをしていたのだが、やはり実の親子、外からでも娘の姿を一目見に来たのだった。といっても、「偶然通りかかった」「いい男なんて裏がある」と憎まれ口を叩き続ける変な性格。スタッフ全員呆気に取られるのであった。
そんな頃、拓は、バレエスタジオを外から覗いていた。三島はるか(塚本璃子)という4年生の女の子が気になってならないのだ。
また、美咲はつとむと披露宴や新婚旅行について打ち合わせの真っ最中。舞い上がったまんまの美咲は、無理難題を提案し、つとむは戸惑いながらも、それを「ハイハイ」と引き受けていく。その様子を美咲から聞いた純(阿部寛)は、自分の加奈子への思いが伝わらないことに比べて、すね始める。と、美咲が「協力してあげる」と言い出した。
美咲の「手引き」で、純は花束を抱え、加奈子と美咲が住むマンションを訪れた。が、そこにはすでに先客トオルが……。拓のサッカー練習に付き合い、そのまま腰を落ち着かせていたのだ。美咲のアドバイスに従い、一生懸命加奈子の料理を褒める純だったが、加奈子はトオルと「仲良く喧嘩」している。思いの伝わらない純は悲しげである。
トオルが出勤した時、異臭が鼻を突いた。糠漬けである。静江が持って来たのだ。「家で漬けたんだ。日本人なら米を食え」とうるさい。さらに「ドレスを縫うのを手伝わせろ。真由子には絶対言うな」と迫る。娘・真由子の晴れ姿を陰から支えたいのだ。が、客に説教したり、くるみ(伊藤歩)と柊平(妻夫木聡)の仲を取り持とうとするなど、なかなか剛毅な人物である。ただ、真由子と別れる前の思い出の写真を取り出し、柊平に複写が出来ないか尋ねる殊勝なところも垣間見せるのであった。
拓はまたバレエスタジオを覗き見に行った。お目当てのはるかがいない。と、チュチュ姿のはるかが横に立っている。「私のことが好きなの?」とはるかは微笑む。拓は圧倒されるのだった。
加奈子、美咲の部屋にくるみが来て、だべっているところへ、はるかから電話が入った。それまで「拓に彼女が出来るのは大歓迎」と言っていた加奈子は一変、気が気でない。
拓とはるかのデートの日。街を歩く二人の後を、加奈子とトオルがつけている。「そこまでやんなくても……」と言うトオルを無視し、「色気づいてる」「あばずれだ」と加奈子は手厳しい。公園のベンチに腰掛け、楽しそうに話す二人を見て、じりじりと居ても立ってもいられない様子である。正面のベンチに座っているカップルがいちゃつくのを見つけるや、加奈子はとうとう物陰から飛び出し、そのカップルを罵倒する。驚いた拓は、はるかの手を引いて逃げ出してしまった。もちろん、家に帰った拓は、加奈子と口もきかない。美咲のとりなしでようやく機嫌を直す拓だった。
真由子が、「式の時、このネックレスを着けたい」と、真珠の首飾りを持って来た。静江が別れる時「お嫁に行く時着けて」と、くれたものだ。「お母さん、このネックレスも忘れたのかな」と寂しげな顔を見せる真由子にほだされた加奈子は、つい、「お母さんはボケてなんかいない」と白状してしまう。
真由子は、スウィートブライダルで働く静江の前に現れた。「お母さん」。が、静江は「今更捨てた娘の顔なんか見たくない」と、心と裏腹に真由子を突き放す。真由子はショックでその場を飛び出してしまう。
しかし、静江は真由子のウエディングドレスを完成させて言った。「夫の家は男の子を望んだ。でも私は子供の産めない体になった。真由子のことを考えて、裕福なあの家に置いていった方が幸せだと思った。体が引き裂かれる思いだった。立派に育ってくれて本当に良かった」と言い残し、スウィートブライダルを後にした。
トオルたちは、静江の後を追った。「僕たちが無理にでも連れて行く」「来て、お願い」。明日に控えた結婚式への静江の出席を懇願するのだった。
式の当日。陰で見守る静江。ネックレスは着けていない。真由子に近寄った加奈子は、「お母さんはあなたを捨てていない。このドレスはお母さんが縫ったのよ」とささやく。真由子は加奈子から渡されたネックレスを着け、スピーチに立った。
「ここでもう一人お礼を述べたい方がいる。このネックレスをくれた人です……。誰よりもこの姿をあなたに見て欲しかった」
抱き合う二人。感動的な式が進んでいった。
翌日は、美咲の結婚式。白無垢に包まれた美咲がいる。だが、つとむが現れない。何が起こったのか……。

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第7話 約束 

あらすじ

「スウィートブライダル」にベッタベタの甘いカップルが相談にやって来た。担当は美咲(木村佳乃)である。美咲は先日、結婚式に新郎のつとむ(温水洋一)が現れないという屈辱を味わったばかり。加奈子(飯島直子)やトオル(ユースケ・サンタマリア)は気が気でない。刺激的な二人の言動に美咲はくるみ(伊藤歩)に担当を変わってくれるように頼み、唐突に会社を辞めると言い出した。驚いたみんなは、とにかく引き止めようと決める。
純(阿部寛)は、「落ち込むな」と元気付けようとするが、「私の恋愛遍歴に箔が付いた程度。落ち込む訳ない。笑わせないで」と美咲は強がる。辞めるのは、ロンドンの両親が一緒に住もうと言い出したからだと言う。
トオルは、美咲に新しい恋をさせようと提案する。トオルが考えた相手は、響子(高橋ひとみ)のカウンセリングで一緒の黒沢(酒井敏也)である。つとむと同じタイプだから、というのが選んだ理由である。が、美咲は全く相手にしない。
一方、拓(神木隆之介)は、大好きなはるか(塚本璃子)が元気がないことを気に病んでいる。その様子を見た美咲は、自分が子供の頃好きだった男の子と「秘密の花園」で結婚して永遠の愛を誓おうと思った話をして慰めてやる。拓は喜んで、その時はプランナーをやってくれと頼む。
後日、スーパーで、加奈子親子は、はるか親子と偶然出会う。はるかの母・恵美子(山下容莉枝)は「お宅のお子さんをはるかに近づけないで。健全なご家庭のお子さんならまだしも」と言い放って無礼に去って行く。怒り心頭の加奈子であったが、拓は思いつめた様子である。しかも、友達からはるかが外国に行くと聞いて心配は募るばかり。
そんな拓はトオルと柊平(妻夫木聡)に、はるかとの仲を取り持ってくれと相談する。二人がバレエ教室を覗いていると、教師(清水ミチコ)に発見され、トオルがレッスンさせられるはめに。しかし、そのどたばたの隙に、やっと拓とはるかは話が出来ることになる。はるかによると、はるかは両親と一緒にスイスで暮らし、もう会えないのだと言う。ショックを隠せない拓であった。
その頃、美咲はつとむと会っていた。つとむは妻とよりを戻すと言う。「君ならいくらでも相手を見つけられる」というつとむの慰めに、強がりを見せながらも、嗚咽を止められない美咲だった。
そんな美咲に拓は「はるかちゃんに、もう会えないの。『秘密の花園』の場所を教えて」と真剣だが無邪気に聞いてくる。いらだった美咲は「愛なんていい加減なもの。『秘密の花園』なんてどこにもない」と語気荒く拓を遠ざけてしまう。
二人の様子を見たトオルは美咲に「拓の気持ちこそ本物だ。まっすぐで混じりけがなく。君ははそんな気持ちをたくさん見てきたじゃないか」と諭し、資料の結婚式アルバムを渡す。それを見つめる美咲だった。
はるかの出発の日がやって来た。タクシーに乗り込む恵美子とはるか。それを物陰から見送る拓や加奈子やトオルたち。だが走り出すタクシーの前に立ち塞がる人影があった。美咲である。拓を呼んだ美咲は言う。
「私が間違ってたわ。本当に好きなら、いつかは結ばれる。『秘密の花園』はきっとあるわ」
そう言って、美咲は、拓とはるかの仮の結婚式を挙げてやる。  拓は、手を振り続けるはるかを乗せて走り去るタクシーを、いつまでも追い駆けるのだった。

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第8話 同級生

あらすじ

ウエディングプランニングの会社も熾烈な企業戦争の真っ只中。今日も「スウィートブライダル」の新しいライバルが登場し、トオル(ユースケ・サンタマリア)や加奈子(飯島直子)らは戦々恐々である。早速、ライバル社の偵察に出かけることにしたが、誰が行くかでもめてしまう。押し付け合いをする内、結局、トオルと加奈子がカップルで敵情視察に行くことになった。
そんな夜、トオルの家では、母・敏子(銀粉蝶)が結婚相談所に行って、トオルの見合いを決めてきたと言う。トオルの写真はキリリと修整され、年収5000万円の会社社長というニセの身上だ。トオルは参ったが、相手の千恵理(高木りな)は超美人の社長令嬢でトオルの気持ちも揺れるのだった。
ライバル社が提携する高級レストランで、トオルと加奈子は嘘っぱちの結婚式相談を開始した。ここでもトオルは一流商社の専務役。だが、相談員の友人もそこにいると言い出し、話は混乱する。加奈子も25歳モデルという触れ込みで話は大きくなり、二人は内金10万円を払い込まされる羽目に。
そんなころ、柊平(妻夫木聡)は通りかかった大学病院に入るピアニストの麻生(矢島健一)を見かけ、あとをつける。ニューヨークから名声を捨て帰った理由が腑に落ちなかったのだ。麻生は、そこに入院している幼馴染の美江子(岡田奈々)の看病に帰って来ていた。麻生が言うには、美江子は骨髄移植のドナーを待つ急性白血病に罹っていた。
日が替わって、柊平はくるみ(伊藤歩)を伴って、美江子の見舞いに出掛けた。美江子によると、麻生と小学校の同級生で、卒業式の時、美江子にプロポーズしたのだと言う。麻生が渡米して疎遠になったが、美江子が入院すると、突然帰って来て、看病してくれているらしい。美江子は離婚し一人身であった。その麻生は、美江子にドナーが見つかり、助かりそうだと教えてくれる。そんな話を聞いたスウィートブライダルのメンバーは美談に感動する。
トオルと加奈子はライバル探訪を続けていた。カウンターでトオルの見合いのことを聞いていた加奈子は側のカップルの男性客を見て驚く。別れた・友之(原田龍ニ)だったのだ。気づいた友之が寄って来る。「婚約者ができた」と勘違いした加奈子は、見えも手伝って、トオルを「付き合っている人」と紹介する。友之はインターネットビジネスの小さな会社の社長に納まっており、女性は部下。部下の結婚プラニングの相談にきていたのだ。そこではあっさり別れたが、友之は、スウィートブライダルにすぐ電話してきた。加奈子に対し「さっきは動揺していた。食事でもしよう。拓(神木隆之介)の話も聞かせて欲しい」と言い出す。戸惑いつつも了解する加奈子だった。
一方、美江子のドナーが見つかり、移植手術が10日後に行われることになった。高揚するくるみは「麻生さんと結婚しちゃえば」などと言い出す。「側にいてくれるだけで幸せよ」などと軽くいなす美江子だったが……。
トオルは響子(高橋ひとみ)のセラピーに出掛けた。響子に「見合いを勧められているが、気になっている人がいて……」と相談を始めた。と、その時、「トオル!」と呼ばわる声が。なんと父・雄三(志賀廣太郎)である。興奮しトオルを問い詰める雄三。圧倒されて、トオルは見合いすることを承諾する。もちろん、雄三はお仕置き部屋に直行した。
見合いの日がやって来た。敏子が付き添いだが、雄三も妹の亜紀(石橋けい)まで変装して隣の席に座っている。見合い相手の千恵理が派手な母親・睦美(鷲尾真知子)と現れた。見栄を張りあう敏子と睦美。トオルはたまらなくなって、「プロフィールはみんな嘘です」と白状してしまう。睦美は、千恵理の手を取って帰って行った。
柊平とくるみが、美江子の見舞いに行くと騒ぎが起こっていた。美江子のドナーが土壇場で辞退したのだと言う。「あと半年待ったら彼女は死んでしまう」。絶叫する麻生だった。そして誰も美江子を慰めることは出来なかった。
そんな頃、加奈子と友之は久しぶりの二人だけの食事を終わっていた。友之は拓に会わせてくれ、と言い出した。
柊平たちは、夜再び美江子を訪ねた。麻生が悲しげに座っている。
「俺たちがじたばたしたってしょうがない。寿命だ」と諦めきった表情の麻生。「逃げるんなら最初から帰ってくるな」と胸倉をつかんで言い募る柊平。麻生は意を決した。美江子に近づいて言った。「結婚しよう。俺は絶対に死なせない」。
麻生と美江子の結婚式が行われた。会場は二人が通った小学校である。その様子を柊平は涙をこらえて写真に収めた。二人の幸せなその姿は翌週の雑誌のグラビアを飾った。
「難病と闘う幼馴染とピアニストの結婚……」
なんと、その記事を読んで美江子のドナーが現れたのだ。喜びに絶句するスウィートブライダルの社員一同。もちろん美江子も麻生も……。そんな中、受付にトオルを訪ねて千恵理が現れた。
「よろしければ、私とお付き合いしてくださいませんか」
絶句する一同。

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第9話 祝転職 

あらすじ

トオル(ユースケ・サンタマリア)とお見合い相手・千恵理(高木りな)の仲は急速に接近した。千恵理の母・睦美(鷲尾真知子)は、結婚すれば三井家のホテルの婚礼部門に主任のポストを用意し、ゆくゆくは役員に、などと言う。「頑張ってね」と微笑む千恵理に、つい「はい」と、にやけて答えてしまうトオルである。もちろん、雄三(志賀廣太郎)、敏子(銀粉蝶)らトオルの家族は大喜びである。
千恵理のプレゼントしてくれた派手なネクタイを締めてスウィートブライダルに出社したトオルは、スタッフから、この交際には「裏がある」「珍味に走った」などコケにされつつも、婚礼部門主任の話を持ち出した。
「行きたいなら行け」と加奈子(飯島直子)は冷たいが、なな(木内晶子)などは「困ります」とかわいい。だが、何が「困るのか」皆で話したところ、結局、開かない引き出しを開けることくらいだと判り、また馬鹿にされる。柊平(妻夫木聡)が「大事なムードメーカー」とフォローするも、加奈子が「要はペット」と断じ、とどのつまりは馬鹿にされる。
また、トオルと千恵理のデートの日が来た。が、突然、睦美に呼び出された。場所は三井家のホテルである。睦美は気も早み、婚礼担当のマネジャー安田(徳井優)を伴いトオルに紹介する。安田は歯の浮くようなヨイショ感覚抜群で「うちを背負って立つ相をお持ちだ」と持ち上げ、トオルもたじたじである。そこへ、克典、みゆきのカップルがやって来た。簡単な相談に答えてしまったトオルは、つい、「うちのホテルをよろしく」など、まるで三井家の人間気取りである。とは言え、家に戻って我に返ると、突然降って湧いた「超ラッキー」に不安になってしまうのだった。
翌日、トオルは、出社してスタッフに「ここに残るつもりだ」と言おうとすると、相談コーナーに克典とみゆきがいる。安価でユニークなオリジナル婚を調べにきたのだ。ホテルで応対したことがばれ、トオルは加奈子や美咲(木村佳乃)に「置いて下さい。お願い」と懇願する羽目になる。
そんな騒ぎの中、柊平が撮影してグラビアを飾った麻生(矢島健一)と美江子(岡田奈々)の写真について高級ブランドの「ロメオ」がコンタクトを取ってきた。あの写真を広告に使いたいのだという。柊平はあっさり断ってしまう。
一方、加奈子の前夫で拓(神木隆之介)の父親・友之(原田龍二)は、加奈子に拓に会わせるよう求めてきた。加奈子は2時間だけの出会いを約束する。
トオルはいつものように響子(高橋ひとみ)のクリニックに出かけた。「結婚話が進んでいるが踏み切れない。もう一人気になる女性が・・・」と加奈子らしい女性像を示唆する。だが、響子は、自分の恋愛が取り込み中。混乱してトオルに襲いかかるのであった。
くるみ(伊藤歩)は、柊平がロメオの申し出を断ったのが納得できない。柊平は「二人の結婚写真を撮ったのであって広告写真を撮ったわけではない。二人を裏切ることになる」ときっぱり言い放つ。
拓と友之の「逢瀬」の日が来た。指定場所の公園に現れる3人。加奈子が拓を気遣うが、拓はうれしそう。とりあえず加奈子もホッとする。
丁度、その公園ではトオルと千恵理がデートの真っ最中。口づけを交わそうというその矢先、3人が通りかかってしまう。加奈子と千恵理は、熱く静かな火花を飛ばす。やっとのことで3人を見送ったトオルに千恵理は自分がバツ一であることを告白する。「むしろ、好きだ」と言うトオルは喜びで一杯のようである。
加奈子は純(阿部寛)とカップルを装って三井家のホテルに現れた。敵情視察である。が、偶然、千恵理に発見される。千恵理は、加奈子がトオルに気があることを見抜いている。「トオルさんは心配されていい人なんですね。でも、男の人は大きな仕事をすることです。転職すべきです」とぴしゃりと加奈子を封じる。
加奈子のトオルに対する気持ちを薄々感づいている、純は、スウィートブライダルで自棄酒をあおる。相手をしている美咲が徐々に純に近づく。同情なのか、共感なのか・・・二人は結ばれた!?
ホテルを取るかスウィートブライダルを取るか迷うトオルに、加奈子は「いい話なんだから、行くなら行けば」と後押しする。トオルはその言に従い、ホテルへ見習い研修に出かける。トオルは余りにかけ離れた二つの婚礼の印象に驚きを隠せない。規模、衣装、システム、金額、どれをとってもホテルは桁違いである。しかし、心のこもらない、式の形骸化と儲け主義に唖然としたトオルは、スウィートブライダルの誠実なやり方とスタッフの心遣いを選択することに決めたのだった。「あいつらを裏切れない」
千恵理は、理解したかのようにしかし、切なく言った。「失望したわ。あなたは好きな人がいることを隠している」。トオルは理解者・千恵理の背中を見送るのであった。
スウィートブライダルに戻って来たトオルは、転進失敗と破談にも関わらず元気。克典とみゆきのカップルも、スウィートブライダルで式を挙げるといってやって来た。
と、また、ロメオ社から柊平に連絡が入った。ミラノでスーパーカメラマンのパートナーをやらないか、と言うのである。さすがに揺れる柊平。
さらに、加奈子にも友之から電話が入った。
「ヨリを戻す気はないわ」と先手を打つ加奈子に対し、友之は言った。
「実は再婚する。ついては拓を引き取らせてくれ」
加奈子は絶句した。

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第10話 別れ道 

あらすじ

加奈子(飯島直子)は友之(原田龍二)から再婚するから拓(神木隆之介)を引き取らせろと迫られ、また、柊平(妻夫木聡)は名門ブランド「ロメオ」社からイタリアでの仕事を提案され、さらには、美咲(木村佳乃)と純(阿部寛)が出来てしまい、スウィートブライダル社は、朝から、滅茶苦茶な空気が充満している。知らぬはトオル(ユースケ・サンタマリア)ばかりなのだ。上の空の加奈子は、ウェディングドレスの採寸を誤り、一週間で2着も作り直す羽目に陥る。にもかかわらず、拓のためと言ってさっさと帰ってしまうのだった。が、責任感の強い加奈子は、拓を寝かしつけた後、社に戻りドレスの作り直しに取り掛かるのであった。
加奈子の様子のおかしさに、トオルは、友之と何かあったとにらむ。早速、友之とコンタクトを取ると、拓を引き取ると言ったことを教えてくれる。心配したトオルは、陰から応援しようとするが、引き出物を間違えたりと、逆に足を引っ張る。加奈子になじられた勢いで、トオルはつい、「拓はどこにも行かない。お前一人で背負い込むな」と啖呵をきってしまう。そのせいで、スタッフは、加奈子母子の事情を知ってしまう。
そんな、日曜日、友之は、加奈子の家に電話をかけ、一人で遊んでいた拓を、遊びに連れ出すのだった。家に帰った加奈子は、拓の様子がおかしいのに気づいた。問い詰めると友之に会ったと言う。「お母さんに黙って会わないと約束したでしょう」と叱る加奈子に、拓は「どうしてお父さんと仲直りしてくれなかったの」と逆になじる。拓は、友之の再婚相手のカレーライスを食べてきていたのだ。
一方、迷いに迷った挙句、柊平は、ロメオ社の申し出を断る。が、淡々と仕事を続ける柊平を見て、気持ちが痛いほど分かるくるみ(伊藤歩)は皆の前で「イタリアに行きたいんでしょう」と秘密をばらしてしまう。柊平は「もう断ったよ」と、寂しげに部屋を出て行く。くるみはそれを追いかけた。
「皆を裏切りたくないんだ。困るだろう」と決心を語る柊平にくるみは「うぬぼれないで。自分を伸ばせるならそっちへ行って」と言い放つのであった。
挙式まで後5時間と迫ったところで、加奈子のドレスは完成した。ほっとしたスタッフ一同は、柊平をイタリアに送り出す宣言をする。とその時、加奈子が倒れてしまった。過労と睡眠不足であった。
そんな中、柊平は、「ここで初めて人の気持ちを写真に残す喜びを知りました」と書置きを残し、旅立って行った。
その間だった。加奈子の病室に友之が訪れ、「入院の間、僕が預かる」と拓を連れて行ってしまったのだ。後でトオルが訪ねた時は、もはや拓はなく、加奈子はトオルに当たってしまう。
一方、美咲は、胃炎の診療に行った病院で妊娠を宣告されてしまうのだった。

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第11話 逆転 

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引用元:番組公式サイト

『ウエディングプランナー SWEETデリバリー』はどこで見れる?動画配信アプリ・サービスでの配信状況

主要動画配信サイトでドラマ『ウエディングプランナー SWEETデリバリー』の動画がフルで配信されているか確認し、表にまとめました。

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毎月1,200円分P付与
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月額990円(税込)
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Disney+(ディズニープラス) Disney+(ディズニープラス) ×配信なし
無料期間なし
月額990円(税込)
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アニメフェスタ アニメフェスタ プレミアムプラン ×配信なし
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月額1,078円(税込)
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月額500円(税込)
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