ドラマ『恋がヘタでも生きてます』の動画を全話見れる配信アプリまとめ

  • 2024年2月2日
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2017年4月〜6月に放送されたドラマ『恋がヘタでも生きてます』

この記事では、ドラマ『恋がヘタでも生きてます』を全話見ることができる動画配信アプリ・サービスを調査してまとめています。

ドラマ『恋がヘタでも生きてます』は、U-NEXTで全話が見放題配信されています。

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ドラマ『恋がヘタでも生きてます』はどんな作品?

話数 全12話
放送年 2017年4月期
放送枠 日本テレビ系木曜23時59分
原作 藤原晶『恋がヘタでも生きてます』
脚本 横田理恵
牟田桂子
松本美弥子
演出 大谷健太郎
本田隆一
渋谷英史
汐口武史
音楽 吉俣良
主題歌 秦基博「Girl」
キャスト 高梨臨
田中圭
土村芳
淵上泰史
内田理央
小関裕太

吉俣良 大谷健太郎 本田隆一 松本美弥子 横田理恵 汐口武史 渋谷英史 牟田桂子 内田理央 土村芳 小関裕太 淵上泰史 田中圭 高梨臨

主人公

名前(演) 茅ヶ崎 美沙(高梨臨)
職業など スマホゲーム会社「バスキア」プロデューサー

あらすじ

登場人物全員、「恋がヘタ」!
「好き」の次って、なんだっけ?

オトナになればなるほど、一体どのタイミングで人を好きになれば良いかわからず、好きになっても、次に何をしたら良いのかわからなくなるもの。

「仕事が大好き」「社長になりたい」女が、ちょっと恋をしそうになったらその男に社長の座を奪われて…

夢だった素敵な結婚を目前にした女は、あと一歩のところで相手が浮気―しかも理由は「セックスが…」

ルームシェアする二人の女性の前に現れる、「完璧男」と「セフレ男」。

恋ヘタな男女が繰り広げる、不器用で赤裸々すぎる恋愛模様。

みっともなくて、驚くほど純粋なオトナの恋を、どうか見守ってやってください。

引用元:番組公式サイト

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以下に各話のあらすじや主要動画配信アプリ・サービスでの配信状況をチェックできるリンクを載せておくので、こちらもチェックしてみてください。

『恋がヘタでも生きてます』の各話あらすじ

第1話 キスとマグロ、さばけない女たち

あらすじ

スマホゲーム会社「バスキア」で恋愛ゲームのプロデューサーを務めている茅ヶ崎美沙(高梨臨)は、仕事一筋でバリバリのキャリアウーマン。しかし、プライベートでは何故か2か月以上、恋愛が続かない恋ヘタ。美沙とマンションで同居している親友の榎田千尋(土村芳)。結婚して奥さんになることが夢である彼女には4年付き合っている彼氏がいた。「美沙、このままだと老後は一人だよ?」「うるさわいね。別に恋なんかしなくたって死にゃあしないわよ!」
翌朝、公園でジョギングしていた美沙のもとへ一匹の犬が。「すいません!リードが外れちゃって」駆け寄ってきた一人の男(田中圭)。「こいつ美人には目がないんです」《犬を使うなんてベタすぎ》とナンパを疑う美沙。さらに、つまずいて倒れかけた美沙を抱きとめる男。《ベタの最上級》と思いながらも美沙は動揺する。「じゃあ、また明日」と笑顔で手を振る男。「……明日?」
その日、出勤した美沙は社長の日下部慎太郎(寺脇康文)から呼び出され、社長引退と後任人事の相談をされる。ついに自分が社長!?と嬉しくなる美沙。
「結婚してくれる?」千尋は彼氏である時藤仁(長田成哉)から念願のプロポーズをされる。婚約指輪を渡され、涙ぐむ千尋。
翌朝、ジョギングしていた美沙は、昨日の男と再会する。話を聞くと、彼はニューヨークから最近日本に帰ってきたばかりだという。自然と社長昇進の話をしている美沙。「仕事の話をする時、とても楽しそうだね」「仕事に関してはスゴイ欲張りなんです」「僕も、仕事でもプライベートでも欲しいものは絶対手に入れたい」とまっすぐに美沙を見つめる男。《え?何この雰囲気?》「もっと君のことが知りたい」戸惑う美沙。「僕は雄島佳介。年は33歳。彼女なし。犯罪歴なし。それで今は…気になる人がいる」突然美沙に顔を近づけ、唇を重ねてくる佳介。「仕事頑張って、またね」と去っていく佳介を呆然と見送る美沙。《今、何が起きたの!?》
キスの事が気になり、会社でも上の空な美沙。そこに日下部社長がやってきて「新社長を紹介します」と言い出した。「え、今?」緊張が高まる美沙。そこへ、一人の男が入ってきた。驚き固まる美沙。「アメリカから来ていただいた雄島佳介くんだ」現れたのは、なんと佳介。突然やってきた見知らぬ男に、唇も社長昇進も奪われた美沙。一同が拍手する中、美沙はいたたまれず出て行く。追いかけてきて美沙の腕をつかむ佳介。「気安く触らないで!これからは上司と部下です!」「うん、よろしくね」微笑みかける佳介を睨む美沙。
仕事を終えた千尋は仁のマンションに向かっていた。合鍵で部屋に入ると、寝室のベッドに裸の仁と女の姿が。その女は、なんと千尋の後輩である受付嬢の桜井理佳子(内田理央)だった。
スーパーの袋を落とし部屋を飛び出す千尋。慌てて服を羽織りながら追いかける仁。泣きながら走ってきた千尋は、迷いながらも婚約指輪を池に投げ捨ててしまう。 「美沙―!」家で泣きながら美沙に抱きつく千尋。「あんの最低男、ぶっ殺す!」話を聞いた美沙は怒り心頭で、別れるよう促す。しかし、千尋は「いいの、きっと私にも悪い所があったんだよ」「は?浮気したのは向こうでしょ?」「そんな簡単な話じゃないの…4年も一緒にいたんだもん」「…あたしだって6年間頑張ったんだよ」社長の座を奪われた話を切り出す美沙。「あたしたち男と戦わなきゃ!」「敵ってことはないと思うけど」性格も考え方も正反対の2人。
翌日、美沙のデスクへやってくる佳介。「茅ヶ崎くん、あとで予算書持ってきて」「は?それは私が管理してますので」「予算のことも全部把握しておきたいんだ。頼むね」納得のいかない美沙を見て、ヒソヒソ言い合う他のスタッフたち。「茅ヶ崎さんに命令した。」
受付で理佳子と一緒になる千尋。すると、理佳子が突然切り出してきた。「あたし謝りませんよ。彼とは体だけだから安心してください」「…」「先輩ってマグロなんですね。4年間もつまんないSEXしてたら、そりゃ浮気されてもしょうがないっていうか」耐えられずに席を立つ千尋。
千尋が帰宅すると、家の前に仁が。「ごめん!二度としないから」と土下座しながら謝る仁。
一方、美沙は相変わらず佳介に冷たい態度で接していた。イライラしていると、部下の柿谷真吾(小関裕太)から誘われ飲みに行くことに。飲んでいると千尋から電話が。「今日、仁くんの所に泊まるから」「は?浮気男と仲直りしたってわけ?」あきれ返った美沙は、真吾に愚痴を言う。しかし、仕事の弱みは絶対に見せない美沙に真吾はつぶやく。「…見せて下さいよ、弱い所」
翌日、美沙の同僚でプログラマーの橋本司(淵上泰史)が、ゲーム雑誌の編集長・前島耕一と公園でジョギングをしていると、網を持った千尋の姿が。そのまま池に入っていく千尋。悲鳴が聞こえ司が池のほうを見ると、千尋が溺れていた。急いで池に飛び込み、助けに向かう司。
休日出勤をしていた美沙。そこに佳介が近づいてきて、昇進のチャンスを奪ってしまったことを謝ってきた。「そんなこと、どうでもいいです」「じゃあキスしたことを怒ってるの?」佳介を睨み、去って行こうとする美沙。「僕は君と真剣に付き合いたい」「あなたのことよく知らないし」「これから知っていけばいい」と顔を近づける佳介。「ちょっと!ここ会社!」と慌てて押し返す美沙。すると、美沙の携帯に電話が。なんと千尋が救急車で病院に運ばれたという。急いで病院に向かう美沙。残された佳介は元社長の日下部からの電話を受ける。「どうかね?茅ヶ崎くんは?」「まだスタートしたばかりなので」「彼女さえうまく使えば、あとはやりやすくなるはずだよ」「……ええ、そうですね」微笑む佳介。

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第2話 不満 不感 愛でるキス

あらすじ

婚約者に浮気され、婚約指輪を池に捨ててしまった千尋(土村芳)。それを探そうとした千尋は池で溺れてしまう。そんな彼女を助け、人工呼吸する司(淵上泰史)。千尋が病院のベッドの上で目を覚ますと、美沙(高梨臨)が心配そうにしていた。帰宅した千尋から池で溺れた理由を聞いた美沙は激怒。「あんたマジでバカじゃないの!彼氏とやり直せると思ってるわけ?」「でも土下座までして謝ったし、彼女とは別れるって。美沙から見たらあたしはバカかもしれない。でも誰も好きになれないよりマシだもん」「あたしは女として欠陥品ってこと?」「傷つくのが怖くて何もできない臆病者じゃない!」口論してしまう2人。
翌朝、美沙が出社すると奈々(今野杏南)から「ゲームの新キャラがパクリだとSNSで騒がれています」と伝えられる。しかし、「よくある話よ」と突っぱねてしまう美沙。
病院に残されていた名刺を頼りに、命の恩人にお礼を言うため会社を訪ねる千尋。しかし、「君を助けたのは別の人なんだよね」と言われてしまう。
社長の雄島佳介(田中圭)が社員たちとコミュニケーションをとるために計画した懇親会が、高級焼肉店で行われていた。肉を焼いて取り分けてあげている佳介と美味しい焼き肉を食べて喜んでいるメンバーたち。いつも美沙が企画している飲み会よりもみんな楽しそうで、ショックを受ける美沙。さらには、女性社員たちから大人気の佳介を冷めた目で見ていた。懇親会が終盤になると、スタッフたちは自分たちの企画を佳介に提案し始めていた。「今まで出ている企画は今後全部見直す方向で…」と突然言い出す佳介。「ちょっと待ってください。私の企画も見直しってことですか」「あれも予算を組み直してくれる?」次第に言い合いになる2人。
自分の企画にケチをつけられ、ムッとしていた美沙。懇親会が終わり帰ろうとすると、佳介に呼び止められる。「二人で飲み直そうか」「は?この流れで行くと思います?」「さっきまでは仕事。ここからはプライベート」と美沙の手をとる佳介。「何勝手に手つないでんの?」手を振りほどいた美沙は怒って去っていく。
帰宅した美沙は千尋に話をする。「大事な話があるんだけど…実はキスされました」「え!?いつ誰と?どこで?」久しぶりの美沙の浮いた話に喜びはしゃぐ千尋。恋愛の素晴らしさを語る千尋だが、美沙には全く伝わらない。「やっぱり千尋とは最初から発想が違うわ…」
翌日、美沙が出社すると、例のパクリ問題がSNS上で炎上していた。「何かトラブルあった?」と気にする佳介。しかし、美沙は「何でもありません」と強がってしまう。そんな美沙を佳介は社長室に呼び出す。取引先との打ち合わせをキャンセルしたことが佳介の耳に入っていたのだ。打ち合わせとパクリ騒動の件で佳介から注意を受ける美沙。「私のゲームなので私が責任をとります」「責任をとるのは僕だよ。君1人でそんなに頑張らなくていい。誰かに頼るのはそんなに難しいことじゃないと思うけど」理解はしているが人に頼ることができない美沙。
千尋は偶然街中で、命の恩人である司を見かける。「待ってください!」と司を追いかける千尋。つまずいて転びそうになった千尋を司が咄嗟に支える。「すいません、二度も助けていただいて」「え?…あんた」連絡先を交換し、お礼に司を食事へと誘う千尋。
訴訟になりかねないパクリ問題を謝罪するため、美沙はキャラクター版権を持つ会社を訪ねる。現れたのは社長の和久井遙香(野波麻帆)。美沙が謝罪すると、遥香から「雄島社長から連絡を頂き解決しました」と伝えられる。驚く美沙。遙香と佳介はニューヨーク時代の知り合いだったのだ。会社に戻った美沙は社長室へ。「今回はありがとうございました」迷いながらも佳介にお礼を言う美沙。佳介は「社長としてすべきことをしただけだ」と言う。「和久井社長とはずいぶん親しいようですけど」と美沙は思わず聞いてしまう。「あれ?もしかして嫉妬してくれてるの?」「は?嫉妬する意味がわかりません」社長室を出て仕事に戻る美沙。
食事をしていた千尋と司。彼氏の浮気話を聞いた司は、千尋に恋のアドバイスをする。店を出た2人が歩いていると、千尋の婚約者・仁と受付嬢の後輩・理佳子(内田理央)が並んで歩くのを目撃してしまう。再び浮気現場を見てショックを受ける千尋。逃げ出した千尋は司に吐露する。「あたしセックスがヘタなの!あたしマグロなんだって…」泣く千尋に司は「浮気相手から彼氏を取り戻す方法を教えてやる」と提案する。
一方、遥香と佳介の関係を気にしていた美沙がバーで飲んでいると、佳介が現れた。「遥香は元カノで、君には全部知っておいてもらいたい」と告げる佳介。「何で私を口説くんですか?あたし今は恋愛なんかしてる場合じゃないんです。自分見失って自信なくして仕事に差し支えるし…」「それってもう恋に落ちてるってことじゃないの?」佳介は美沙を抱きしめ、キスを迫ってきた。

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第3話 キスの一歩前、スキの一歩先

あらすじ

 佳介(田中圭)にキスされた美沙(高梨臨)。「君とちゃんと付き合いたい」「無理よ。どうしても付き合いたいって言うなら会社をやめてください」美沙は条件を突き付けて去っていく。
千尋(土村芳)は司(淵上泰史)から「男を腑抜けにするセックスを教えてやる」と言われた。動揺する千尋。「…なんてな」帰ろうとする司に「…よろしくお願いします」と伝える千尋。
翌朝、美沙が出社すると、社長室では佳介が段ボール箱に資料を詰め込んでいた。《え!?やめるの?嘘でしょ?》社員たちからも信頼を得始めていた佳介がやめてしまったら自分のせいだ、と少し心配になる美沙。その直後、美沙は日下部会長(寺脇康文)から呼び出される。「…いかがされましたか?」「雄島君が大事な話があるって言うから」本当にやめるのでは、とドキドキする美沙。そこへ佳介がやってきて、おもむろにポケットから何かを取り出す佳介。《じ、辞表!?》驚く美沙。しかし、佳介が取り出したのは週刊誌の記事だった。そこには、美沙が開発したゲーム「リアルラブ」の人気声優のスキャンダルが書かれていた。声優を交代させるべきだと主張する佳介。しかし、美沙は声優を代えたらファンが離れてしまうと言う。意見の食い違いでモメる2人。日下部は判断を佳介に委ねるという。「好きなようにしてください」憮然と部屋を出て行く美沙。
受付の仕事をしている千尋。「最近してないんですね、婚約指輪」と彼氏の浮気相手である理佳子(内田理央)に言われる。「私のせいで別れたりしませんよね?」「そんな簡単なことじゃないから」笑顔で接客し始める千尋を冷めた目で見つめる理佳子。その夜、千尋は仁(長田成哉)から「会いたい」と言われ食事をすることに。結婚式場のパンフレットを見せてくる仁。千尋は覚悟を決めて言う。「結婚を考え直したいの」「まだ怒ってるのか。理佳子とのことは本当に悪かった。もう会ってないから」「ごめんなさい!」と席を立ち、去っていく千尋。
実は、司から「一度彼氏を突き放してみろ。彼氏の自信を壊せ」というアドバイスを受けていたのだ。実践した千尋は司に電話し、結果を報告。そして、「週末付き合ってほしい所がある」とお願いした。
美沙は佳介から「和久井遙香(野波麻帆)が主宰するパーティーに同行して欲しい」と頼まれ、渋々ついて行くことに。帰宅した美沙はどんな服装で行けばいいか悩んだ挙句、千尋の服を借りる。さらには、万が一のためにと千尋から可愛い下着をプレゼントされる美沙。
翌朝、パーティー会場へと佳介の車で向かう美沙。「こういう時間っていいよね」と佳介はさらりと言ってくる。美沙は狭い空間に2人でいることが耐えられないでいた。パーティー会場に着くと、そこは豪華な別荘。美沙はセレブな雰囲気に気後れしてしまう。さらに、佳介と遙香が目配せしながら楽しそうに談笑しているのを意識して見る美沙。そして、遙香から「佳介のこと本気じゃないなら、やめておいてほしいの。彼は簡単じゃないから」と言われる。その後も一人ぼっちの美沙。気づくと遙香と佳介の姿がなく、2人の関係を疑ってしまう。「…私には関係ない…仕事なんだから」と自分に言い聞かせるが、別荘の離れに入る佳介と遙香を追いかける。
その頃、美沙にランチとコンサートの約束をすっぽかされた真吾(小関裕太)は、予約していたレストランに奈々(今野杏南)を誘っていた。真吾から誘われて嬉しそうにしている奈々。
一方、宝飾店に来ていた千尋と司。新しい婚約指輪を買いたいという千尋のお願いに、司が付き合ってあげていた。“恋人のふり”をして接してくれる司に指輪をはめられ、思わずドキっとする千尋。買い物を終えた千尋は、お礼にと司に香水をプレゼントする。さらに、司に「なぜ彼女を作らないのか」思い切って聞いてみると「セフレがいれば体だけの関係で十分」と言われ、衝撃を受ける。千尋が帰宅すると、家の前で仁が待っていた。仁は千尋に、【千尋と司が宝飾店にいる2ショット写真】を見せてきた。理佳子が盗み撮りをして送ってきたという。浮気を疑われるのかと思いきや、再びプロポーズしてきた仁。しかし千尋は、答えることができなかった…
佳介の後を追ってきた美沙。しかし、突然鳴った携帯に驚き、物音を立てて転んでしまう。佳介と遙香が驚いた表情で美沙を見ている。実は離れの中で大手ゲーム会社の会長と仕事の話をしていた2人。密会していると思い込み尾行していた自分が恥ずかしくなった美沙。部屋を飛び出してしまう。追いかけてきた佳介に苛立ちをぶつける美沙。「あなたが会社辞めちゃうんじゃないかってハラハラして…そんなわけないのにバカみたいで…サイテーで面倒な女で…相手に条件突きつけなきゃ恋できない臆病者で…でもそれがあたしなの!」すると佳介は「言っただろ…仕事も恋も、僕は欲しいものを全て手に入れる。だから君が欲しいんだ」美沙の泣き顔を自分の胸に埋める佳介。「君は僕に勝とうしてたんだね…だったらもう勝負はついてるよ…先に恋した僕の負けだ…今度は君が負けてくれないか…負ける快感を味わってほしい」
一方、千尋は司を呼び出し、泣きながら訊ねる。「体の関係って、そんなに大事ですか?」すると、司は「なら、試してみるか」と千尋を引き寄せ、優しく唇を奪う。
「着いたよ、行こう」佳介の車が止まったのは旅館。《ここって…》まさかのお泊りに驚く美沙。

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第4話 恋の矢印↘渋滞中

あらすじ

旅館のベッドで佳介(田中圭)にキスされた後、服を脱がされ慌てる美沙(高梨臨)。“ここで、この人とセックスしたら…”とどんどん妄想が膨らんでいく。“抱かれたら仕事なんてできなくなる…”とパニックに陥る美沙。「やっぱり無理―!」と佳介を突き飛ばし、部屋を出て行ってしまう。呆然と見送る佳介。
一方、千尋(土村芳)もベッドで司(淵上泰史)とキスしていた。「…勘違いすんなよ。これは彼氏を取り戻すためのレッスンだからな」と言って司は千尋を自分の上に乗せる。「相手を支配して、彼氏に負ける快感を味わわせてやるんだ」と司に言われた千尋。翌朝、千尋の部屋で目を覚ます司。アイロンのかかった服やキレイに磨かれた靴を見て、千尋の気配りに感心する。玄関での別れ際に司から「頑張って彼氏取り戻せよ」と言われ、少しせつなくなる千尋。
司と入れ替わりで帰宅した美沙。千尋に昨晩のことを伝える。「美沙は結局、彼に嫌われたくないって思ってるんでしょ?」「!…そんなことない。あたしだってギリギリまで迷ったんだよ。だけど、あそこで寝たらこっちの負けじゃない。『負ける快感を一緒に味わおう』って言われたんだけど、やっぱり耐えられない」と千尋に悩みを打ち明ける美沙。
その夜、雑誌編集長の前島(金剛地武志)と飲んでいた司が帰宅していると、理佳子(内田理央)が司に気づいた。千尋と一緒にいた司のことを思い出した理佳子は、司の後を尾行し郵便物から司が何者かをつきとめる。
翌日、会社で佳介に会った美沙。逃げ出した事を謝ると、佳介は「それはもう気にしなくていいよ。付き合ってくれてありがとう。楽しかった」とそっけなく去っていく。《「楽しかった…」って過去形?》と心配になる美沙。
「今夜会えないかな」千尋のもとに仁(長田成哉)から連絡が。司に「アドバイス通り誘いが来た」と報告する千尋。司は「自分から積極的に攻めろ」とさらなるアドバイスをする。 ベッドで横になっている千尋と仁。「俺、4年付き合ってても千尋のことわかってなかったのかもしれない。好きだよ」ベッドの上で初めて言われ、少し驚く千尋。しかし、「もう一回したい」と言われ、複雑な思いに。
仕事の後、佳介から食事に誘われた美沙。「2人で食事をする理由って何ですか。昨日付き合ってくれてありがとうって言ったじゃないですか。楽しかったって過去形で言ってましたよね」「それがどうしたの?」「じゃあまだ終わってないんですか」「なんで終わるのかな。まだ始まってもいないのに」食事へ行っても仕事の話ばかりする佳介。「今ってあたしたちどういう状況何でしたっけ。どうしてあたしを誘うんですか?」と質問する美沙。「好きだから」と答える佳介。「でもあたしたち付き合ってるわけじゃないですよね」「うん、僕はいつでも待ってるけど。こっちの気持ちは全部伝えてあるし、ボールは今そっちにある」「じゃああたしがボールを返さなかったら終わりってことですか」「そうならないように願ってるけど、それが君の最終判断なら素直に受け止めるよ」勇気を出し、このあと佳介を誘おうか迷う美沙。しかし、佳介から「今日は帰ろう」と言われ、肩すかしをくらう。
「次のアドバイスをお願いできれば…」司と飲みに来ていた千尋。「面倒なことになる前にやめといたほうがいいぞ。彼氏に俺のことがバレたら終わりだろ」千尋は何も言い返せない。「それとも全部捨てて俺のセフレになる?俺が教えられるのはセックスだけだ。あとのことは経験ないからわからん」司に言われ、迷う千尋。
美沙たちが準備してきたゲームのPRイベント当日。大勢の客や声優ファンが集まる中、何故かケガ人を装って司に近付く理佳子。 そして、声優のファンミーティングが始まると、突然ファンの一人が刃物を持って佳介に襲いかかってきた。声優を変えた事への逆恨みだった。“もしここで彼が死んじゃったら…いなくなったら…”という思いがよぎる美沙。ゲームの責任者として美沙が前に出て説明しようとするが、佳介がそれを制す。「君は下がりなさい!」ゲームを作ってきた美沙たちの思いを熱く代弁する佳介。自ら犯人を説得し、取り押さえる。佳介を心配そうに見る美沙のもとに真吾(小関裕太)が。「情けないです。動けませんでした。雄島さんは出て行ったのに…俺は勇気がなかったんです」「そんなことないって。もういいから」と行こうとする美沙。「茅ヶ崎さん、ちょっといいですか?」真吾が美沙を呼び止め、腕をつかむ。「え?」いきなり美沙にキスする真吾。驚いた美沙は、思わず真吾にビンタしてしまう。「俺は茅ヶ崎さんが好きなんです」と言う真吾。呆然とする美沙。
その頃、救護室で理佳子の看病をしていた司。すると、理佳子が突然司のネクタイを引っ張りキスしてきた。「思った通りだった。あたしたちって似た者同士」とほほ笑む理佳子。

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第5話 絶叫・絶望・絶頂 初デートと最後の夜

あらすじ

後輩の真吾(小関裕太)にキスされ、ビンタした美沙(高梨臨)。「すいません、でも俺あきらめませんから」と言う真吾を残し、美沙は立ち去って行く。 その頃、救護室では理佳子(内田理央)が司(淵上泰史)にキスをしていた。「思った通りだった。あたしたちって似た者同士」とほほ笑む理佳子。
部下からもキスされたことを美沙が千尋(土村芳)に相談すると、「雄島さんのときはキスされても殴らなかったよね?好きだっていう自覚はあるんでしょ?」と言われ、言葉に詰まる美沙。 しかし、千尋も司に「お前のセックスは何も発信していない。たまには主導権を握ってみろ」と言われたことを思い出し「あたしもめんどくさい女かな」とつぶやく。
司のマンションの寝室には理佳子の姿が。「あたし物分かりいいし、割り切った関係でかまいませんよ」と言いながら理佳子は、イヤリングをさりげなく床に落とした。翌日、佳介(田中圭)と新規取引先の大手パブリッシャーを訪れる美沙。やってきた担当者は、大学時代の同級生・黒川(小西遼生)だった。「御社のゲーム企画、前向きに検討させていただきます。茅ヶ崎さんが担当なら安心ですよ」と美沙に笑いかける黒川。実は、黒川は美沙の元カレで、恋愛ができないトラウマの原因だった。
その夜、千尋は仁(長田成哉)の部屋で抱かれていた。「実は、あの後一度だけ理佳子に会った。だけど今は本当に別れたから」と言う仁。すると、千尋は「ねぇ、理佳子ちゃんのエッチってどうだった?」「え!?…俺は千尋がいい」仁に言われるが、どこかうつろな表情の千尋。
晩飯を食べに来ている美沙と司。「最近会った子が女としてかなりできてんだよ。お前に爪の垢せんじて飲ませたい」と言う司に、「あんたのビッチ女と一緒にしないで」と言い返す美沙。 その頃、占いに来ていた千尋は、仁と司のことを相談していた。占い師から「自分を持っていないと司には振り回されますよ。まず、自分が本当に何を求めているのか、心の声を聞いてみることです」と言われる千尋。
美沙が帰宅すると元気のない千尋がポツンとソファに座り込んでいた。心配して声をかけると、「あたし、人生間違ったかな。このまま仁くんと結婚していいのかな」と黙り込む千尋。 イベントの打ち上げ終わり佳介に誘われ、迷いながらも飲みに行くことにした美沙。「だいたい卑怯ですよ、雄島さん。あたしが決められないのを知ってて」「そうか、じゃあ僕が決める」「え?」すると、佳介は「明日デートしよう」と突然誘ってきた。
「…デートに誘われた」千尋に相談しながら、何とか一歩踏み出して答えを出そうと美沙はデートに行くことに。千尋からオシャレなヒールを借りて「デートを楽しもう」と決意する美沙。 一方、打ち上げ会場では社員たちが酔いつぶれていた。隅の方で寝ている真吾。奈々(今野杏南)は1人後片付けをしていた。すると、突然寝ている真吾にキスをする奈々。そして、何事もなかったように片付けに戻る。目を開けて固まる真吾。
デート当日、美沙が佳介に連れられたのは遊園地…実は美沙、絶叫マシーンが大の苦手だった。楽しまなきゃと思いながらも、ジェットコースターなどを避け続ける美沙。“彼に気を使わせちゃうなんて”と感じる美沙。2人の間には気まずい空気が。
美沙のことを心配した佳介は「もう帰ろうか?最後に、あれだけ乗ろう」と言ってきた。最後に、2人は観覧車に乗る事に。「外見て、すごく気持ちいいよ」佳介が美沙の隣に座ろうとすると大きく揺れ、思わず「やめて!」と叫ぶ美沙。実は、美沙は高所恐怖症でもあったのだ。佳介を突き飛ばしてしまった美沙。「ごめん…」さらに気まずくなり、黙り込む2人。 「ここが昔から一番好きな場所」佳介に連れられてやってくる美沙。しかし、履き慣れていないヒールの靴擦れで動けなくなってしまう。「早く言ってくれればよかったのに」絆創膏を貼りながら言う佳介。「デートなんて超久しぶりで…嬉しくて…楽しまなきゃって思ってて。なのに、あなたの前ではみっともないことばかり…嫌われたくなかったの…」自己嫌悪と情けなさで泣けてくる美沙。そんな美沙を佳介はおんぶして歩き始める。「最初から完璧な組み合わせなんてないよ。だから、そんなふうに我慢しないで。デートを繰り返して、失敗する度に修正していけばいい」と言う佳介。「だから、君も自分がどうしたいのか言ってほしい…ちゃんと受け止めるから」「…はい」嬉しくなった美沙は思い切って佳介に「この間の続きがしたい」と伝える。 一方、千尋は司を家に呼び食事をしていた。千尋は、司に「これで最後にしますから今日は朝まで一緒にいて下さい」と言う。
翌朝、ベッドの中で目を覚ます美沙。「おはよう」と微笑みかけてくる佳介。美沙も恥ずかしそうに「おはよう」と答える。しかし、美沙がデスクにあった可愛い置き物を触ると、佳介から「あ、落とすと危ないよ」と咎められてしまう…
帰宅した美沙がバスルームから聞こえた物音で振り返ると…そこにはシャワーを浴びた司が腰タオルで立っている。何故、司がここに!?

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第6話 結ばれた先の切なき悶え

あらすじ

美沙(高梨臨)が佳介(田中圭)の家から帰宅すると、裸の司(淵上泰史)と遭遇する。急いで服を着て、逃げるように帰っていく司。美沙が千尋(土村芳)を問いただすと、「セックスを教えてもらってたの」と言い出す。「は?意味不明なんですけど。好きでもない男に裸見せて、抱き合って、しかもアイツと」全く納得できない美沙に対し、佳介との関係を持ち出して反論する千尋。2人は激しく罵り合い、大喧嘩してしまう。
翌日、出社した美沙は佳介と顔を合わせる。昨日の出来事を思い出し、はにかむ美沙。「じゃあ、あとで」と佳介から社長室に呼び出される。「仕事…仕事…」と自分に言い聞かせながら部屋に入ると、そこには司の姿も。美沙と司は、佳介からゲームショーに向け新作ゲームの体験版を作って欲しい、と依頼を受けた。タイトなスケジュールのため断ろうとする司だったが、美沙が佳介の肩を持ち体験版を作ることに。「助かったよ。君がいてくれてよかった」と佳介に言われ、舞い上がる美沙。仕事が終わり、帰宅しようとすると社長室にはまだ灯りが。《もう8時過ぎてるし、いいよね…恋人モードで突入します》部屋に入り、佳介を食事に誘う美沙。しかし、佳介には和久井社長(野波麻帆)との約束があり、断られてしまう。「あの、明後日は?」と美沙が聞こうとすると佳介の電話が鳴ってしまう。実は、美沙の誕生日が明後日だったのだ。少し不機嫌な美沙が会社を出ようとすると、司に声をかけられる。「友達のくせに、わかってねえな。千尋には恥もプライドも捨てて突き進む度胸がある。お前が思ってるほど世間知らずじゃないよ」と司に言われ、美沙は「わかったようなこと言わないでよ!」と怒鳴りつける。そのまま帰宅した美沙は、千尋から「ご飯は?」と聞かれても「いい、買ってきたから」とそっけなく答えてしまう。「明後日の誕生日は彼と過ごすの?」「知らない」「言ってないの?言わないとわかんないじゃん」と千尋に言われるが、黙って自分の部屋に入っていく美沙。
遙香との食事を終え、佳介が歩いていると一瞬1人の女性に目を奪われる。急いで交差点を渡り、あたりを確かめるが、それらしい人物はどこにもいなかった…
翌日、佳介が電話で話しているのを聞き、誕生日の日は出張だと知り、美沙は落胆する。
ウェディングドレスの試着に来ている千尋と仁(長田成哉)。「似合うよ~千尋」と乗り気の仁だが、千尋は罪悪感を感じていた。電話で少しの間離れていた仁が試着室に戻ると、私服に着替えた千尋が立っていた。「ごめんなさい…やっぱりあなたとは結婚できない」と指輪を置いて立ち去ろうとする千尋。「待ってくれ!ごめん、俺が急ぎすぎたよな」と謝る仁に対し、千尋は「違うの、私がダメなの…ごめんなさい!」と言って足早に立ち去って行く。
美沙は佳介に誕生日のことを連絡したいが、なかなかLINEを送れずにいた。いてもたってもいられなくなりランニングに出かける美沙。
千尋が1人バーで飲んでいると、中年の女性・馬場薫(遊井亮子)が話しかけてきた。すると、「あなたの笑顔は人を幸せにする力がある。よかったらウチで働いてみない?」と高級クラブの名前が書かれた名刺を渡される千尋。
その深夜、美沙がジョギングから帰る途中、偶然千尋と出会う。ケンカ以来まともに話していない2人の間にはぎこちない空気が。お互いに謝り、久しぶりに話す2人。「今日、仁くんと別れてきたの…あたし、橋本さんに惹かれてるかも」と言う千尋。「あんたが羨ましいかも…1人だとスパッと決められたことも雄島さんと一緒だと途端に怖くなっちゃう」と本音で話す美沙を千尋が励ます。そして、「美沙、誕生日おめでとう!」ちょうど0時を過ぎ、誕生日を祝う2人。帰宅した美沙は勇気を出して【今日が誕生日です】と佳介にLINEを送る。
翌日の朝、【気づかなくてごめん!出張から戻ったら食事に行こう】と連絡があり、喜ぶ美沙。
その夜、会社でチームのメンバーが開いてくれた誕生日会が終わり、帰宅しようとする美沙のもとに取引先の担当で元カレの黒川(小西遼生)から電話が入り、「せっかくの誕生日なんだから飲まないか」と誘われる。そして、大学の時の事を一度ちゃんと謝りたい、という黒川。美沙は迷いながらも飲みに行くことに。昔のことを黒川に謝られ、少しずつ和やかな雰囲気になる2人。
その頃、出張からの帰りが早まった佳介は会社にいた。残っていた真吾(小関裕太)に「茅ヶ崎さんは?」と尋ねる佳介。「さぁ、帰るって言ってました」と伝える真吾。「そうか、ありがとう。じゃあ」と佳介は会社を出て行く。
同じく会社から帰ろうとしていた司。すると、会社の前には千尋の姿が。「もう連絡するなって言っただろ」「どうしても会って伝えたかったので。終わりにしてきました…彼との結婚…中途半端な自分も…一歩踏み出せたのは橋本さんのおかげです」「よかったな、じゃ」と立ち去ろうとする司。すると、「待って!もう自分の気持ちに嘘つきたくないんです。だから…私をセフレにしてください!」千尋の決意に驚く司。
バーで飲み終わり、店を出る美沙と黒川。「俺、今ならどんな美沙でも受け止められる。だから、やり直さないか?」と、突然黒川がキスをしてきた。驚く美沙。そして、そんな2人を見ていたのが…なんと佳介だった…

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第7話 恋人の幸せ、セフレの覚悟

あらすじ

突然、黒川(小西遼生)からキスをされ、驚いて押し返す美沙(高梨臨)。その後、黒川はタクシーを呼び止め、美沙と一緒に乗りこむ。走り出したタクシーを見て焦る佳介(田中圭)は、別のタクシーで、2人が乗ったタクシーを追いかける。
「私をセフレにしてください!」司(淵上泰史)にお願いする千尋(土村芳)。「なろうとしてなるもんじゃないから」司が諭すと、千尋は司を自分のほうへ引き寄せ、キスをする。驚く司。
美沙と黒川を乗せたタクシーが止まったのは、ラブホテルの前。「じゃあ、行こうか」黒川が美沙の手を取って行こうとするが、「ふざけんな!」と手を振りほどき、ビンタする美沙。美沙は走り逃げ出すが、そのときにタクシーの座席に携帯電話を落としてしまう…電話をかけながら美沙を探す佳介。しかし、美沙には電話がつながらない…
司のマンションについて行く千尋。司は戸惑いながらも千尋を初めて部屋に上げる。シャワーを浴び終えた千尋は、「失礼します」と司が待つベッドへ入っていく。
橋の上にいる美沙を見つけ、佳介が走ってやってくる。美沙と黒川のキスを目撃したことを告げる佳介。「誕生日…本当はあなたにお祝いしてほしかったのに…言いたかったけどウザい女って思われたら嫌だったし」「いい加減にしろよ!」と佳介が声を荒げる。「君の悪い所はそういう所だよ。何でも話してほしいって言ったよね?」「私の気持ちなんて、何でも手に入れてきたあなたにはわからないんです!」「僕だって立ち直れないほど傷ついたこともある」佳介の告白に驚く美沙。「僕の前からいなくならないで」と佳介は美沙を抱きしめる。「好きです」と初めて伝える美沙。佳介が時計を見ると、時刻は11時57分。「誕生日おめでとう」と唇を重ねる2人。
司のベッドから出て、すぐに帰ろうとする千尋。「ゆっくりしていけばいいのに」「セフレですから」と千尋は部屋を出て行く。
翌朝、佳介の家で美沙が目を覚ますと、佳介から合鍵を渡される美沙。帰宅した美沙は、嬉しさのあまり、千尋に合鍵を見せる。「やっと両想いになれた!」「そう…」と元気のない千尋。
千尋は受付嬢の出勤最終日。帰ろうとすると理佳子(内田理央)がやってくる。「仁さんと結婚するんですか?」と聞かれ、否定する千尋。「やっぱり…なんか申し訳ないな」「あなたのおかげで一歩踏み出せた気がするの。お世話になりました。元気でね」と千尋は笑顔で去っていく。
「まだ終わってませんけどね…」その夜、緊張しながらもクラブに初出勤する千尋。ジュエリーショップで佳介と誕生日プレゼントのネックレスを選んでいる美沙。その帰り、腕を組んで歩く2人。「ほんとにあるんだ…こんな幸せ」と美沙ははにかむ。
美沙が幸せいっぱいで帰宅すると、千尋が置いていた花束に気づく。「会社辞めたから。今はここで働いてます」と千尋はクラブの名刺を出す。驚く美沙。「あー私、仁くんとあのとき結婚しなくてよかった。美沙も気をつけてね。恋愛は夢物語じゃないから」急に現実に戻る美沙。 理佳子とベッドにいる司。千尋の写真を見せながら、「ねぇ、この人と私どっちがエッチ上手でした?」と理佳子は質問する。「どうしてそんなことを聞くんだ?」「私、大っ嫌いなんです、この人」「今日帰ってくんない?」と司に言われ、腹立たしくなる理佳子。
会社で佳介から「先に家で待ってて」と言われた美沙。合鍵を使って、緊張した面持ちで部屋に入る。買ってきた食材で料理を作りながら、佳介の帰りを楽しみに待つ美沙。
2人で飲み終えて店から出てくる真吾(小関裕太)と奈々(今野杏南)。酔っぱらった真吾は路上に倒れ込んで、「…茅ヶ崎さん」とつぶやく真吾。奈々は寂しそうな表情をしている。真吾がベッドで目を覚ますと、隣には奈々が。「仕事のための恋愛しようよ」と服を脱ごうとし始める奈々。真吾は驚き、「ちょっと待って!それはちょっと違うかな…」と制する。「じゃあ、おやすみ」と寂しそうに寝始める奈々。
帰宅途中の佳介。すると後ろから「佳介!」と呼び止められる。そこには1人の女性が。驚く佳介。女性は近づいてきて、突然佳介をビンタ。見つめ合う2人…佳介は女性を強く抱きしめる。
翌朝、美沙が目を覚ますと、用意していた料理が手つかずで残っていた。帰宅しなかった佳介。美沙が出社すると、佳介は社長室に。昨日帰れなかったことを謝る佳介。心配した美沙はこっそりと着替えを渡す。「ありがとう」と部屋を出て行く佳介はどこか浮かない表情をしている。
千尋のもとに司から食事の誘いが。家ではなくご飯に誘われたことが嬉しい千尋。家を出ると、仁(長田成哉)が待っていた。「少し話がしたい」と言ってくる仁。「俺が悪いってことはわかってる。それでも結婚できないっていうのは、どうしてなんだ?」「…仁くんがダメなんじゃないの」と答え、千尋は立ち去ろうとする。「俺はずっと待ってるから」と伝える仁。
焼き肉を食べている千尋と司。「お前って肉似合わねぇな」と司に言われ、千尋は頑張って肉を食べている。その姿を微笑ましく見つめる司。仕事終わり、美沙は真吾と食事に行くことに。すると、突然美沙が立ち止まる。それに気づいた真吾。2人の視線の先には女性と並んで歩く佳介の姿が。呆然と立ち尽くす美沙。

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第8話 好きだから疑う 痛すぎる真実

あらすじ

腕を絡めて歩く佳介(田中圭)と怜奈(大沢ひかる)を目撃してしまう美沙(高梨臨)。一緒に歩いていた真吾(小関裕太)に呼ばれ、我に返る。家まで送ると言い張る真吾は、美沙を励ましながら家まで送っていくことに。帰宅後もあの女性が誰なのか気になって仕方がない美沙。
ベッドの中にいる司(淵上泰史)と帰る準備をしている千尋(土村芳)。「今日も帰るのか」「…セフレですから」と無理に笑顔で答えて、千尋は帰っていく。 「あたしのことは遊びなのかも」と千尋に相談する美沙。「彼にちゃんと聞いてみたら?」「無理、彼を問い詰めて全部壊しちゃう」美沙は不安が募っていく。会社で佳介に出会い、頑張って笑顔を作る美沙。会釈して通り過ぎようとすると、佳介がご飯に誘ってくる。断りきれない美沙。佳介はレストランで普段通り接してくる。《女の人のこと考えすぎないでもよかったのかも》と思う美沙だったが、携帯をそそくさ持って出ていく佳介の姿を見て、怪しさが拭えないでいた。 バーで1人で飲んでいる仁(長田成哉)。そこへ理佳子(内田理央)がやってくる。「千尋先輩の秘密教えてあげようか?」と千尋と司の写真を見せてくる理佳子。「この2人デキてるわよ」と言われ、驚く仁。「こんな人とのセックスにはまって結婚やめるなんて、先輩もバカよね」仁は否定するが、千尋の言動に思い当たる節も。理佳子に司のことを教えてくれ、と頼む仁。
司が帰宅すると、仁がマンションの前に。いきなり司に殴り掛かる仁。「二度と千尋に近づくな!」「ちっちぇー男だな。そんなんだから他の女とやってるところ見つかるんだよ。俺が浮気の仕方教えてやろうか」仁は激怒し、再び殴りかかろうとするが逆に司に殴られてしまう。さらに、殴り掛かろうとする司。「やめて!」と千尋が仁をかばう。「ご迷惑をおかけして、すいませんでした」と司に謝り、仁を連れて立ち去って行く千尋。千尋は仁の手当てをしている。「あんな奴やめろよ」と仁に言われるが、「それでも会いたいの」と仁に頭を下げ、別れる千尋。 佳介の家に来ていた美沙。しかし、「仕事あるから先に寝てて」と言われてしまう。リビングで電話をしている佳介。明日の夜、佳介がホテルで待ち合わせするのを美沙は寝室で聞いていた。
翌日、昨夜の佳介の電話が気になり、ホテルまで行ってしまう美沙。すると、止まっていたタクシーから女性の声が。「すいません、ちょっといいですか」その女性は、佳介と腕を組んでいた怜奈だった。タクシーの支払いを立て替えてくれたお礼に、と美沙を部屋に招き入れる怜奈。 その頃、同じホテルで、佳介は日下部(寺脇康文)と遙香(野波麻帆)と会っていた。部屋で話している怜奈と美沙。そこで、怜奈が元カレに会うためにニューヨークからやってきたことを聞かされる。元カレとの切ない別れ話を聞かされた美沙は、意を決して聞く。「その彼と、これからどうするんですか?」「やり直したいと思ってます」呆然とする美沙。
司が仁とケンカして以降、メールが返って来ない千尋は、いてもたってもいられず司の家に。「急に来てごめんなさい。昨日のことちゃんと謝りたくて」と千尋が玄関で謝ろうとすると、派手なパンプスがあることに気づく。部屋の奥ではシャワーの音が。「そういうことだから」「すいません、帰ります」千尋の目の前で扉が閉められる。司が部屋の中に戻ると、浴室から顔を出してきたのは理佳子。「残念でした、千尋先輩」司のマンションから出てきた千尋は「何でもない…セフレなんだから、こんなの全然平気…」と泣き出しそうなのを堪えて歩く。  佳介と怜奈のことを考えながら、虚ろな表情で歩く美沙。そのとき、新ゲーム「バトルラブ」を担当してもらう超人気声優・岩瀬サトルのマネージャーから電話が。収録日を変更してほしい、というお願いだった。「…大丈夫です」と生返事してしまう美沙。すると、そこへ佳介からの電話があり、「とにかく会おう」と言われる。
肩を落として千尋が帰宅すると、マンションの前には仁が。「千尋、いま幸せか?」と尋ねてくる仁。「なんとなく無理してるような気がしたから」千尋から堪えていた涙があふれ出てくる。どうすることもできずに突っ立っている2人。  「なんでホテルにいたの?」と佳介に聞かれ、「怜奈さんと一緒にいる所を見た」と正直に打ち明ける美沙。彼女とはもう何でもないって言ってよ…と美沙は願う。しかし、「少し落ち着いてから話してもいいかな。僕も混乱していて」と言い出す佳介。美沙は耐え切れず去って行く。
佳介との関係が気まずい中、仕事中の美沙のもとに、1本の電話が。電話越しで激怒している岩瀬のマネージャー。美沙が重大なミスをしてしまっていたのだ。「仕事を辞退します」と言われる美沙。バスキアのメンバーたちも落胆しきっている。そこへ、佳介がやってきて今後の対策を伝えてきた。納得のいかない美沙。しかし、「これは経営判断だ」と佳介は冷静に言い放つ。
美沙のミスにいら立ちを隠せない司が会社を出ると、千尋が待っていた。「どうした?茅ヶ崎ならまだ中にいるぞ」と伝える司。しかし、千尋は「抱いてください」と言ってきた。驚く司。 一人抜け殻のように仕事をしていた美沙。そこへ佳介がやってくる。「どうしてあたしがこんなミスをしなきゃいけないのよ!やっぱり恋なんかしなければよかった!」と佳介にいら立ちをぶつける美沙。「…わかった。僕たち、少し距離を置こう」と佳介は言い、立ち去って行く。その背中に向かって、佳介からもらったネックレスを引きちぎって投げる美沙…。

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第9話 決壊する感情 哀しき鉢合わせ

あらすじ

佳介(田中圭)から「僕たち少し距離を置こう」と言われた美沙(高梨臨)。
一方の千尋(土村芳)は、司(淵上泰史)に「抱いてください」と頼み込む。セフレとして、いつものように早々と司の家から帰ろうとする千尋。すると、司からオムライスを食べに行くぞ、と誘われる。司が大好きなオムライスを食べている2人。
翌日、重大なミスを犯してしまった美沙は会社をズル休みする。「…これで振り出しに戻った。あたしは彼と別れて仕事に生きる」と言う美沙に対し、「まだ終わったわけじゃないでしょ、もう少し待ってみたほうがいいよ」とアドバイスする千尋。佳介の元カレ・怜奈(大沢ひかる)の出現に、自分から別れを切り出したほうがいいのでは、と美沙は悩む。
会社では企画会議が行われている。佳介は、美沙が懸命に進めてきた新ゲーム「バトル・ラブ」の中止をみんなに告げる。驚くスタッフ一同。そして、真吾(小関裕太)を新たなゲームの企画開発の担当者として抜擢する佳介。真吾は複雑な思いに。
翌朝、出勤した美沙は「バトル・ラブ」が中止になったことを知る。社長室へ駆け込む美沙。詰め寄る美沙に対し、「君は少し休んだ方がいい」という佳介。「は?あたしはもういらないってこと?」佳介は否定するも、美沙はさらに追及する。「なんでちゃんと相談してくれないのよ。彼女のことだってそうじゃない!」「それは今ここでは関係ない」社長室を飛び出す美沙。落ち込んでいる美沙のもとへ缶コーヒーを持ってやってくる真吾。「ごめん…ちょっと今は一人でいたいの」と美沙は目をそらしてしまう。
仁(長田成哉)から電話で呼び出された千尋。仁は、福岡に転勤になったことを伝える。「心の底から千尋のことが好きだった。俺たち本当に終わりなんだな」「…ごめんね」涙する千尋。その夜、千尋の店に日下部(寺脇康文)が司らバスキアの若手メンバーを連れてやってきた。
千尋が働いていることに驚く司。千尋は司をトイレへ案内する。「何やってんの、こんなところで」「仕事です」とどこか気まずそうな2人。  仕事終わり、バーで飲んでいる美沙と千尋。「恋愛にうつつ抜かしてたバチが当たったんだよね」と仕事が上手くいかないことを美沙は千尋に相談する。千尋も司が店にやってきたことや仁が転勤になったことを美沙に伝える。そこへ、やってくる佳介と怜奈。挨拶を交わす佳介と千尋。「そちらの方は?」と聞く千尋に対し、「…友人です」と佳介は怜奈を紹介する。「よかったら一緒に飲みませんか」と言う怜奈。「いえ、お先に失礼します」と美沙は出て行く。
翌日、会社で美沙に話しかけてくる司。「昨日、店で同居人に会ったぞ。いいのか、あんなところで働かせて」「何よ、千尋が心配なの」「別に」と言い合う2人。「お前はどうなったんだよ」「別に」「あ、ダメになったんだな、社長と」と詰めてくる司。そして、司は「俺、別の会社からヘッドハンティングされた」と言い出した。呆然と司を見る美沙。
「昼は取引先とミーティングがあるから」と出て行く佳介。会社近くの通りを美沙が歩いていると、通りの向こうを歩いている佳介と怜奈を見つける。会社に戻った美沙が廊下を歩いていると、佳介がやってくる。「取引先って怜奈さんだったんだね」美沙を社長室に招く佳介。「すまなかった、君に余計な心配をかけたくなかったんだ」「嘘をつくのは、どこかやましい思いがあるからでしょ。あたしたち、これからどうなるの。あなたは彼女とよりを戻したいんでしょ」と詰め寄る美沙。佳介は「今は彼女を突き放すことはできない。もう少し待ってくれないか」と言う。社長室を出て行く美沙。「どうしたんですか」歩いている美沙に真吾が駆け寄る。泣いている美沙。「…なんでもない」と美沙は走り去っていく。
オムライスを作る食材を手に、司の家に向かう千尋。マンションから買い物に出て行く司とすれ違いで、千尋が中に入っていく。玄関の扉が開くと、部屋の中には理佳子(内田理央)が。驚く千尋と面白そうに笑っている理佳子。「どうしていつもあたしの邪魔をするの?」と問いただす千尋に、理佳子は不敵に笑いながら「あんたが大嫌いだから。存在がむかつくんです」と答える。いきなり理佳子の頬を叩く千尋。「何すんのよ!」と理佳子も頬を叩き返す。取っ組み合いになる2人。「うるさい、マグロ女!」「鬼!鬼畜!」と2人が罵り合っているところに、司が帰ってくる。唖然と2人を見る司。いたたまれない千尋は部屋を飛び出していく。理佳子は勝ち誇ったように「追いかけないんだ」と笑う。しかし、司は「お前も帰れ」と理佳子を突き放す。
居酒屋で1人飲んでいる美沙。そこへ、「探しましたよ」と真吾がやってくる。不安や葛藤を吐露する美沙を励ます真吾。「僕は離れませんよ。弱み見せてくださいよ」と言う真吾に「そんなの死んでも見せるか。今日はとことん飲もう」と美沙は言い出す。
佳介の家で思い出のハート型ペーパーウェイトを見ている怜奈。「私、佳介の気持ちが戻るまで待つから。今はあの人が好きなんでしょ?…それでもいいから…そばにいて」怜奈はすがるような目で佳介を見つめる。何も答えられない佳介。
おぼつかない足取りで歩く美沙を家まで送る真吾。ベッドで横たわる美沙の横で真吾が添い寝している。美沙を見つめる真吾。キスをしようと顔を近づけるが、美沙の頬にはうっすらと涙が。そのまま動かずに美沙を見つめる真吾。

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第10話 あなたの手のぬくもり

あらすじ

二日酔い気味で起きてくる美沙(高梨臨)。すると、リビングでは千尋(土村芳)と真吾(小関裕太)が仲良く朝ご飯を食べている。驚いた美沙は、慌てて千尋に言い訳をする。「じゃあ茅ヶ崎さん、会社で。お邪魔しました」と爽やかに出て行く真吾。美沙は千尋の首筋についた傷跡に気づき、尋ねる。「ちょっとぶつけて…」とごまかす千尋。
出勤した美沙は、チームのメンバーを集めて自分のミスを謝罪する。「挽回するために新規の企画を売り込もうと思います。ご協力お願いします」と頼み込む美沙。今までとの違いに、部下たちは驚く。2人きりで昨日の自分の様子を真吾に尋ねる美沙。「俺眠ってる茅ヶ崎さんにキス…」「は!?」「しようと思ったけど、泣いてたからできませんでした」と真吾に言われ、美沙は返答できない。会議室では佳介と日下部(寺脇康文)が重要な打ち合わせを行っていた…
家にいた千尋のもとに電話が。相手はなんと理佳子(内田理央)だった。千尋の家にやってくる理佳子。「橋本さん、私の電話に出ないんです。先輩、何かしてません?」「するわけないでしょ」「あたしたち同じ立場でしょ。上手く割り切れないなら、セフレやめちゃえばいいのに」理佳子に言われ、「私はあなたとは違う」と言い返す千尋。
美沙は怜奈(大沢ひかる)に呼び出され、2人きりで会っていた。「彼を諦めてもらえませんか」と突然言われる美沙。「私ひどいことしてますよね。でも私には佳介しかいないんです。お願いします」怜奈に切々と頼まれ、美沙は戸惑う。
翌日、社長室に企画書を持って行く美沙。「この前もう少し待てとおっしゃいましたが、もう経ちましたでしょうか。終わりならスッパリ切ってください」「君は終わりにしたいの?」「そっちがそうさせているんでしょ」と言い出す美沙に、佳介は「そんなつもりはないよ」と返答する。しかし、耐えられず出て行ってしまう美沙。そんな美沙の元へやってくる奈々。「あたし、会社やめようと思ってます」驚く美沙とチームのメンバー。それだけ伝えると奈々はフロアを出て行く。追いかける真吾。「無責任すぎるだろ!」と怒る真吾に、奈々は「もう2人を見ていたくないの!茅ヶ崎さんが好きな真吾ちゃんを見てるのが辛くなったの」とついに打ち明ける。
千尋が司をランチに誘い、またオムライスを食べに行くことに。「いいですね、ランチデートって」と楽しげに笑う千尋。公園を散歩する2人。千尋は隣を歩く司の手を取る。手をつなぎ笑顔になる千尋。その後もソフトクリームを食べたり、デートっぽいことを初めてする2人。すると千尋は「困ったなぁ。あたし、やっぱり橋本さんといると凄く楽しいです。…セフレ失格ですね」と笑って言う。「今日はありがとうございました。また誘っていいですか?」と聞く千尋に、あいまいにうなずく司。
バーで1人飲んでいる美沙。そこへ、佳介と遙香(野波麻帆)がやってくる。3人で飲んでいると美沙と佳介は言い合いに。「…私、用事思い出したからもう行くわね」と帰っていく遙香。「あなたに言われて少しわかったことがあるの。1人でできることなんて、たかが知れてるって。今まで周りが全然見えてなかった」と吐露する美沙。「なかなか素直でよろしい」と美沙の頭をなでる佳介。「ちょっ!」と慌てて離れる美沙。バーの帰り道。「この状況でよく上から物が言えたわよね。なんかムカついてきたわ」と言う美沙に対し、謝る佳介。「何暗くなってんのよ!…ありがと。私もう少し頑張れそう」と美沙が明るくツッコむ。久しぶりに笑いあう2人。
司をランチに誘い、千尋のことを聞く美沙。「千尋のことどう思ってるの…もし本気なら、ものすごく不本意だけど応援する」「期待を裏切って悪いけど…セフレだと思ってる」と言って、立ち去って行く司。美沙は呆然と見送る。
司が帰宅するとマンションの前には理佳子が。「悪いけど、今日はそういう気分じゃない」と帰そうとする司。「今までもそんな風に女を切ってきたの?」と尋ねる理佳子に「…俺は他人の人生に責任を持てない。俺と関わるとろくなことないから、もうやめとけ」と司は答える。
美沙は自分の部屋で洗濯物を畳んでいる千尋に声をかける。「…橋本のこと本気なの?」「本気だよ」「…そっか」「うん…」なんとか千尋の気持ちを推し量ろうとする美沙。  司に呼び出された千尋。自分の思いを伝える司に対し、千尋も懸命に答える。
美沙は様々なゲーム会社に売り込みに行くが、なかなか成果が出ない。そんなとき、あるゲーム会社で、バスキアのある噂を耳にする。会社に戻り、佳介に詰め寄る美沙。「あなたは最初からそのつもりであたしに近づいたの?」と問いただす。そして、「もうあなたがわからなくなった。あたしはバスキアを辞めます!」と出ていく美沙。

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第11話 あなたのことが好き

あらすじ

バスキアの買収話が発覚。佳介(田中圭)に対し、「もうあなたがわからなくなった。あたしはバスキアを辞めます!」と言い放った美沙(高梨臨)。
司(淵上泰史)に別れを告げられ、泣きながらクラブのママ・薫(遊井亮子)のもとを訪れる千尋(土村芳)。
佳介は怜奈(大沢ひかる)と会っていた。怜奈から「私たち、変わってないよね?佳介、あなたが必要なの」と言われ、何も答えられないでいる佳介。
働いている司のもとに理佳子(内田理央)から『今晩行くから』とLINEの連絡が。そして、千尋が働くクラブに、なんと客としてやってきた理佳子。「なぜ私にそこまでこだわるの?」と千尋は聞く。敵対する理由を初めて告白する理佳子。最後に「私は私で、したいようにさせてもらいます」と理佳子は千尋に告げる。その後、司のマンションに行った理佳子。しかし、マンションから出てくる理佳子の目には涙が溢れていた…
仕事を終え、帰宅した千尋。すると、美沙が落ち込んでリビングに座り込んでいる。会社の買収話、佳介の話を美沙から聞き、驚く千尋。「あたし、恋も仕事も全部なくしちゃった…」と美沙は吐露する。「とにかく雄島さんと話して。私は橋本さんと話したよ、でお別れした」と自分の現状も打ち明ける千尋。「どうして?」と驚く美沙に、「普通の恋愛がしたくなっちゃったの。前に進もうとして、彼を困らせちゃった」と千尋は切なそうにする。
佳介に呼び出された美沙。「信じてくれないか。この合併は絶対に成功させなきゃいけないんだ」と買収について佳介は必死に説明する。しかし、「あたしはバスキアがなくなることは受け入れられない。あなたは全然わかってない…」と反論し、立ち去る美沙。
美沙は、珍しく司からランチに誘われる。そこで、引き抜きの最終面接が迫っていることを話す司。美沙は動揺して何も言えない。「千尋と別れたのって、私があれこれ言ったせい?」と聞く美沙。司は「なわけないだろ。俺、あいつといると調子狂うんだわ」と答えて去っていく。どこか少し寂しそうな背中を見つめる美沙。帰宅途中、橋の上を通りがかった千尋は、司とのやりとりを思い出す。家に帰り、司に褒められた料理に没頭する千尋。
真吾(小関裕太)たちバスキアメンバーは、美沙のことや自分たちの身の振り方について悩んでいた。「本当に会社辞めるんですか?」と美沙に質問する真吾。「うん…そうするしかないかなって。大丈夫、みんなのことは雄島さんに頼んでおくから」と言う美沙に対し、複雑な表情のバスキアメンバーたち。
千尋からクラブに会長の日下部(寺脇康文)がいるという連絡を受け、美沙はクラブに向かう。買収に納得がいかない、と日下部に詰め寄り説明を求める美沙。説明されても納得のいかない美沙は「会長の権限で、撤回してもらえませんか」と訴えるが、日下部は「茅ヶ崎くんも考え方を変えるときじゃないかな」と言うだけだった。
佳介は司を誘い、珍しく2人で飲みに行くことに。引き抜きについて佳介から慰留される司。「ありがたいですが、もう決めましたから。今のあなたのやり方間違ってないけど、好きじゃないんで」と司は答える。そして、「茅ヶ崎のことはどうするんですか?」と逆に佳介を問い詰める司。
「あたしが甘いのかな」会社のこと、佳介のことについて、不安を吐露する美沙。千尋は話を聞き、「美沙、やっぱり彼のことが好きなんだね」と投げかける。何も答えない美沙。  バスキアを訪れていた遙香(野波麻帆)は、美沙と話をしていた。遙香に買収の話を相談する美沙。すると、「彼のことわかってあげて。彼は失敗できないの」と佳介の知られざる過去について遙香は語り出す。
その頃、突然千尋から会社に連絡があり、初めて呼び出された佳介。「私がこんなこと言うの、お節介だってわかっているんですけど…美沙の力になってあげてください!お願いします!」と千尋は佳介に頼み込む。司が街中を歩いていると、手をつないだカップルを目撃する。千尋とのデートを思い出す司。
美沙のもとにやってくるバスキアメンバー。「茅ヶ崎さん、お願いします!」と突然美沙に頼み込む真吾たち。その内容に驚く美沙は「…わかった。でもちょっとだけ時間をちょうだい」とだけ答える。その場に居合わせた司からは「雄島さんのことも考えろ」と忠告を受ける美沙。
佳介が怜奈を呼び出し、話をする2人。その後、怜奈は美沙に「今晩会えないですか」と連絡をする。2人で会う美沙と怜奈。そこでの怜奈の言葉に戸惑う美沙…  それぞれの家で、お互いのことを思い浮かべる美沙と佳介。そして翌朝、何かを決心したような表情で社長室を訪れる美沙の姿が―。

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第12話 恋がヘタでも生きていく

あらすじ

「部下をつれてバスキアを出ます」と佳介(田中圭)に伝え、家の合鍵を返した美沙(高梨臨)。お互いのことを思い浮かべながら日々を過ごす2人。すると、ある日バスキア買収の話がなくなった、と日下部(寺脇康文)から報告を受ける。喜ぶバスキアメンバーたち。しかし、佳介は今回の責任を取って会社を辞めることに。驚く美沙は社長室へ向かう。「あたしが買収をやめてほしいと言ったから?」と尋ねる美沙。しかし、佳介は「僕自身が考えて決めたことだ。これからもいい仕事を期待してる」と美沙への思いを伝え、立ち去っていく。
帰宅した美沙は千尋(土村芳)から同居を解消して1人暮らしがしたい、と言われる。突然のことに戸惑う美沙。自立して自分のしたいことがしたい、という千尋に美沙は「みんなあたしから離れていくわけ?」と思いを打ち明ける。佳介も会社を離れ、司(淵上泰史)もまた大手ゲーム会社に引き抜かれようとしていた。そんな美沙に「どうして雄島さんに会いに行かないの?」と聞く千尋。しかし、美沙は「あたしが彼を追いつめて絶対に失敗できない仕事をぶち壊したの。あたしは彼より仕事を取ったんだよ…」と答える。
みんなの前で最後の挨拶を終え、会社を出ていく佳介。美沙が追いかけてくる。何か言おうとする美沙。しかし、佳介が「僕がいなくても君は大丈夫だよ。ありがとう、楽しかった」とだけ言って去って行ってしまう。社長を引き継ぐことになり、荷物の整理をしている美沙。そこへ司がやってくる。「結局あんたは千尋から逃げてるんじゃない」「お前が言うな。自分だって雄島さんから逃げてんじゃねーか」とお互い言い合う2人。司は引き抜きの話が正式に決まったことを伝えて出て行ってしまう。その後、社長室の引き出しから佳介が社長に就任したときの集合写真と遊園地の半券を見つける美沙。佳介との思い出を振り返り、美沙は涙を流す。そんな美沙の姿を部屋の外で見つめている真吾(小関裕太)。  ゴブリンと散歩している佳介。そこへ真吾から電話が。公園に真吾がやってきて、ベンチで話をする2人。「茅ヶ崎さんを支えてもらえませんか。茅ヶ崎さんの本心は雄島さんが一番わかっていると思います」と真吾が伝える。しかし、佳介は「話はそれだけ?」と答えるだけだった。
前島(金剛地武志)に「ちひろちゃん、今日お店最後だって」と誘われ、渋々お店に行く司。酔いつぶれた前島を挟んで、千尋と司が久しぶりに話をしている。「…あたし、元気にやってます。大丈夫ですから」と司に言う千尋。  千尋は帰宅して、お店に司が来ていたことを美沙に伝える。「千尋こそ連絡してみたらいいじゃない。まだ好きなんでしょ」と言う美沙。しかし、千尋は「あたしは正式にフラれたんだよ。もう関係は終わったんだよ」と笑顔で答える。  千尋は、お店の近くで理佳子(内田理央)に偶然出会う。「橋本さんとは進展してます?」と聞かれ、言葉を濁す千尋。「まだ何も行動してないんですか?あたしが諦めてあげたのに何やってるんですか」と理佳子に言われてしまう。 司をランチに誘う美沙。洋食屋へ入るとテーブルには千尋の姿が。驚く千尋と司。「2人でじっくり話せば?あたしは仕事があるから帰る」と美沙は店を出ていく。2人きりになり、少し気まずい雰囲気に。「あたし、橋本さんのおかげで人生変わったんです」と今までの感謝を伝える千尋。司は何も答えずに、ただ聞いているだけ…千尋の思いを聞いた司は、果たしてどんな行動をとるのか…いびつな恋を続けてきた2人には、意外な結末が待ち受けていた―。 社長室にいる美沙のもとへやってきた日下部。そこで、美沙は日下部から、買収話に関する思いもよらぬ事実を聞かされる。知らされていなかった真相に驚く美沙。
遙香(野波麻帆)と会っている佳介。「あなたはこれからどうするの。美沙さんのこと後悔だけはしないようにね」と遙香に言われる。思いつめた表情の佳介。
「あたしは彼に何も返せてない。追いつめただけだよ」と落ち込む美沙を励ます千尋。「…あたし恋している間、つらいこともいっぱいあったけど、すごく楽しかったの。美沙はそうじゃなかった?」という言葉に、美沙は佳介との思い出を改めて振り返る。部屋で1人になってからも佳介とのことを考えている美沙。いつものように妄想しそうになっていたが、「…妄想はやめる」と自分に言い聞かせる…いったいどんな決断を美沙は最後に下すのか―。

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引用元:番組公式サイト

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