ドラマ『非婚家族』の動画を全話無料で見れる配信アプリまとめ

  • 2024年3月8日
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2001年7月〜9月に放送されたドラマ『非婚家族』

この記事では、ドラマ『非婚家族』を無料で全話見ることができる動画配信アプリ・サービスを調査してまとめています。

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ドラマ『非婚家族』はどんな作品?

話数 全12話
放送年 2001年7月期
放送枠 フジテレビ系 木曜日22時
原作 柴門ふみ
脚本 高橋留美
池田晴海
演出 光野道夫
若井水男
木村達昭
音楽 松本晃彦
主題歌 アンバー「涙のマリッジ」
キャスト 真田広之
鈴木京香
米倉涼子
MAKOTO
黒谷友香
一戸奈未
泉澤祐希
宇崎竜童

光野道夫 木村達昭 松本晃彦 池田晴海 若井水男 高橋留美 MAKOTO 一戸奈未 宇崎竜童 泉澤祐希 真田広之 米倉涼子 鈴木京香 黒谷友香

主人公

名前(演) 的場洋介(真田広之)
年齢 40歳
職業など 製菓会社の企画部に所属

あらすじ

登場するのは、3人の男女。
人生を捧げてきた仕事に捨てられ、その上、一人のオンナとして目覚めた妻にも捨てられた、人生を何となく生きてきてしまった男。
全ての時間とエネルギーを費やし、仕事と、不倫の恋と、自分の子供が欲しいという欲求に悩む、“家族”に憧れるキャリアウーマン。
そして、妻でも母でもない自己に目覚め、自分のために生きたいという気持ちが抑えられなくなった、平凡な主婦だった女。

花形部署のヤリ手企画マンから一転、転属、リストラへと追い込まれ、“元の妻”と現在の妻という二つの愛の間で揺れる主人公・的場洋介に扮するのは真田広之。女性ファッション誌の敏腕編集長である“元の妻”・千本知華子に鈴木京香、家庭を捨ててでもタンゴダンサーになる夢を捨てきれない“現在の妻”・的場ひかるには米倉涼子がそれぞれ扮します。
また、知華子の不倫相手である妻子持ちの有名カメラマン。際だったプロの才能と少年の心と大人の男の色気を併せもつ根津新也には、連ドラ初出演の宇崎竜童が扮して脇を固めます。
ほかにも、知華子の部下の編集部員・久木田役には、人気バンド∧ucifer(リュシフェル)のボーカル・MAKOTOが、洋介と関わっていくことになる、昼間は大道芸人、夜はキャバクラ嬢の顔をもつ女性・セリナ役には、黒谷友香がと、フレッシュな顔ぶれも揃いました。 血がつながっているから家族なのか? 一緒にいるから家族なのか? 愛し合っているから家族なのか? 互いに必要としているから家族なのか?

家族という枠に入りたい女と出たい女。この対照的な二人の間を一人の男がさまよい、それぞれの異性関係も加わって大人のラブストーリーを展開します。そして、それぞれの生き方や恋愛観を通じて、本当に幸せになるための家族の在り方を、この作品では探っていきます。

引用元:番組公式サイト

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以下に各話のあらすじや主要動画配信アプリ・サービスでの配信状況をチェックできるリンクを載せておくので、こちらもチェックしてみてください。

『非婚家族』の各話あらすじ

第1話 家族なんてウソの始まり!結婚が愛を殺した…

あらすじ

 製菓会社の企画部に勤務する洋介(真田広之)は、きょうも電車に揺られ、2LDKの社宅に帰宅した。すでに長男の翔太(泉澤祐希)は寝て、妻・ひかる(米倉涼子)は、洋介が帰り夕食の支度を始めた。
バツイチながら結婚八年。息子も順調に育ち、平凡な毎日に洋介は、ウンザリ感はあるものの、今の生活にまずまず満足していた。
テレビを見ながら夕食をつつく洋介に、ひかるは、あれこれ話かけるが、洋介はまともに取り合わない。そんな関係に刺激を求めたのか、ふと、ひかるを見て、洋介はドキッ!。エプロンの下は全裸だった。そんなひかるに惰性もあって洋介は「したかったらしたいって言えよ!」とつい、言ってしまった。
洋介はダイエット新製品の売り込みに取りかかっていた。影山部長(小倉智昭)から「お菓子屋がダイエットフードなんて所詮邪道。失敗したら責任を取らせる」と言われる洋介だが「ここで頑張らなければ・・・」と力む。洋介のプライドでもあった。
翌日、広告代理店の紹介で女性誌で人気急上昇中の出版社に出かけた。スタイリッシュでカッコいいスタッフが動き回る明るいオフィス。その美しさに洋介は目移りしてしまう。洋介としては、雑誌に広告を出す代わりに、ダイエット新商品の記事を書いてもらおうという目算だった。
現れた女性編集長を見て、洋介はポカン!。なんと一年結婚生活をして別れた知華子(鈴木京香)だった。より美しくなり、スカッとした知華子。代理店の人間もおり、改まった仕事トークで話を進める洋介だが、時折胸元からのぞく知華子のバストの膨らみにドキドキ。そんな洋介に知華子は「試食の上、記事化するかどうか決めます」と話すのだった。
仕事の話が終わり、洋介と知華子、二人だけになると、知華子は打ち解けて洋介に話しかけてきた。ちょっと幸せを感じる洋介だが、美貌のため、整形までした知華子に驚くのだった。
知華子との偶然の再会を喜ぶ気持ちをかくしながら、ひかると翔太とともに洋介は休日ショッピングセンターにでかけた。和気あいあいの三人家族。洋介がふと、気づくとひかるがいない。周囲を探すと、若者たちの輪に入り、ヒップポップ音楽に合わせ、ひかるは踊っていた。「よせよ!。社宅の人に見られたらどうするんだ」と、洋介はひかるの腕を取り、若者たちの輪から連れ出した。「なによ!」。ひかるは不満そう。
翌日、会社に出ると洋介に知華子から急な電話が入り会いたいという。「まんざらでもないのか」と洋介がヤニ下がりつつ、出版社に向かうと、知華子は試食したが「甘すぎて、記事にはできない」と洋介に言い放つ。「広告を出したんだぞ」と洋介が迫っても「こちらも一回一回が勝負。今の女の子はシビアなの」と言われてしまう。憤懣やるかたない洋介だが、その通り、新製品は売れず、洋介は、年下の上司がいる営業に左遷されてしまうのだった。
左遷の辞令が出た日、自宅に戻った洋介は、ひかるにグチを言おうとするが、ひかるは取り合わず、突然「別れたい。この結婚は間違いだった」と言い出す。なぜだ?全く洋介はわからない。
知華子には、腐れ縁の愛人、カメラマンの根津(宇崎竜童)がいた。時間がおした香港女優(ケリー・チャン)をなだめ、この日も無事に撮影は終了。いつものように知華子は、なんとなく、根津と体の関係を続けてしまうのだった・・。

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第2話 愛も仕事も奪われたあげく

あらすじ

「すいません。すぐプレゼン始めますから」。洋介(真田広之)が会議室に飛び込んできた。ひかる(米倉涼子)が出ていって一週間、洋介は、翔太(泉澤祐希)の世話や家事に追われ、約束の時間に遅れたり、早退せざるを得なかったり、仕事に支障が出始めていた。「的場さん。奥さん病気なんですって」という中川(戸田昌弘)に、しばしば注意され、まさか出ていかれたとは言えず「えっ、まぁ」と答えるのが精一杯だった。
知華子(鈴木京香)は雑誌の企画会議の真っ最中。「結婚する女しない女」がテーマで、話が不倫に及んだとき「編集長電話です」と受話器を渡された。出ると不倫関係を続ける根津(宇崎竜童)の妻(夏木マリ)からだった。これから会いたいという妻に「会議中ですから」と断る知華子だが「それなら、そちらに押し掛ける。今、ロビーにいる」と言われ、知華子は近くの喫茶店で根津の妻に会った。根津が帰らず、知華子の所にいるのではと、妻は押し掛けてきたらしい。「夢を売る女性誌の編集長が家庭を壊すなんて」など、知華子は「別れた」と言うが、妻は言いたい放題。その上、知華子を平手打ちして帰っていった。
数日後、洋介が会社に行くと、人間開発課へ異動を命じられた。一応、社史編纂という目的はあるが、三畳間ほどの部屋に一人しかいない課で、自主退職を促すセクションだった。
仕事で、知華子は根津に会った。「ウチのが来たんだって」と親しげに話しかける根津だが、知華子は自己嫌悪もあって、彼とはキッパリ別れようと、引っ越しを決意するのだった。
洋介はついに会社を辞めた。こんなときひかるがいてくれたらと、ひかるのことを考えながら自宅近くの駅でボーとしていると「洋ちゃん」の声。振り向くと知華子だった。知華子が根津と別れるため引っ越してきたのは、洋介の社宅の近くだったのだ。
会社を辞めた以上社宅を出ていかねばならない。職も探さねばならない。しなければならないことがいっぱいの洋介。翌朝、洋介は、翔太がPHSを落としたことから時折、ひかるから電話があることを知る。そんな洋介に翔太は「パパが出ると切れちゃうよ」と言って学校へ出かけていった。それでも鳴ったら出ようと、PHSを持ってスーパーに行くと知華子にばったり。一つ残った牛乳を知華子と取り合い、洋介は、知華子と口論してしまう。
仕事も引っ越し先も見つからない洋介。ひかるからの電話も気になる。そんな時、洋介の部屋の電話が鳴った。「ひかる?」と思い受話器を取ると知華子だった。詳しい説明をせず、知華子は「あした一緒に来て」と話すのだった・・。

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第3話 知りたくなかった、妻の顔

あらすじ

 ひかる(米倉涼子)は新宿歌舞伎町のスナックに居候していた。居所を突き止め、洋介(真田広之)が会いに行くと、出てきたママの梨絵(大島さと子)に「会えないよ」と言われてしまい、洋介はすごすご帰るしかなかった。
社宅を追われ、知華子(鈴木京香)に言われるまま、知華子のマンションに引っ越してきた洋介。翔太(泉澤祐希)を連れている洋介を見て、知華子は「聞いてない。なかったことに」と言い出すが、洋介父子に行くところがないこともわかっている。「しょうがないか」と知華子はあきらめ、洋介父子の荷物が運び込まれた。知華子は翔太に「キャサリンと呼びなさい」など、洋介父子に同居のルールを細細と申し渡す。「ママより恐そう」と翔太。
引っ越しの後かたづけが一段落すると、チャイムが鳴った。根津(宇崎竜童)とピントきた知華子は、洋介を代わりに出させる。男の声に根津はドキッ!。「俺たちは番犬か」とふてくされぎみの洋介に知華子は「人間歳取ると、賢くなるのはウソ。バカになる」、「34の時、寂しくなって・・・」と漏らした。洋介の気持ちは複雑だ。その夜、三人で初めて夕食を囲んだ。洋介が作ったチャーハンに文句ばかりの知華子だが、洋介が翔太の口元についた食べかすを摘み、自然に口に入れるのを見て、寂しさを感じていた。
翌日、知華子が出社すると、スタッフたちが、根津一家の写真が掲載された雑誌を見てワイワイやっていた。「根津さんて、酒とバイクと女かと思ったら意外」など話し声が聞こえ、そこへ知華子に根津から電話が入った。努めて事務的に会話し、知華子は冷たく電話を切るのだった。
洋介は再び新宿のスナックを訪ねた。またママに追い返されそうになった時、買い物から戻ったひかるに出会った。近くの公園に誘うとひかるは「プロのタンゴダンサーになる」と洋介に言う。結婚し、子どももいるのに「なぜ?」と思う洋介に「夫の稼ぎで、顔色をうかがいながら生きるのはイヤ」、「子どもも生みたくなかった」、「結婚生活はウソ」など、洋介には信じられない言葉がひかるの口から次々でてきた。洋介は、何とも言葉が出ず、大きなショックを受けた。
マンションに戻り、知華子に話すと「何も考えてないのは洋ちゃんの方」「自分を持っていない男に女はついてこない」と洋介はぴしゃりと言われてしまう。
洋介が面接に失敗してマンションに帰ると、根津がロビーにいた。「あんた知華子の男だろ。ちょっとつきあえ」と言われ、洋介は言われるままついていき、二人は居酒屋で飲むことに。酒が入るほどに、洋介はひかるのことを話し、根津は知華子への思いを語った。ひかるの言葉にショックを受けていた洋介は悪酔いし、根津に送られる始末。「きちんと番犬して」と洋介は知華子になじられてしまう。
知華子の仕事がうまくいった。上司に「美貌も才能のウチ」など褒められても知華子はうれしくなれない。お祝いに「いっぱい」と部下を誘うが、「子どもの誕生日で・・・」と部下は帰っていってしまった。ふと寂しくなり、根津の携帯に電話してしまう知華子だが出たのは、根津の娘だった。何も言えず切るだけの知華子は、一層寂しさを募らせるのだった。
そのころ、洋介はひかるに再度会いに行っていた・・・。

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第4話 大切な事がわかった瞬間に

あらすじ

 今日は、一年生になった翔太(泉澤祐希)の一学期の終業式。慌ただしく朝、登校していった翔太が昼過ぎ、持って帰った図工の作品や通信簿を見ながら洋介(真田広之)は「よく頑張ったな」と翔太を褒める。ひかる(米倉涼子)が出ていった後も翔太は欠席せず、勉強も頑張った。
きっぱり「別れる」と言ったひかるだが、きっと喜ぶに違いないと、洋介はその通信簿を持ってひかるに会いに行った。ひかるはレッスン場で懸命に練習していた。同じ箇所で何度も失敗、周囲の「いい歳なのに」との冷やかな視線を浴びながら、何かに取り憑かれたように真剣にひかるはレッスンに励んでいた。そんな様子に、洋介は声をかけられず、一方「俺も頑張ろう」と思うのだった。
洋介が、知華子(鈴木京香)から紹介された人材バンクに行くと、履歴書や適性検査の結果から、洋介は希望の仕事に就けそうな感触を得る。しかし、それには翔太の存在がネックだった。母親が同居しておらず、洋介が仕事で家を開ける間「面倒はだれが・・・」と担当者に言われ、洋介は悩む。
その日の夕食時、洋介が「しばらく仙台のおばあちゃんちへ」と翔太に切り出すと、翔太はへそを曲げ、「パパなんて大嫌い」と、ついに親子喧嘩になってしまう。黙って見ていた知華子は、仕事のため、翔太を母に預けたいという洋介を「仕事と子育てを両立している女は多い。なぜ男は仕事しかできないの?」「洋ちゃんはなくなった家族の形を追いかけているだけ」と、なじるのだった。
翌日、知華子が出社すると、インタビュー写真の撮影を根津(宇崎竜童)に頼んだという。「ハッ!」としつつも、知華子は冷静さを装い、根津に会った。事務的な口調で打ち合わせを進めていく知華子。しかし、打ち合わせを終え、エレベーターで一階に下りると、そこに階段を走り下り、追ってきて息を荒らす根津がいた。「このままでは返せない」。根津の言葉に知華子は、ふっきったはずの関係を戻してしまうのだった。
一晩考えて洋介は、仕事より翔太との暮らしを取ることにした。ひょんなことから、洋介は、アルバイト的に根津のドライバーを始めた。
ひかるは、タンゴを踊っている自分が好きだという理由から、洋介とも翔太とも別れ、レッスンに励んでいた。「それちょっと冷たくない?」と梨絵(大島さと子)に言われるが、一度決めたらまっすぐなひかるだった。
洋介が再びレッスン場を訪ね、ひかるに翔太の通信簿を見せると「頑張ってるね」と心を和ませるひかるだが「たった一つを手に入れるためなら、他のすべてを捨てられる女なの」と、洋介に言い、再びレッスンに戻っていく。洋介は、何も言えない。そのころ、知華子は根津とデートしていた。
洋介と知華子相次いで、マンションに帰ると翔太がいない。翔太はどこ?。「翔太!」。洋介は叫びながら、夜の街に飛び出していった。

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第5話 新しい家族のカタチに向けて

あらすじ

 翔太(泉澤祐希)は近所にはいなかった。探して戻った洋介(真田広之)に「ひかる(米倉涼子)さんの所では・・・」と、知華子(鈴木京香)が言った瞬間、電話が鳴った。伊豆・下田駅からで「翔太を保護しています。仙台に行くつもりが間違ったようです」という。ホッとする洋介と知華子は急ぎ、車で下田に向かった。その車内、運転する洋介に知華子は「根津(宇崎竜童)に会うとずるずる関係を続けてしまう。やりきれない」と漏らすのだった。正直、知華子はそんな自分が嫌でたまらなかった。
翔太は駅事務所で元気に待っていた。「悪い人だっているんだぞ」と怒る洋介を知華子は「見つかったんだから」となだめた。すると翔太は、洋介と知華子が結婚、そのため自分が邪魔になり「仙台のおばあちゃんちへ行かせるんでしょ」とポツリ。その言葉にあ然とする洋介は「翔太がママを好きなのと同じぐらいパパもママが好き」と翔太を諭すように話すのだった。そんな父子が知華子にとってはまぶしく映る。
「下田に来たのだから」と、洋介は一泊して海で遊ぼうと言い出す。「簡単には休めない」と渋る知華子だが、父子の熱意に押され、水着などを買い込み、リゾート気分を楽しもうと気分一新。しかし、宿が民宿で、民宿の女将に「奥さん」と勘違いされ知華子はプンプン。爆発しようにも隣に他の家族がいてできない。
三人で浜辺に出た後も、知華子は翔太が波打ち際で遊ぶのを見ながら、ブツブツ何やかにや洋介に不満をぶちまけ、そんなやりとりのなか知華子は「家族の枠の中で楽に、生きることを求めているのは私かもしれない」と話す。そんな知華子に洋介は「その枠が嫌だとひかるは出ていった」と、何かを諦めるように話すのだった。
三人が思い思いに夏を楽しんでいるとき、洋介と翔太と別れ二ヶ月になるひかるは、一人アパートにいて「これで良かったのだろうか」と寂しさを感じていた。
洋介と知華子は水着を着て、翔太と三人で風呂に入り、「海じゃ着なかったのに、へんなの」と翔太にからかわれるが、どこか楽しい三人。夕食時、また女将に「奥さん」と間違われ半ば気分をこわして食卓に向かう知華子だが、隣で食事する家族に複雑な関係であることを悟られないよう、母親らしく、妻らしく振る舞う。遊びたくて食事をきちんとしない翔太を厳しく叱ると、翔太は「ママでもないくせに」と反発、その声に周囲の視線が知華子に集中、知華子は、いたたまれず表に飛び出していくのだった。
知華子の後を追ってきた洋介は、隣で食事していた家族はもっと複雑な関係だと聞いたと知華子に話す。洋介と話すうち知華子は気持ちが和んできた。洋介と戻ろうとすると、民宿から翔太が出てきた。その翔太に向かい知華子は「いなくなれば心配する、悪いと思えば叱る。一緒に暮らしているんだから」と真っ直ぐ翔太の目を見ながら話すと、翔太が貝殻を差し出した。それには「ごめんなさい」と書いてあった。
三人が東京に戻ると、洋介は根津に「何にもなかったのか?」としつこく追求された。ウンザリ気味の洋介は「ひかるに悪いですから」ときっぱりと話す。洋介の本心だった。
数日後、知華子は職場に、翔太はブールへと出ていった後、洋介が部屋の掃除していると、翔太のPHSの下に「ないしょにしてごめんなさい。ママとあってきます」というメモを見つけた。
そのころひかるは、久々に会った翔太が予想より大きくなっていることに気づき、「自分の決断は正しかったのか」と迷いを深めていた・・。

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第6話 切ない・・・あなたへの熱い想いが再び

あらすじ

 ある朝、起きてきた知華子(鈴木京香)は、居間でションボリする翔太(泉澤祐希)に気づいた。ひかる(米倉涼子)に会って「一緒に暮らさないか」と言われたせいだと思う知華子だが、翔太がしょんぼりしていたのは、花瓶を壊し、洋介(真田広之)に怒られたためだった。「高かったのに」と思う知華子だが、翔太の気持ちを察しそれ以上何も言えない。
知華子と翔太が出かけていき、家事をする洋介は「俺も変わった」と思うのだった。この二ヶ月、知華子と翔太のため炊事、洗濯、掃除とやってきて、一日が経つ早さ、遅さを実感、ひかるもたまらなかったんだろうと思えるようになっていた。「今度こそやり直し、三人で暮らしたい」と思う洋介だが、ホームヘルパーの資格を取り、新しい人生を切り開こうともしていた。
会社で、知華子は局長(中丸新将)に呼ばれた。根津(宇崎竜童)との不倫が、上層部で問題視され「進退は自分で決めてくれ」と言われてしまう知華子。その夜早く帰ると言っていた知華子が戻らないので、洋介が編集部に電話をすると知華子がいた。知華子の様子から何かあったと感じた洋介は知華子の編集部に行くと、知華子はポツリと一人でいた。洋介が、そっと声をかけると「(根津とのことが)バレちゃった」と知華子。「もうダメかも」と弱気な知華子に洋介は「知華子は知華子らしくしているのが一番」と励ました。その言葉に「今度こそ」と知華子は、根津との関係解消を決意、局長には「仕事で頑張ります」と宣言した。
根津に会い、別れを告げた知華子は、これで良いと思いつつも、やはり寂しい。自宅マンションに帰れず一人悶々としていると、洋介が通りかかった。根津に、知華子の苦境を伝えた洋介は知華子の気持ちも良くわかる。洋介らしく、再び知華子を力づけるのだった。
知華子の部下に久木田(MAKOTO)というちょっと変わり者がいた。久木田は、洋介がこれから取得しようというへルパーの資格を持っていた。そんなことから、知華子が、久木田を食事に誘うと、久木田はあるスナックに知華子を誘った。そのスナックこそひかるが勤めている店。迫力あるひかるのタンゴをみて、知華子はぞくっとするものを感じる一方、自分の決めた道をひたむきに突き進む女性の力を感じるのだった。
「すばらしかった」とマンションに帰り、ひかるのタンゴを知華子が話しているとき、ひかるが翔太に渡したPHSが鳴った。
洋介は、ひかるに呼び出された。「やり直したい」という気持ちいっぱいの洋介だが、ひかるは、洋介が署名捺印すればいいだけの離婚届と、「翔太を連れてきて」と遊園地のチケットを洋介に渡すのだった。「なぜだ!」。洋介の頭の中がグルグル回りだした・・。

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第7話 愛は秘密や嘘より速く走れない

あらすじ

 疲れ切り翔太(泉澤祐希)を背負って帰ってきた洋介(真田広之)は、ひかる(米倉涼子)から「土日は一緒にいさせて」と話があったことなど、遊園地での出来事を知華子(鈴木京香)に話す。だんだん洋介の気持ちが沈んでいくのを感じた知華子は「洋ちゃん、ラーメン食べに行こっ」と洋介を誘った。
「腹へってない」と言う洋介だが、知華子に無理矢理連れ出され外へ。ラーメン屋に来てみると、お盆休み。ビールでも飲むかと自販機に洋介が向かうと、午後十一時を一分過ぎていて、ビールは買えない。「よくよくツイてない」と洋介がぼやくと雨が降り出した。 そんな洋介にたまらなくなり知華子は「走ろう」と雨の降る中、洋介を引っぱり出す。雨に濡れ、子供のようにはしゃぐ知華子と洋介、洋介にやっと笑顔が戻った。
知華子は翌日、洋介がホームヘルパーの資格を取り始めたことから、すでにその資格を取っている部下の久木田(MAKOTO)と食事をした。話をするうち、久木田は知華子に「結婚したい」と言い出し、こんな若造にはついていけないと思う。知華子がマンションに戻ると、翔太が楽しそうに「ママに会える」と洋介と持っていくものの準備をしていた。そんな二人を眺めながら、軽く結婚を口にした久木田を思いだし、知華子は「結婚ってなんだろう」と洋介に聞く。「相手次第」と答える洋介は「俺は後悔していない」と続け、知華子はホッとするのだった。
数日後、洋介は知華子の紹介で久木田に会った。ヘルパーの話を聞くつもりだったが、話は知華子のことに。「社内で噂になり、仕事がやりにくくなったら結婚すればいい」。やはり軽々しく結婚を口にした久木田に「結婚はそんなものじゃない」と、洋介は、つい怒鳴ってしまうのだった。
翔太がひかるの所へ出かけていった。残された知華子と洋介。ワインを飲み始めた二人だが、「夫婦ってこんな時セックスするのかな」の知華子の何気ない一言から、二人の間に妙なムードが漂いだした。
その頃、翔太はひかると、楽しい時間を過ごしていた。「ママと一緒に暮らそう」。頃合いを見て話し始めるひかるだが、翔太は「パパも一緒?」と反応。「やはり父親は必要か」と、ひかるは考えさせられるのだった。
それから数日後、知華子は怪獣のオモチャを買い、ルンルンで仕事に励んでいた。翔太のいない数日の寂しさを感じ、この日が、翔太の誕生日だったため、驚かせてやろうと買ったのだった。ところが、知華子が、マンションに帰ると、翔太も洋介もいなかった。そのころ、二人は、「母親が子供の誕生日を忘れるはずがない」というひかるに呼ばれ、翔太の誕生祝いをしていた。
久々に家族三人、翔太を囲み楽しい時間が過ぎていった。疲れて寝てしまった翔太の側で、洋介は、後片付けを率先して始めた。手伝うひかる。洋介の姿から、ひかるは「こうやって洋介が後片付けを手伝ってくれたのは、翔太がお腹にいた頃かな~」など、幸せを感じていた頃を思いだす。
翔太をひかるの元に置いて返った洋介は、翌日、知華子の部屋を掃除して、プレゼントを見つけた。「ごめん」と思いつつ、根津(宇崎竜童)の元へアルバイトに行くと、夕方ひかるからPHSが鳴った。「これから翔太を連れてあなたのアパートに行く」。その言葉に、洋介は青ざめ、知華子のマンションに急ぐのだった・・。

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第8話 交差する愛妻二人一つ屋根の下

あらすじ

 翔太(泉澤祐希)が「ここ」といった部屋から顔を出した知華子(鈴木京香)を見て、ひかる(米倉涼子)は逆上した。部屋に入ると、翔太のたたみかけの洗濯物があり、キッチンには三人の食器。「今、説明するから・・・」という洋介(真田広之)の話など耳に入らないひかるは、翔太の手を引き知華子の部屋から飛び出していく。知華子に促され、「待てよ」と二人を追う洋介の前で、ひかるは、階段から転落、右足を骨折してしまった。
全治三週間。知華子の提案で、ひかるは不承不承だったが、四人の奇妙な同居が始まった。「具合どう」「食べたいものあるか」と、洋介が声をかけても、ひかるは視線を合わそうともしない。そんな数日が過ぎ、頑なひかるだったが、翔太が元気に学校から帰ってくると、一転して母親になり、翔太の「トランプをしよう」という声に、洋介と三人トランプで遊ぶ。「勝った!」。喜ぶ翔太の顔に、四人暮らしを始め、初めてひかるに笑顔が戻った。そして夕食。「これ全部洋介が作ったの?」と、ひかるはびっくりし、この半年近くの洋介の変化に気づき、少しずつ心を開いていくのだった。
「行ってきます」。元気に翔太が出ていった後、洋介も介護講座に出かけていった。二人残った知華子とひかる。ひかるには、洋介と知華子が本当の夫婦のように写っていた。「洋介のこと好き?」と聞くひかるに、ドキッ!としながらも知華子はき然と「好きよ」と言い「別れたからこそ、よくわかる。洋ちゃんの中にはあなたしかいない。あなたのために頑張っている。あなたの中にも、結婚は否定しても洋ちゃんがいるはず」と続けた。
知華子の話は重く、ひかるは自分の決断が正しかったのか考えるのだった。
洋介がマンションに帰ると部屋の中からタンゴの曲が聞こえていた。洋介は、介護の練習だからと、動けないひかるの洗髪をしてやる。「日常生活が困難になった人が介護を受けることは恥ずかしい事じゃない」。洋介は介護講座で学んだことを話すうち、自然と、ひかると暮らしていた時代に話が飛んだ。「無理して自分を鼓舞していた」と話す洋介に、ひかるは「サラリーマンだったんだから、洋介は、男らしくしていた」と答え、「どこから私たち、スレ違ったんだろう」とポツリ。この半年確かに変わった洋介をひかるは感じるのだった。
その夜、知華子は酔っぱらい、久木田(MAKOTO)に送られて帰ってきた。部屋から、出てきた洋介、ひかるに久木田はびっくり。「若いって良いな。こっちまで二十代に戻れる」と楽しそうに知華子は話すが、それは、同居し始め、どんどん洋介の心が、ひかるに戻っていくことを感じての寂しさからだった。
ある日、洋介が出先から帰ると翔太が「ママがいない」と騒いでいた。あわてて近所を探すと、ひかるは外で無理してダンスのけいこをしていた。「しっかり治ってからにしろよ」と怒鳴る洋介にひかるは「そんなに優しくしないで。自分で踏み出した人生は変えられない」と涙を流した。「こんなにダンスをしたいのか」。あらためて洋介はひかるの気持ちを知り、ひかるのためにも、翔太のためにも「離婚」の言葉が頭をよぎる。
愛している人に好きなことをさせるため、自分の気持ちを犠牲にする。そんな風に洋介が考え始めたとき、知華子は「変わったと思ったけど肝心なことは変わっていない。愛しているなら、掴んでなきゃダメ」と洋介に言い放つ。「知華子・・・」。十年前に別れた知華子。今初めて、その気持ちが分かったようで、洋介は知り愕然とするのだった。

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第9話 運命を弄ぶ一夜の過ち・・・

あらすじ

 不動産屋を回り、洋介(真田広之)が、ひかる(米倉涼子)と翔太(泉澤祐希)のため、二人が暮らすアパートを探しているとき、知華子(鈴木京香)は、社で久木田(MAKOTO)から、新しい企画の提案を受けていた。なんとか知華子に認めてもらい、気に入ってもらいたいと、久木田は頑張っていた。
知華子がマンションに帰ると、翔太はすでに寝ており、洋介は洗濯物の片づけをしていた。「ひかるさんは?」という知華子に「なーに」とひかるが奥から現れ、洋介の料理をつまみに、三人でビールを飲み始めた。知華子が洋介の肩を持つような話をすると、ひかるは、そんな知華子と洋介をじっと睨み「気が合うなら、今ならうまくいくかも?」とけろり。ドキ!。知華子と洋介は気まずく目を合わすのだった。
翌朝、知華子は出勤間際、「ファミリータイプ2LDK」という不動産屋から送られてきたファックスを見つけた。洋介とひかるはよりが戻り、近く出ていくつもりなんだと、早合点した知華子は、寂しさを感じながら出勤していった。
根津(宇崎竜童)のスタジオに、知華子が久木田を連れてやって来た。「妻の監視が厳しくて」と洋介にこぼす根津は、久木田を見て「なかなかハンサムぅ。編集長のお気に入り?」と声をかけると、久木田は「その逆で、そうなりたいと思っている」ときっぱり。その久木田に洋介が殴られた。根津と洋介のひそひそ話を「洋介が知華子と不倫」と久木田が聞きかじり誤解したためだった。
根津の撮影が終わったあと、洋介は久木田に「子供じみた真似はよせ。知華子のことが本当に好きならそれにふさわしい愛し方があるだろ」と厳しく注意、心配する知華子には「殴るまでするのは相当な愛情だよ。自分にはできない」と話す。知華子は、そんな洋介に何か言いたいが言い出せない。
迷惑をかけたと根津が洋介を誘ったキャバクラで、洋介は、セリナ(黒谷友香)という不思議な雰囲気をもったホステスに出会う。彼女は、本当の職業は大道芸人で、夢は芸をしながら全国を回ることなのだと洋介に語るのだった。

洋介がマンションに戻るとひかるの足からギブスが取れていた。タンゴではセンターを死守するのだと、ひかるはストレッチしていた。「無茶すんなよ」と優しい洋介にひかるはこの夜一緒に寝ようと言い出す。知華子が戻ると、いつものソファに洋介は寝てなく、ひかると翔太の三人で川の字になって寝ていた。独り取り残された思いの知華子だった。
翌日、洋介は、自分が探してきたマンションにひかるを案内した。「ここなら翔太も学校も変わらなくていい。8年一緒にいてくれてありがとう」と素直に言いながら、洋介は離婚の決意をひかるに伝えた。自分から言い出したことだが、ひかるの気持ちは複雑だ。洋介は区役所に離婚届を出しながら思うのだった。「壊れていく家庭が、逆に、俺に、家族の深いつながりを気づかせてくれた」と・・・。
洋介が、知華子に離婚の報告をしようと電話すると、「今、会議中」と途中で切られてしまった。実は、知華子は、三人で仲良く寝るのを見て疎外感を感じ、ファミリーレストランに一人でいたのだった。
翌日の休日、洋介は翔太を連れて釣りに出かけた。ひかると離婚するので、自分とは別々に暮らすことになったことを翔太に話すためだった。洋介の気持ちは重い。同じように知華子も気持ちが重く「休日出勤だから」と出かけていった。
ポツリ、社にいる知華子。そこに、誰から聞いたのか、久木田が現れ、必死に口説き始めた。最初は取り合わなかった知華子たが、手を取られ、抱きしめられると力が抜けていった。自分は独りぼっちという寂しさが引き金になったのかも知れない。久木田と一夜を共にし、戻った知華子。その知華子を待ちかねたように、洋介は「俺たち、別れたよ」と冷静に話した。知華子は、声もなくただ呆然とするばかりだった・・・。

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第10話 新しい命が呼び覚す衝撃の過去

あらすじ

 洋介(真田広之)は、根津(宇崎竜童)から「久木田(MAKOTO)が、知華子(鈴木京香)との交際宣言してきた」と聞かされ、ショックを隠せないまま、知華子のマンションに帰ると、怪我の治ったひかる(米倉涼子)と翔太(泉澤祐希)が引っ越しの準備をしていた。知華子も手伝い、さっそく洋介も仲間に入り引っ越しの準備をしだした。
離婚は辛いが、洋介は、ひかるが翔太に「これはお別れじゃない」と言ってくれたことがうれしい。一方、知華子は翔太を抱きしめ最後のお別れ。「また一緒に遊ぼうキャサリン」と翔太が言ってくれたのがうれしい。
洋介は根津の紹介でアパートが見つかり、知華子のもとを出ていった。引き留める知華子に洋介は「なんであんなことになるんだ。本気なのか」と久木田のことを追求する。「洋ちゃんには関係ないこと」と素っ気なく答える知華子だが、この半年、洋介と再び暮らし、まだ好きだった事に気づいた知華子はむなしさや寂しさを感じていた。
心を引き締めて、介護の勉強を始めた洋介は、介護ヘルパーの教室で、いつぞやのキャバクラ譲・セリナ(黒谷友香)と再会する。「誰かのために何かができて、それで自分も幸せになれるなんて、最高じゃないか」。そう話す洋介にセリナは好感を持ったよう。
一方、知華子は久木田を食事に誘い「なぜ、根津に交際宣言なんて」と問いつめると、久木田は「根津ではなく、的場さん(洋介)に知って欲しかった」と言い出す。そんな久木田に知華子は「あなたとつき合う気はない。誤解しないで」と、き然と宣言するのだった。
時間はアッという間に過ぎ、それぞれ新しい生活に慣れていった。洋介は時々、翔太からかかるPHSがうれしい。それにしてもセリナに「あなたが好きになった」と言われても思い出すのは知華子のことだった。そんなある日、久木田が、知華子の顔色が悪いのに気づいた。「ちょっと風邪気味で」とごまかす知華子だが、体調の変化に気づいていた。診察してもらうと「五週目。間もなく、つわりは収まります」と言う医師の言葉に知華子は呆然とした。たった一度の交渉、それも、洋介の子を流産してから、子供はできない体になったと思いこんでいた知華子は大きなショックを受けた。
洋介が出ていって五週間、一度も会っていない。妊娠のショックから、知華子は洋介のアパートを訪ねるが、洋介は留守。二人が新婚生活を送ったアパートを訪ねると、そこは更地になっており、洋介が立っていた。なぜか二人は、思い出の場所に誘われるように来てしまっていたのだった。
「あのころはここに、玄関が、風呂場が・・・」と昔話をする二人だが、知華子が「気持ちが悪い」とうずくまった。「なんでもない」と言うが、激しいおう吐に洋介は妊娠?と気づく。「久木田君か」の洋介の問いかけに「私の問題だから」とだけ言う知華子だが、「洋ちゃんの子を流産してから妊娠できない体になったと思っていた。だから子供に代わるものとして、仕事に情熱を・・・」と女心を打ち明けるのだった。
この知華子の言葉に、自分は知華子と離婚後、ひかると結婚、翔太ができ、と自分だけ幸せだったことに洋介は大きなショックを感じるのだった。

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第11話 交錯する愛が導く崩壊への終章

あらすじ

 知華子(鈴木京香)と洋介(真田広之)が、マンションに戻ってくると、久木田(MAKOTO)が待っていた。長年温めていた国連のPKO取材の企画が幹部に認められたことを知華子に報告しようと、待っていたのだった。洋介の勧めもあり、知華子が子供ができたことを話すと、久木田は「ヤッター、結婚しましょう」と大喜び、乾杯しようとはしゃぎ出す。「あ~あ」。知華子の嘆きが聞こえてきそうで、洋介は一人騒ぐ久木田を外に連れ出し、「子供は俺が面倒をみる」ときっぱり久木田に話すのだった。
洋介がアパートに帰ると、ひかるからのPHSが鳴った。離婚後初めて、ひかると交わす会話。知華子のこともあり、どこか落ち着かない洋介に「絶対、見に来てね。洋介のために踊るから」と、ひかるは、ダンスの舞台のチケットを郵便受けに入れておいたことを、洋介に告げた。
翌日、知華子が出勤すると、久木田が弁護士を連れてきた。「産休後の復職のため意見を聞いておいた方が良い」と勧める久木田を知華子は少し見直す。
そのころ、洋介は老人病院でセリナ(黒谷友香)とともに介護実習の後かたづけをしていた。すると、事務長(草村礼子)が近づいてきて、「人事・総務担当の一般事務員として病院に残らないか」と洋介に言ってきた。このご時世、40歳男に職を勧めてくれ、うれしいとは思う洋介だが、リストラや二度の離婚などを経験し、洋介は今、本当に自分自身納得した職に就きたいと思っていた。そんな気持ちをセリナに伝えながら、自分には一緒にいると落ちつける人がいるのだと、洋介は優しく、今後もつき合いたいというセリナの告白を断った。
しばらしくて、洋介が、根津(宇崎竜童)に、知華子が妊娠したこと、父親は久木田であること、自分が面倒をみていくという決意を話しているとき、知華子は出版社で、ひかるの訪問を受けていた。「クッキー喜んでいたよ。子供ができたこと」と話し始めたひかる。知華子はその真意を掴みかねた。
ダンス公演を明日に控え、ひかるが忙しくなったため翔太(泉澤祐希)が知華子のマンションにやってきた。「元気だった?キャサリン」とあどけない翔太に会い、知華子はうれしい。そして当日、洋介と翔太が公演の開演を会場で待っているとき、知華子は久木田からPKOの取材はやめたという報告と、「だれよりも、何よりもあなたが一番だから」と真剣な告白を受けていた。子供ができたことを知って以降、責任感や他人への配慮といった久木田の別の面を感じ始めていた知華子は、その言葉に、初めて核心をつかれた思いがしハッとするのだった。
ひかるのダンスが始まった。舞台センターでハツラツと踊るひかるは妖艶で、迫力いっぱい。ちょうとひかるの踊りが最高潮に達した時、知華子がやってきた。久木田の真剣な思いを聞いた直後だっただけに、じっとひかるの舞台を見つめる洋介に知華子は「距離」を感じた。その直後ひかるがバランスを崩し、舞台中央で転んでしまった。「アッ!」「ひかる!」と思わず立ち上がりそうになる洋介だが、ひかるは直ぐ立ち上がりダンスを続けた。
舞台が終わり「センター下ろされたけど・・・」と、ひかるは転倒にもめげず、比較的元気そう。しかし、洋介はひかるの態度や言葉から何かを感じていた。三人で帰る道すがら、洋介は、知華子に「ちょっと忘れ物が」と言い、ひかるの元にとって返すのだった。

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第12話 愛することが生きる力だから

あらすじ

 入院する知華子(鈴木京香)。おなかの子供の状態はかなり危険で、過去に自然流産しているだけに、流産の可能性は高く予断を許さない。
そんな知華子を心配する洋介(真田広之)。しかし、知華子は、洋介の自分に対する感情が恋愛ではないのではと疑いをもっている。そこに、知華子のことが心配でたまらないない久木田(MAKOTO)が駆けつけた。彼の熱い想いに打たれる知華子。
ひかる(米倉涼子)が、タンゴの公演の開始間際になっても会場に現れない。洋介が探しまわると、ひかるは会場近くの公園でひとりブランコに乗っていた。ひかるは、初日の失敗時に洋介をつい頼ってしまったことを後悔していたのだ。「俺達の結婚は終わったけど、カタチを越えてお互い支え合っていけばいいじゃないか」との洋介の言葉に、「いつのまに、こんなイイ男になったの」とひかる。

洋介は、自分がこれからできることが何かを探していたのだが、過去の自分の全ての経験とこれからを考え、介護用品の企画開発の職につくことを決意し、就職活動を開始する。そこで再びセリナ(黒谷友香)と再会し、洋介の中に彼女に対する友情とも愛情ともつかない感情が芽生え始める・・。

無事退院した知華子。洋介が一週間分の食料などを買い物して彼女のマンションを訪れていると、そこに久木田がやってきた。そして、「結婚してください!」と知華子にプロポーズしたのだった・・!

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引用元:番組公式サイト

『非婚家族』はどこで見れる?動画配信アプリ・サービスでの配信状況

主要動画配信サイトでドラマ『非婚家族』の動画がフルで配信されているか確認し、表にまとめました。

アプリ・サービス名配信状況無料期間と料金
FODプレミアム FODプレミアム ◎見放題配信中
月額976円(税込)
毎月100円分P付与
DMM TV DMM TV ×配信なし
30日間無料
月額550円(税込)
初回登録時550円分PT付与
U-NEXTU-NEXT ×配信なし
31日間無料
月額2,189円
初回600円分P付与
毎月1,200円分P付与
ABEMAプレミアム ABEMAプレミアム ×配信なし
14日間無料
月額960円(税込)
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Hulu Hulu ×配信なし
月額1,026円(税込)
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TELASA TELASA ×配信なし
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月額618円(税込)
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Leminoプレミアム Leminoプレミアム ×配信なし
31日間無料
月額990円(税込)
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Disney+(ディズニープラス) Disney+(ディズニープラス) ×配信なし
無料期間なし
月額990円(税込)
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アニメフェスタ アニメフェスタ プレミアムプラン ×配信なし
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月額1,078円(税込)
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TSUTAYA DISCAS TSUTAYA DISCAS ×配信なし
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月額2,052円(税込)
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prime video prime video ×配信なし
30日間無料
月額500円(税込)
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月額2,980円(税込)
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※この配信状況は2024年3月時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性もあるので現在の配信状況については各VODアプリ・サービス内もご確認ください。

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