ドラマ『花村大介』の動画を全話無料で見れる配信アプリまとめ

  • 2024年3月11日
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2000年7月〜9月に放送されたドラマ『花村大介』

この記事では、ドラマ『花村大介』を無料で全話見ることができる動画配信アプリ・サービスを調査してまとめています。

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ドラマ『花村大介』はどんな作品?

話数 全12話
放送年 2000年7月期
放送枠 フジテレビ系 火曜22時
脚本 尾崎将也
演出 塚本連平
今井和久
二宮浩行
音楽 寺嶋民哉
主題歌 木村由姫「LOVE & JOY」
キャスト ユースケ・サンタマリア
いしだ壱成
水野美紀
川島なお美
仁科克基
水川あさみ
中山仁
佐戸井けん太
池田真紀
奥居俊二

二宮浩行 今井和久 塚本連平 寺嶋民哉 尾崎将也 いしだ壱成 ユースケ・サンタマリア 中山仁 仁科克基 佐戸井けん太 奥居俊二 川島なお美 水川あさみ 水野美紀 池田真紀

主人公

名前(演) 花村大介(ユースケ・サンタマリア
職業など 弁護士

あらすじ

このドラマは【花村大介】という若手弁護士を主人公としているが、従来の紋切り型の弁護士ドラマではなく、いたって“明るくさわやか”に、リアルで幅広い視点で弁護士という職業を捉えようとするものである。しかしこの男、弁護士のイメージとは程遠く、恋だの出世だのとかなり俗っぽい人間。もともと小さな弁護士事務所に所属しながらも、そこで扱える仕事の規模に満足できず、募集広告で探した大手の弁護士事務所に運良く?再就職を果たす。

さて、ドラマは1話完結。花村大介が引き受ける(押し付けられる?)仕事は、彼が夢見ていたような大金が動く、いわゆる大きな仕事ではなく、身近な問題ばかりである。しかし、そこには様々な人間模様がある。大介は事件の解決に奔走しながら、関係する人間の心にも関わっていく。そして、人の心を動かしていく。事件解決の鍵は通常のサスペンスのようにアッと驚くトリックに頼るのではなく、人間の盲点や法律の死角の中に隠されているというような、リアルで人間くさいものだ。
また、弁護士業界を取り巻くリアルな問題にもスポットを当て、花村大介と一緒に弁護士の仕事というブラックボックスを開けていくことができる。そこには従来の事件モノにはない新鮮な感覚が生まれるはずである。

引用元:番組公式サイト

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以下に各話のあらすじや主要動画配信アプリ・サービスでの配信状況をチェックできるリンクを載せておくので、こちらもチェックしてみてください。

『花村大介』の各話あらすじ

第1話 人生は気合いとハッタリだ!! 

あらすじ

花村大介(ユースケ・サンタマリア)は小さな事務所に勤める1年生弁護士。債務整理ばかりの地味な毎日に嫌気がさして事務所を辞めてしまった。「新しい事務所、見つかるの?」。同居している大学生の弟の孝介(仁科克基)が心配して、ホームページを検索していると大手のキャピタル法律事務所の募集広告が。「こういうとこはな、東大卒しか相手にしないんだ」。とぼやいてみせる大介であったが、とにかく受けてみることにした。
高層ビルの中にある事務所に面接に行き、所長の葛西(中山仁)と弁護士の倉本(佐戸井けん太)からこれまでの経験を問われた大介は「えっと、金融とか不動産関係、ですね」とハッタリをかましたが、どうも見透かされたような気がする。だから帰りがけに倉本から内定を告げられてびっくりした。「なんか俺、ついてきたかな」。大介はすっかり有頂天になった。
1週間後、大介は初出社した。「―あの、今日入った方ですか?」。真新しいスーツで緊張しているのは同期入所の香山洋一(いしだ壱成)。聞けば東大卒だが「いろいろ教えてください」とおっとりしている。「ま、すぐ慣れるよ」。大介はいい気になって先輩面だ。
倉本に連れられてきたのは物置のようなスペース。そこはパートナーになる前のアソシエイトたちの部屋で、この中で将来のパートナーに向けての競争が繰り広げられるのだ。
さっき案内してくれたオフィスには美人秘書がたくさんいたのに。大介が少し気落ちしていると、スーツでキメた、いかにも仕事のできそうな女性弁護士、長沢英子(川島なお美)がやって来た。「早速チームに入ってほしいの」。東大卒で洋一と同じゼミのOBらしい。結局、英子は大介には一瞥もくれることなく、洋一を連れていってしまった。
「花村君だね?君に頼みたい仕事がある」。手持ちぶさたな大介を呼んだのは川村弁護士(長戸勝彦)。引きあわされたのは財閥夫人の吉沢静香(大島蓉子)。総額1千億円の遺産相続をめぐってモメているという。早速の大きな仕事に喜び、勢いこんだ大介だったが、よく話を聞いてみると娘の買ったダイエット器具へのクレーム。そのころ葛西と倉本は「優秀な弁護士がいちいちつきあわされてはたまらないからな」とニヤついていた。大介がこの法律事務所に採用されたのは、もうけの少ない依頼や雑用を押しつけるためだった。もちろん大介本人は知らない。
その夜、新人歓迎会がレストランで開かれた。秘書の亮子(織平真由美)、里香(高橋玲奈)、早苗(日向真祐)たちがにこやかにしゃべりかけるのは洋一だけ。大介は気がつくと、飲み物を運ばされていた。「自分のポジションが分かったみたいね」。意地悪く笑いかけたのは総務の坂田美奈(池田真紀)。大介が楽しそうな同僚をぼんやりと見ていると「最初は色々大変でしょうけど、頑張ってくださいね」と声をかけられた。秘書の高村弥生(水野美紀)だ。「残業で食べそこなっちゃった」。
そこで大介、洋一、弥生の3人だけで二次会に行くことにした。
「お二人には正体見せちゃいますね」。職場では模範的な秘書という印象の弥生がビールを一気飲みした。どうやら気取りのないさばさばした性格らしい。
この後、大介と洋一は、弥生が大きな理想を持って弁護士事務所に勤めていることを知り、何か励まされたようで、幸せな気分になった。
その夜、弥生は妹のあすか(山口紗弥加)からの電話で、彼女がセクハラに悩まされている事を知る。
翌日、事務所の受付で、「勝手なことしないでよ」と弥生に食ってかかっているのは妹のあすかだ。カメラマン志望のあすかは実習教官をしているプロカメラマンの大山博之(団時朗)からヌードモデルにされた上に、性的関係を強要されていた。明らかな地位利用型のセクハラだ。 昨夜、あすかから告白された弥生は英子に相談していたのであった。
「しかし、不法行為を立証するのは難しいよ。第三者の目撃証言もないようだしね。」
「所長さんたちのお考えはわかってますよ。仮に本件で慰謝料を取れたとしても高々百万。事務所の収入は着手金、報酬合わせて数十万にしかならない。こんな事件に人手をさくのは無駄だ」。所長たちは英子に見透かされていた。
「もうけっこうです」。あすかが弥生の手を振りきって帰ろうとした瞬間だった。
「あの、俺がやります!」。大介は思わず叫んだ──。
「そうだ、彼にやってもらいましょう。」「そう、彼こそこの事件の適任者です。」
葛西と倉本は、そう言いながらも内心ほくそ笑んだ。
資料によると、大山に雇われている島崎道雄という弁護士は百戦錬磨のベテランだ。
大介は、勝ち目のない戦いに名乗りをあげてしまった・・・。

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第2話 ウソの写真 手錠の謎

あらすじ

高村弥生(水野美紀)の妹、あすか(山口紗弥加)のセクハラ裁判が始まった。あすかが緊張の表情で証人席に座った。「原告代理人、尋問をどうぞ」。裁判官にうながされて大介(ユースケ・サンタマリア)はおっかなびっくり立ち上がった。傍聴席から洋一(いしだ壱成)と弥生(水野美紀)が心配そうに見つめている。大介はあすかが大山(団時朗)からヌード撮影を強いられた時の状況を聞きだしていった。苦しげな表情で、涙を浮かべながら話すあすかを見て大介はたまらず尋問を打ちきった。
「もういいです!―もう、わかりました」大山の弁護士、島崎(寺田農)があすかに反対尋問をはじめた。島崎は大山が撮影した服を着た状態のあすかの写真を彼女に見せた。
「いい笑顔だ。むしろこの後、何かされることを望んでいるようにも見えますが」。
大山が証人席に立った。「実は彼女、いつからだったか、しきりと私を誘惑する素振りを見せ始めまして・・・。彼女は私が少しも誘いに乗ろうとしないんで、腹いせに裁判を起こしたんじゃないかと」。そしてあすかのヌード写真を撮影したことなど身に覚えがないと全面否定した。「追加提出したい証拠があります」。島崎が提出したのは、ホテルのベッドであすかが男と裸でシーツにくるまっている写真。デートクラブでバイトしていたあすかが常連客からチップをはずまれて撮った写真だという。
「う、嘘だろ、そんなこと」。大介は思わず叫んだ。弥生もぼう然とあすかを見ている。
「彼女は自分の肉体と引き換えに利益を得ることを知っていたわけですから、自分に利益を与えてくれるかもしれない大山氏に、同じような意図を持って近づいた可能性が非常に高いのではないか」。島崎の口調は自信に満ちていた。「このまま結審されちゃまずいですよ」。洋一に小声で耳打ちされた大介は、とっさに証拠写真の検討を裁判官に要求した。そして島崎に次回の開廷を約束させた。
「嘘だよね?あんな写真、インチキだよね」。弥生が問いつめると、あすかは顔をそむけたままつぶやいた。「ホテルは、1回だけ」。仕送りでは足りずに、てっとり早くかせぎたかったという。「お姉ちゃんの世話になりたくないから」。あすかは弥生の手をふりほどいて走り去った。弥生は涙をにじませて放心している。「このままじゃ裁判負けますよ。それだけじゃない。あすかちゃんの秘密をバラして、姉妹の仲ぶち壊して」。洋一に責められて、大介はうなだれた。
大介に失望した弥生は英子(川島なお美)に善後策を相談した。「私はもう、裁判であすかを晒しものにしたくありません」「だったら、示談ね」。弥生は貯金をはきだすつもりでいたが、あすか本人の気持ちが分からない。大介が本人の意思を確かめることにした。「すまない―君にあんな思いさせて」「もう、いいです―私、裁判止めます。別に写真なんてどうでもいいんです。大介が裁判の続行を必死に訴えても、あすかは聞く耳をもたなかった。
果たしてこのまま示談にもちこまれるのであろうか。示談になるとあすかが大山に対する名誉毀損で賠償金を払う羽目になる。裁判の行方は・・・。

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第3話 パパ、ママをもういじめないで

あらすじ

大介(ユースケ・サンタマリア)にまわってくる仕事はやっかいな依頼ばかり。しかし所長の葛西(中山仁)から頼まれると断れない。いや大介の場合、相手が誰でも断れない性格なのだ。
かたや同期入所した洋一(いしだ壱成)は英子(川島なお美)のもとで大きな仕事にどんどん取り組んでいる。サポートする弥生(水野美紀)との仲も急接近しているようで、大介は気がきでない。落ちこんだ気分をかかえて居酒屋で1人飲んでいると、ちょっと派手めな美人から声をかけられた。「おたく、弁護士なの?1人ぼっち同士楽しくやろうよ」。大介は女に勧められるままグラスを重ねた。
翌朝目覚めた大介はあわてた。ホテルのベッド。シーツをめくると昨夜の女がいた。「こうなったからには責任取ってよね。」と言われた大介だが、昨夜のことを覚えていない。女の名前は戸田頼子(梨花)。「旦那と別れたいの」。離婚調停がうまくいかなかったので、裁判の弁護を大介にしてもらいたいという。「よろしくね」。
ここでも大介は押しきられてしまった。
そのまま頼子は同伴出勤よろしく事務所についてきた。腕を組んでエレベーターに乗ったら、運悪く弥生とバッタリ。家に帰っていないことを見すかされてしまった。
大介はあわてて頼子をオフィスに連れていくと、詳しく依頼内容を聞いた。頼子の家庭は夫の健児(板尾創路)、4歳になる1人娘千佳(新井葉月)の3人暮らし。健児は日常のささいなことでも頼子が口ごたえすると暴力をふるう。そんなことが何日も続いたかと思うと、ある日別人のように優しくなる。「もう二度とあんなことは起こらないと思いだしたら、また殴る蹴るの日々が始まるの」。頼子の腕には階段から突き落とされた時の傷痕があった。実母や健児の母親、良江(原知佐子)に打ちあけても信じてくれない。健児は離婚には応じてもいいが、千佳は絶対に渡さないと言っている。「わかった。裁判で離婚と娘さんの親権を請求しよう」。大介は自信たっぷりにうなずいた。
安心した頼子が帰っていくと、入れ替わるように当の健児がやってきた。大介がビビっていると弥生と洋一が同席してくれた。「私が暴力をふるう人間に見えますか。」大介の抱いていたイメージとは大違いで、健児はじつに温厚そうな人物。話を 聞いてみると、「口ゲンカから手を上げたのは事実だがケガなんてー。被害妄想というのか。むしろ、私は頼子に戻ってきてほしいんです。」3人とも健児の言葉を信じた。
数日後、大介の前に突然頼子が現れた。「そんなに悪い人には見えなかったけど」。大介が健児の言い分を伝えると、頼子は烈火のごとく怒った。「あんたも信じてくれないの。解任よ!」。一方的にまくしたてると頼子は店を出ていった。ところが大介が事務所に戻ると頼子から電話がかかってきた。「母親が子供を誘拐したって 罪にはならないよね」。
思わせぶりな言葉に大介はたまらず事務所を飛びだした。「あの男に千佳は絶対に渡せないのよ」。頼子の見つめる前方を健児の母親、良江が千佳と手をつないで仲良く歩いている。良江が買い物をしている隙を見計らって、頼子は娘を連れ戻そうとしたが、千佳は顔をそむけると良江にしがみついた。頼子はガックリと膝を折ると、声を殺して泣いた。
大介と洋一は千佳の通う幼稚園を訪れた。「千佳ちゃんに変わったところは何もありません」。園長はそう言ったが、ふと園児室の壁を見ると、園児たちの描いた絵が張られている。1カ所だけはがされて空白になっている。「千佳ちゃんの絵だったんだよ」。園児の1人が洋一に教えてくれた。どうしてはがされてしまったのか。その時、大介の携帯電話が鳴った。頼子が健児に襲われて病院に運びこまれたという・・・。

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第4話 僕はチカンしてません

あらすじ

「あなた、香山君に変な影響あたえないでよ」。大介(ユースケ・サンタマリア)は法廷から洋一(いしだ壱成)と出てきたところを英子(川島なお美)に見つかって文句を言われた。2人で痴漢裁判を傍聴していたのだ。検事からきびしく追及される被告人の中年男を見て、大介は大いに同情した。「お互い気をつけような」「僕は痴漢なんかしませんよ」。たしかに洋一は痴漢などしそうにない。
洋一がぶ然としているといきなり声をかけられた。「お前、弁護士になったのか?」。高校の同級生、桑野篤志(岡田義徳)。会うのは5年ぶり。「俺のこと弁護してくれよ」。強制わいせつで訴えられているという。英子が高飛車に口をはさんだ。
「あいにく香山は私のアシスタントで忙しいの。そういった事件はこの人がいいわ」。大介は英子に腕をつかまれると篤志の前につきだされた。「先輩に頼めば大丈夫だから。」と言いながらも気になる様子の洋一だったが英子に連れて行かれてしまった。篤志から、すがるような目つきで見られると、人のいい大介は断れなかった。「痴漢なんかしてないんです。僕の無実を証明してください!」。
てっきり初犯なら執行猶予の判決をとればいいと余裕の構えだった大介は話を聞いてびっくりした。篤志の語るところによると、通勤電車内でOLの柴田綾子(佐藤仁美)から一方的に痴漢呼ばわりされて警察につきだされた。最初は無実を訴えていたが、自白を強要されて認めた。綾子は示談に応じようとしない。会社では配置換えですむはずだったが、痴漢行為を非難する匿名のファックスが届いたため退職に追いこまれた。恋人にも逃げられ、情状証人ものぞめない。「相手は検察官だぞ。よっぽど確かな証拠でもないとな」。と大介はビビって安請けあいしたことを後悔した。
洋一によれば篤志は痴漢などするような奴ではない。とにかく篤志の無実を裏づけてくれる証人を見つけなければならない。大介は弟の孝介(仁科克基)とその恋人の絵里(水川あさみ)に手伝ってもらって、目撃者に呼びかけるチラシを駅で配った。秘書の弥生(水野美紀)も手伝いにきてくれた。
しかし、目撃者が見つからないまま裁判当日になった。「悔しいけど罪を認めるしかないかな」。法廷にむかう大介と篤志の足どりは重い。しかも綾子側の篠原誠検事(深浦加奈子)を一目見てさらに気がめいった。誠という名前にふさわしい男まさりの中年女。大介にとって刑事事件は初めてなのに、最も相手にしたくないタイプの検事だ。
誠は立て板に水で起訴状を朗読した。それを聞いているだけで大介は自分が犯罪者になったような気分になった。ましてや篤志は今にも泣きださんばかり。そこへ息を荒らして洋一がやってきた。篤志の無罪を立証する証人が見つかったのだ。その佐倉(三浦義徳)という男は電車内で篤志の前に座っており、痴漢行為をしていないのは明らかだという。「僕は痴漢なんてやってません」。篤志は意を強くした。「必ず有罪を立証しますよ」。誠は大介と篤志をにらみつけた。
ところがその夜、佐倉から証人をおりたいと電話がかかってきた・・・・。

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第5話 20億の遺産私にください

あらすじ

コギャル風の森下理奈(大谷みつほ)は弁護の依頼に来たのだが、断られ、キャピタル法律事務所の受付でモメていた。偶然、エレベーターで会った大介(ユースケ・サンタマリア)は理奈の話を聞いてやることにした。理奈の父親、村沢良雄はレストランチェーンのオーナー。先ごろヨットで海難事故にあって亡くなった。「私の母親、あいつの愛人だったんだ」。
2年前に理奈の母親が死んだ時、村沢は認知を申しでたが、理奈は今さら何だ、と断った。
村沢の本妻はすでに亡く、2人の子供、勝子(中村綾)と正彦(斉藤陽一郎)がいた。遺産をもらおうと出かけた理奈は2人から門前払いをくったという。「財産全部で20億よ」。「20億!」と慌てる大介だった。
理奈は法律的には非嫡出子にあたり、認知請求が通れば相続権が認められる。法定相続額は嫡出子の半分。とはいえ4億円だ。「報酬額、期待してください」。大介は葛西(中山 仁)や倉本(佐戸井けん太)の前で大見得をきった。
とはいえ大介1人きりでは心もとない。いつものごとく洋一(いしだ壱成)がサポート役につくことになった。大介は勝子と正彦に認知請求することを伝えた。DNA鑑定すれば結果は歴然だから、大介と洋一は楽勝ムード。「相続がうまくいったらボーナスあげるよ」。理奈の申し出に大介は小躍りした。弥生(水野美紀)はまもなく誕生日。大介がそれとなく聞いてみるとバイクに乗ってみたいという。その言葉を間に受けた大介は、理奈からのボーナスがあれば弥生にバイクをプレゼントできるし、洋一にも差をつけられるとますます張り切った。
当の弥生は最近ちょっと落ちこんでいた。英子(川島なお美)にだまし取たれた土地のトラブルを相談していた佳代(花原照子)という老女。弥生のことを孫のようにかわいがってくれた。しかしこの件は法律ではどうにもならないことだった。弥生は弁護士という仕事の無力さを感じていた。
理奈は勝子たちから呼び出されて、裁判は時間がかかるから、即金1億5千万円で手を打たないかという提案に勝手に手を打ってしまったのだ。「ホントなら4億円だぞ。それでいいのか」「雇われた人間のくせに、うざいこと言うな」。大介はクビを言い渡されてしまった。
とはいえ性格上、大介は理奈をほっとくわけにはいかない。彼女が働いているスーパーをこっそりのぞきに行った。理奈はうわついた様子もなく、真面目に働いていた。大介はホッとすると同時に反省した。「彼女の気持ち、わかっていなかったのかな」。なにしろ理奈はこれまで父親に捨てられたと思って生きてきたのだ。
村沢のヨットには2人の従業員が同乗しており、彼らは救助されていた。その1人の川本(須永慶)が病院で意識を取り戻した。「解任されたくせに」。理奈は憎まれ口をたたいたが、大介が病院に来てくれてうれしそうだった。「遺言は見つかりましたか?」。ヨットが嵐に巻きこまれて死を覚悟した村沢はノートに遺言を書いて、川本ともう一人の矢口(でんでん)に証人になってくれるよう頼んだ。「すべての遺産は森下理奈が相続するものとする、と書かれていました」。「なんで私に―」。「プリンです」。やがて、ハッとしてある出来事を思い出し、理奈はぼう然と立ちつくした。
洋一が勝子たちの動きをつかんだ。この姉弟はレストランを売却して、新しく買う土地にディスカウント店をオープンさせようとしていた。しかもその土地というのが弥生が法律ではどうにもならずに悔しがっていた佳代のだまし取られた土地なのだ。
「なんか面白くなってきたぞ」。大介は張り切ったが、大事な遺書は海中に消えていた・・・。

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第6話 弥生大失敗私クビにして下さい

あらすじ

英子(川島なお美)はマスコミから注目されている裁判を担当していた。太陽建設の設計課長・島村がビル工事現場から転落死した。「事故に決まっています」。依頼人は島村の妻・恭子(山下容莉枝)。しかし賠償金を支払いたくない会社側は自殺を主張。証人として部下のOL・久美(角田智美)を申請した。久美は島村と不倫していたという。「私が別れ話を言いだしたので、それを苦にして自殺したんだと思います
」。恭子は夫の不倫を信じなかった。英子も久美が会社側の意をくんで証言したものと見ていた。
事務所に戻った英子は洋一(いしだ壱成)、弥生(水野美紀)らと次回の公判の打ち合わせをした。「あの証人で一気にこっちが有利になるわ」。久美との不倫が真っ赤な嘘であることを証言してくれる証人を洋一が見つけたのだ。次回公判の隠し玉だ。「これで奥さんの気持ちも晴れますね」。安堵の笑みをもらした弥生に葛西所長(中山仁)と倉本(佐戸井けん太)が声をかけた。雑誌の取材をうけてほしいという。
テーマは働く女性の特集。「業務命令だよ」。弥生は気が進まなかったが、結局引きうけた。
英子と洋一は久美の同僚OL・柏木妙子(小高のりこ)と会っていた。「2人は密談していました」。死んだ島村の上司・吉田部長(大林丈史)が久美に島村と不倫していたと裁判で嘘の証言してほしいと頼んでいたという。「会社の連中は許せません」。妙子は辞職覚悟で裁判で証言すると約束してくれた。
弥生(水野美紀)の取材にやって来たのはフリーライターの木下冴子(横山めぐみ)。弥生は弁護士秘書の仕事について答えた。意気投合した2人は取材後、弥生の行きつけの居酒屋にむかった。大介(ユースケ・サンタマリア)と洋一も合流した。
「うちの事務所もいろいろあるのよ」。弥生は取材では言えなかったグチをこぼした。「でも長沢英子先生は頑張っているわ」。話題は英子が担当している転落死事件のことになった。「不倫が原因なんでしょ」と聞く冴子に、「そんなの嘘よ」と弥生はつい口をすべらせた。家が近所ということで大介が冴子を送っていった。冴子のアパートの前には恋人の芳男(まいど豊)の姿があった。
第2回公判は予想外の展開となった。妙子は事前の打ち合わせどおりに会社側の密談を証言してくれた。しかし会社側の工藤弁護士(斉藤暁)は英子たちの知らない事実を暴露した。かつて妙子は同じ男性をめぐって久美と三角関係にあった。そしてその男性を久美に奪われた妙子は中傷ビラまで巻いていたという過去がおおっぴらになった。「あんな女、地獄に落ちればいいのよ!」。妙子の証言の信ぴょう性は消えたも同然だった。
隠し玉であった妙子の過去まで相手に調べあげられており、誰かが情報を漏らしたとか思えない。英子や洋一までにも疑われた大介だったが、裁判所でライターの木下冴子の彼・芳男を見かけたという。太陽建設の社員らしい。その瞬間、弥生にはすべてが読めた・・・。

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第7話 弁護士さん私が犯人です

あらすじ

大介(ユースケ・サンタマリア)が初めて国選弁護人をつとめることになった。倉本(佐戸井けん太)から押しつけられたのは強盗傷害事件。早速拘置所で被告人の小島俊介(橋龍吾)と接見した。俊介は窃盗目的で大学教授の内山(西田健)の自宅に忍びこんだ。しかし帰宅した内山に見つかり、頭部をゴルフクラブで殴って逃走。付近をうろついていたところを警官に緊急逮捕された。「その通りですよ」。俊介はあっさりと容疑を認めた。大介は洋一(いしだ壱成)を連れて内山家を再訪した。
「示談なんかするつもりはありません。あんな奴、できるだけ長く刑務所に入っていればいいんだ!」と、大介は一度追い返されていたのだ。
ところが今回は洋一が内山の専門分野に話題をむけると「優秀な方と話していると気持ちいい」と上機嫌になった。そこへ娘の知恵(片瀬那奈)が帰ってきた。「いらっしゃいませ」。ロングヘアの清楚な優等生タイプ。「妻を亡くして以来、この子の将来が私の一番の楽しみです」。弁護士を目指しているというが、大介は知恵のあまりに淡々とした受け答えが釈然としなかった。洋一を気にいった内山は「示談を考えてもいい」と言ってくれた。
大介は俊介が嘘の自白をしたのではないかと疑問をもち始めた。俊介は塀を乗り越えて内山家に忍びこんだというが、塀はかなりの高さで無理。「俺がやったんだよ」。俊介はあくまでも自分の犯行だと言い張るが、犯人を目撃した隣の主婦は大 介に打ちあけた。「家から出てきた人はほっそりした感じの人よ。でも逮捕されたのは大柄な人なんでしょ。上着の色が同じだからって結局その男にされちゃったのよ」。
裁判が始まった。検事の安西(上杉祥三)が起訴状を読みあげると、俊介は「その通りです」とあっさり罪状を認めたのだが、「被告人は誰かをかばって罪をかぶろうとしている可能性があります」と大介が発言し、「俺がやったんだよ。こんな奴は解任だ!」。被告人と弁護士がやりあう前代未聞の混乱のまま閉廷した。
その頃、事務所では見学にやって来た知恵を弥生(水野美紀)が案内していた。
「どうして弁護士を目指そうと思ったの?」「社会に必要な仕事だし、やりがいがあると思って」。知恵の答えはそつなかった。彼女が帰ってから弥生は洋一にポツリともらした。「夢を語る時って、もっと楽しそうだと思うんだけど」。
大介は洋一を共同弁護人にすることで解任を免れた。「真犯人を捕まえるんだよ」「どこにいるんですか」「さあ」。手始めに俊介の交友関係を洗うことにした。バンド活動をしていた俊介には多くのファンの女の子がいた。「この人よ!」。ライブ会場の写真に隣家の主婦が目撃した犯人が写っていた。「俺たちで探しだそう」。大介と洋一は意気込んだ。2人は懸命にファンの女の子たちに当たるが、犯人らしき男の情報は入ってこない。そんな時、意外な事実が明らかになった。知恵が俊介のバンドの追っかけをしていたというのだ・・・。

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第8話 目撃者はうそつき少年と宇宙人

あらすじ

大介(ユースケ・サンタマリア)と洋一(いしだ壱成)は放火容疑で捕まった田崎和也(白石朋也)と接見した。「僕はやっていません」。和也は被害者宅の娘にストーカーまがいにつきまとっており、出火する1時間前にも被害者宅で騒ぎをおこしていた。出火時刻には「車で走りまわっていた」というが、証人はいない。状況証拠はかぎりなくクロに近い。
現場周辺の聞き込みを始めると、「僕、見たよ。放火の犯人を」。大介が公園で休んでいると、昇太(東海孝之助)という小学生の男の子が話しかけてきた。昇太に案内されるまま、大介はとある建物の裏手についていった。「そこだよ」「分かった。君は向こうにいろ」。大介が窓のカーテンを開けた途端「キャーッ!」と悲鳴があがった。室内では若い女の子たちが着替えの真っ最中。大介は気の強いそうな美香(春木みさよ)に捕まった。「あの子にだまされたな」。痴漢扱いで連行された警察署で大介は刑事に笑われた。昇太は嘘つき少年として有名だった。駆けつけた洋一と警察署を出ると昇太が姿を現わした。「待て!」。ところが叱るつもりが、同級生に囲まれた昇太を助けることになった。誰彼と見さかいなく嘘をついては嫌われているらしい。
昇太は葛西所長(中山仁)の息子を装ってオフィスにもやって来た。和也の車の写真を見て昇太は言った。「この車見たよ、火事のあった日にうちのベランダから」。
あの夜、昇太のマンション前の空き地に和也は車を止めてタバコを吸っていたという。もしそれが本当なら和也の出火時のアリバイは成立する。しかし和也本人はドライブしていたと言っている。「こいつが嘘ついてんだよ!」。大介が決めつけると昇太はとんでもないことを言い出した。「UFOを待っていたんだ」。大介が痴漢騒ぎに巻き込まれた建物の屋上に宇宙人がいた。だからUFOが迎えにくるものだとベランダから見ていたという。これには洋一と弥生(水野美紀)もガックリきた。
大介は昇太をマンションに泊めるはめになった。昇太は母子家庭だが、母親の順子(秋本奈緒美)は仕事に夢中。「ママなんか嫌いだ」。大介が電話をかけてやっても帰ろうとせず、孝介(仁科克基)と絵里(水川あさみ)と一緒にに楽しそうにゲームをしていた。
翌日、大介が昇太を自宅に送り届けると、順子の姿はなかった。メモにはしばらく帰らないと書かれていた。「大介には迷惑かけないよ」「母ちゃんがいなくなったら、普通泣くだろ」。強がって見せた昇太だったが、涙をにじませた。離婚した父親が出張から帰ってくるまで、大介はマンションに泊めてやることにした。
和也が証言をひるがえした。昇太の言うように、空き地に車を止めていたという。
「また彼女の家に行くつもりだったから」。洋一は昇太を法廷で証言させることにした。「ただし宇宙人の話はしないで」。大介は気にいらなかった。「それじゃ昇太のことを信じてないってことだろ」。大介は昇太に目撃した宇宙人の似顔絵を描かせると、マンション周辺で聞き込みをした。もちろん宇宙人の目撃者など見つかるわけない。
裁判当日。証人席に昇太が立った。主任弁護人の洋一がたずねた。「その車はどのくらいの時間、そこに停まってましたか」「1時間くらい」。検察官が昇太に「君はよく嘘をつくらしいね。」と反対尋問を始めた。「今度は本当だよ。宇宙人だって見たんだ」。傍聴席から笑い声がもれた。一番危惧していた展開に洋一はガックリと肩を落とした・・・。

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第9話 結婚詐欺

あらすじ

大介(ユースケ・サンタマリア)と洋一(いしだ壱成)はあわてて屋上に駈けあがった。洋一に結婚詐欺の相談をしていた男が飛び降り自殺するかもしれない。「もうダメなんです。神様は僕を見放したんだ」。その男、野沢伸也(高橋克実)は自暴自棄になっていたが、大介が飛びついて思い止まらせた。
洋一は英子(川島なお美)に同行してもらい、伸也をだましたという相手の女性に会った。三浦温子(戸田菜穂)は、化粧けの薄い、好感の持てる感じの女性だった。
温子との結婚を望んでいた伸也は、彼女からマンションの出物があるからと言われて、貯金の1千万円を渡した。「つい悪い癖が出て」。温子は店の女の子たちと出かけたアメリカのラスベガスで全額すってしまったという。「それで詐欺罪に問われないつもりでいるの?」。英子の追及にも温子は動じなかった。「ホステスをやめるつもり。そうなるとせいぜい月に1、2万円しかお返しできないわ」。
大介と弥生(水野美紀)は伸也をなだめるために飲みに誘った。ところが2人は伸也そっちのけでケンカを始めた。葛西所長(中山仁)の紹介で弥生がクライアントの社長の息子と見合いするのが、大介は気に入らないのだ。大介は泥酔した伸也をマンションに連れ帰った。伸也は絵里(水川あさみ)を温子と勘違いしてからんだが、当の温子から携帯に電話がかかってくると、喜んだのもつかの間、温子のつれない態度に「殺してやる!」とナイフをつかんで飛びだした。
大介は後を追い、間一髪で温子を助けた。「ありがとう」。温子から見つめられた 大介は自分が弁護士であることを言いそびれた。「むこうから誘ってきたんなら、探りをいれるチャンスじゃない」。英子から言われて、大介は戸惑いながらも温子とのデートにむかった。「私、一生結婚なんかしないわ」。温子はポツリともらした。や はり伸也をだましたのか。温子から「うちに来る?」と誘われ、大介は温子に腕を取られるとタクシーに乗りこんだ。尾行していた洋一と弥生はぼう然と見送った。
「どうぞ」。室内はきちんと片づいていた。温子はボードに貼られたスナップ写真を大介にくれた。「結婚しないってどうして?」。温子はいきなりスカートをまくった。太股の古い傷痕があらわになった。「母親にやられた、小さい時。結婚して子供ができたら同じことをしそうな気がする。だから結婚はしたくない。あなたといて結 構幸せよ」。温子は大介に近寄るとツーショットの写真を撮った。大介はもう嘘を続 けられなかった。「ごめん。じゃ、また」。逃げるように部屋を出ていった。 「彼女がそんな悪い人間とは思えないんだよな」。大介は温子からもらったスナップを洋一と弥生に見せた。「この日付!」。その日付はラスベガスにいたはずだが、温子の背 景はどう見ても日本国内だ。「彼女からもらったって、裁判で証言してください。あ なたを承認として喚問します。拒否すれば処罰されますよ!」と洋一に言われ、温子を騙したことになり戸惑う大介だったが、証人として出廷することになり・・・。

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第10話 プロポーズされちゃった

あらすじ

「あなたも弁護士さんなんですか?」。大介(ユースケ・サンタマリア)は事務所のエレベーター前で呼び止められた。ファッションデザイナーの小倉直也(マイケル富岡)。イタリアのメーカー、ボルツァーノとの業務提携を英子(川島なお美)が進めている。「相談なら長沢先生にすればいいでしょ」「それができないんだよ」。
子供の認知と月百万円の養育費を請求されているという。相手は村上恵子(今井恵理)という女。1年前、小倉の出演したテレビ番組でアシスタントをしていた。収録が終わってからスタッフと飲みに行った中にいた。意気投合してカラオケでデュエットしたまでは覚えている。翌朝、小倉が事務所のソファで目覚めると下着姿だった。「よく覚えていないんだ」。小倉は自信なさげにつぶやいた。「それは大変ね」「ああっ!」。振り返ると英子が無表情で立っていた。彼女に相談できないのは当然だった。実はこの2人、仕事を通じて出会ってから、ひそかにつきあっていたのだ。有名人である小倉はマスコミに知られたくない。業務提携の話が水泡に帰す可能性もある。「お願いするわ。なんとかしてあげて」。最初は憤然としていた英子だったが、大介と洋一(いしだ壱成)に泣きついた。
2人は問題の夜の小倉の足取りをたどることにした。カラオケ屋の受付嬢が覚えていた。「女の人と一緒に出ていきましたよ」。事務所周辺を巡回していた警備員が帰っていく恵子を目撃していた。その時刻から逆算すると2人が事務所内にいたのは20分あまりにすぎない。「これは微妙だな」。2人は関係をもったのか、それとも何事もなかったのか。「私と花村でどう?」。仕事が手につかない英子は大介と実地検証した。すると事務所にいられるのはわずか13分に縮まった。「2人がことに及ぶのは不可能です」。大介が自信たっぷりにこの結果を恵子にぶつけると、彼女はカラオケ屋から事務所へむかう別ルートの存在を伝えた。たしかにタクシーがその抜け道を 通っていれば、2人が事務所にいた時間は長くなる。「もう認知するしかないのかなあ」。小倉はすっかり弱気になったが、英子はひるまなかった。「裁判しましょう」。英子は小倉から結婚を申し込まれていた。「はっきりシロクロつけましょう」。大介も英子の決断に同意した。
一方、恵子は弁護士の青木(六角精児)と共にマスコミを集めて記者会見を開いた。「あの男は責任もとらずに逃げるつもりなんです」。しかし子供のDNA鑑定については拒否した。「この子の一部を切り刻むなんて耐えられません」。そう言うなり恵子は泣きくずれた。
弥生(水野美紀)のもとに小倉の秘密を知っているという匿名の電話がかかってきた。英子と大介が会いに行くと、植村遥子(土屋久美子)という女が現れた。「小倉さんは私のもの。なの行為をしているらしい。だから英子のことも知っていたし、問題の夜の一部始終もノートに分刻みで記録していた。「あの女、5分後には事務所から出てきたわ」。このノートの他の日の記録が本当なら、裁判で有力な証拠になる。ところがページをめくるうちに英子の表情が曇ってきた。小倉は手当たり次第に女を事務所に連れ込んでいたのであった・・・。

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第11話 OL救え

あらすじ

大介(ユースケ・サンタマリア)をたずねて若い女性の3人組がキャピタル法律事務所にやって来た。「やあ、どうも」。山村佳恵(本多彩子)、根岸愛子(MIKI)、倉田素子(山口あゆみ)とは昨晩の合コンで会ったばかり。弟の孝介(仁科克基)に頼んで集まってもらい、洋一(いしだ壱成)も参加していたのだが、彼女たちはずっと浮かない表情だった。「昨晩はすみませんでした。私たち裁判をおこしたいんです」。
3人はカイゼル物産という商社の同僚OLだった。彼女たちは時を同じくして上司から退職を勧告された。佳恵は会社のハガキを私用に使っていたのを咎められた。愛子はキャバクラでバイトしていたのがバレた。素子は持病の発作で休憩していたのを職務怠慢とみなされた。いづれも社則違反を理由に3人とも自ら退職届けを提出させられた。大介は英子(川島なお美)に相談した。「同じように辞めさせられた人、他にいないかしら」。人数が多いほど裁判は有利になる。「いるにはいるんですけど、 ちょっと問題が」。とにかく大介は3人と同時期に退職した河田裕美(奥菜恵)に 会ってみることにした。「風俗でバイトしていたのよ。クビになっても当然よね。」と陰口をたたく佳恵たちに気付いた裕美は「裁判なんかしたって会社に勝てるわけないでしょ。私がむかついているのは、会社よりもこいつらよ」。裕美と佳恵はつかみあいになった。
事務所に戻った大介は倉本(佐戸井けん太)から佳恵たちの弁護を引き受けないようにと命じられた。キャピタル法律事務所ではカイゼル物産と顧問契約を結んだとい う。「今後は彼女たちと個人的な接触もさけてくれよ」。所長の葛西(中山 仁)からもクギを刺された。そのつもりでいたが、佳恵たちから頼られるとついつい相談に乗ってしまう。そんな矢先、素子が倒れた。病院にかけつけてみると、ベッドの傍らには裕美が付き添っていた。失業保険の出ない素子は無理してバイトを続けていた。
「許せない。裁判しよう。弁護士の出番だね」。大介が戸惑っていると、隣りのベッドで患者と話していたスーツ姿の女が近寄ってきた。「何かお困りですか?」。その女、竹村百合子は弁護士だと名乗った。
佳恵たちの弁護は百合子が引きうけることになった。しかし裕美だけは加わらなかった。「悔しくないのかな」。素子は首をかしげた。とりあえず大介は胸をなでおろした。実は孝介が就職活動の真っ最中。なんとカイゼル物産に内定が決まりかけていた。兄貴としては弟の足を引っ張るようなマネはしたくない。
皮肉な巡りあわせで、英子がカイゼル物産側の弁護を担当することになった。「私は会社に和解を勧めるつもり。原告の女性たちも早く和解金をもらって次のことを始めたほうがいい」。佳恵たちに同情的だった洋一と弥生(水野美紀)は、それを聞いて安心した。「弁護士って口固いんだよね」。大介は裕美から原告に加わらない理由を打ち明けられた。「私、風俗なんかやってない」。裕美は妻子ある同僚の永井とつきあっていた。2人が秘密で借りていたマンションにたまたま風俗店が入っており、 裕美がバイトしていると誤解されたらしい。「本当のことバレたら、彼の立場がヤバくなるから。私が会社辞めるくらい、いいのよ」。裕美は永井のことを愛し、そして信じきっていた。
女弁護士の百合子はとんだ食わせ者だった。佳恵たちが手渡した着手金百万円を持ったまま行方をくらましてしまった。病院でカモを探していたらしい。「裁判あきらめよう」「仕方ないわね」「会社相手に裁判するなんて、身のほど知らずだったのよ」。がっくりと肩を落とす3人を目の当たりにして、大介はつい叫んでしまった。
「俺が君たちを弁護する!」。
しかし事務所では大介の決断は一蹴された。「うちの方針に異論があるなら辞めてくれてけっこうだよ」「君に似合わない職場に誘って申し訳ないと思っていたんだ」。倉本と葛西に挑発されて、大介は引くに引けなくなった。「だったら辞めさせていただきます!」「ちょっと冷静になって!」。英子が制止するのを振り切って、 大介は事務所を飛び出していった。そして大介は個人事務所を立ちあげた・・・。

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第12話 大結末

あらすじ

大介(ユースケ・サンタマリア)は裕美(奥菜恵)が元恋人の永井(井田州彦)のパソコンから見つけた社内メールを証拠として法廷に提出した。それによるとカイゼル物産は規則違反を口実にして強引なリストラを進めていた。「それは証拠になりません」。洋一(いしだ壱成)も社内メールを証拠提出した。日付と時刻は大介サイドのメールとまったく同じ。しかし内容はただの社内親睦会の告知。リストラの文字などどこにも出てこない。「これはカイゼル物産から正規の手続きで入手したものです。どちらの信用性が高いかは明らかです」。黙りこんでしまった大介を佳恵(本多彩子)と愛子(MIKI)が不安そうに見つめた。
「人の就職をダメにしといて、いい気なもんだよ」。大介がマンションに帰ると、弟の孝介(仁科克基)から嫌味を言われた。カイゼル物産から内定取り消しの通知が届いたという。大介が裕美たちの弁護を担当しているからだ。
例のメールによると、リストラを指示したA35号という人事部の文書があるらしい。「向こうが出さない気なら、ちょうだいするしかない」。大介と裕美はカイゼル物産本社に潜入した。裁判の打ち合わせに来ていた英子(川島なお美)と洋一にあやうく出くわしそうになった。
A35号の文書はファイルから消えていた。この文書の存在には英子たちも注目していた。「その文書、見せていただけますか?」。しかし高岡専務(北村総一朗)と秘書の永井は首を横に振った。「企業経営には陰の部分が必ずあるんです」。
その夜、洋一は屋台でヤケ酒をあおった。「もう止めましょうよ、あんな会社の弁護」。しかし、洋一はこの裁判に勝ったら、大介を呼び戻してくれるよう葛西所長(中山仁)に頼んでいたのだ。
裕美は永井から呼び出された。ヨリを戻したいという。「俺は来年、重役になる。高岡専務は俺のあやつり人形だ」。リストラ計画の発案者も永井だった。「次の公判でそっちが出してくるネタを教えてくれたら、会社に復帰させてやるよ」「私にスパイしろって言うの!」。もちろん裕美は言下に断った。
大介が裕美を慰めているとケータイが鳴った。弥生(水野美紀)からだった。「聞いたのよ、A35号って文書は」。大介はあわててさえぎった。「俺たちは敵味方なんだぞ。守秘義務があるだろ」。弥生の気持ちはうれしかったが、大介は弁護士としての良心を捨てる気にはなれなかった。
弥生はまだA35号の文書がどこかにあると知らせてくれようとしたのではないか。
「あいつ、風呂場に仕事関係の書類を隠していたの。もしかしたら」。裕美は永井のマンションを訪れた。「私、意地張ってたわ」。永井はあっさり裕美の嘘にひっかかった。「シャワー浴びてくるから」。裕美は洗面台の裏からカイゼル物産の封筒を見つけた。中身はA35号文書だ。労働組合とのつながりの弱い女子社員を自己都合退職に追いこむこと。「これで裁判に勝てるね」。裕美はケータイで大介に知らせた。
大介はマンションの火災警報機を押した。「火事だ!」。混乱に乗じて裕美はまんまと部屋から抜け出した。
しかし好事魔多し。夜道を走ってきた2人は数人のチンピラとぶつかった。その拍子に封筒は川の中に。追いかけてきた永井は鼻先でせせら笑った。流れていった封筒はもう見えなかった。
裁判当日がきた。洋一は急きょ永井に証言を要請した。予想外の展開に永井は戸惑いつつも証人席に立った。洋一は永井にA35号文書の存在について問いただした。
「そんなものは存在しません」。法廷で嘘をつけば偽証罪だ。「安心しました。終わります」。洋一はあっさりと引き下がった。大介の反対尋問が始まった。「永井さん、あなたは何も隠していないと言いましたね」。大介はカバンから1通のファイルを取り出した。「まさか?」。高岡専務と永井の顔に緊張の色がはしった。「じゃあ、こんなことを書いた文書なんかないとおっしゃるのですね」。大介はリストラ計 画の概要を読み上げていった。永井は思わず叫んでいた。「バカな!あの書類は川に沈んだはずだ!」・・・・・・。

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引用元:番組公式サイト

『花村大介』はどこで見れる?動画配信アプリ・サービスでの配信状況

主要動画配信サイトでドラマ『花村大介』の動画がフルで配信されているか確認し、表にまとめました。

アプリ・サービス名配信状況無料期間と料金
FODプレミアム FODプレミアム ◎見放題配信中
月額976円(税込)
毎月100円分P付与
TELASA TELASA ○ 配信中
15日間無料
月額618円(税込)
ポイント付与無し
DMM TV DMM TV ×配信なし
30日間無料
月額550円(税込)
初回登録時550円分PT付与
U-NEXTU-NEXT ×配信なし
31日間無料
月額2,189円
初回600円分P付与
毎月1,200円分P付与
ABEMAプレミアム ABEMAプレミアム ×配信なし
14日間無料
月額960円(税込)
ポイント付与無し
Hulu Hulu ×配信なし
月額1,026円(税込)
ポイント付与無し
Leminoプレミアム Leminoプレミアム ×配信なし
31日間無料
月額990円(税込)
ポイント付与無し
Disney+(ディズニープラス) Disney+(ディズニープラス) ×配信なし
無料期間なし
月額990円(税込)
ポイント付与無し
アニメフェスタ アニメフェスタ プレミアムプラン ×配信なし
無料期間なし
月額1,078円(税込)
ポイント付与無し
TSUTAYA DISCAS TSUTAYA DISCAS ×配信なし
30日間無料
月額2,052円(税込)
ポイント付与無し
prime video prime video ×配信なし
30日間無料
月額500円(税込)
ポイント付与無し
d アニメストア dアニメストア ×配信なし
31日間無料
月額550円
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Paravi Paravi ×配信なし
月額1,017円
ポイント付与無し
Netflix Netflix ×配信なし
無料期間なし
月額1,490円(税込)
ポイント付与無し
DAZN DAZN ×配信なし
無料期間なし
月額3700円(税込)
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アイドルオンデマンド アイドルオンデマンド ×配信なし
1週間無料
月額2,980円(税込)
ポイント付与無し
DLsite DLsite ×配信なし
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購入時10%ポイント還元

※この配信状況は2024年3月時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性もあるので現在の配信状況については各VODアプリ・サービス内もご確認ください。

FODプレミアムで『花村大介』を視聴する方法

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ドラマ『花村大介』の再放送に関する調査

在京キー局での2024年3月現在のドラマ『花村大介』の再放送予定を調べたところ、残念ながら予定はありませんでした。

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