ドラマ『薔薇の十字架』の動画を全話無料で見れる配信アプリまとめ

  • 2024年3月8日
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2002年10月〜12月に放送されたドラマ『薔薇の十字架』

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ドラマ『薔薇の十字架』はどんな作品?

話数 全10話
放送年 2002年10月期
放送枠 フジテレビ系 木曜22時
脚本 浅野妙
南海永美子
永田優子
演出 光野道夫
水田成英
木村達昭
音楽 沢田完
主題歌 フェイス・ヒル「CRY」
キャスト 天海祐希
三上博史
石田ゆり子
勝村政信
佐藤藍子
玉山鉄二
西山繭子
合田雅吏
猫背椿

光野道夫 南海永美子 木村達昭 水田成英 永田優子 浅野妙 三上博史 佐藤藍子 勝村政信 合田雅吏 天海祐希 猫背椿 玉山鉄二 石田ゆり子 西山繭子

主人公

名前(演) 高畑暁(天海祐希)
年齢 34歳
職業など 敏腕CMディレクター

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以下に各話のあらすじや主要動画配信アプリ・サービスでの配信状況をチェックできるリンクを載せておくので、こちらもチェックしてみてください。

『薔薇の十字架』の各話あらすじ

第1話 大人の欲望!! 夜メロ開幕 

あらすじ

 人が人生に求めるものは何なのか・・・。仕事か愛か、あるいは自分が生きていたという証としての子供なのか・・・。ともに中年に差し掛かった妻帯者の敏腕CMディレクター・桐吾と外資系コンピューター会社の独身キャリアウーマン・暁は、ともに「子供」というキーワードに翻弄されている。桐吾夫婦は子供がいないカップルだった。自己実現が難しい仕事でありながら、家庭には常に「子供」という言葉が重く圧し掛かり緊張が漂う。暁は、両親の離婚からか、結婚=幸せとは思えず、男性不信。にもかかわらず、60歳になった自分を考えると子供だけは欲しい。矛盾し相容れない状況に流されながら、二人は運命的な出会いをする・・・。「自分」と「子供」というエゴイズムの象徴と、「愛」という他者あっての感情に挟まれ、二人はそれにどう折り合いをつけて人生の海を渡ろうというのか・・。

売れっ子CMディレクター工藤桐吾(三上博史)は、後輩の神谷恭介(玉山鉄二)と共に、健康ドリンクのCMに使うロケハンのため、親友・北村甚(勝村政信)の勤める博物館に来ていた。甚から「人間が死んでも遺伝情報は消えない」と説明を聞きながら、桐吾は見学の幼稚園児たちを眺めていた。
帰国子女で外資系コンピューター会社に勤める高畑暁(天海祐希)は、医師の妻に納まっている友人の山崎エリ(猫背椿)に、大量のベビー用品を渡していた。暁は独身だが、妊娠したと思い込み、グッズを買い漁ったのだ。そんな暁は、精子バンクのドアを開けていた。職員の解説を聞きながら、暁はパソコンの中にいる背番号化されたドナーを眺めていた。
暁はエリと三村日菜子(西山繭子)に、精子バンクのことを話した。エリと日菜子は、未婚で子供が欲しいという暁を理解できない。暁は「卵子はどんどん減ってくの。子供産むなら今」と強弁する。しかし「父親がただの番号と言うんじゃいや。排卵日にデートしてくれるだけの人がいないかな」とわがままを言う。エリが応じた。「東大出の候補者がいる」と言うのだ。暁は会ってみることにした。
桐吾の家で、甚が、女に会ってくれと言いだした。モデルのガールフレンドにCMディレクターを紹介すると言ってしまったのだ。キッチンで桐吾の妻・澄子(石田ゆり子)が聞いている。明るく振る舞っているが、桐吾は複雑な心境である。澄子との間に子供はいなかったのだ。まさにその時、車椅子に乗った桐吾の母・サエ(中尾ミエ)が現れた。「赤ちゃんの帽子、編み上げたよ」。気まずい空気が流れた。
桐吾は、甚の願いを聞いて、件のモデル・奥田めぐみに会うため噴水の前に来ていた。噴水の反対側には暁が、やはりエリの紹介した“ドナー候補”を待ち受けていた。共に相手の顔が分からない。「あ・・・」「どうも」。誤解したまま、暁は説明を始めた。「幼い頃に両親が離婚したので結婚願望がなく、子供だけ欲しいんです」。不審に思った桐吾は「奥田めぐみさん?」と聞き返した。暁は人違いを察し、慌てて店を飛び出してしまった。
暁は疲れ果てて自室に戻った。と、すでに妹の平山昌美(佐藤藍子)が来ている。子持ちだが、夫とけんかして遊びに来たのだ。「お姉ちゃんはお母さんの期待の星。エリートと結婚して子供作って」と勝手なことを言う。
CMコンペで桐吾が大賞を受賞した。パーティーには奥田めぐみも来ていて厚かましく「仕事をくれ」などと言う。ウンザリしていると、映画プロデューサー小西が声をかけてきた。「人の記憶に残る仕事をやってみたいと思いませんか」。桐吾の気持ちは揺れる。桐吾は佐古田部長(田山涼成)に映画製作のために長期の休みを申し出た。だが佐古田は「お前に芸術性がないからCMをやってこられたんだ。意地を通したいんなら、会社を辞めろ」と突っぱねる。
一方、暁は、噴水前で会う予定だった東大出の“ドナー候補”水野と会っていた。自信過剰の水野の様子に違和感が広がり、暁は逃げ出してしまった。エリに報告すると、「お高く留まって、文句言いながら一人で年とっていくのね」と嫌味を返される始末だった。
そんなある日、後輩・井原淳哉(合田雅吏)と飲み、酔って帰り着いた暁は、パソコンの掲示板に「子作り協力者募集」というメールを出してしまう。翌日、会社で100通を越える返信メールを削除するはめに。だが1通のメールに目を留める。その送り主・牧村に希望を託して、暁はホテルへ誘う。牧村は紳士風だったが「妻が浮気した復讐に子供を作ってやる」と言い出した。さらにロープで暁を縛ろうとする。二人はもみ合いになり、暁はやっとのことでホテルから逃げ出した。服は破れ、傷心の暁は噴水の脇に座り込んだ。
帰宅途中の桐吾は噴水の脇に座り込む暁を見つけた。服の破れた暁にジャケットをかけてやり尋ねた。「どうしてそこまでして子供が欲しいのか」。暁は「妊娠を勘違いした時、60歳になって自分に残っているものって何だろうって思ったんです」と答え、ジャケットを返して立ち去った。
桐吾は家に帰って、澄子に退職し映画を撮る決意を告白した。が、澄子は驚くべき頑なさで拒んだ。「ふざけないで。夫婦って互いのために我慢して責任を果たすもの。あなただけ好き勝手出来ると思うの」。余りの剣幕に桐吾は息苦しくなっていった。
桐吾の頭に血が上る事件が起きた。自信のあったCMで、桐吾の知らぬ間にカットが差し替えられたのだ。佐古田部長は「お客がいいというのだから、いいだろう」と取り合わない。家庭も仕事も、桐吾は帰る場を失った気がした。
そんなころ、退社した暁の前に、牧村が待ち伏せしていた。「男が好きなんだろ」。牧村から逃げ出して、情けなく歩く暁。
そして、二人はみたび、噴水の前で出会うのだった・・。

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第2話 好きになってはいけない人 

あらすじ

 桐吾(三上博史)と暁(天海祐希)はホテルへ入った。が、桐吾の携帯が鳴る。送信者は澄子(石田ゆり子)。桐吾の気持ちは萎えた。「ごめん」。桐吾はそのまま部屋を出て行ってしまった。
桐吾が家に戻ると、テーブルには手をつけていない食事がある。澄子に申し訳ない気持ちが広がる桐吾だった。
一方、暁は、日菜子(西山繭子)とエリ(猫背椿)に、桐吾との一件を話した。訝る二人に、暁はたまらず、「精子バンクに行くわ」。バンクには好奇心に駆られたエリがついてきた。と、隣のコーナーにやって来たドナー登録希望者らしい男は、偶然、エリの同窓生だった。その男が記入していた申込書は、学歴から容貌まで嘘ばかり。暁は、暗澹となった。
桐吾が仕事に出ると、スタジオの雰囲気が悪い。恭介(玉山鉄二)が、「佐古田部長(田山涼成)が、桐吾さんは、映画に誘われて天狗になり、仲間を見下していると言いふらしている」と教えてくれる。暗い気持ちになった桐吾は、ポケットに忘れていた暁のイヤリングに気がついた。
桐吾は暁を訪ねた。桐吾は、初対面の時に暁が落としていったイヤリングを返し、さらに、ホテルまで行った日の無礼を詫びた。「勢いだったんだ、多分」。暁は、複雑な思いを抱きながらも、「分かりました。もう、ご迷惑をお掛けしません。子供のことはほかで解決しますから」と言い切ってその場を去ろうとした。その時、暁の携帯が鳴った。妹の昌美(佐藤藍子)からである。暁たちの母親・ゆり子(長内美那子)が階段から落ちたと言うのだ。「車で行きましょう」。桐吾が申し出た。
病院に着くと、ゆり子が退院するところだった。医師の説明をメモしようと、暁のバッグを探った昌美は、精子バンクの申込書を見つけた。昌美は憤った。「お母さんに『父親のない子を産みます』って言えるの?」。当のゆり子は、桐吾が暁の恋人だと勘違いしていた。
暁が、女性誌を眺めていると、桐吾が、敏腕CMプロデューサーと紹介されている。暁は、CMに詳しい後輩の淳哉(合田雅吏)にビデオを貸してもらう。
そんな夜、桐吾の家では、母親のサエ(中尾ミエ)の誕生パーティーが開かれていた。甚(勝村政信)一家と恭介も呼ばれている。そこで、甚の妻みどりが妊娠していることが発覚する。皆、一様に澄子の方を気にするのだった。

桐吾のスタジオに佐古田部長が現れた。「来週から現場に来なくていい。庶務課長だ」。桐吾はショックで声も出せなかった。
桐吾の最後のスタジオの仕事が終わった。そこへ、暁がやって来た。病院へ送ってもらった礼を言いに来たのだ。だが折り悪く、二人はスタジオに閉じ込められてしまった。撮影用の美しい明かりの下で、二人は話し始めた。
「恋愛は儚い。子供なら無条件で家族になれる」。「僕には子供がない。仕事が生きた証かな」。
暖房も切られたスタジオで二人は身を寄せ合った。しばらくして桐吾が火災報知器を見つけ、ブザーを鳴らして助け出された二人は、早朝の街に佇んだ。
「僕が、君の子供の父親に立候補したらどうする」。桐吾は意を決した表情で切り出した。
「いいです。あなたで」。暁もその申し出を受けるのだった。

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第3話 愛と誠を求め 

あらすじ

 桐吾(三上博史)と暁(天海祐希)の「子供を産む目的だけの」付き合いが始まった。暁は基礎体温を綿密に測り、「付き合う」日を決め、桐吾に連絡を取る。月1回の限定デートである。だが、昼間から唐突にホテルに入ることをためらう桐吾は、「その前」に食事や遊園地やゲームセンターに誘う。最初はそのことに戸惑った暁も、少しずつ「デート」自体が楽しく思われるようになる。
そんなことを、エリ(猫背椿)と日菜子(西山繭子)に話す暁。ドライ&クールに装う暁だったが、エリは「男の気持ちは、どう変わるかわからないわよ」と見抜いたようなことを言う。
実際、暁に気を遣いながら遊ぶ桐吾に、暁は徐々に惹かれるようになる。例えば遊園地の射的の景品の恐竜のゴム人形の中から、暁のお気に入りの恐竜を探す桐吾の姿は、暁の微笑を誘うのだった。ただ、キスをすることだけは拒み、心動かさないように努力しなければならなかった。
桐吾と澄子(石田ゆり子)との夫婦生活は、澄子の健気さ、桐吾の優しさゆえに、さらに冷え込んだものとなっていた。そんな二人が食事をとっている晩、サエ(中尾ミエ)は、車椅子のまま夫婦の寝室へ忍び込んだ。そして、ゴミ箱の中から、桐吾と暁が行った遊園地の半券とホテルの領収書を見つけるのだった。
暁は自室で、妊娠検査薬の試験紙とにらめっこしていた。最近の日課である。どうも判定が不明瞭である。と、エリに電話し、サジェスチョンを受けようとした。エリは面倒臭そうに受け答えをするが、その時、暁の部屋に妹の昌美(佐藤藍子)が飛び込んできた。また夫と喧嘩したのだ。昌美は妊娠試験薬を見つけ驚く。暁は「大人の付き合いをしている」と、どうにか、その場を切り抜ける。
一方、経理に回された桐吾は、仕事では最悪な気分に落ち込んでいた。佐古田(田山涼成)は高額な飲み代を制作費に回してくる。文句を言っても相手にされない。すれ違う昔の仲間も敬遠する。くさる桐吾は、帰宅途中に覗いた玩具屋のウインドウに恐竜のプラモデルを見つけた。それを買い込み喫茶店で必死に工作する桐吾。暁が好きだと言った恐竜のモデルだったのだ。
桐吾は、「あの時だけ会う」という約束を違え暁を呼び出してしまった。プラモデルを渡すためだ。契約違反を詫びつつ「あの、迷惑じゃなきゃ」と恐竜のモデルを差し出す桐吾に、「私もお話がある」と切り出す暁。「生理が遅れている」。言葉の出ない桐吾を前に、「子供は私が育てる」「認知はいらない」など意を決して「契約条項」を挙げる暁だった。だがプラモデルの礼だけは述べ、頑な様子で帰っていった。暁も本当は切ない気分だった。
結局その時の妊娠はなかった。一緒に病院についてきてくれたエリは、「あんた、がっかりしたの?ホッとしたの?」と暁を問いただす。「あんた『子供、子供』って騒ぐのは寂しいからでしょ。今、その工藤さんで埋まってるんじゃないの」と喝破する。暁は一生懸命にごまかそうとする。
二人は、暁が思い出したいと言うなつかしの音楽を探しに、エリの知っている音楽バー「マイアサウラ」へ出かけた。と、暁はそこに、桐吾が仲間の甚(勝村政信)と恭介(玉山鉄二)と一緒に来ているのに気がついた。桐吾も、エリも互いを認めた。なんとエリは、席を立とうとする暁を押さえながら、桐吾らに話しかけ始めた。
「私の知り合いに、子供だけ欲しいという女性がいるんですよ。男もそう言われると単純にうれしくなるのか」
遺伝子研究家の甚は、エリの真意も分からず「オスには自分のコピーを残したいという利己的遺伝子が体中を回っている。愛情関係なしに」とまじめに答える。
「だってよ、暁。工藤さんはどうですか」
エリの徹底攻撃に居たたまれなくなった暁はその場から逃げ去った。エリも後を追う。恭介は、桐吾と暁の関係を察する。「奥さんに対してひどい」と桐吾に言い残し恭介も去る。甚も桐吾の浮気に気づくが軽く考えている。だが、桐吾は「無性に子供が欲しくなる。生きた証として……」と言いかける。驚く甚に「冗談」と取りつくろう桐吾だった。
気落ちした桐吾が家に帰ると、澄子の後ろからサエが車椅子で現れ、手編みの赤ちゃん用ケープを持ってくる。桐吾はとうとう切れ「俺たちに子供は出来ない。編まなくていいんだ」と声を荒げる。澄子はその場を納めようとサエを寝室に連れて行く。とサエの布団には以前ゴミ箱から拾った遊園地の半券とホテルの領収書が……。澄子は愕然とし、寝たふりをするサエは薄目を開けそれを見ているのだった。
丁度その時、桐吾の携帯が鳴る。暁からである。「妊娠していませんでした。次は再来週の……」。澄子はその様子をガラス越しに見つめていた。
また「その日」がやって来た。ゲームセンターで遊ぶ二人。外に出ると雨。仲良くひとつのコートに包まり走る二人。だが桐吾の携帯が鳴り、消えると、澄子からと察した暁は「今夜は止めませんか」と切り出した。だが、桐吾は「行こう。月1回を無駄にしたくない」。二人はついに唇を合わせる。
二人の熱い抱擁の最中、澄子は繋がらない電話を静かに置き、そしてサエの部屋に入り、でき上がったニット類を掻き集めるのだった。
部屋に帰った暁は、幸福感に包まれ、恐竜のモデルを抱きしめる。一方、家に帰った桐吾は、澄子が現れないのを不審に思う。中に入ると、澄子は放心状態で、サエが編んだニットを切り刻んでいる。桐吾に気づきうろたえる澄子。桐吾は深い罪悪感から、澄子をしっかと抱きしめるのだった。
数日後、桐吾は、澄子を連れて久しぶりに映画に出かける。心から喜ぶ澄子。桐吾は暁に思いを馳せる。
そのころ暁は、いつものように検査試薬をにらんでいた。苦い微笑が広がる。と、桐吾から電話が入った。「約束違反だが会いたい」。
暁は指定の店に行き、ジュースを頼んだ。桐吾が切り出す。「終わりにしよう。これ以上になると僕は引き返す自信がない。申し訳ない」。
暁も悲しげに言う。「もう少し続けたかったけど、ありがとうございました」。
二人は手を握り、そして暁は席を立った。だが、出口で暁がふらついた。はっと気づき、桐吾は後を追った。
「子供……?」。
「私、妊娠しました。だから、どっちみち、お別れなんです」。微かに笑顔をつくる暁が去って行く。桐吾は立ち尽くすだけだった。

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第4話 知りすぎた姑 

あらすじ

 妊娠が確認された暁(天海祐希)は、超音波検診で赤ちゃんの像を見ながら満足気である。エリ(猫背椿)が、友人から集めたベビー用品をプレゼントに持って来た。だが、エリは子供の認知や戸籍問題、暁の再就職が難しいことなど、今後立ち塞がる課題を突きつける。日菜子(西山繭子)は、能天気に「子供のいる愛人になれば」と無定見なことを言い出す始末。暁は怒って見せるが、つわりが襲ってきて会話は一時中断してしまう。
桐吾(三上博史)の家では、澄子(石田ゆり)が、先日の映画デートの余韻にまだ浸っている。桐吾が「また行こうか」と誘うと、サエ(中尾ミエ)の部屋のブザーが鳴った。桐吾が様子を伺うと、赤ちゃん用の手袋を編んでいたサエの足元に毛糸の玉が転がっている。編みかけの手袋を見た桐吾は、暁のことを思う。その表情を覗き込むサエだった。
暁のつわりはひどくなり、仕事の最中に口を押さえるほどになってきた。それを見とめた淳哉(合田雅吏)は、仕事を手伝いながらも、映画に誘ってきた。暁は淳哉の熱意に負け、同伴した。映画が終わり、ロビーに出ると、淳哉が人込みの中に桐吾を見つけた。淳哉は桐吾の映像のファンだった。桐吾は澄子を庇う様に歩いている。暁の顔がこわばる。だが、淳哉はそれに気付かず、「サイン貰って来ます」と駆け出していった。
暁は悟られないようにと顔をハンカチで隠していた。が、淳哉にサインしながら顔を上げた桐吾は、暁に気付いた。緊張する二人。不覚にも暁はハンカチを床に落としてしまった。そのハンカチに手を伸ばし拾い上げたのは、澄子であった。澄子は微笑みながら桐吾の手を取り去って行った。暁は、緊張の糸が切れたのとつわりの気分の悪さに、ロビーのベンチに倒れ込んだ。
桐吾は暁のことが気になりながらも、レストランで澄子と食事を取っていた。と、澄子が「何を考えているの」と問うてきた。「お母様のこと、私も気になるわ」と澄子。桐吾はそれに無言で答えるだけであった。
そんなころ、サエはヘルパーの目を盗んで、桐吾の部屋を物色していた。そして手帳のカレンダーにほぼ一月に1回一定の間隔で「A.T.」という書き込みがあるのを見つけた。じっと考え込むサエだった。
暁のことを気に病む桐吾は、暁の会社の前で暁を待ち伏せた。と、そこへ現れた日菜子を見つけた桐吾は、休みを取っていた暁のマンションを聞き出し、部屋まで押し掛けてしまった。
「ストーカーみたいなことしないでください」と言いながらも、暁は、しょうがなく桐吾を部屋へ招じ入れた。暁はどうにか口に入るメロンパンを食べながら疲れた表情を見せる。そんな暁に桐吾は「君と子供が気になっている。養育費でも払えれば」と持ち掛ける。暁は強く拒む。その時、強い吐き気に襲われた暁。桐吾は、胎児の超音波写真を見ながら、暁を看病するのだった。
そのころ、澄子は寝室で、隣の部屋の物音に気がついた。行くと、サエが桐吾の机を漁っている。「私の指貫は・・・・・・」と探し物の振りをするサエ。机の上には、「A.T.」の書き込みが目に付くように桐吾の手帳が広げてあった。澄子はその文字を読み取った。  暁の母・ゆり子(長内美耶子)の目の手術が終わった。昌美(佐藤藍子)と見守っていた暁も胸をなでおろした。家へ帰り、暁は昌美に妊娠のことを打ち明けた。「不倫は許せない。お父さんと同じ」と怒り狂う昌美。暁が説得しようとする最中、ゆり子が起きて来てしまった。聞かれたのだろうか・・・・・・。
桐吾は、恭介(玉山鉄二)に付き合いを断られ、甚(勝村政信)の研究室に出向いた。甚も、子供の誕生日で、おもちゃを買って帰らねばならないと言う。桐吾はふと思いたち、おもちゃ屋に同行することにした。そして、暁に電話を掛ける。暁は桐吾からと知ると、意を決して携帯の電源を切った。
家に帰った桐吾は、澄子から、サエの様子がおかしいと聞く。と、また、サエのブザーが鳴った。澄子が見に行くと、サエは桐吾の携帯電話を弄んでいる。澄子が取り上げると、ディスプレイは発信履歴になっており、そこには「A.T.」の文字が・・・・・・。そこには澄子の表情を読み取ろうとするサエがいた。
暁は、鎌倉の実家に帰っていた。ゆり子が「この前の話は聞いたわ。今、どんな気持ちかだけを知りたいの」と暁を問い詰める。「幸せ?」。暁はうなずいた。「じゃあ、いいじゃない。自分に誇りを持たなきゃ」。暁は母に感謝した。
暁はアメリカ行きの航空券を買った。ニューヨークに転勤願いを出し、OKを貰ったのだ。日菜子とエリに報告すると、日菜子は大喜びである。暁も、アメリカではシングルマザーは当然だし、子供もアメリカ籍になると、まんざらでもない。エリだけが「工藤さんとは終わりなの。本当に子供の教育のためなの」と疑問を漏らす。
一方、桐吾は、暁の携帯が繋がらないため、会社に電話を掛けた。応対に出た社員は「休職」と言う。それ以上は埒が明かず桐吾は苛立った。その足で暁のマンションに向かった。
玄関に出て来た暁は「産休を早め目に取っただけ。帰ってください」とそっけない。桐吾は「その子に会えないなら、一度だけでも誕生祝をさせてくれ」と食い下がる。暁は承諾した。
桐吾は澄子に「今夜恭介たちと飲んで遅くなる」との方便の電話を掛けた。疑惑の念が深まる澄子は、恭介に確認を取った。桐吾の嘘が分かった瞬間、澄子は恭介を家に呼んだ。サエが静かにそれを見つめていた。澄子は恭介に頼んで車を出してもらい、桐吾の尾行をすることにした。会社から桐吾が現れた。が、澄子は車で追うのをためらった。そして外に飛び出した。「見なければなかったことになるわよね」。健気な澄子に、恭介は心を動かされるのだった。
桐吾と暁は、二人が初めて出会った噴水で再び待ち合わせた。ぬいぐるみのプレゼントを持ち、レストランでバースデーケーキ付きの食事。「これ以上何もしないで」。別れ際、抱き寄せようとする桐吾を振り切り暁は、一人成田へ向かうのだった。

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第5話 罪と罰のワナ 

あらすじ

 暁(天海祐希)がニューヨークに発って4年が過ぎた。桐吾(三上博史)は暁とその子供に気持ちを残したまま、CM制作の裏方として働いていた。今の売れっ子ディレクターは恭介(玉山鉄二)である。恭介はどこか、うしろめたそうな表情で桐吾を見ている。それは仕事のことだけではなかった・・・・・・。
澄子(石田ゆり子)は4年前より明るくなっていた。化粧をして、サエ(中尾ミエ)を家に残し、今日もステンドグラスの習い事に出掛ける。しかし、その行く先は、ステンドグラスの教室ではなく、恭介とのデートであった。澄子は若い娘のように喜々として明るく恭介と接する。それを温かく見守る恭介であった。もちろん、二人の間には、まだやましいことは何も無い。
桐吾が家に帰ると、澄子はステンドグラスの小物を作っている。「あなたの勧めで外に出るようになってよかったわ。ストレスを溜めていたのが嘘みたい」と微笑む澄子。労るように肩に手を置く桐吾。と、その時、サエの悲鳴が聞こえた。二人でサエの部屋に、サエが車椅子から落ちている。その手には絡みついた毛糸が・・・・・・。澄子が駆け寄ろうとすると、サエはその手を払い、桐吾に抱きつく。じっとその様子を見つめる澄子だった。ただ、密かに澄子はサエのボケを疑っていた。
暁を忘れられない桐吾は、思い出の噴水の前に座って暁との日々を思い出していた。そこへ日菜子(西山繭子)が現れた。日菜子は暁の消息は、ニューヨークで会社を辞めCGデザインの勉強を始めたくらいしか知らないと言う。
桐吾と澄子の結婚記念日がやって来た。二人は喫茶店でプレゼントの交換を行い、澄子は、気を早んでプレゼントのブラウスを着てみると言って、着替えに化粧室へ向かった。桐吾が外を見ていると、一瞬息を呑んだ。「暁だ」。信号待ちをしている女性は暁に酷似している。桐吾はプレゼントもそのままにその場を飛び出し、女性を追った。が、それは暁ではなかった。意気消沈して戻る桐吾の表情を、澄子は見逃さなかった。
桐吾は恭介らと業界のパーティーに出掛けた。桐吾に近づいてくる男がいる。淳哉(合田雅吏)である。「以前お会いしたことがあります。今、独立してCGの会社を設立し、一度は工藤さんとお仕事を」と話しかけてきた。「ついてはうちのデザイナーをご紹介したい」。淳哉が指し示したのは、何と、暁であった。暁は全く動じた様子もない。桐吾は緊張し動揺した。そこへ仕事仲間が声を掛けてきたため、暁は淳哉と去ってしまった。  翌朝、もらった名刺の電話番号に掛けてみるが誰も出ない。桐吾は、暁の昔のマンションへ来てしまった。チャイムを押しても誰も出ない。そのまま外に出ると、公園に暁がいる。しかも男の子供と一緒である。桐吾は目を凝らしてその子の顔を見ようとするが見えない。二人はそのまま、マンションに入っていった。
暁は息子・星児と昔と同じ部屋に戻って来ていた。淳哉やエリ(猫背椿)、日菜子も来ている。星児は淳哉になついている。まだ独身の日菜子はちょっと淳哉に気があるようである。

暁がオフィスで仕事をしていると、電話が鳴った。桐吾であった。「今夜7時に公園で待っている。ひと目でいいから息子に会いたい。来なければ諦める」。一方的に桐吾はしゃべり電話を切った。困惑する暁。
その晩、暁は病気の母・ゆり子(長内美那子)を淳哉、昌美(佐藤藍子)、それに星児や昌美の子供たちと共に見舞った。実はゆり子は脳腫瘍であり、もう長くないのだった。暁、淳哉、星児は、レストランで食事をした。淳哉は冗談めかして「みんなが僕たちのことを誤解している。結婚でもしてケジメつけようか」と切り出した。暁は戸惑ったが、同じように冗談っぽく「そういう手もあるね」と返答して見せた。その時、星児がレジの玩具売り場から、新幹線のおもちゃを手にとって戻って来た。結局、それを買わされる羽目に。
だが、眠たくなった星児は帰り道でその新幹線を公園に落としてしまう。暁は公園の時計を眺め、もはや桐吾はいるまい、とそのまま部屋に戻った。が、星児を寝かしつけようとすると、目が覚めた星児が「新幹線」と泣き出してしまった。
暁も根負けし、二人で帰り道を探すことにした。と、マンションの外に、手に新幹線を持った桐吾がいる。星児は、新幹線に気付いた。あせる暁が制止しようとするが、星児は桐吾に駆け寄る。「おじちゃん、ありがとう」。そう言って暁の元へ戻ろうとする星児は、転んでしまった。起こし上げ抱きしめる桐吾。だが、暁は無言で星児を取り戻し、去って行くのだった。

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第6話 目撃した…妻 

あらすじ

 暁(天海祐希)と淳哉(合田雅吏)は新しいタワーマンションのテレビCMの制作に携わるためある建築会社で説明を受けていた。と、そこへ、桐吾(三上博史)と恭介(玉山鉄二)が現れた。実はその仕事は、淳哉が桐吾に暁の仕事を売り込んでのものだったのだ。その場はビジネスライクに進んだが、桐吾、暁、そして二人の仲を薄々勘付いている恭介の心中は穏やかなものではなかった。
一方、澄子(石田ゆり子)とサエ(中尾ミエ)の仲はますます険悪化の一途を辿っていた。澄子は、病院へ行くのを嫌がるサエの乗った車椅子を無理やり押し、車輪を押さえて止めようとするサエの掌は血だらけになるのだった。
そんな澄子のステンドグラスの展示発表会が始まった。日曜とあって桐吾、恭介、甚(勝村政信)らが会場を回っていると、サエを連れて澄子がやって来た。甚が澄子に軽口を叩いていると、サエが突然「恭介さんと澄子さんは仲がいいね。また家に遊びに来てね」とボケを言う。だが、澄子は、そのボケ振りに不信感を持っていた。澄子が慌ててサエを他所に連れて行った直後、暁から桐吾の携帯に連絡が入った。急ぐ仕事のコンテを今すぐ持って行くと言う。桐吾は、承諾し仲間から離れて暁を待つことにした。
暁が展示会場のロビーにやって来た。それを盗み見る目が二組・・・。
暁は言葉通り、その場をすぐに去ろうとして、会場の外に出た。送って出て来た桐吾は、つい「今、幸せなのかな」と尋ねた。暁はきっぱりとそれを肯定する。が、別々の植え込みの陰の、二組の目は耳となって、このやり取りに耳をすませていた。それはサエと澄子であった。
暁は、桐吾と別れ、信号を渡った瞬間、その場に倒れてしまった。過労である。駆け寄りタクシーを止める桐吾。たまらず澄子は身を上げた。なんと目の前にはサエが憎々しげにニヤついているではないか。しかし、もう澄子の衝動を止めるものはなかった。澄子は、桐吾と澄子の行動に気の付いた恭介の制止を振り切り、タクシーを捕まえ、桐吾と暁の乗った車を追った。暁のマンションについた二人はそのまま暁の部屋に入っていった。澄子は、「A・TAKAHATA」と書かれたその部屋の表札を睨み付け記憶に留め、会場へ戻った。
桐吾は暁を横にして優しく看病する。すると、暁が突然起き出そうとする。星児(田中碧海)を保育園に迎えに行く時間なのだ。桐吾は「また、倒れたらどうする」と暁を止め、迎えに出掛けた。星児は、4年前暁にプレゼントしたカスモサウルスを手にして眠る。桐吾は「我が子」を実感するのだった。それから桐吾は、服の着せ替え、恐竜の修理、絵本の読み聞かせと、「父親」の仕事を充実した気分で体験した。星児が寝た後、桐吾は暁に星児が生まれた時のことを尋ねてみた。もう、時は夜になろうとしていた。
そのころ、澄子は寝室の十字架に蝋燭を灯し、桐吾と消えた女のことを思い出していた。間違いなく映画館にいた女である。澄子は何か確信し始めた。
暁は桐吾にその時のことを語り始めた。4年前の感謝祭の夜、陣痛が起き、病院まで歩く羽目に陥った暁は、途中で何度も気を失いかけた。空を見上げると教会の十字架越しに星が輝いている。それで名前を「星の子供」にした・・・。
そこまで聞いた時、ドアチャイムが鳴った。淳哉が差し入れに来たのだ。暁の後ろから現れる桐吾に驚く淳哉。「お大事に」と言い残し、桐吾は去って行った。だが、淳哉の驚きは収まらない。暁はとうとう淳哉にすべてを打ち明けた。淳哉は言葉が出なかった。
その夜、桐吾は、ブランコで泣き続ける自分を夢み、重苦しい感情で目を覚ますのだった。
暁は、エリ(猫背椿)と日菜子(西山繭子)に、桐吾と仕事で再会したことを話した。エリは「互いに悩むのだから、もう会うな」と助言する。
星児の誕生日がやって来た。暁はエリたちを招いていたが、妹の昌美(佐藤藍子)がプレゼントをついでに持ってきただけで、皆、都合が付かないと言う。二人きりの寂しいバースデイパーティーが始まった。ところが満員のバスに揺られながらケーキを持って暁のマンションに向かう人物がいた。桐吾である。桐吾はバスの椅子ではなく、自分が自宅の庭のブランコに座っているような錯覚に捕らわれていた。感覚が遊離して行く自分が怖かった。
暁のドアベルが鳴った。淳哉であった。淳哉はプレゼントを星児に渡し、パーティに合流した。マンションの部屋から明るい話し声が漏れて来る。桐吾は、自嘲のため息をつき、ケーキを渡せないまま、踵を返そうとした。
淳哉も帰り暁は片づけものを始めた。と、携帯が鳴る。着信表示には「桐吾」の名前。鳴っては切れる。その時、ドアポストに何か入れる音がする。開けると、桐吾からの誕生日祝いのメッセージカードであった。暁は外へ飛び出した。桐吾を見つけた暁は、公園で桐吾に言った。
「私はあなたを忘れようと頑張っている。なのに会うとどうしようもなくなって」  二人はひしと抱き合うのだった。
その時、暁の部屋では携帯がまた鳴っていた。掛けているのは澄子であった。桐吾の電話相手や手帳のメモにあった「A・T」の頭文字を暁のことと確信したのだ。しかし誰も出ない。何度も何度も掛け直す澄子。と、誰かが出た。星児である。澄子は星児と会話し始めた。それを後ろからサエが聞き耳を立てている。そんなことを想像もせず、桐吾と暁は抱き合うのだった。

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第7話 あなたの子供…じゃないの 

あらすじ

 澄子(石田ゆり子)は、とうとう、暁(天海祐希)の自宅に電話し、あろうことか、星児(田中碧海)と話をしてしまう。星児は直ぐに切ってしまったが、呆然としている澄子の後ろにはサエ(中尾ミエ)が・・・・・・。自室に逃げ込むサエを追い、澄子は「知っているんでしょう!」と詰問する。サエは、満面の笑顔で、澄子の顔に水を掛ける。と、仕返しとばかりに、今度は澄子がサエの毛糸かごをぶちまける。「自分でお取り。出来るんでしょう!」。怒りに震えながら部屋を出る澄子。
そんなころ桐吾(三上博史)と暁は、抱き合っていた体をほどいた。「たまにでいい。星児に会わせてくれ」と桐吾。が、暁は答えず走り去っていくのだった。
桐吾が家に帰ると、澄子が「お母様を介護施設へ」と提案する。と、突然、サエが車椅子で飛び込んできて言う。「この家には悪魔がいるよ」。桐吾は答えようがなかった。
暁の部屋にエリ(猫背椿)と日菜子(西山繭子)がやって来た。人妻の立場で暁をけん制するエリに、暁は「星児を工藤さんに会わせない様にしなければ・・・・・・」と建前を言うが、星児が桐吾と会ったことをばらしてしまい、二人を呆れさせるはめになってしまう。
最近の暁の様子に業を煮やす昌美(佐藤藍子)は、暁に淳哉(合田雅吏)を親しくさせようと、コンサートのチケットをペアでプレゼントしたり画策する。困り果てる二人であった。
一方、桐吾は、いつの間にか、星児の通う保育園の前に来てしまう。遠くから眺めるだけにしておくつもりが、星児と保母に見つかり一日中遊んでしまい、帰りがけに運動会に来ることを約束してしまう。
そんな気分を落ち着かせようとバーに行くと、甚(勝村政信)が座っている。星児が書いた運動会の招待状が見つかってしまい、桐吾はとうとう、暁と星児の秘密を、甚に話してしまう。「最低だよ」と非難する甚に、桐吾は答えられない。甚は桐吾の気持ちも理解しながらも「彼女の意思を尊重しろよ。澄ちゃんだけは傷つけるな」と釘を刺すのだった。
夜になって星児を迎えに来た暁は、昼間の保育園に桐吾がやって来て、遊んでいったことを星児の口から聞き、さらに複雑な思いに駆られる。
一方、澄子は、恭介(玉山鉄二)を呼び出し、暁の家に電話すると子供が出たことを相談する。「私何をしでかすか分からない。恭介君、私を見張っていて」。懸命な澄子の素振りに、恭介は路上にもかかわらずキスをしてしまう。澄子は走って逃げ去った。
そんなころ、サエは、ある興信所の封筒を開け、悦に入っていた。
仕事の帰りに映通エージェンシーまで桐吾を送ってきた淳哉は、仕事の礼を言いながら、暁との関係を尋ねる。「奥さんと別れて高畑と子供と暮らすという選択は・・・・・・」と直接的な質問に、桐吾は静かに否定した。淳哉は「それなら彼女の気持ちを乱さないでください」ときっぱりと言い渡す。その会話を、通りかかった恭介が聞いていた。「奥さんがどうなってもいいんですか」。桐吾は口を閉ざすのみである。
桐吾の家では、澄子とサエの確執がさらに深まる。澄子は、当て付けがましく自分で編んだ人形を抱いてあやしているサエに怒りが込み上げ、人形を取り上げた上、「呆けた振りをするのもいい加減にしろ」と怒鳴り上げる。そのサエも「性悪女。桐吾に嫌われたくなかったら、改心おし」と一歩も引かない。と、桐吾が戻って来た。桐吾は、星児の運動会に行くため、土曜日に仕事が入ったと澄子に嘘を言う。その日は一緒にサエを病院に連れて行く予定だった。澄子は疑念を膨らます。
土曜日になった。桐吾は、離れて星児と暁を見詰めている。桐吾に暁が気付いた。さらに星児も。星児は桐吾の方へ喜び勇んで駆けて来る。抱き上げる桐吾。暁もむげにできない。そのまま桐吾は観戦することになったが、もう一人その様子を陰から見つめている人物がいた。澄子であった。
澄子は星児が自分の方に駆けて来るのに気付いた。澄子はがっしと星児の手をつかみ、にこやかに微笑んで聞いた。「あのおじさんはママのお友達?」。星児は屈託なく答えた。「僕の友達でもあるよ。いっぱい遊んでくれるんだ」。澄子の手は自然と力が入り、星児は痛みで逃げ出してしまった。
運動会は終わったが、桐吾はそのまま、近くの河川敷で星児と遊び始めた。星児が友達と姿を消した頃合に、桐吾は暁に切り出した。「ルール違反だな」。暁は「星児の気持ちを計算に入れていなかった」としながら、「奥さんを不幸にしているのでは」と心配した。桐吾は言下に「そのことは僕が考える。毎日自分を責めているが、この気持ちには代えられない」と答えるのだった。
運動会から帰った澄子はベッドサイドに興信所の封筒があるのを見つけた。中の写真には4年前の桐吾と暁がホテルに入る姿が写っている。震えながら見つめる澄子。澄子は寝室の引き出しからピルの袋を取り出し、どんどん破り捨てて行くのだった。その時、桐吾が帰って来た。澄子は手の中の写真を握りつぶし、にこやかに桐吾を振り返るのだった。その晩、澄子は桐吾に夜を求めたのだった。
桐吾が仕事中、暁が電話してきた。「星児に父親であることを話してくれ」と言う。桐吾はうれしさで胸が詰まる。退社時間が待ちどうしい桐吾のもとに、なんと澄子がやって来た。食事をしようと言う。困った桐吾は「用がある」と断ろうとする。と、澄子は見透かしたように言った。
「暁さんとぼうやのところ?」
驚愕する桐吾。
「あなたが父親?」
桐吾は答えられない。澄子はさらにショッキングな言葉を吐いた。
「あなたは父親じゃないわ。だって、精子がないのよ。あなたを苦しめたくなかったから、私だけ我慢すればいいと思ったから、嘘をついていたの。あなた騙されてる」
そのころ、暁は星児とともに桐吾を心待ちにしてるのだった。

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第8話 消えた二人 

あらすじ

 会社に現れた澄子(石田ゆり子)から「あなたには精子がない。あの女に騙されている」と極めてショッキングな“事実”を聞かされた桐吾(三上博史)は、身じろぎも出来ないまま澄子を社から送り出した。星児(田中碧海)に「父である」ことを告げに行く予定だったが、その衝撃から暁(天海祐希)へ電話も掛けられない。
一方、家に着いた澄子も、意識ここにあらずの様子であったが、サエ(中尾ミエ)の寝室を覗いて驚いた。捨てたはずのピルが拾い集められているのだ。寝ていると思ったサエが声を出した。「子供産む気になってくれたのね」。澄子は笑いながら返した。「桐吾さんがつくれないんですよ。これは精神安定剤。お母様が面白がらせてくださって、寝付けないものですから」。二人の闘いはエスカレートするばかりである。
翌日、桐吾は星児の保育園へ行き、物陰から星児の姿を凝視していた。どこかに自分と似ているところがないか、と探している。そのころ、澄子は恭介(玉山鉄二)のマンションを訪ねていた。澄子は、桐吾や暁、子供のことを話し、「お願い、桐吾を守って」と恭介に懇願するのだった。
会社に行った恭介は、会議の席で気もそぞろの桐吾に複雑な思いを抱きつつ、その晩の予定を貰った。
桐吾はマイアサウラで甚(勝村政信)と会う約束を恭介より先にしていた。とうとう甚にすべてを話した。甚は「忘れろ」ときつくアドバイスする。そこへ恭介が現れた。恭介は酒を1杯あおり、まくし立てた。「あなたを守るなんて出来ない。これ以上澄子さんを苦しめるんだったら、俺が彼女を奪います」。絶句する桐吾、驚く甚。
そのころ、暁の部屋にエリ(猫背椿)と日菜子(西山繭子)が遊びに来ていた。桐吾と自分を描いた星児の絵を見ながら、彼が父親であることを告げたのか、などと今後について話し合っている。だが、その話は、星児にしっかり聞かれていた。
甚と別れ、夜だというのに桐吾は星児と遊んだ川原に足を向けた。酔った足で水辺に降りて行く・・・・・・。
エリたちが帰り、暁が星児の寝室を覗くと、星児がいない。枕もとのカスモサウルスもない。暁は淳哉(合田雅吏)、昌美(佐藤藍子)に応援を頼み、外へ飛び出した。
桐吾は星児からもらったドングリを川に投げようとして投げられず、自嘲気味にその場を去ろうとしていた。と、土手に少年が座り込んでいる。目を凝らすと、星児である。胸迫り駆け寄ろうとする桐吾。星児も桐吾に気付いた。「パパ?」。驚く桐吾。星児も駆け降りて来る。が、そこに「セイちゃん」と呼ぶ声が・・・・・・。暁が探しに来たのだ。身を隠す桐吾。星児を抱きしめる暁。「パパがいたんだよ。おじちゃんがパパなんでしょ」と言い張り泣きじゃくる星児に、暁は「そうだといいね」と答えるのが精一杯だった。
家に帰り着いた桐吾は、笑顔で迎える澄子に、話を切り出した。
「俺が悪かった。これからお前の言うことを聞く。だから頼みを聞いてくれ。あの子を認知させてくれ」
余りの身勝手な発言に、澄子は激怒した。「あなたの子供の訳はないのよ。馬鹿げている。絶対認めないわ」。澄子はそのまま外へ飛び出した。それを陰から聞いていたサエは喜びに相好を崩した。
澄子が向かった先は恭介のマンションだった。桐吾やサエに対して怒りを爆発させる澄子に、恭介は言った。「全てを捨てればいいんだ」。恭介は「二人で全部壊そう」と言うと、そのまま澄子を押し倒すのだった。
そんなころ暁の携帯が鳴った。「私、桐吾の母でございます」。暁の息が止まった。「一度、きちんとご挨拶に参ります」。サエがそう言って電話を切るや否や、暁は桐吾に電話を掛けた。桐吾は澄子を探すのを諦め、家に戻ったところだった。「お袋は寝ている。それよりきちんと話がしたい」と言う桐吾。暁は、澄子が全てを知ったことを悟った。
桐吾が煙草を買いに出た折、澄子が帰って来た。サエが声を掛ける。「産まないんだったら、あの子を認知してよ」。怒る澄子と揉み合いになり、サエが車椅子から落ちた。澄子が冷笑しながら言った。「お立ち。芝居なんでしょ。歩けるんでしょ」。と、そこへ桐吾が帰って来た。助けを求めるサエ。澄子が業を煮やして桐吾に訴えた。「彼女や子供のことを知ったのはお母様のせいよ!」。サエをかばい、澄子の言葉が信じられない桐吾は、その場を収めようと「お袋のことは何とかする」と澄子に約束する。
そんなある日すべては大きく動いた。星児を迎えに行こうとした暁を誰かが訪ねてきた。澄子であった。また、サエの寝室からサエの姿が消えていた。さらに保育園に星児を迎えに来た何者かがいた・・・・・・。

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第9話 涙かれるまで 

あらすじ

 星児(田中碧海)を保育園に迎えに行こうと慌てる暁(天海祐希)の前に、澄子(石田ゆり子)が現れた。澄子は、自分が桐吾(三上博史)の妻であることを告げると、づかづかと部屋に入り込み、以前桐吾が暁にプレゼントしたカスモサウルスを弄びながら言った。
「あなたのことを羨ましくて悔しくて、桐吾に嘘をついたの。あなたには子供が作れない。だから星児君はあなたの子供じゃないって。なのに彼は俺の子だって言い張るの」  桐吾が不妊の原因であると言うのは嘘だったのか・・・。暁が何も言えずにいると、澄子は続けた。
「あなたのこと絶対に許さない。私にはあの人しかいないのよ」  そのころ、星児は、砂利山の間をサエ(中尾ミエ)と歩いていた。サエは、星児を「桐吾」と呼ぶ。公園に着くと「桐吾ちゃん、ジャングルジムに登りなさい」・・・・・・。星児は子供心に不安が増す。
澄子を送り出した暁は、保育園に迎えの遅れを詫びる電話を掛ける。と、電話の向こうでは「お母様がお迎えに」と言う。驚く暁。大慌てで出掛けようとするその時、ドアチャイムが鳴る。「星児!?」と暁が開けると、そこにいたのは桐吾だった。
桐吾と暁が星児を探し始めると、桐吾の携帯にヘルパーから電話が入った。「お母様がいないんです」。そのころ暁はサエから掛かった電話を思い出していた。すぐに桐吾に電話を掛ける。
「工藤さんのお母様は、今、どこにいらっしゃるの? 連れ出したのはお母様では?」
桐吾は答えられなかった。しかし、二人ともサエの行為だと確信していた。
桐吾と暁は、桐吾の家に向かった。澄子が庭を凝視している。振り向けば、そこには、星児を抱いてブランコに乗るサエが・・・・・・。星児は暁を認め、飛びつく。それをサエがよろよろと追う。歩くサエを見て驚く桐吾と澄子。そんなことはお構いなしにサエは暁に近づく。
「私の桐吾を返して」
サエは、現実と夢想の境が完全に混乱していた。サエにとって星児は桐吾であり、桐吾は自分の夫、桐吾の父親であった。哀れな状況にいたたまれず暁と星児はその場を離れ家へ戻った。桐吾は澄子が止めるのも構わず、暁たちを追った。
暁のマンションに着いた桐吾は「きちんとしたい。星児を認知させて欲しい」と申し出る。が、暁は「私は嘘をついていたの。星児はあなたの子じゃない。井原君(合田雅吏)の子です」。桐吾は何も言い返せず、その場を立ち去るのだった。
桐吾を送り出した暁が部屋に戻ると、寝室から昌美(佐藤藍子)が顔を覗かせた。「お姉ちゃんいいの?」。暁は力なく「もういいの」と答えるのだった。
桐吾はマイアサウラに行くと甚(勝村政信)に、ことの経過を話した。「はっきりして良かったんじゃないか」と甚。だが桐吾は「彼女は嘘をついてる。俺は皆を追い詰めている」と壁の十字架を見据えるのだった。
サエの検査が始まった。医者は痴呆の初期症状が表われているが、歩行困難ではないと言う。
家に帰り、桐吾は澄子に「お袋は自分が治ったことを気が付いていなかったのでは。施設に入れるのは少し考えよう」とサエの肩を持ち始める。澄子は怒り「ここまで私がつくして、あなたは裏切り、そのうえまだ我慢しろと言うの」と激昂するのだった。だが、そんな澄子は恭介(玉山鉄二)との不倫を続けていた。
星児の遠足の日がやって来た。暁も一緒に自然公園に出掛けた。楽しい時が過ぎて行くうち、星児に近づく人影が・・・・・・。サエである。サエが星児の腕をつかむ。暁が気付き星児を連れ戻そうとする。騒ぎは大きくなりパトカーがやって来る・・・・・・。恭介のベッドの中にいた澄子は携帯で呼び出された。澄子はサエを公園に迎えに行く羽目になった。暁と目が合うが無視する澄子。その騒ぎで、桐吾と暁、淳哉が話し合った。暁と淳哉は星児は二人の子で三人は一緒に暮らすと言う。桐吾は「君のおかげでかけがえのないものの存在を知った。ありがとう」と暁に語りかけ、無力感に包まれるのであった。
そんな夜、澄子は、急に襲ってくる吐き気に、不審な思いを抱いた。妊娠か? とすれば父親は桐吾か?恭介か? 同じ頃、恭介は桐吾に、暁が大事なら、澄子と別れろと詰め寄っているのだった。
桐吾は家に帰り、澄子に離婚届を差し出した。「好きなように生きてくれ」。だが、澄子は頑として断った。「冗談じゃないわ。好き勝手にした挙句、一人になりたい? そんな我儘は許されないわ。私別れない。出来たのよ、あなたの子が!」
桐吾は、驚愕のあまり声を出すことすら出来ないのだった。

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第10話 愛する胸で、永遠に眠れ 

あらすじ

 桐吾(三上博史)から離婚届を突きつけられた澄子(石田ゆり子)は、「絶対離婚しない。あなたの子供ができたのよ」と衝撃の告白をした。「俺には子供ができなかったのでは?」。驚きながらも、桐吾は疑念を口にする。押し殺した笑みを浮かべサエ(中尾ミエ)が代わりに答えた。「この女は避妊薬を飲んでいたのよ。悪魔よ」

澄子はすぐさま切り返した。「お母様のせいよ。私は産みたかった。でもお母様が私たち夫婦の間に割り込んできた。夫婦二人っきりなんか10年なかったのよ。もし産んでたら、あなただけじゃなく、きっと子供までお母様に取られてたわ。自分の子供は守りたかった。だから産まなかった。その辛さがあなたに分かるの」。澄子は離婚届を破り、外へ飛び出して行った。

その頃、暁(天海祐希)のマンションでは、暁の母・ゆり子(長内美那子)の快気祝いが、昌美(佐藤藍子)や星児(田中碧海)、日菜子(西山繭子)、淳哉(合田雅吏)らを集め賑やかに開かれていた。淳哉は星児の世話をこまめに焼いている。そんな中、星児の服を取りに行った暁は、急に襲ってきた胸苦しさに倒れそうになった。淳哉だけがそれに気がついた。暁は、息を整え、淳哉に誰にも言わないように懇願するのだった。

桐吾はとうとう、映通エージェンシーを辞めることにした。佐古田部長(田山涼成)は愛憎入り混じりつつ「未練はないのか」と訊く。桐吾はきっぱりと「ありません」と答えるのだった。家に戻ると、桐吾にはサエの世話が待っていた。サエはしきりと澄子のことを気にする。桐吾は、今二人きりだと寂しく答えるだけだった。

暁は、自分の病気について昌美に打ち明けた。「これから先、星児のそばで見守っていることさえ出来ない」。相当な重病なのであった。

桐吾のもとへ心配した甚(勝村政信)が遊びに来た。桐吾は在宅の仕事をしながら、サエの面倒をみていくと言う。甚は澄子について「お袋さんに負けるのが嫌なんじゃないか」と想像する。桐吾は、澄子に苦労をかけたことを認識しつつも「お袋を見捨てられない」と決断を語るのだ。

その澄子は、恭介(玉山鉄二)の部屋に転がり込んでいた。恭介に妊娠のことは告げていなかった。だが、つわりの症状が出て、恭介に気取られてしまった。澄子は、悲しげな目をして荷作りを始める。「あなたには子供まで引き受ける覚悟はないでしょう」。恭介の子供だったのだ。

「私、とんでもない女でしょ」

恭介は澄子を抱きしめた。

「君は普通の女だ。寂しがりやで愛されたいだけの」

二人はきつく抱き合うのだった。

暁は大学病院で診察を受けた。すい臓の悪性腫瘍である。暁はその夜、星児をベッドに連れて行こうとし、星児が寝言で「・・パパ」とつぶやくのを聞き、深く胸を衝かれてしまう。

澄子が恭介を連れて桐吾の家に戻って来た。澄子は桐吾に離婚届を差し出す。恭介が澄子の子供が自分の子供であることを言う。桐吾は認めるしかなかった。澄子は言う。「私の10年分の苦しみのツケを払ってもらうつもりだった。でも、今は恭介君との時間が楽しいの。自分のままでいられるの」。と、中から車椅子のサエが飛び出してきた。桐吾が説明する。サエは茫然自失する。澄子は罪悪感と哀れみの気持ちを抱きつつ工藤家を後にした。

その頃、暁の部屋に淳哉が訪れていた。淳哉は多額の退職金を暁に渡し、籍を入れて星児の面倒をみさせてくれと申し出る。

暁は、桐吾のことに思いを馳せ、連絡を取ろうとする。だが、会社も携帯も連絡が取れない。とうとう家に行くが売家になっている。ふと後ろ見ると甚も呆然と立ちすくんでいる。甚もまったく行方が分からないと言う。澄子のことも聞いた暁は動揺する。同じ頃、桐吾は海辺の一軒家で物思いにふけりつつ荷物を開いているのだった。

昌美と星児が待つ部屋に戻ってきた暁は、緊張が解け倒れ込んだ。そのまま入院。暁は昌美に「桐吾さんに会いたいの」と白状する。昌美は「お姉ちゃんも苦しんだ。私は許す」と涙ぐむ。

暁の友人たちは、桐吾探しを始めた。とうとう淳哉が甚たちから居場所を聞き出した。ゆり子に後押しされ、暁は桐吾を訪ねることにする。

桐吾が家の外で作業をしていると、遠くに暁と星児の姿が。星児は「パパ!」と叫び桐吾の胸に飛び込んできた。暁は、再びアメリカに渡ると言う。「最後にお礼が言いたかった」と。しばらく海辺や桐吾の新居でくつろぐ「親子」。暁は病のことは話さず「あなたは生まれて初めて・・・・・・最初で最後の・・・・・・」と言葉少なに、桐吾への熱い思いを打ち明けた。

暁と星児の二人は、夜になって桐吾の家を去った。桐吾は、これまでの暁や星児への気持ちが思い起こされ、思いが高ぶり、二人の後を追いかけた。だが、海岸の道で見つけたのは、倒れている暁と取りすがり泣いている星児であった。病院で昌美から病気のことを聞いた桐吾は、暁に「俺がずっとそばにいる。星児は引き受ける。もう離さない」と約束する。

しばらくして、海岸を散歩する桐吾と暁。暁は静かに安らかに逝った。星児が駆けて来る。桐吾はしっかりと星児を抱きしめるのであった。

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引用元:番組公式サイト

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