ドラマ『アフリカの夜』の動画を全話無料で見れる配信アプリまとめ

  • 2024年3月11日
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1999年4月〜6月に放送されたドラマ『アフリカの夜』

この記事では、ドラマ『アフリカの夜』を無料で全話見ることができる動画配信アプリ・サービスを調査してまとめています。

残念ながら無料期間はありませんが、ドラマ『アフリカの夜』は、FODプレミアムで全話が見放題配信されています。

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ドラマ『アフリカの夜』はどんな作品?

話数 全11話
放送年 1999年4月期
放送枠 フジテレビ系 木曜日22時(木曜劇場)
脚本 大石静
演出 石坂理江子
河毛俊作
水田成英
音楽 吉俣良
主題歌 SPEED「Breakin' out to the morning」
キャスト 鈴木京香
松雪泰子
室井滋
ともさかりえ
佐藤浩市
國村隼
梅垣義明
沢木哲
松重豊

吉俣良 大石静 水田成英 河毛俊作 石坂理江子 ともさかりえ 佐藤浩市 國村隼 室井滋 松重豊 松雪泰子 梅垣義明 沢木哲 鈴木京香

主人公

名前(演) 杉立八重子(鈴木京香)
年齢 29歳

あらすじ

 国際線の飛行機が燃料補給のために立ち寄る空港。ごく一部の降りる客を除けば、ほとんどは乗り継ぎ(トランジット)の客。空港を出ることができない制限された時空。新たな飛躍のために、ただそこにいる人々。人生にもトランジットがある。きっと──必要な通過点が。貴女も「メゾン・アフリカ」で人生をトランジットしないか?
杉立八重子(鈴木京香)29歳。きのう、彼女はハネムーンに旅立つ直前の成田空港で、目の前で婚約者が業務上横領の容疑で逮捕されるという、女として致命的な体験をした。彼女の昔の恋人は、超寡作の映画監督・木村礼太郎(佐藤浩市)。当時、映画を1本(すごく評判になったが)撮ったきり、定職にもついていなかった礼太郎の自由な生き方に惹かれながらも、すべてを捨ててついていく勇気がなかった八重子は、何となく彼と別れてしまった。
進退極まった杉立は過去と訣別し、新しい自分を探すため、親元を離れ、賑やかな商店街の外れにあるアパート「メゾン・アフリカ」に移り住んだ。そこで出会った奇妙だが生命力にあふれた奴ら。奈良から上京しているレースクィーン上がりの売れない女優、最大のボリュームで自由な独り暮らしを謳歌するひたむきでワガママな女・相沢有香(松雪泰子)。たまに話のつじつまが合ってないときがあるという以外はとても面倒見のいい惣菜屋「おかずの山ちゃん」のおかみさん・山室みづほ(室井 滋)。そして有香の隣には、アナーキーでワガママな女子大生・木村 緑(ともさかりえ)が兄を慕って出入りしていた。
ふとしたことからアパート「メゾン・アフリカ」に移り住んだ杉立八重子と、そこで出会った一癖も二癖もある住人たちの織りなす恋愛と友情と人生のドラマ。いつの間にか「メゾン・アフリカ」の素敵な世界に引き込まれること間違いなしです!
引用元:番組公式サイト

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また、時期によっては他のアプリ・サービスで配信されることもあります。

以下に各話のあらすじや主要動画配信アプリ・サービスでの配信状況をチェックできるリンクを載せておくので、こちらもチェックしてみてください。

『アフリカの夜』の各話あらすじ

第1話 置きざり花嫁と整形逃亡

あらすじ

 うららかなある春の日。杉立八重子(鈴木京香)は、そのアパートの前に立った。「メゾン・アフリカ」。ここから新規一転、新しい生活をスタートさせるのだ。甘い言葉でプロポーズしながら結婚まで至ることのなかった男との8年前の恋。そして1年前。ライスシャワーを浴びながら幸福の絶頂を迎えた結婚式の日。汚職が発覚し、あえなく連行された新郎。
八重子は、忌まわしいそれらの過去と決別し、今この場所から歩き出そうとしていた。
途中、計ったように引っ越しトラックの前に現れて、同じアパートの住人、丸山みづほ(室井滋)が乗り込んできた。
商店街で惣菜屋『おかずの丸ちゃん』を夫(國村隼)と営んでいるという。
みづほは頼みもしないのに、アパートまで車を誘導してくれるらしかったが、実は八重子の理由ありの様子に興味津々だったようで、矢継ぎ早に八重子に質問を浴びせてきた。「仕事は?公務員?ピアノの先生?看護婦さん?」。
まともに答えるのもうんざりの八重子は、「男で失敗して会社もやめました」と投げやりに返した。これで、八重子の素性が決まった、いや決められた。
“不倫。職業、元スッチー!”。
「1階はうちだけ。隣は空き家。3階は、真上が女優の卵、その隣に経営コンサルタントがセカンドルームとして借りてる」。
終始ペースをみづほに握られ、古くてガタがきているアパートの案内までされると、ようやく八重子は解放された。
『メゾン・アフリカ』で迎える始めての夜。
荷物の整理をする八重子の手がふっと止まった。握られてるのは一本のビデオテープだった。“タイトル『アフリカの夜』。監督・木村礼太郎。日が沈むとヘッドライトの光は濃厚な闇の中にただ空しく漂い、何も照らしださない。そしてその先には圧倒的な夜があるだけだ”。
それは8年前、八重子にプロポーズした男の残したものだった。
片付けの手をとめ、しばしテープを感慨深けに見つめる八重子で……とその時だった。ポツリ…突然2階から水が滴り落ちビデオを、そして部屋全体を濡らし始めたのだ。「うっそー」情けない思いで上を見上げて、八重子は3階へと飛び出して行った。
「そんなことは大家にいってよ」。バスローブ姿で現れた女優の卵・相沢有香(松雪泰子)は、不機嫌に言い放った。勢いに負けて部屋に戻った八重子を襲ったのは、さらにひどくなった水漏れのシャワーだった。
翌朝。水漏れの事を八重子はみづほに聞いてもらっていた。
だが、みづほは夕べ起こった火事が放火だったらしいことを顔見知りの警官・佐々木(梅垣義明)と話し込みそれどころではない様子。しかも、あろうことか大家は不在がちだし、管理人も居ないことを思い付くと八重子に管理人になってはと言い出してきたのだ。「どうせ無職じゃん」。
意地になって就職活動にいそしむ八重子。しかし、現実は厳しくなかなか職は見つかりそうにない。あきらめてふらりと入ったパチンコ屋で八重子は有香と鉢合わせ、当然話しは水漏れの一件になった。水道屋が来るまで我慢してほしいとう八重子に、女優だから銭湯にはいけないと一歩も引く気配のない有香は、それならばと、八重子の部屋の風呂に入ることを勝手に決めてしまうのだった。
風呂上がりの有香は、どこまでも厚かましく朝風呂も入りたいからと合鍵を要求、あきれ返る八重子を尻目に本棚の物色などをはじめた。そしてそこに『アフリカの夜』のビデオを見つけた。
「このアパート選んだのは、この影響?」。ビデオを持ち上げ尋ねる有香に、
「…それと商店街の感じかな」サラリと答えた八重子。結局ふたりは、みづほからお裾分けされたコロッケで夕食を共にすることになった。
食卓の話題は、八重子には北海道といい、有香は長崎と聞いている、どうも辻褄の合わないみづほの素性のこと。「心の病気?単なる嘘つき?」。
部屋に戻った有香は、恋人の礼太郎(佐藤浩市)に八重子から貸りてきたビデオを見せながら、「映画撮ったことあったなんて知らなかった」と言った。
下の住人が偶然持っていたもの。礼太郎はそれ以上ビデオの持ち主のことは気にかからなかった。
数日後、家庭教師に挑戦するも一日で首になってしまった八重子を待ち受けていたのは、多数決で『メゾン・アフリカ』の管理人に決まったという一方的な言い渡しだった。「どうして…」呆然とする八重子。さらに、そんな八重子の困惑をあおるような電話が、「会いたい!もう一度、あの教会からやり直そう」。それは結婚式の日、警察に連行された新郎・火野史郎(松重豊)からのものだった。

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第2話 プロポーズして名前ド忘れ

あらすじ

 八重子(鈴木京香)が『メゾン・アフリカ』に引っ越してきて間もないある晩のことだった。地下のランドリーから洗濯を終え部屋に戻ろうとした八重子は、エントランスで礼太郎(佐藤浩市)の姿を発見、足を止めた。忘れもしない8年前自分にプロポ-ズした男がそこにいるのだ。その視線に気が付いた礼太郎も、また懐かしそうに八重子をみつめ返してくる。
そこへ、「レータ、キー!」と礼太郎が忘れた車のキーを届けに有香(松雪泰子)が現れ、続けて半年前八重子とは結婚式まで挙げながら別れた恋人・火野史郎(松重豊)までもが八重子との復縁を迫り出現してしまう。
礼太郎のとっさの処置で史郎は追っ払われたが、有香は八重子と礼太郎との間に不穏なものがあると感じた。
しかし、この冷戦の修羅場を目撃して一番憤慨していたのは礼太郎の妹・緑(ともさかりえ)だった。「まさかあの女とできてるなんて…」。
有香を快くおもっていない緑は、「パパにチクッてやる」と脅かし、たくらみの表情で礼太郎を見るのだった。
その頃、さっきの騒ぎで軽いけがをした八重子は、有香と一緒にみづほ(室井滋)の部屋にいた。みづほは、手当てを痛がる八重子に「こんなの心の痛みに比べたらなんでもない」と言いきかせ、帰り際に「よく効くから」と和歌山にいた頃つけていたという塗り薬を分けてくれた。だがここで、「和歌山に居たの?」と敏感に反応した有香と八重子。
みづほは、「…オヤジ行商してたからねと」慌てて取り繕ってみせたのだったが。
翌日。塾の講師選考試験に出かけようとしていた八重子を有香の悲鳴が止めた。ベランダから顔を出して「遅刻しそう!」と有香はそこから降りてこようとしている。聞けばドアが接着剤で固められ開かなくなっているという。
八重子は、自分も遅刻ギリギリであるのに有香に協力、なんとか送りだしてやるのだが、結局試験には大幅に遅れ、またもチャンスを逃がすことになりそうだった。
その夜、パチンコ屋で会い一緒に帰っていた八重子と有香は、前に歩く礼太郎と若い女を見つけ、近付いていった。
会社で秘書をやってるというその女は、「アフリカに行くゥ」としなだれかかっている。そんな礼太郎を睨みながらも「今日は大変なことがあったのォ」と負けじと甘える有香。
これを聞いた礼太郎は、その場のノリもあってか、アフリカでのパーティーを提案。みづほ夫婦に、緑も呼んで、八重子の歓迎意味もこめたパーティーが開かれることになった。おかずの『丸ちゃん』の残りものなどが並べられ、それなりに盛り上がるパーティー。そして話題の中心はといえば、テレビのニュースが伝える、十五年前福井で、夫を殺して逃げている犯人のことだった。
時効目前。犯人は整形をして逃亡中という。

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第3話 整形逃亡女、アフリカ脱出

あらすじ

 その朝。八重子(鈴木京香)は、いつものように朝食を作り食卓についていた。昨夜のパーティーのことなど全く気に留めてもいないふうで、ただ残高の減って行く貯金通帳を眺めてはタメ息をついている。
そこへ、突然有香(松雪泰子)がやってきて、夕べの礼太郎の行動は酔った上でのことレータは何も覚えてないとわざわざ謝り始めたのだ。
どうやら二人の親密そうな場面を見たことが気に入らなかったらしい。
さらに有香は、八重子のきちんとした朝食にもなんくせをつけはじめ「この形式にこだわる感じ、キチッと誇り高いスタイル。絶対にレータとは合わない」などと言い放つと、さっさと立ち去っていった。
そこへ、曙塾から八重子を講師として採用するとの知らせが入った。
国語だけは満点だったので…と。異例の処置に、採用をほぼあきらめていた八重子は、即刻塾へ出向くことになった。
同じ頃、3階の礼太郎の部屋でも夕べの八重子との出来事が話題になっていた。緑(ともさかりえ)は、強引に八重子を押し倒していたなどと話しをエスカレートさせ、礼太郎に伝えたのだ。
「俺ホントにそんなことした…?」。半信半疑、でも心配そうに聞く礼太郎。
数日後。「おかずの丸ちゃん」に立ち寄った八重子は、みづほ(室井滋)から、管理人を引き受けてくれたら月5万の家賃と持ち掛けられ断ることができなかった。そこへ客としてやってきた本間直人(沢木哲)。家庭教師の八重子を襲った高校生だ。直人を見るなりおびえる八重子を見てみづほは、「あのガキの3倍は生きてるんだから、自信を持ちなさい!」と言って聞かせるのだった。
しかし、八重子は講師として教壇に立った初日に塾で直人と顔を合わせることになった。八重子はみづほの励ましのことばを思い出し、目一杯気を張って、反抗的な生徒たちをいさめたが、あまりの緊張で気を失ってしまった。担架で運ばれる八重子を心配そうに見送る生徒たちに混ざって火野史郎(松重豊)と礼太郎の姿があった。
その頃、「おかずの丸ちゃん」で働くみづほの身の上に、ちょっとした変化が現れていた。弁当を配達した先で見た凶悪犯指名手配のポスターに、そして帰る途中通り過ぎた交番のポスターの中にあるかつての自分の写真。これらのものすべてがジワジワとみづほの精神を追いつめはじめていたのだ。
『メゾン・アフリカ』に帰ったみづほは、箪笥から着物を持ち出すと、縫い付けてあった1万円札を外し、それを持って礼太郎の部屋を訪れた。「あたしにもしものことがあったら、お父ちゃんに渡して」と金を礼太郎に託したみづほ。「前にもそんな事いってたけど、どういうこと?」。不思議そうに尋ねる礼太郎。と、その時だった「丸山みづほさんおられますか?」。警察がドアの前に立ったのだ。咄嗟にベランダを乗り越え、階下にダイビングを試みたみづほは、裸足で全力疾走していた。その姿を偶然見掛けた八重子と有香は「やはり何かある」と顔を見合わせる。
そして、二人の思った通りみづほの行く手に、佐々木巡査(梅垣義明)と二人の刑事が立ちふさがった。

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第4話 超ミニスカとレモンサワー

あらすじ

 塾で教壇に立った初日、気を失い病院に運ばれた八重子(鈴木京香)は礼太郎(佐藤浩市)の車で『メゾン・アフリカ』に戻ってきた。
そんな二人を待ち受けていたのは、自分の荷物を運び込む緑(ともさかりえ)だった。「これからここで一緒に暮らす」と宣言する緑には礼太郎の止める声も聞き入れられない。
緑は、ランドリー・ルームから部屋に戻ろうとしていた有香(松雪泰子)にも手伝ってもらい荷物を運び続けた。そして、思ったより親切な有香に対し、「お礼にレータのこと教えてあげる」というと、「八重子と礼太郎は昔の恋人だったかも?」とか「有香とは距離を置きたいといってた」などと有香の気持ちを逆立てるようなことをわざと聞かせたのだった。
心おだやかでいられるはずもない有香は、直後に尋ねてきた礼太郎を「CMの仕事が入ってロケに行くから、しばらく会えないかも」と素っ気なく返してしまった。
その頃、八重子は礼太郎との車中での会話を思い出していた。
「8年前、雨が降っていなかったら僕たちは結婚していたと思う。
あの時、映画を撮ってもてはやされ、次回作を期待されていた僕は結局それを作ることができなかった。だから、あの時は雨が降っていてよかったのだ」そんなことを礼太郎はいった。そして最後に「あのアパートで僕は君をまっていたような気がする…」とまでいった。
八重子は、呆れ返ってしまったが、なんとなく心にひっかかるものをその時感じたのも確かだった。
そこへ塾からの連絡が入った。「連絡するまで来ないで欲しい。クビということではありませんので」と相手は言った。しかし、八重子は落ち込んだ。
みづほ(室井滋)は、そんな八重子の姿を見つけると一緒に飲み行こうと誘いだした。
その時八重子は初めて、はっきりとした素性と過去の事件のことを話した。「穏やかに暮らしたくてここに来ただけなのに……今はすっかりパワーも落ちてしまった」と。しかし、この時みづほが言ってくれたことばを八重子はおそらくずっと忘れないと思った。
「自分の人生の責任は自分でしか取れないの。だから自分がしあわせになるために闘うことを恥じることはない…強くなんなさい!」。
数日後、八重子は塾から呼び出しを受けおそるおそる出向いてみた。
しかし、塾での八重子の立場は好転していた。『肝の座った美人先生』と評判を呼び、大きな教室での講義が任されることになったのだ。
思いがけないことに張り切る八重子。だが、そんな八重子にまたしても魔の手がのびてきたのだ。1年前の事件のことで執拗に八重子を追いかけ回した日刊ゴールドの記者・堀田が現れ、再び八重子をつつきはじめたのだ。塾を出てからも追いかけてくる堀田。八重子はたまりかねて「おかずの丸ちゃん」に逃げ込んだ。
みづほは、堀田がタブロイド紙の記者と知ると、「こんな奴にびひってんじゃないよ」と八重子を引っ張りだした。「興味本位で書くならどうぞ。私はもう負けませんから」。勇気を出して立ち向かった八重子。しかし、それでも堀田は「強くなったんだ。こりゃおもしろい」と懲りない。
だがこれを見たみづほは言った。「殺す…書いたら殺す…」。
「……!」八重子は形相の変わったみづほをじっと見つめていた。

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第5話 バレた!整形美人そっくり

あらすじ

 その朝、みづほ(室井滋)は、店の前を不機嫌そうに出勤する八重子(鈴木京香)の姿を見掛けた。「なに、怒ってんの?」と聞くと「ぜんぜん怒ってません」との答え。だがあきらかにその表情は怒っている。
実は、夕べ突然礼太郎(佐藤浩市)が部屋にやってきて、ビールをかっくらい、好きなことを言うと八重子の言う事はろくに聞かず、そのまま寝入ってしまったのだ。あげく、ミニスカパブの名刺をバラ撒き、携帯電話も鳴りっ放しでだ。何しにきたの?礼太郎に振り回された一夜を過ごし、八重子は完璧に不機嫌だった。
しかし、みづほも早朝から銀行員が店に来て、元金の返済をしつこく迫られていた。おまけに巡査の佐々木(梅垣義明)が、警察が作ったという夫殺し犯・亀田伸枝のテレカなどを置いていった。福井県警は、時効を2か月後に控え、いよいよ大かがりな捜査に乗り出したらしい……。店の借金のことは夫の良吉(國村隼)が毅然とした態度で切り抜けたもの、みづほのいつバレるかの気掛かりは強くなるばかりだった。
そして夕方。仕事を終えて『メゾン・アフリカ』に帰ってきた八重子を、緑(ともさかりえ)が待ち伏せしていた。礼太郎が、八重子の部屋に泊まったことを知った緑は、八重子を魔性の女呼ばわりし、沖縄にいっている有香(松雪泰子)が帰ってきて、このことを知ったらどうなるかな?などと迫った。
そして、翌日。礼太郎は沖縄から帰ってきた有香を空港で迎えることにした。しかし、スタッフたちに囲まれて華やかにほほ笑む有香を見た礼太郎は、声も掛けずその場を後にしてしまった。
有香はそんな礼太郎に気が付き、「どうしてあの時声を掛けてくれなかったの?」と詰め寄った。礼太郎は、「邪魔したくなかった。近付きがたかった」といった。それを聞いた有香は、仕事をしてる私には近付きたくないということ?だったらこの先レータだけのために生きる!とレータに抱きついて言った。でも、礼太郎は、「有香が望んでる人生は男のために生きる人生じゃないだろう」と諭すように返すのだった。
その夜、八重子は有香の訪問を受け、礼太郎はみづほの相談を受けていた。有香は、礼太郎に言われたことを話すと、もう礼太郎とはダメかも知れないし、この際だから仕事にかけてみるのもいいかなというのだった。そして、八重子には「もしレータが本気で好きなら、不退転の覚悟で臨みなさい」と言うのだった。
一方、みづほは、銀行と対決する方法を礼太郎に相談していた。しかし状況は悪く、裁判に持ち込むことできそうもない。「お父ちゃんとも仲良く。あの街とも仲良く、丸ちゃんも守って生きようなんて所詮無理なのかな…」。みづほのこの落胆ぶりには礼太郎も驚いた。だから、「あなたは何を捨て、何を守り、どこへ行こうとしているのかな?」なんて言葉が口をついて出てしまったのだ。「欲しいもの全部手に入れて、みんなしあわせになれればいいのに…そうもいかないんだね……」みづほはポツリとこう返した。
その数日後…。

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第6話 8年目のキス

あらすじ

 「みづほ(室井滋)が、いなくなった…」。ある日、みづほの夫・良吉(國村準)が八重子(鈴木京香)の部屋にやってきてポツリと言った。
その日の朝『おかずの丸ちゃん』でみづほを見掛けていた八重子は、ケンカでもしたのかと思ったが、どうやらそういうことでもないらしい。良吉は八重子が何も知らないことに気付くと、「気にしないで下さい」と言い残し、そのまま帰って言った。だが八重子はみづほが以前自分に言い聞かせるように言ってたことを思い出し、みづほが本当にどこかに行ってしまったのではと直感したのだった。そして、その直感は当たっていた。
みづほは、とある田舎町に来ていた。着の身着のままタクシーに乗り、東京駅から目的もなくたどり着いた町。みづほは、着物を脱ぎ捨て洋服に着替えて髪もおろし、別人のようになっていた。ビシネスホテルが当面の落ち着き先。そして、町のスナックで働き、生活費を稼ぐつ
もりだった。湯川安奈。新潟出身が新しい嘘の素性だった。
その頃『メゾン・アフリカ』に伊沢と加藤という二人の刑事が八重子のもとを尋ねていた。史郎(松重豊)が検察庁から逃亡。当然八重子に会いにくるはずだから、身の安全のため一時どこかに身を寄せてはというのだ。
しかし八重子は、もう史郎にひるむつもりはないし、管理人としてここを離れることはできないと、有香(松雪泰子)と緑(ともさかりえ)の前できっぱりと断ってみせた。
それから八重子のみづほ捜索が始まった。タクシーに乗るのを見たという緑から「みづほの行動日記」を見せてもらい、探偵のごとく足取りをたどってみる。
だが有香は、単なる夫婦げんかで、あのオカンが店をいつまでもほったらかしでいるはずない。すぐに帰ってくるといった。
実際、有香の携帯には、みづほからの連絡が入ってた。それは、「あんた、私が誰だか知ってる?」と尋ねてきて、「丸ちゃんのオカンでしょ」と答えるといった不可解なものだったが、有香はとにかく『アフリカ』にみづほは帰ってくると信じているようだった。
しかし、あるスナックに、持ち前の人当たりのよさで潜りこんだみづほには、帰るつもりは無いようだった。八重子も、みづほが途中タクシーから捨てたと見られる配達用のカゴを発見したとき、もう『丸ちゃん」には戻ってくるつもりはないのかもと考えていた。
だが、実はこの時みづほには、何かやり残してきたことがあるような感じがしていたのだ。それが何であるのか、どうしても思い出せずにいたのだが…。
ある日八重子は、礼太郎(佐藤浩市)から「消えた彼女が探して欲しいと思っているかどうかは疑問だな。無理やり探しだすことが本当の親切とは言えないんじゃないか?」と言われた。確かにそうかも知れなかった。でも、自分を励ましてくれた人にありがとうも言えないで別れるのはさびしいと、八重子思った。
それから数日後…。

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第7話 八重子!一緒に死んでくれ

あらすじ

 行方不明になっているみづほ(室井滋)から2度も電話があったことを八重子(鈴木京香)に知らせるため曙塾にやって来た有香(松雪泰子)は、そこで思いかげない修羅場に出くわすことになった。
教室には検察庁から逃亡してきた史郎(松重豊)がいて、女子生徒を人質に、八重子に一緒に新婚旅行へ行こうと迫っている。その鬼気迫る表情。とても正気の沙汰とは思えない。八重子は生徒の身の安全を第一に考え、自ら進んで史郎の胸に飛び込み、人質となっていた生徒を助け出すと、「あなたの人生の責任はあなたしか取れないの」と、史郎の心にナイフを突き刺したのだった。この一件以来、八重子に対する生徒たちの人気と信頼は絶大なものになった。
有香からみづほの電話の事を聞いた翌日、八重子は『おかずの丸ちゃん』に立ち寄ってみた。そして一人忙しく働く良吉(國村隼)が、みづほの事を尋ねてくる客に対し、「ケンカしてね。実家に帰ってる。和歌山の」と屈託なく話す様子に少し驚かされたのだった。
数日後、今度は礼太郎(佐藤浩市)の元にみづほから連絡が入った。
その時みづほは、とある町のラブホテルの従業員として働いていたが、客が忘れた携帯を見つけ、思わず礼太郎に電話してしまったのだ。
しかし、「元気にしてる?」とありきたりの会話をした後に、有香にしたように「私が誰か知ってる?」とおそるおそる尋ねていた。
「丸山みづほ。丸山良吉の内縁の妻。警察が嫌い。何かもっと大きな秘密があるな。良吉さん以外にも夫がいて、子供もいて。今はそこに帰ってるとか?」礼太郎はこう答えた。そして、「でも、アフリカの方が居心地よかったろ?」と付け加えた。電話を切ったみづほは、たまらず泣き崩れた。
その頃、福井県警ではいよいよ時効の迫った夫殺しの犯人検挙に躍起になっていた。マスコミを使い亀田伸枝の手配写真を流し、整形手術を施した覚えのある医者からの通報を強く呼び掛けたのだ。
そして、このニュースにピンときた医者がいた。引っ張り出してきた数年前のカルテには「白井めぐみ」とあるが、そこにある顔はたしかに手配犯の女のもの。婦長は院長に「警察に…」と切り出したが、「その前に…」と院長は、路上駐車していた車を移動させるために出ていった。しかし、時すでに遅く院長の車には違反キップを切る婦警の姿があった。必死でいいわけするが、問答無用!と婦警は嫌になるほどテキパキと免許証と車検証の提示を求めてくる。これにカチンときた院長は、たまらず叫んだ。「もう二度と警察には協力しないからな!!警察が恥をかいても知らないぞ!」。
その頃八重子の部屋を礼太郎が訪ねていた。みづほから連絡があったことを知らせにきたという。しかし、探さないほうがいいと言っていたはずなのにと、八重子は礼太郎に冷たくあたった。これに対し礼太郎は、いつも自分の顔を見るとツンツンするようだが、それはなぜ?と八重子に聞き返していた。思わず言葉を失った八重子だが、自分の気持ちを確かめるように、「多分……もっと…あなたのことを知りたいからよ。そして私が8年間どういう思いで生きてきたか知ってもらいたいからよ」といったのだ。そして長い沈黙の後…。

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第8話 あなた殺人犯で時効寸前ね

あらすじ

 ある朝、ひよっこりと『メゾン・アフリカ』にみづほ(室井滋)が帰ってきた。迎えた八重子(鈴木京香)は、その場で、以前『アフリカ』の3階からタイビングまでして逃げようとした理由をみづほに聞いてみたが、そこにみづほの声を聞きつけたという良吉(國村隼)が出てきて、答えを聞くことはできなかった。しかし、「俺が悪かった。怒鳴ったりして」と咄嗟にわびたり、「和歌山のお母さん元気だったか?」と尋ねたりする、いつなく饒舌な良吉に、八重子は不信感を募らせた。
みづほは、部屋に入るとずっと気に掛かっていた、良吉のシャツのボタンを付け始めた。良吉は、その様子を見ながら「もう動くな。ここにいた方が安全だ…捕まる時は俺も一緒だから…」と、すべてを知ってしまったことをみづほに告げるのだった。
この間にも福井県警の躍起の捜査は続けられていた。
そして八重子は、図書館の閲覧室で15年前の新聞にあった『亀田伸枝事件』の記事を読み、伸枝の足取りと、みづほが話した行商していた父と共に転々とした地名がほぼ同じであることを掴んでいた。
その頃礼太郎(佐藤浩市)は、『おかずの丸ちゃん』に戻ったみづほと対面していた。もう戻ってはこないと思っていた、と礼太郎は思いがけない再会に驚き喜んで、パーティ好きのみづほのために『アフリカ』帰宅記念パーティを開くことにした。
その夜、礼太郎の部屋には、八重子、有香(松雪泰子)、緑(ともさかりえ)ら全員が揃い、みづほを歓迎した。話題は、当然みづほのいなかった間のことだったり、それまでの不可解な行動のことに及ぶのだが、その度にみづほと良吉は上手く口裏をあわせ、話しをそらした。
しかし、そらした先が八重子と礼太郎になり、かつて礼太郎がプロポーズしたことが発覚したとき、有香はきっぱりと礼太郎から手を引く事をみんなの前で宣言した。
「いつも人のこと見てカッコイイこというけど、自分は命がけで取り組むものがないの。何時でも何でもほったらかし…人の心だってそうよ」。それが有香のレータ1抜けの理由だった。
だが、その数日後、八重子は貧血で倒れた有香に付き添っていった病院で、有香が妊娠していることを知らされる。「レータには言わないで。レータの子かわからないし」と有香は口止めしたが…。

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第9話 八重子 オカンを密告?

あらすじ

 八重子(鈴木京香)の部屋で“亀田伸枝事件“に関する資料コピーを拾ったみづほ(室井滋)は、八重子が過去の自分を知ってしまったと察する。二人きりしかいない部屋で、八重子は恐怖を感じるが警察に通報されるかもしれないと恐怖に怯えていたのは、むしろみづほの方で、「私のこと好きだよね。だったら6月24日。そこまで目をつぶってよ!」と必死に八重子に頼むのだった。
良吉(國村隼)の待つ部屋に戻ったみづほは、八重子に素性がバレてしまったこと、でも絶対に自分を売ったりはしないはずと、怖いくらいの確信を持って話すのだった。
しかし、八重子は揺れていた……。礼太郎(佐藤浩市)に時効の意味を尋ね、「犯罪証明が難しくなり、裁判にかけることができなくなる」ことを知ると、自分の良心のようなものと闘い始めたのだ。
だが、ここにもう一人みづほの過去を知ってしまい、時効の意味に悩み始めた者がいた。緑(ともさかりえ)だ。警察が情報提供を呼び掛けテレビで流した“亀田伸枝“の声がみづほだと、緑も気が付いたのだ。そして緑からも、同じように時効のことを尋ねられた礼太郎は、この時始めてみづほのことを知ったのだった。
これで、みづほの事を『アフリカ』で知らないのは有香(松雪泰子)だけになった。しかし有香は有香で、お腹の子を産むかどうかで悩んでいたのだ。羊羮のCM出演以来売れっ子になった有香には、連続ドラマ出演の大きなチャンスが巡ってきたのだ。
「この波に乗らなかったら二度とチャンスはこないと思う!」
ランドリールームで偶然一緒になり、これを聞かされたみづほは「子供もいいけど、自分の人生大事にしたってバチは当たらない……ずっと一緒に居られないかもしれないけど、あんたの事は応援してる」と言うのだった。
そして数日後…。

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第10話 警官隊がアフリカを包囲!

あらすじ

 「指紋が採れたと思うんですが…」。その晩みづほ(室井滋)と良吉(國村隼)夫婦そして巡査の佐々木(梅垣義明)とカラオケスナックに行っていたクリーニング屋の小島(田窪一世)は、警察に1個のグラスを渡した。通報を受け、指紋照合を始めた警察は結果の出る前に、とりあえず『メゾン・アブリカ』を包囲した。
礼太郎(佐藤浩市)は、そうと気付くと有香(松雪泰子)、緑(ともさかりえ)ら住人を八重子(鈴木京香)の部屋に呼び集めた。
有香は、咄嗟に八重子が自分の妊娠のことを礼太郎に話したのだと思い、部屋に入った途端「あたしに聞きたいことがあるなら、ひとりで聞けばいいじゃない」と礼太郎に言い放ち、八重子を睨みつけた。しかし、礼太郎が「今、アパートは警察に包囲されている」とみづほについて切り出した話を聞き、唖然となるのだった。
有香はどうしても信じられなかった。八重子から、事件の記事のコピーを見せつけられても。礼太郎が「犯罪は犯罪。俺は彼女の逃亡に手を貸す気はない」と言っても。
そして、ずっと自首することを勧めてきた八重子も、今一度自首を勧めるため、一階へ降りていったのだった。
しかし良吉は、「そういうことになってしまったのならば、なおさら今晩だけでもここで眠らせてやりたいから、そっとしておいて欲しい」と言うのだった。
だが、その夜、待機していた警察が踏み込むことはなかった。コップの指紋は一致しなかったのだ。巡査の佐々木から一連のことを聞いた有香は、「やっぱりおかんはおかん。『ごめんね』パーティやらなきゃね」と明るく八重子に話した。
しかし、八重子は、自分の首を絞めようとしたみづほ、土下座して裏切らないでといったみづほのことを思いだし、指紋が一致しなかったことが腑に落ちなかった。
そんな中、緑が有香の妊娠のことを知った。「この前は、しゃべってしまったと疑って悪かった」と八重子と話しているのを偶然聞いてしまったのだ。これを聞いた礼太郎は、慌てて仕事に向かう有香を追いかけた。八重子は、夢中で有香を追う礼太郎の後ろ姿を見送りながら、なんだか泣けて…涙を止めることができなかった。
しかし、有香が追ってきた礼太郎に言ったことは、子供は産みたくない。一人で生きる強さ。八重子がきてから奪われた幸せな時間…これ以上自分から大事なものを奪わないでほしい。私の道は開かれているから、などということだった。礼太郎は、何も言うことができなかった。 時効まであと1週間。一度はみづほ逮捕をあきらめていた福井県警が再び動き出した。

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第11話 時効成立!アフリカの朝

あらすじ

 八重子(鈴木京香)は、カラオケパブでみづほ(室井滋)に自首を勧めていた。しかし、ガンとして聞き入れようとしないみづほは、そのまま店を出ていこうとする。とその時「亀田!」と呼び止める声。それは自ら捜査に乗り出してきた福井県警の本部長(石井愃一)だった。ドキリとして見守る八重子。だがみづほは、そのまままっすぐ『メゾン・アフリカ』へと帰って行った。
しかし、警察はすでにアパートを確認しているし、ニュースでは、みづほの母が危篤状態に陥ったことを伝えている。緑(ともさかりえ)は、警察が仕掛けた罠だというが、兄との電話で母親の病状がよくないことを知るみづほは、母に会いたい、会って一言謝りたいと思うのだった。
これを知った八重子は、思いがけないことを切り出した。「会いに行きましょう!もう自首、自首と言わない。お母さんに会うまでは」。そして「私も一緒にいきます!私が福井まで連れて行きます!」とみづほの手を引き、立ち上がった。良吉(國村隼)に別れを言い、緑、有香(松雪泰子)も加わって、女4人、福井へみづほの母に再会するための道行きが始まった。
夜行列車に乗り、降りた駅でレンタカーに乗りかえる。途中、有香は、お腹の子のためにドラマ出演を断ったことを話した。そして『アフリカ』の礼太郎(佐藤浩市)から、すでに緊急配備がかけられ、逃げられる状況ではないとの知らせが入る。それでも、八重子は躊躇せず車を進めた。検問を前にして、みづほは車から飛び下り、逃亡劇のメインキャストは居なくなったが、それでもひたすら亀田伸枝の実家を目指したのだ。あれほど自首を勧めていた八重子の豹変ぶりに有香も緑もただただ驚くばかりだったが、「約束したの、お母さんに会うまでは彼女を守るって…」。八重子は言った。
そして、とうとう雑貨屋を営む実家へとたどり着いたのだった。客を装い店内に入った3人は、奥から聞こえてきた咳き込む声で母の存在を確認、様子を見ようと八重子が上がり込もうとしたその時だった、いきなり畳が持ち上がったかと思うと、みづほが姿を現したのだ。母を気遣い背中をさするみづほを呆然と見る八重子たちとみづほこと亀田伸枝の兄(冷泉公裕)。
その時テレビのニュースが良吉が犯人隠避(インピ)で逮捕されたことを告げた。みづほは「あたし捕まらないから」と言い残し、脱兎のごとく飛び出していった。逃げるみづほ。追う八重子。そして、張り込みの刑事たちは、それを見て亀田伸枝が実家に現れたとを確信。その後を追いかけた。
夕暮れの岬にみづほを追いかけてきた八重子は、夢中で自首を勧める。しかし、時効まであと6時間を残すだけとなったみづほは別人のような口調でこれを拒んだ。足場の悪い海沿いの道、みづほはひたすら逃げる。
だが、懸命に追いかけていた有香が、足を滑らせ海に落ちてしまう。「おかん助けて!」。緑の悲痛な声が響く。しかし八重子は「あの人はもういい!助けを呼んできて」と叫ぶと海に飛び込んだ。荒波と服の重みで、今にも沈みそうな二人。逃げる!みづほ。
時効成立まで、あと4時間50分……。

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引用元:番組公式サイト

『アフリカの夜』はどこで見れる?動画配信アプリ・サービスでの配信状況

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