狂気に駆られた皇帝。
ローマとネロを愛した叔父。
それが―――
「カリギュラ」
あまりに史料が少なく実像は明確ではないが、冷酷で残忍だったかも知れない第3代ローマ帝国皇帝を大特集!
運命は……捧げられた……これでいい…… byカリギュラ
FGOでの「カリギュラ」
真名:カリギュラ
身長:185cm
体重:80kg
出典:史実
地域:欧州
属性:混沌・悪
性別:男性
CV:鶴岡聡
イラスト:BLACK
『Fate/Grand Order』に登場する「バーサーカー」クラスのサーヴァント。
本編の第二章で、レフ・ライノールによりAD.60年のローマに召喚された。
連合ローマ帝国の「皇帝」の一人として主人公陣に立ち塞がる。
狂気に陥りながらも姪に当たるネロに執着し、レフからの命令すらも撥ね退けてネロへ攻撃する事を踏みとどまる。
嗜虐を好むサディストで、目につく敵全てが暴虐と悪行の対象になる。
狂化スキルで自制が効かない状態のハズだが、ローマとネロが大好きであり、引き合いに出して接触を図られると幸運判定を行い、成功すると暴走は止まる。
史実・伝承での「カリギュラ」
カリギュラは、第3代ローマ帝国皇帝、ガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスの愛称。
彼の在位期間は37年~41年とされ、かなり短い在位期間になる。
建設事業と領土拡大に力を注いだ皇帝で、最高権力者としての威厳を高めることに努めたとされる。
ローマ市民からは人気が高かったようだが、後世で現存する史料ではどれも狂気じみた独裁者として記されている。
残忍、浪費癖、性的倒錯者などなどの記録が残されているが、暗殺した側の残した史料になるので真意はわからない。
在位期間の短さもあるが、現存する資料のほぼ全てが彼は狂っていたと記しているのだが、それが比喩的なものなのか、精神的な病としての意味なのかは明確にはわかっていない。
史料によっては、彼は皇帝になった時から気性が荒くなり、侮蔑的態度をとるようになったとしている。
別の史料では、39年に病で死にかけた後、冷酷な性格に変貌したとしているものもあった。
もしかすると、元から何かしらの病を抱えていてその影響が出た、または病で処方された薬の影響などの陰謀説もあるが、あまりに一方的に暴君として描いたものばかりで市民に愛されていた皇帝像とのギャップが埋まることもない。
彼の暗殺には、元老院も関わっていた為、何かしら政治的な歴史改竄がなされていてもおかしくはない。
どちらにしても、新たな検証材料となる文献などが発見されないかぎり、本当の彼を知るコトはできないのかもしれない。
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