900万ダウンロードを記念して行われている今回のピックアップ召喚。
限定の「イシュタル」が目玉と目されていますが、「ケツァル・コアトル」も決して劣るものではありません。
魔境と言われるほど強力なサーヴァントがひしめくライダークラスにおいて、「オジマンディアス」と並び最強とも称されるその性能をここで確認していきましょう。
「ケツァル・コアトル」ってなにもの?
発音が難しく、インパクトのある名前のため、日本での知名度もそれなりに高いケツァル・コアトル。その概要をざっくりとご紹介します。
史実におけるケツァル・コアトル
アステカ神話における最高神で、その名前の意味するところは「羽毛ある蛇」。
その名の通り、はじめは水を司る農耕を司る蛇神でしたが、やがて文化、風、太陽なども司る神と考えられるようになりました。
神話によると、人身御供を嫌ったとされる非常に優しい神。
しかし、それが故に生贄を好む同格の神「テスカトリポカ」の恨みを買うことになり、やがてだまし討ちに合ってアステカの地を追われることに。
余談ですが、このときケツァル・コアトルが残した「いつか帰還する」と言う予言が、スペイン人の侵略から身を守るのを遅らせ、アステカ文明を滅ぼす遠因になったとされています。
FGOにおけるケツァル・コアトル
普段は陽気でメキシカンなお姉さん。
それでいて、心優しく思慮深い側面も併せ持っている常識人です。
自身の長身を気にするなど、曲者揃いの女神の中ではかなり人間に近い感性の持ち主でもあります。
お気に入りは、メキシカンスタイルのプロレス「ルチャ・リブレ」。
華麗な空中殺法に魅了されたそうです。
その影響は凄まじく、戦闘スタイルから宝具に至るまで、「ルチャ・リブレ」風になってしまうほど。
ストーリーでは第7章にて、三女神同盟の一角として登場。
事前のCMでは素晴らしいゲス顔が披露されていたため、敵対するかと思いきや中盤以降はあっさりと手を貸してくれます。
マーリンに一発かまされたりもしましたが、シナリオを通してあのギルガメッシュに遠まわしながら称賛されるほどの大活躍でした。
「ケツァル・コアトル」の性能
ライダー界で最強の爆発力を持つ彼女の性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:ライダー レア:星5 所持カード:QAABB
HP (初期/最大):1900/12960
ATK(初期/最大):1854/12001
スキル
スキル1 「カリスマ」 CT:7
味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)
スキル2 「善神の智慧」 CT:9
味方単体にガッツを付与(1回)&味方単体のBusterカード性能をアップ(3ターン)
スキル3 「自由なる闘争」 CT:8
自身にスター集中状態を付与&自身のクリティカル威力をアップ&自身のNPを増やす
宝具
「炎、神をも焼き尽くせ(シウ・コアトル)」 属性:Buster
敵単体に超強力な攻撃【Lv.1~】&敵単体に宝具封印状態を付与(1ターン)&敵単体にやけど状態を付与(5ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉
雑感
清々しいまでに攻撃に全振りしたアタッカー。
その爆発力はライダー随一ですが、安定感と言う面ではオジマンディアスに一歩譲ります。
スキルはどれも何かしらの攻撃バフがついているのが特徴。
お馴染みの「カリスマ」に加え、任意の味方単体のBusterカードの性能を底上げする「善神の智慧」、スター集中とクリティカル威力を上げる「自由なる闘争」とまさに多士済々です。
反面、防御系スキルはガッツ付与の「善神の智慧」だけなので、攻撃が集中するとあっさり落ちてしまうことも。
また、スキルのCTがそれぞれ違うので、2回目以降のタイミングを合わせづらいのも地味に厄介です。
「ケツァル・コアトル」の運用案
具体的な「ケツァル・コアトル」の運用案をご紹介します。
クリティカルパーティーのエース
ケツァル・コアトルの爆発力を最大限に生かすなら、この運用一択でしょう。
スキル3つを上乗せしたケツァル・コアトルのクリティカルアタックの威力は、ライダーの枠を飛び越え全サーヴァントの中でも屈指。
あらゆるクラスを強引に突破できるので、汎用性も抜群です。
注意点としては、ケツァル・コアトル自身のスター供給力は並であること。
そのため、何かしらのフォローが必要になります。
パーティーのスイッチアタッカー
爆発力ばかりに目が行きがちのケツァル・コアトルですが、「カリスマ」と「善神の智慧」はサポートスキルとしても優秀。
アタッカーとサポーターどちらの役割もこなせるので、敵によって役割を変えるスイッチアタッカーとしての運用もアリです。
とくに苦手なアサシンタイプを突破しやすくなるのは大きいでしょう。
ただし、かなりトリッキーな運用になるため、マスターの腕が露骨に戦闘に影響します。
まとめ
アタッカーとして高い次元で完成されたサーヴァント。
言うまでもなく「当たり」です。
手持ち次第では、イシュタルをスルーするのもアリではないでしょうか?