FGOにも多くのサーヴァントを輩出している『Fate/Apocrypha』。
その『Fate/Apocrypha』が、今夏アニメ化されます。
ゲームの中のサーヴァントがフルボイスで動き回るので、FGOユーザーならぜひ押さえておきたいアニメと言えるでしょう。
今回はそんな『Fate/Apocrypha』から、FGOに参戦しているサーヴァントの1人、コトミネシロウこと「天草四郎」をご紹介します。
天草四郎とは何者か?
日本人なら知らない人はいないだろう偉人の1人。その史実での活躍と、Fate世界での活躍をまとめました。
史実における天草四郎
「天草四郎時貞」は、江戸時代の初頭に実在した人物。本名は「益田四郎」と伝わっています。
当時、禁教とされていたキリスト教に幼くして帰依。
イエス・キリストにも通じる数々の奇蹟を起こしたことで、少年の身でありながら禁教に苦しむ民衆からカリスマ的な支持を受けます。
その人気を背景に、四郎は江戸幕府に対しての大規模な反乱「島原の乱」を誘発。
この反乱は、禁教に苦しむキリスト教徒だけではなく、悪政に苦しむ天草の農民や浪人が加わり、総勢3万人を超える大規模なものでした。
反乱軍は原城に立て籠もり幕府軍を幾度となく退けますが、兵糧攻めの末陥落。
反乱軍は皆殺しにされ、四郎もそのとき戦死したとされています。
『Fate/Apocrypha』における天草四郎
褐色の肌と銀髪が印象的な青年。
物腰が穏やかで笑みを絶やさない一見好青年ですが、隠しきれない策謀の匂いを纏わせた怪しさも持ち合わせています。
『Fate/Apocrypha』では赤の陣営のマスター「言峰四郎」として登場。
自身のサーヴァント「セミラミス」とともに、人類の救済を目的に聖杯大戦で暗躍を見せます。
なお原作ではその正体について伏せられ、ともすれば「衛宮四郎」へのミスリードが行なわれていましたが、真名がバレバレのFGOユーザーには意味がないでしょう。
FGOにおける天草四郎
期間限定召喚で登場した星5ルーラー。性格や容姿は『Fate/Apocrypha』での設定を踏襲しています。
ストーリーでは第7章に登場。ただし、主人公がレイシフトした段階で既に死亡していると言う残念な扱いです。
一方、イベントではその鬱憤を晴らすかの如く大活躍を見せます。
とくに2016年のクリスマスイベント「二代目はオルタちゃん」においては、なんと「ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ」のお師匠役に抜擢。
原作さながらの怪しさを振りまきながら暗躍を見せます。
天草四郎の性能
FGOにおける天草四郎の性能を見ていきましょう。
h3>ステータス
クラス:ルーラー レア:星5 所持カード:QAABB
HP (初期/最大):2069/14107
ATK(初期/最大):1695/10972
スキル
スキル1 「啓示」 CT:8
自身に毎ターンスター獲得状態を付与(3ターン)
スキル2 「洗礼詠唱」 CT:12
敵単体【死霊と悪魔】の宝具チャージを高確率で減らす&自身のNPを毎ターン増やす
スキル3 「神明裁決」 CT:8
敵単体【サーヴァント】を行動不能状態にする
宝具
「双腕・零次収束(ツインアーム・ビッグクランチ)」 属性:Buster
敵全体の強化状態を解除&敵全体に強力な攻撃【Lv.1~】&敵全体のクリティカル発生率をダウン(1ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉
雑感
ジャンヌに続く2人目のルーラー。
彼女が耐久力に全振りしたような性能だったのに対し、こちらは攻撃にも重点が置かれているのが特徴。
とくに、宝具は正反対の攻撃宝具です。
天草四郎の宝具は、ダメージの前に敵全体の強化を解除する特殊なもの。
厄介な回避や無敵に対するメタ的な活躍を期待できます。
また、クリティカルダウンも地味ながら強力で、クリティカル事故を確実に減らしてくれます。
天草四郎の運用案
天草四郎の効果的な運用案をいくつかご紹介します。
高難易度の用心棒
天草四郎の特異な宝具に目を付けた運用方。
回避や無敵など高難易度で敵が頻発してくる厄介なスキル対策にもってこいです。
クリティカルダウンも一撃が致命傷になりかねない高難易度クエストでは確実に仕事してくれます。
初見クエストの偵察
ルーラークラス故の高い防御力と全体宝具を活かして、初見クエストに投入する運用方。
単騎性能が高いので、常に一定の戦果を挙げてくれるでしょう。
まとめ
敵として出てきたときの鬼のように強いくせに、味方になるとそれほど強さを感じない少年漫画のライバルキャラのようなサーヴァント。
その使い勝手は、運用案の薄さから察していただけると幸いです。
とは言え、天草四郎は『Fate/Apocrypha』の重要人物のひとり。強化の可能性を信じましょう。