「ギルガメッシュ」や「ネロ・ブライド」と言った人気サーヴァントがピックアップされた今回の限定召喚。
1%の夢を追いかけ、3%の壁に敗れ去った方も多いことでしょう。
その3%の中のひとり、円卓の騎士「ガウェイン」。フレンドでも見かけることの少ないサーヴァントですが、その実力はいかほどなのでしょうか?
今回は、限定召喚でガウェインを召喚した人のために、急きょガウェインの説明書を用意しました。
ガウェインとは何者か?
円卓の騎士の1人、ガウェインとはどのような人物なのでしょうか? FGOでの性能を知る前に、彼の人となりを見ていきましょう。
史実におけるガウェイン
イギリスに伝わる『アーサー王伝説』の登場人物の1人。
アーサー王の甥御にして、聖剣エクスカリバーの姉妹剣たるガラティーンを愛剣としたもう1人の聖剣遣い。
また朝から正午にかけて実力が3倍になる特性を持っていたとされる優秀な騎士でもあります。
親族から多くの騎士を輩出し、順風満帆の人生を歩んでいたガウェイン。しかし、同僚のランスロットによって大きく狂わされることになります。
きっかけはランスロットとアーサー王妃キネヴィアの密通からはじまったランスロットの叛乱でした。
その最中に、弟と息子を殺されたガウェインは、ランスロットに激しい憎悪を向けるようになり、とうとう一騎打ちの決闘を仕掛けるに至ります。
自身の力が3倍になる午前中に決着をつけようとするガウェインに対し、ランスロットは徹底的な持久戦に持ち込み時間を稼ぐ作戦。結果正午を回り力の落ちたガウェインはランスロットの猛反撃の前に敗れました。
どうしてもランスロットを許せないガウェインは、その後もランスロットと対立。しかし、その間隙をつく形でモードレッドまでもが叛乱を起こし、国中は大混乱に陥ってしまいます。
ガウェインの最期は、その叛乱において。ランスロットとの決闘で負った古傷を打たれたためでした。
今際の際に、彼は自分がランスロットを許せなかったばかりにモードレッドの叛乱を招いたと後悔したとされています。
Fateにおけるガウェイン
白銀の甲冑に覆われた金髪碧眼のイケメン。生真面目で努力家ですが、若干空気の読めない天然でもあります。
生前の経緯から主に忠節を尽くすことを第一としており、主の命令なら例え借金の取り立てであっても全力で取り組む姿は時に「犬」とも揶揄されました。
日中3倍剣は健在で、この状態のガウェインは誰も勝てないと言うほど強力。その片鱗は、多くのFGOユーザーが身をもって知っていることでしょう。
FGOにおけるガウェイン
ストーリーの第6章で、獅子王に使える円卓の騎士の1人として登場。
ストーリー中では都合3度も刃を交えることになります。
その驚異的な強さでユーザーに絶望を与え、その外道な行いからヘイトを募らせました。
ガウェインの性能
『Fate/EXTRA』ではギルガメッシュにも匹敵するサーヴァントとして描かれたガウェイン。FGOでの性能はどうなのでしょうか? 見ていきましょう。
ステータス
クラス:セイバー レア:星4 所持カード:QABBB
HP (初期/最大):1827/11419
ATK(初期/最大):1695/10173
スキル
スキル1 「聖者の数字」 CT:7
自身の攻撃力をアップ(3ターン)&【陽射し】のあるフィールドにおいてのみ、自身のBusterカード性能をアップ(3ターン)
スキル2 「カリスマ」 CT:7
味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)
スキル3 「ベルシラックの帯」 CT:8
自身のNPを増やす&スターを獲得&自身にガッツ状態を付与(1ターン)
宝具
「転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)」 属性:Buster
敵全体に強力な攻撃【Lv.1~】&敵全体にスキル封印状態を付与(1ターン)&敵全体にやけど状態を付与(5ターン)〈オーバーチャージで効果UP〉
雑感
バランスの取れたステータスのセイバー。
スキルは攻撃寄りな構成になっており、2種類の攻撃バフを備えています。
ひとつはお馴染みの「カリスマ」。自分だけではなく味方全体を強化できるのが強みですが、ランクが低いため補正も低めです。
「聖者の数字」はガウェインの逸話にちなんだスキルで、自身の攻撃力を上げつつ、【陽射し】のあるフィールドではBusterカードバフがつくというもの。陽射しのあるフィールドは限られますが、その分補正は強力です。
残る第3スキル「ベルシラックの帯」は、3つの効果がついた便利なスキル。様々な局面に合わせて使用できますが、NP目的で使うのがもっとも汎用的でしょう。
宝具は全体ダメージ宝具。自己バフが2つもあるので、火力は十分。1枚しかありませんがArtsカードの性能が高く、また「ベルシラックの帯」でNPチャージも可能なので、比較的宝具が開放しやすいのもポイントです。
ガウェインの運用案
ガウェインのおすすめの運用案をいくつかご紹介します。
メインアタッカー
優秀な攻撃バフスキルを有効活用する立ち回り。ATKも高く、所持カードもBuster主体なので、アタッカー適正は高め。
とくに陽射しの中では、星5セイバーを食いかねない活躍を見せるほどです。
周回用アタッカー
ガウェインはセイバーでは珍しい高い周回性能を誇るサーヴァント。
カレイドスコープを装備させれば、開幕宝具開放も可能。
攻撃バフが2つもあるので、火力も十分に確保できます。陽射しの中であれば、相手を選ばないのもポイントです。
まとめ
ガウェインは、最優クラスセイバーの名にふさわしい万能のサーヴァント。
あらゆる役割を持たせられるので、他に高レアセイバーがいなければ、長く主力を任せられるでしょう。
一方で、尖った性能は持っていないので、高レアセイバーが揃っていると出番は無いかもしれません。