『Fate/EXTRA CCC』とのコラボを控えて始まったピックアップ召喚。
限定の「ギルガメッシュ」と「ネロ・ブライド」に注目が集まるのは当然ですが、残されたピックアップ対象の「玉藻の前」を狙うのも悪くありません。
今回は、そんな「玉藻の前」の魅力を紹介します。
玉藻の前とは何者か?
玉藻の前の魅力を語るうえで欠かせない、彼女の人となりを見ていきましょう。
史実における玉藻の前
平安時代の末期に時の上皇、鳥羽上皇の寵姫だったと言う伝説の女性。その正体は妖狐の化身であり、日本の三大妖怪に数えられる大妖怪です。
18歳で宮中に上がった玉藻の前は、その知識と美貌から鳥羽上皇の寵愛を受けることに成功。しかし、玉藻の前に特別な寵愛を見せるようになったころから、上皇は体調を崩しがちになってしまいます。
その原因は誰にも分かりませんでしたが、ただ一人、かの安倍晴明がその原因が玉藻の前にあることを看破。さらに変身まで解かれた玉藻の前は、もとの九尾の狐の姿でいずこかへ逃走します。
やがて那須野に追い詰められた玉藻の前は、朝廷の大軍を前に善戦するも最終的に惨殺の憂き目に。その亡骸は殺生石と呼ばれる毒石に変化したとされています。
Fate世界における玉藻の前
青を基調とした和風の衣装に身を通した美女。狐の耳と尻尾を有しており、一見して分かる半獣半人。
性格はおしとやかさの欠片もないはっちゃけ系であり、また腹黒かつ毒舌家でもあります。
反面、「人に尽くす」ことを望む乙女な面も。『Fate/EXTRA』シリーズはその側面がとくに強調されており、良妻を自称し主人公に献身的に尽くそうと振舞います。
『Fate/EXTRA』におけるその正体は、なんと日本神話の最高神「アマテラス」から分かれた御霊のひとつ。人間に憧れたアマテラスが、自身の記憶を封じて転生したのが玉藻の前と設定されています。
FGOにおける玉藻の前
『Fate/EXTRA』の主人公を一途に思っているため、絆レベルを上げてもデレてくれない数少ないサーヴァントのひとり。もやっとする人は、『Fate/EXTRA』をプレイしましょう。
ストーリーでは、第四章の終盤に登場。ロンドンを破壊しようとする天才を止めるべく、共に現界した坂田金時と共に力を振るいます。
本心か冗談か分かりませんが、ロンドンにやってきたのはハネムーンの予行演習だったようです。
玉藻の前の性能
最弱と自虐する玉藻の前。はたして、FGO内でも最弱なのでしょうか? その性能を見ていきましょう。
ステータス
クラス:キャスター レア:星5 所持カード:QAAAB
HP (初期/最大):2091/14259
ATK(初期/最大):1629/10546
スキル
スキル1 「呪術」 CT:7
敵単体のチャージを高確率で減らす
スキル2 「変化」 CT:7
自身の防御力を大アップ(1ターン)&自身の防御力をアップ(3ターン)
スキル3 「狐の嫁入り」 → 「狐の嫁入り」 CT:7
味方単体のアーツカード性能をアップ(3ターン) → 味方単体のアーツカード性能をアップ(3ターン)&味方単体のHP回復
宝具
「水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)」 属性:Arts
味方全体のスキルチャージを1進める&HP回復【Lv1~】&NPを増やす〈オーバーチャージで効果アップ〉
雑感
同じ星5キャスターの孔明やマーリンとは違ったタイプのサポーター。特筆すべきは、宝具のてんこ盛り性能でしょう。ダメージこそありませんが、付随する効果は全て優秀なサポートです。
スキルも優秀で使いやすいもの揃い。その上CTが短く、宝具で更に短縮できるので、スキルの回転率は全サーヴァント随一と言っても過言ではありません。
「呪術」は確率スキルですが、スキルレベルを最大まで上げることで確定まで持っていくことが可能。余裕があげればレベルを上げたいスキルです。
「変化」は二重にかかる自己防御バフ。とくに初ターンの防御力は鉄壁で、敵の宝具さえ耐えることが可能です。
最後のスキル「狐の嫁入り」は、貴重な味方単体Artsカードバフ。高倍率で効果が長持ち、おまけにCTが短いので積極に使っていくことができます。強化クエストをクリアすることでHP回復効果が強化され、HP回復スキルとしても出色の性能になります。
玉藻の前の運用案
どんなパーティーに組み込んでも、優秀なサポーターとして活躍が見込める玉藻の前。
しかし、彼女の真骨頂は、Artsパーティーに組み込んでこそ発揮されます。
スキルと宝具がこれ以上ないくらい噛み合い、孔明やマーリンをも上回るサポーターと化すのです。
相性が良いとされているのは、「ヴラド三世」や「ネロ・ブライド」などのArts宝具持ちサーヴァント。彼ら彼女らの性能をフルに引き出すことができます。また、当の孔明やマーリンとも相性は良好です。
まとめ
孔明やマーリンの陰に隠れがちですが、玉藻の前も彼らに匹敵する優秀なサーヴァントです。
とくに孔明及びマーリンのいない人は、最優先で狙っても良いでしょう。
優秀なサポーターの有無はゲームの快適性を大きく左右しますよ。