ドラマ『正義の味方』の動画を全話無料で見れる配信アプリまとめ

  • 2024年10月28日
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2008年7月〜9月に放送されたドラマ『正義の味方』

この記事では、ドラマ『正義の味方』を無料で全話見ることができる動画配信アプリ・サービスを調査してまとめています。

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『正義の味方』はどんな作品?

この章では『正義の味方』について情報を整理してまとめています。

話数 全10話
放送年 2008年7月期
放送枠 日本テレビ 水曜日22時
原作 聖千秋「正義の見方」
脚本 旺季志ずか
関えり香
福間正浩
演出 中島悟
阿部雄一
主題歌 奥村初音「ホントはね」
キャスト 志田未来
山田優
向井理
本郷奏多
滝沢沙織
西内まりや
入江甚儀
石井美絵子
佐野史郎
田中好子

中島悟 旺季志ずか 福間正浩 関えり香 阿部雄一 佐野史郎 入江甚儀 向井理 山田優 志田未来 本郷奏多 滝沢沙織 田中好子 石井美絵子 西内まりや

主人公

名前(演) 中田容子(志田未来)
職業など 平凡な女子高生。槇子の悪性ぶりにいつも振り回されている。

 

あらすじ

私の姉は悪魔である―

これは、悪魔のような性格の持ち主を姉に持ち、
日々その被害を受けながらも前向きに明るく生きる妹・容子の物語です。

容子の姉・槇子はただものではありません。
わがままで傍若無人、やることなすこと悪意に満ち、
何かと毒を吐き散らし、他人を蹴散らし我が道をゆく。
人から与えられた迷惑や屈辱は、その何倍にもしてお返しする。
そんな豪快に自分を貫く人なのです。

そんな悪魔のような姉をもつ妹の容子は、
生まれながらにしてその奴隷的な支配を受けて生きてきたのです。
世の中には“どうしようもない”不条理なことがいくつかあります。
容子にとって、姉・槇子は、まさにそんな存在なのです。

しかし、姉・槇子の悪事は何故か
めぐりめぐって周りの人々に幸福をもたらしていくのです。
コンビニで横入りしてきた男にむかつき、
デタラメ通報したら指名手配犯でお手柄だったり、
セクハラ上司をやり込んで同僚から感謝されたり……。
本能と悪意でまき散らかした悪事の数々が、
最終的に感謝されたり尊敬されたり、世の中の為となったりしてしまい…。
そんな姉は世間ではこう呼ばれます…『正義の味方』と。

引用元:公式サイト

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以下に各話のあらすじや主要動画配信アプリ・サービスでの配信状況をチェックできるリンクを載せておくので、こちらもチェックしてみてください。

『正義の味方』の各話あらすじ

第1話

あらすじ

「姉は悪魔だ!美しい人の皮をかぶった恐ろしい悪魔、それが姉の正体だったのです」
中田容子(志田未来)は、一見幸せそうに青春を謳歌する高校1年生。

この日も、朝、通学前に彼氏が家まで迎えに来ていた。しかし、髪型が決まらずモタモタしている間に姉・槇子(山田優)が「もう少し待っててね、容子、今、ウンコしてるから」と言い放ち、さっさと出勤していく。そしてドン引きした彼に容子はあっさりとフラれてしまう。
姉・槇子は私立大学を主席で卒業し、政務省に勤めるキャリア官僚。そのオーラを放つ美貌も手伝って、近所の人からは羨まれ、職場の同僚・部下からは、高嶺の花であり、容子の同級生からは、憧れの的だった。

しかし姉・槇子はナゼか「正義の味方」を呼ばれるのだ。
そんな姉・槇子は「やられたら、やり返す。やられなくてもやり返す。」というのがモットーだ。職場で仕事中のネイルの手入れをしている事を上司に注意されると、喫煙をあげつらって論破し、口うるさい女性先輩にもしたたかに復讐をするのだ。

そして槇子の一番の被害者は妹・容子だっだ。幼い頃からパシリや鬱憤晴らしの道具として扱われてきた。しかも容子のことをその様子や動きから『クマ子』と呼ぶのだ。しかし母・春子(田中好子)は容子が姉に対する不満を漏らしても、「出来る姉を持った妹の愚痴」と誤解して理解してくれず、明るく励ます。容子が和めるのはサラリーマンの父・五郎(佐野史郎)と二人でこっそりコンビニでアイスクリームを食べている時だけだった。

昼休みに槇子は限定20個の花御膳弁当を買いに走るが、最後の1つをようやく手にしようとしたその時、横入りした男に奪われてしまう。怒りが収まらない槇子は携帯で電話し「通行人に殴る蹴るの暴行をはたらく男がいます。特徴は…」と横入り男の特徴を告げたのだ。そして最後に名前を聞かれると「美し台高校の1年A組、田中容子です」と答える。
ある日、容子は学校でみんなが憧れる学年で一番イケメンの岡本陸(本郷奏多)に教科書を貸す。友達から羨ましがられる。

一方の槇子は恋多き女で、食べ物と男の人のどちらかに絶えず恋をしているのだ。そしてその度に容子に様々な指令が下されるのだ。そして今度は、槇子は職場でイケメン・エリート官僚の良川(向井理)に目を付け、狙いを定めようとしていた。
また、食べ物に異常なほど執着している槇子は、昼買い損ねた限定花御膳弁当を買ってくるように指令をだしていた。容子は弁当売り場の列に並ぶが最後の1個を目の前の男性に買われて売り切れに。

買って帰らないと何をされるか分らない…、必死に譲ってくれるように頼み込んだ男性は良川だった。譲ってもらった弁当を手に、夜道を急いでいると、怪しい男が後を付けて来た!最近、近所では痴漢や放火事件が起きている。容子は必死に逃げようとするが…

容子は必死に男から逃げているところに槇子から「私が30分以上も待てると思ってんの!」と怒りの電話が入る。容子は男に襲われそうになっていることを告げると、槇子は走って家を飛び出し、容子のもとへ走る。そして男にスタンガンを突きつける。容子は助けに来てくれたんだ、やっぱりおねえちゃん!と喜んだ…が、槇子は特製弁当に駆け寄り、ニッコリ!やっぱり、そっちだったか…容子はがっくり。

槇子が倒した男は連即放火魔だった。しかも特製弁当を奪った横入り男で、通報された事を恨んで容子を狙っていたのだ。そして警察で表彰され、金一封を受け取る槇子。

またまた、容子に槇子からの指令が。「55分後に政務省の前に集合!」行く訳ないでしょ…と、つぶやきながらも、慌てて飛び出していく。集合場所にやってくると槇子が「私のが運命の人!」と指差す方をみると、良川直紀の姿が。「そして、槇子から新たな指令が下されるのだ…。

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第2話

あらすじ

恋のお膳立てをするよう槇子(山田優)に命じられた容子(志田未来)は、さっそく直紀(向井理)の身辺調査をするため尾行を開始し、その住所、趣味などを調べ上げる。そして、さらに情報を得ようとマンション内の直紀のポストを覗こうとした容子は、突然同じ学校の岡本陸(本郷奏多)に肩を叩かれる。陸はなんと直紀と同じマンションの、しかも隣の部屋に住んでいるという。しかも槇子の付けたあだ名“石狩熊子”で呼ばれた容子は、自分の行動を見られたこともあり、恥ずかしさで一杯だった。

まもなく尾行調査のかいもあって、直紀がクラシックコンサートのチケットを買ったと知った容子は、槇子に命じられるまま苦労してその隣の席を無事にゲット。だが、そのコンサートで演奏されるのは、槇子が小さな頃から、どんなにぐずっていても聞けば3秒で眠ってしまうというモーツァルトの曲。ドレスアップして会場に行ったものの、すぐに眠ってしまった槇子は、コンサート終了後、直紀に起こされ、しかもヨダレを流していたため、赤っ恥をかいてしまう。

このことで逆恨みされ、名誉を回復するよう命じられた容子は、ついに槇子の奴隷を止めようと心に誓ったのである。そんな中、父・五郎(佐野史郎)との会話から、結婚すれば槇子が家から出て行くと気がついた容子は作戦を変更。自分が自由になるためには槇子に結婚してもらうしかないと、積極的に直紀との仲を取り持とうと決めたのだったが…。

直紀が行く所が分ると、槇子を連れて行き良いところを見せようとするものの、ことごとく失敗し、逆に槇子の怒りを買ってしまうはめに。政務省では、槇子は野上課長(徳井優)に残業しない事をたしなめられると、仕返しに雑巾の水を入れたお茶を出す。しばらくすると野上の具合が悪くなり、周りのみんなが病院に行くよう勧めるがなかなか行こうとしない…、そこへ槇子はウイルスが散らばって周りにも感染するから、と病院に行くように仕向けたのだ。

容子は直紀が休みの日に海に行く情報を掴むと、槇子を連れて海にやってくる。しかし、リゾートではなく、なんとゴミ拾いのエコキャンペーンだった。容子は直紀に槇子の良いところを見て貰おうと頑張り、ゴミを拾い集めるがその途中通りすがりの男が空き缶を捨てた。それを見ていた槇子が「あんたみたいな人がいるからゴミ拾いしなきゃならなくなるの!」と怒鳴りつける。直紀がその状況を見てしまい、容子の苦労も報われずガックリ。

容子は父・五郎の誕生日プレゼントを買う為、おもちゃ売り場にやってくると、偶然同じものを買おうとしていた直紀に出会う。容子は槇子の妹である事を話すと、直紀はまた最後の1つだった電車のおもちゃを譲ってくれた。本当に良川さんはいい人だ、お姉ちゃんの餌食にならなくて良かった!と思うが…。

政務省では、野上課長が検査入院中。そこへ野上の妻が槇子を訪ねてやってきた。悪性腫瘍が見つかったが早期発見の為大事には至らなかった、病院に行くよう勧めた槇子は命の恩人だと感謝される。またまた、槇子の悪事が人々に幸せをもたらしたのだ。

そんな様子を見ていた直紀は「良かったら一緒に食事でもいかがですか」と槇子をデートに誘ってきた。槇子は躊躇するフリをするが、もちろんOK! おしゃれをして出かけていく槇子を見送る容子だったが、「あんな言い人をお姉ちゃんの餌食にしちゃダメ~」と追いかけていく。…が、容子にもまた槇子と同じ悪魔の血が。

直紀と槇子が結婚すれば、自分は自由になれる!そう思った容子は「姉をどうぞよろしくお願いします」と直紀に頭を下げる。こうして、槇子の恋は実ったのだ。一方、容子は学校帰りに知佳(西内まりや)が現れ、突然ビンタを一発食らった。妹はどこまでも最悪なのだ…。

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第3話

あらすじ

槇子(山田優)と直紀(向井理)がめでたく結ばれ、交際は順調のようだった。そんな中、容子(志田未来)宛で長州小力ファンクラブの入会グッズ一式が届く。妙なものに熱狂的に惹かれる槇子が今回ハマったのが、その長州小力。またもや容子の名前を無断で使っていたのだ。その夜、直紀とのデートを終えて戻ってきた槇子は、ウキウキな様子でファンクラブの会報誌や小力グッズを見て、深夜にもかかわらず容子をそれにつき合わせるのだった。

翌日、寝不足のまま学校にいた容子の携帯に、槇子から小力の出演するテレビ番組を録画するように、との指令が入る。容子は急いで帰宅するが、五郎(佐野史郎)が買い換えたDVDデッキを配線していなかったため録画は失敗。これを知った槇子は、もちろん怒るが、すぐに次の指令を出す。それは、会員50名限定の小力DVDをゲットしろ、というもの。500枚のハガキを渡された容子は、ブツブツ文句を言いながらも、徹夜で応募葉書に書き込んだ。

しかし、結果は全てハズレで容子は途方にくれてしまう。そんな折、容子は小力ファンクラブのキーホルダーを排水溝に落として困っていると、陸(本郷奏多)に声をかけられた。そして自分も小力が好きだという陸に、テレビ局勤務の陸の父親から小力のマネージャー・近藤を紹介してもらえることになる。容子は陸と一緒にテレビ局に行き、近藤に頼み込むがDVDはもう品切れ。槇子の写真を見せたり、その勤務先を教えて懸命にプッシュした容子は、もう一度探してもらう約束を取り付ける。

槇子と直紀の交際は順調だった。デートが8回目になったことから、容子は今までとは違う雰囲気を感じる。お茶やクラシックなど、直紀の趣味に合わせようと努力をしている様子から判断すると、どうやら今回の槇子は本気らしい。

まもなく、容子の元に近藤から例のDVDがあったとの連絡。だが、近藤がそのDVDを政務省の槇子の職場に郵送したと知った容子は、慌てて槇子に知らせる。それが同僚や、直紀にバレるわけにはいかないと、槇子は何としても郵便をとめるよう容子に命令するが――。

慌てて飛び出しだ容子の前に、知佳(西内まりや)が立ちはだかる。陸と一緒にテレビ局に行ったことを怒っているのだ。容子は再びビンタを喰らう羽目に…、そして郵便の車にも間に合わず…。政務省では、槇子が郵便を待ち構えて昼食にも行かずにデスクで仕事をしていた。そして郵便を運ぶ職員を発見し、小力のDVDを受け取り一安心。封筒の中の小力直筆のサインを見て微笑む槇子。DVDを引き出しの中へ入れると、野上課長(徳井優)から大臣の最終答弁の書類を預かるが、あまりの空腹の為、同じ引き出しの中にしまい昼食へ出かける。

戻ってくると、なんと政務省が火事に!外で総務課のみんなが慌てていると、野上課長が槇子に預けた書類を取りに建物に戻ろうとする。槇子はその書類が小力のDVDと一緒に引き出しに入っている事を思い出す。もし野上課長が書類を取りに戻れば、自分の小力好きがバレてしまうことになる。そこで「私が行きます!書類を預かったのは私です! 私の責任です!」と煙が立ち込める建物の中へ走っていく。

総務課に入った槇子はDVDを引き出しから取り出すと、そばに書類を抱えて倒れているミドリ(滝沢沙織)を発見する。外でみんなが心配そうに見守る中、槇子がミドリを背負って出てくる。最終答弁の書類を無事野上課長に手渡すと、槇子はみんなに「正義の味方だ!」と勇気を称えられる、背中には小力のDVDを隠して。

後日、容子は槇子と一緒に小力の楽屋を訪ねる。熱しやすく冷めやすい槇子は「つまんない、あんたパラパラでも踊ってれば」と言い放ち去っていく。このことを契機に小力がパラパラを踊り大ブームを巻き起こした。
容子は友達と買物帰りに歩いていると、五郎が泣いている若い女の腕を引き止めている姿を発見する。お父さんが浮気!? 槇子の結婚に向かって家族が一致団結しているはずだったのに…。

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第4話

あらすじ

五郎(佐野史郎)と若い女の怪しげなシーンを目撃した容子(志田未来)が心配を募らせる中、槇子(山田優)の職場では直紀(向井理)が海外転勤するとの噂が流れる。海外赴任がきっかけで結婚する男が多いと知った槇子は、直紀から、近々大事な話があると告げられ、すぐさま作戦を立てる。それは、男がプロポーズしたくなるレストランに直紀を誘うこと。容子が打ち明ける五郎の浮気疑惑を一蹴した槇子は、すぐに素敵なレストランの調査を命じた。

五郎のことが頭から離れない容子は、学校でも友達に相談したが、五郎のことを良く知るジャンボ(入江甚儀)は浮気などありえない、と断言する。五郎が珍しく残業だと知った容子は、レストラン調査の報告をしながら、槇子にまたもや不安を打ち明けた。そんな容子にかまわず槇子は新たな指令を出す。直紀がプロポーズしたくなるような愛情たっぷりの“勝負弁当”を作れ、というのだ。翌日、必死に直紀と五郎の弁当も作った容子は、夏休みの補習授業をサボってまず槇子に配達。その後、もう1つの弁当を持って五郎の会社へと向かった。

ところが、会社の受付で、五郎が1週間程前から有給休暇を取っていることが分かり、容子は顔色を変える。するとたまたま外出するらしい五郎の“浮気相手”の女性を見つけた容子は反射的に尾行を始めた。やがて、近くの公園でその女性と会っている五郎を見つけた容子は、尾行がバレたこともあり、浮気の追及を始めるが――。

五郎は浮気ではなく、リストラされる女子社員達の再就職先を探す為に、有給を取って会社をまわっていたのというのだ。政務省では、容子が届けた弁当を直紀が食べようとフタを開けてみると、中はうなぎがたくさん入った弁当だった。直紀の同僚は「これで精力つきますよ、妬けるな!」と直紀をひやかす。その様子を遠くから見ていた槇子は容子に「なんでプロポーズしたくなる弁当がうなぎなのよ!」と怒りの電話を。しかし、直紀は弁当を喜び、槇子を自宅で開くお茶会に誘う。両親に一度会って欲しいというのだ。

一方、容子のところに陸(本郷奏多)が知佳(西内まりや)をつれてやってきた。ビンタをした知佳を謝らせるためだ。知佳は悪いと思ってないと帰ってしまうが、陸から知佳は幼なじみで中学の頃にいじめにあい、陸を頼るようになったというのだ。

翌日、槇子は良川家のお茶会を完璧な所作でこなし、直紀の両親にも気に入られた。その帰り、槇子は直紀からパリに一緒に行こうと念願だったプロポーズをされる。

浮かれて帰ってきた槇子は、直紀からプロポーズを受けた事を容子に報告。身に周りの準備に心をうかせる。そんな時に容子は五郎の行動が浮気では無かったと槇子に報告するが、槇子は父親の性格を理解しており、リストラの責任を感じで自分も会社を辞めるかもしれない、自分を犠牲にして人に尽くす、それが五郎の正義だというのだ。槇子はもし五郎が会社を辞めたら自分の結婚式の体裁が悪い、なんとかするように容子に命じる。

翌朝、ゴミを集めていた容子は五郎が書いた辞職願を発見する。慌てて槇子に電話し、槇子も五郎の会社に駆けつける。受付の内線で五郎を呼び出してもらうが、ミチルや女子社員達が歩くたびにミュールのかかとがカンカンと音を立てて電話の音が聞き取れない。怒った槇子は「そのミュールの音、聞いているだけでイライラする。そのへんでガムテープでも踏んずけな!」と怒鳴りつける。

槇子の怒りをヒントにミチルたちはミュールの音が消える靴音防音パッチ「オトセンヌ」を開発し大ヒット商品となり、リストラも取消された。槇子は一週間焦らした後、直紀のプロポーズを受けて、婚約した。そして容子は槇子が結婚すると訪れるであろう平穏な日常を楽しみにしていたのだが…。

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第5話

あらすじ

槇子(山田優)と直紀(向井理)の挙式の日取り、式場などが決まる中、突然、中田家に直紀の両親の克夫(平泉成)と里美(山口いづみ)が挨拶に訪れる。槇子は、直紀とデートの真っ最中で留守。容子(志田未来)と五郎(佐野史郎)は緊張でうろたえるが、春子(田中好子)は、ありのままを見てもらおうと自然体で2人を迎え入れる。ベランダにはためく洗濯物や出しっぱなしの五郎の趣味の鉄道模型、床の容子の赤点答案用紙は、そのまま。だが、容子らの心配をよそに、克夫と里美は、結納の話を始める。

ところが、五郎ら3人が直紀の両親の話で盛り上がる夕食後、酔って帰宅した槇子がいきなり結婚は止めた、と言い出す。式場をキャンセルしろ、という言葉に、容子は槇子の本性が直紀にバレたと思い、それを一緒に隠した自分も同罪だと考えて、気が重い。だが、容子が図書館で偶然出会った直紀は、「僕の責任、槇子さんは悪くない」と答えたのだった。

結婚中止の理由が分からない容子は、格式ある良川家が探偵を使って調べ、完璧な槇子以外のことが問題になったのではないかと不安にかられる。事情を明かして陸(本郷奏多)の部屋に上がり込んだ容子は、隣の直紀のベランダをのぞき込む。そして、そこに『MAKIKO』と書かれたカヤックのパドルを発見した容子は、直紀がまだ槇子を愛していると気付いた。

槇子が仕事を辞めたいと春子に告げた翌日、居ても立ってもいられない容子は、直接直紀に会って、結婚中止の理由を問い質す。すると、直紀は、思いもしない話を始めた――。

直紀の赴任先がパリではなくアフリカのドンボ共和国という政治的にも安定していない危険な国に変更になったのだと言う。槇子を危険な国には連れて行けないと直紀は自分から結婚を白紙にしたいと言い出したのだった。家に帰った容子は槇子にその事を報告する。

翌日、政務省で槇子はドンボに転勤になった人は手当てが高く、ドンボ御殿が建つという噂を聞く。そんな時、中田家に直紀の両親が再び訪ねてきた。克夫は直紀の赴任先がドンボになったが、是非結婚して、槇子にも一緒にドンボへついて行って欲しいとお願いしにやって来たのだ。それを聞いた五郎は危険なところへ嫁には行かせられないと揉めているところに、慌てて直紀がやって来た。克夫に勝手な事をしないでくれと口論しているところに、更に槇子が帰ってきた。そして槇子は「私、直紀さんと結婚します!」と宣言。

結婚式場をキャンセルしてしまっていた容子に、槇子はもう一度同じ日に予約を入れるように命じる。

容子が結婚式場にやってくると、すでに予約が入ってしまっていた。必死に頼み込むが、予約を入れたカップルが今、引き出物の打合せに来ているので無理だと断られる。仕方無く槇子に報告すると、槇子が結婚式場に乗り込んできた。そしてカップルの前で結婚式の同じ日に殺人事件があり、それ以来枕元に花嫁の幽霊が現れる…と容子と槇子で一芝居うつと、カップルは慌てて予約をキャンセル。まんまと槇子が結婚式の予約を入れることができたのだ。

そして迎えた結婚式当日。家族と職場の仲間から祝福を受け、幸せそうな槇子と直紀。そこへ新婦になるはずだった女性が現れた。嘘がバレた!と容子は慌てるが、逆に「ありがとうございます!」とお礼をいわれてしまう。事情を聞くとその女性の相手は結婚詐欺師だったことが分ったのだというのだ。こうして、また槇子の悪事が他人に幸運をもたらしたのだ。

ドンボ共和国に出発する直紀と槇子を見送る為、成田空港に中田家と良川家の皆が集まった。別れを惜しんでいるところで出発時間がやってきた。直紀が「それじゃ、行ってきます」と言うと、「いってらっしゃい!」と手を振る槇子。びっくりしている一同。行かないの?と訪ねる容子に槇子は「行かないわよ、私は!」そして、実家で直紀の帰りを待っていることにしたというのだ。容子は知ったのだ、当分自由は訪れそうに無い事を…。

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第6話

あらすじ

直紀(向井理)と一緒にアフリカに行かずに日本に残った槇子(山田優)が、克夫(平泉成)と里美(山口いづみ)に良川家での昼食に呼ばれる。槇子の命令で一緒に行くことになった容子(志田未来)は、さっそく始まった嫁と姑の応酬に気が気でない。しかも舅と姑が席を立ったスキに、出された寿司の美味しそうな所を食べまくる槇子。すまし顔の槇子に、あっさり容子が“犯人”にされてしまうのだった。

まもなく、直紀が国際会議出席のため、急きょ一時帰国。容子は、槇子の命令で新居の掃除や買い物をさせられる。その夜、直紀の姿を確認して帰った容子。翌日になってようやく槇子のいない家で自由を実感するのだった。晴れて汐留のイベントで響子(中村静香)らと遊んだ後、海賊版のDVDを借りた容子は、一人でテレビを占領できると喜ぶ。ところが、直紀は仕事の会食で帰りが遅いという槇子が現れ、夕食を食べた上に海賊版DVDを持って帰ってしまった。

翌日、直紀に大好物のチキンカレーを夕食で食べたいと言われた槇子は、置いてあった例のDVDのことを聞かれる。それが海賊版だと気付いた直紀は、今回戻った目的が、知的財産権を守るための国際会議への参加のためだと明かす。直紀の話によると、海賊版DVDなどの摘発はなかなか難しいらしい。

仕事先の槇子からチキンカレーを作れ、との連絡が入ったのは、容子が麻衣(志村玲那)らとプールに行く約束をした直後。容子は、槇子に直紀から仕事で帰りが遅くなるとの連絡が入っていたとも知らず、せっせと料理を始める。途中鶏肉を買い忘れたことに気づいた容子は買出しの途中に偶然陸と出会う。陸(本郷奏多)や、陸の家にやって来た知佳(西内まりや)まで巻き込んで、カレー作りはようやく夜になって終了した。

徹夜仕事をこなして帰宅した直紀が必ずカレーを食べると宣言した次の日、槇子は、直紀がその日も帰りが遅くなると知り、ガックリ。そこにおふくろの味を手にした里美がやって来たことから、槇子に緊張が走った。たまたまDVDを取りに来た容子は、またしても嫁姑争いの間に立つことになって、居心地が悪い。里美の手料理を食べる槇子に対し、チキンカレーを食べる里美と容子。微笑の中でトゲのある言葉が飛び交うのを見た容子は、戦々恐々となった。

食器を洗い終えた容子が帰って程なく、槇子は克夫からの連絡で、里美が腹痛で入院したと知る。肉が腐っていたと考えた槇子は、容子を呼び出し、買い物をした肉屋に押し掛けるが――。

閉まっている肉屋のシャッターを叩く槇子に、容子は作っておいたカレーを冷蔵庫にしまっておいたの?と尋ねる。この暑い時期に丸一日冷蔵庫にしまわずにカレーを出しっ放しにしておいたら肉も悪くなっちゃう…、という容子に槇子は「そうなの?」と答える。

その時、容子も急にお腹がキュルキュルと鳴り出す。店のシャッターが開くと、容子はトイレを貸してくださいっ、と飛び込むが、ダンボール箱につまずいてしまう。すると大量のDVDが飛び出してきた。それは容子が響子から借りていたDVDと同じ海賊版DVDだった。なんと、その店は肉屋を隠れ蓑にした海賊版DVDの密輸組織だったのだ。

翌日、槇子は稲田事務次官からDVDの密輸組織を摘発したことで、礼をいわれ、「貴方は、我が省の、いえ我が国の正義の味方です。」と褒められる。槇子は「夫の助けをしただけですわ、正義の味方がいるとしたら私の夫です。」と答える。そしてこの度開かれる国際会議の草案も作成している事を告げると、稲田事務次官は二人の名前を覚えておきますと、言い去っていく。

政務省では時期外れの人事異動発表があった。直紀のドンボ共和国赴任が取り消され、大臣官房付きとなり、日本に戻る事になった。
直紀のマンションで直紀と槇子、克夫と里美、そして容子が食事をしており、槇子は以外にもテキパキと料理をこなし振舞っている。その姿に驚く容子。すっかり良川家の嫁だなぁ、と克夫が関心する一方、里美は騙されないから…とつぶやくのだった。

何はともあれ、槇子と直紀の新婚生活がようやく本格的にスタートし、晴れて容子は自由の身になった喜びに浸っていたのだが―――。

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第7話

あらすじ

槇子(山田優)が結婚したというのに、容子(志田未来)は相変わらずこき使われていた。その日も一週間分の食料品や日用品などの買い出しを命じられる。

早速容子が買いに行っている間に留守の新居にやって来た里美(山口いづみ)は、冷蔵庫やゴミ袋、部屋の中などをチェックして顔色を変え、克夫(平泉成)に見せようと報告に走る。その間に買い物を終えてやって来た容子が、食料品の補充やゴミ出し、掃除整頓までしてくれたため、帰宅して里美らと顔を合わせた槇子は、何とか正体がバレずにすむ。だが、里美の槇子を見る目は、一層厳しくなった。

帰宅した槇子に里美は、家事の細かいところを色々指示した上に槇子を良川家の嫁としてみっちり仕込むと宣言する。槇子のイライラはたまる一方だった。里美が勝手に新居に入らないようにと直紀(向井理)に頼んだ日の夜、実家に戻った槇子は、容子に買い物の代金を1万円渡した上にお釣りも受け取らなかった。容子は槇子が絶対に何か企んでいると勘ぐる。

その翌日、春子(田中好子)の用事で良川家を訪ねた容子は、里美からなんと1万円もの小遣いをもらい、槇子に関する情報の提供を求められる。槇子と里美の双方から味方になるよう迫られた容子は、自分がいつの間にか嫁姑戦争に巻き込まれてしまったと気づくのだった。

容子が知佳(西内まりや)を不良達から助けたことから口利きしてもらい、犬の散歩のバイトをすることになって程なく、ついに槇子と里美のいさかいが激しさを増していった。新居にやって来た里美が自分好みに部屋を模様替え。帰宅してこれに怒って、全て元通りにする槇子。そんな女の“戦い”がしばらく続いたのだ。そして、ついに槇子は、里美が持ち込んだ物を全てネットオークションで売り払うよう容子に指示し、新居のカギも新しく替えるよう命じたのだった――。

翌日、容子が新居のカギを交換しているところに陸(本郷奏多)が現れ、犬の散歩に一緒に行く事に。急に大雨が降り出し、神社に避難する二人。カミナリに怯える容子の手を取り、やさしく言葉をかける陸。

日曜日に槇子が昼食を食べに中田家にやってくる。そこで槇子は中田家で二世帯住宅を建てる計画を打ち明ける。そんな中、容子の携帯に里美から電話があり、マンションのカギが換えられていて中へ入れない、槇子と連絡がついたら家の前で待っていると伝えて欲しいと怒っているのだ。槇子に報告すると、一緒に連れて行かれてしまう。マンションでは槇子と里美の嫁・姑バトルの間に挟まれオロオロする容子。

怒って帰ってきた里美はカギが変えられていた事や、里美がもって行ったクッションなどが無くなっていることなどを克夫(平泉成)に報告するが、取り合ってもらえずに悔しがっていると、直紀の弟・弘志(田島亮)がやってきて、克夫の書いた書がネットオークションに出品されていることを告げる。

ますます激怒した里美は克夫と一緒にマンションにやってくる。ネットオークションに出品した理由を説明しろという二人に、容子は自分が勝手に出品してしまったと言い訳をするが、槇子は「あまりに素晴らしいので、どれだけの価値があるのか、試しに載せてみたのです」と金額を示すと30万まで値段が上がっている。喜んだ克夫は、自分の書がこんなに評価されているなんて、槇子のお陰だと礼を言う。好きな事に打ち込んだ結果であり、好きな事をやるのが一番ですという槇子の言葉に克夫は、浪人中の弘志に受験をやめてカメラマンになる事を許す。

数日後、中田家に直紀の両親がもっと交流を深めたいと訪れた。そこで話題は二世帯住宅の話に…。慌てる容子をよそに、盛り上がってお互い勘違いしながら話しをする両家。しかし、真相を知る容子はここでも、両家の間に挟まれ、苦悩はまだまだ続く…。

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第8話

あらすじ

槇子(山田優)に、里美(山口いづみ)から家に来て欲しい、との連絡が入る。直紀(向井理)の話によると、里美の目的は、近々行われる良川家の法事の手伝いを槇子にさせることらしい。槇子は、直紀に自分も良川家の一員だと言いつつ、内心は煩わしさでいっぱいだった。そんな中、良川家と中田家には二世帯住宅に関して大きな思い違いがあった。五郎(佐野史郎)と春子(田中好子)、克夫(平泉成)と里美は、それぞれ自分たちが直紀らと一緒に二世帯住宅を建て、同居することを相手側が納得していると互いに思い込んでいたからだ。

社長令嬢だった春子とアルバイト学生だった五郎の馴れ初めが麻衣(志村玲那)らの話題になる中、実家に帰ってきた槇子が法事のことを五郎らに明かし、容子(志田未来)にはその準備に付き合うよう命令した。

良川家の法事は、直紀の祖母で、克夫の母親の七回忌の法要だった。容子を連れて良川家を訪ねた槇子は、里美からお寺との段取り、食事・引き出物の準備などをするよう告げられる。今回の法要には、地方の名門校の理事長で、礼儀にとても厳しい克夫の姉・胡桃沢美恵子(吉行和子)も姿を見せるとか。里美は、これを機に、良川家の流儀を厳しく槇子に仕込もうと考えていたのだ。里美から頼まれたことを槇子から丸投げされた容子は、さらに法事に出席する良川家の親戚筋の情報を集めるよう命令されてしまう。

親戚の情報集めに忙殺され、宿題もままならない中、容子は知佳(西内まりや)から、呼び出された。陸(本郷奏多)が転校してしまうかもしれないので引き止めて欲しいと頼んできたのだが、容子にはどうしていいのか分からない。

まもなく、克夫と里美が法事の挨拶のため中田家にやって来たことから、ついに二世帯住宅の件での双方の思い違いが明らかになった。直紀らと同居するのは自分たちだ、と互いに譲らない克夫と五郎。その場はとりあえず、直紀と槇子に決めさせようという春子の進言で収まったのだった。

そして、法事当日。寺には、良川家の親戚一同や中田家が集まり、車椅子に乗った伯母の美恵子も姿を見せた。嫁として働く槇子の活躍もあって滞りなく法事は進んでいくのだが――。

里美は槇子に二世帯住宅を実家で建てようと考えていることを嗜め、声を荒げているところに美恵子がやって来た。美恵子は槇子に向って、さっきからずっと見ていたが、直紀と結婚した一番の目的は良川家の資産なのかと問いただす。しかし槇子は良川家の資産なんてたいしたことありませんわと答えると、怒った美恵子はどう育てられたのか親の顔が見たいものと言い放つ。

そこへ、春子が槇子の母であると名乗り出ると、美恵子は春子の顔を見て驚く。「野々宮春子お嬢様?」と尋ねると、はいと答える春子。すると10年間車椅子に乗っていた美恵子がゆっくりと立ち上がった。親戚一同が驚きの声を上げている。再会を喜び合う二人。美恵子は春子の父親が未来社の社長で美恵子の亡くなった主人に恩のある方なのだと。今までの無礼を謝る美恵子だが、「お気になさらないで」と笑顔の春子。その時、容子は恐るべき姉のDNAは母から受け継いだもので、本当に怖いのは母の方かも知れないと思うのだった。

二世帯住宅の話は、良川家の住宅が、美恵子の名義であるため指一本触れさせないと言われ、良川家での二世帯住宅の話は無くなり、美恵子が歩けるようになった事で、良川家の親族から槇子が正義の味方として名を知らしめることとなった。

容子は、陸と二人で槇子の法事の一件を話している。二世帯住宅になったらまたこき使われるなどと話していると、容子も結婚すれば家を出ていけるという陸。いつもと様子が違う陸は容子に「人生って思い通りには行かない、そう思ったら、お前の顔が見たくなって…」と。容子の心臓が激しく波打つのだった。

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第9話

あらすじ

五郎(佐野史郎)が春子(田中好子)と結婚25周年の記念旅行を計画。槇子(山田優)と直紀(向井理)が新婚旅行でパリに行くため両親と3人だけで旅行に行けると大喜び。ところが、直紀の仕事の都合で、槇子の楽しみにしていたパリ行きがドタキャン。実家に戻った槇子は、五郎たちが旅先でスッポン料理を食べるつもりだったことを知り、急に自分も一緒に行くと言い出す。

そんな折、宿題をしながら麻衣(志村玲那)、響子(中村静香)らと陸(本郷奏多)のことについて話した容子(志田未来)は、早く告白するよう勧められる。知佳(西内まりや)の話によると、陸は容子のことが好きだとか。だが結局、転校しないようにと陸に言い出せなかった容子は、電話すら掛けることが出来ない。今まで槇子のことで頭がいっぱいだった容子は、心を掻き乱されるばかりだった。

温泉旅行の当日、仕事の調整がついたという直紀が、ホテルに先乗り。すぐさま槇子は、新婚旅行の代わりとばかりスイートルームに自分と直紀の部屋を変更する。これに対し、五郎と春子が落ち着いたのは、こじんまりした和室。直紀は恐縮して交換を申し出るが、その部屋が、25年前、駆け落ちした時に泊まった部屋だと知り、納得する。

その後容子は、槇子と直紀のキャディ役となってゴルフコースを回ったり、名物のケーキを買うために直紀らと行列に並んだり、と大忙し。だが、槇子の方は、直紀が余りにも優しく、人柄が良いため、やっと手に入れたケーキも人に譲って食べられず、不満を募らせる。

やがて、温泉につかって、お楽しみの夕食タイム。槇子は、昼間の不満をスッポン料理で解消しようとルンルン気分。ところが、直紀が、ゴルフコースで偶然再会した外務次官・山ノ内に、結婚祝いをしたいと呼び出されたことから、槇子は、楽しみにしていたスッポン料理にありつくことが出来ない。山ノ内からやっと解放されて五郎らの所に駆けつけた槇子は、スッポンが品切れになったと聞き、怒り心頭で店から飛び出した。

近くのラーメン屋に駆け込んだ槇子は、店主にチャーシューの数が少ないことでひとしきり文句をつけた後、それまでの鬱憤を、連れて来た容子に一気に爆発させた。だが、槇子を追いかけてきた直紀が、その悪口雑言ぶりを目撃してしまい――。

ついに槇子のアクマがバレてしまった。

容子は不安な気持ちで一杯になるが、槇子と直紀はその日以来、口を聞かなくなったのだ。
政務省では書類を槇子が勝手に修正した事で、ミドリ(滝沢沙織)が怒っていると、槇子は上の人が古い数字をもとに作った資料をそのままでいいなんて、バカじゃないですか? とやり返し、口論となる。その様子を見ていた直紀は槇子に謝るように言うが槇子は「このあたしが頭を下げるのは、ビル・ゲイツだけよ!」と言い放ち立ち去る槇子。

一方、陸に呼び出された容子は、大阪に引っ越す日を告げられる。動揺してしまった容子は「お姉ちゃんの事で頭が一杯なのに、アンタまで!」と陸にあたってしまい、陸も怒って立ち去ってしまう。

傷心のまま夕食の支度を手伝っていると、テレビでは嬬恋で槇子がチャーシューの事で文句を付けたラーメン屋が繁盛しているニュースが流れている。槇子のクレームをヒントにしてチャーシューを増量したところ店は大繁盛。ここでも槇子は正義の味方となっていたのだ。

槇子は夕食を食べに中田家にやってくる。ご飯当番するために直紀と結婚したんじゃないし、口をききたくないという。そんな所に直紀もやって来て、五郎と春子に「お義父さん、お義母さん、お話があります!」ときりだした。容子はまさか!と動揺するばかりだった―――。

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第10話

あらすじ

実家に戻ってしまうという槇子(山田優)の自分勝手な行動に憤慨し、冷却期間を置いた方が良い、と言い残して中田家から去った直紀(向井理)。五郎(佐野史郎)、春子(田中好子)と一緒に話を聞いていた容子(志田未来)は、怖れていたことが現実になった、と焦りまくる。

夏休みが終わって初登校した容子は、その日、転校する陸(本郷奏多)が最後の挨拶に来ると知る。容子は、陸に自分の気持ちを伝えたいのだが、槇子と直紀のことを考えるとそれどころではない。仕事を休んだ槇子に、着替えを取って来るよう命令された容子は、夕方、新居に行ってみる。帰宅した直紀は、槇子が体調を崩して仕事を休んでいると思っている様子。容子は、離婚されてはかなわないと、懸命に不肖の姉をかばう。その時、中田家には陸が容子に会いにきていた。家にいた槇子は陸から容子を好きだということを聞き出していだのだ。

数日後、帰宅した容子は、家の中のただならぬ空気に気付く。押しかけて来た克夫(平泉成)と里美(山口いづみ)が、槇子に実家に戻ったワケを詰問したのだ。これに対し、遠慮もせず直紀の嫌いな点をずらずらと告げる槇子。この挑戦的な態度に激怒した克夫らは、槇子が直紀とやり直す気がないと判断し、帰ってしまう。

槇子が離婚も覚悟していると知った容子は、何としても2人のヨリを戻そうと決意。思い出の場所に連れて行けば元の鞘に収まるかも…と思い、思い出レストラン作戦を思いつく。直紀の呼び出しに成功した容子は、槇子のこともフランス料理で釣って言葉巧みに誘い出す。

ところが、レストランの席に着いた槇子は、直紀の話に耳を傾けずただ食べるばかり。そして、大食いした揚句、気持ちが悪くなってしまい吐いてしまう。完全に槇子に幻滅した直紀は呆然とするばかり。

翌日、陸が大阪に出発してしまったと知佳(西内まりや)から知らせが来る。今ならまだ間に合うから会いに行くように、と戸惑うばかりの容子だった。そこにただならぬ表情で直紀、克夫、里美の3人やって来たのだ。そして槇子、春子、五郎を前にして槇子と離縁したいと切り出したのだ。

直紀も槇子に自分への気持ちがないなら仕方がないという。克夫と里美が槇子への文句を次々に並べ立てる中、じっと耐えて聞いている槇子の目には涙が。容子はそんな姉の姿をこれまで見たことが無かった。そして思わず、お姉ちゃんの悪口は言わないで!と泣きながら訴えてしまう。

ようやく槇子が口を開くと「仕方ありません、お別れします。残念ですけど、これからはこのおなかの子と2人で生きていきます。この子だけは奪わないで…」と妊娠していることを打ち明けた。すると克夫と里美の態度が一変。離婚話は一気に吹き飛んでしまったのだ。

みんなで喜んでいたその時、槇子は容子に「早く行きなさい、欲しいものは欲しいと言わないと手に入らないのよ!」と容子を送り出す。容子は陸を追いかけて走り出す。

駅に着いた容子は反対側のホームで電車に乗ろうとしている陸を発見すると、思わず「好きだー!!!」と叫ぶ。出発の時間が迫ると陸は電車の扉が閉まる間際、容子に「僕も好きだ」と告白する。

家に戻ると、みんなで仲良く槇子を囲んでお寿司を食べていた。直紀は容子に悪魔な彼女がそのまま好きなんだとすっかり仲直りした様子。容子が書いた「姉妹ザンコク物語」のブログが本になり大好評、その本を笑いながら読んでいる槇子。そして槇子は無事赤ちゃんを産み、「ジュン」と命名。克夫と里美も大喜びで可愛がり、槇子は良川家でも君臨することとなった。

姉の奴隷から解放される事を願っていたはずの容子は…、ジュンを背中にオンブしながらマンションを掃除したり、オムツを替えたりと子守に大忙し。膝に赤ちゃんをのせていつもの椅子に座る槇子から色々な指令が飛んできて…。

「姉は悪魔だったのです。それも神様を味方につけちゃうほど、魅力的な…」

『お姉妹(しまい)』

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引用元:公式サイト

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