ドラマ『瑠璃の島』の動画を全話無料で見れる配信アプリまとめ

  • 2024年11月1日
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2005年4月〜6月に放送されたドラマ『瑠璃の島』

この記事では、ドラマ『瑠璃の島』を無料で全話見ることができる動画配信アプリ・サービスを調査してまとめています。

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ドラマ『瑠璃の島』はどんな作品?

話数 全10話
放送年 2005年4月期
放送枠 日本テレビ系土曜21時
原作 森口豁『子乞い―沖縄孤島の歳月』
脚本 森下佳子
寺田敏雄
森下直
武田有紀
演出 猪股隆一
池田健司
国本雅広
音楽 羽毛田丈史
主題歌 コブクロ『ここにしか咲かない花』
キャスト 成海璃子
竹野内豊
小西真奈美
平泉成
市毛良枝
西田尚美
岸部一徳
倍賞美津子
緒形拳

国本雅広 寺田敏雄 森下佳子 森下直 武田有紀 池田健司 猪股隆一 倍賞美津子 小西真奈美 岸部一徳 市毛良枝 平泉成 成海璃子 竹野内豊 緒形拳 西田尚美

あらすじ

日本の南の果てにその島はある・・・

東京からおよそ2000㎞、
沖縄・八重山諸島のはしっこ
人口は50人・・・
島を一周するのに1時間もかからない小さな島
病院も、警察も、銀行も、当然・・・コンビニも、
なーんにも無いけれど・・・、
珊瑚礁に囲まれ、ハイビスカスが咲き乱れる島

しかし、そんな美しい島はある問題を抱えていました。
島にたったひとつの小学校、
そこから生徒が消えようとしていたのです・・・

小学校廃校の危機・・・、
それは島の孤立化、将来の無人島化を意味する・・・

そんな島の救世主となったのが、
東京からやってきた一人の少女でした

世間から見捨てられた島と・・・
世間から見捨てられた少女・・・

美しく雄大な自然に抱かれ、
懸命に、素朴に生きる島の人々・・・

笑いと涙、青い海と太陽に彩られた壮大なヒューマンドラマ

引用元:番組公式サイト

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以下に各話のあらすじや主要動画配信アプリ・サービスでの配信状況をチェックできるリンクを載せておくので、こちらもチェックしてみてください。

『瑠璃の島』の各話あらすじ

第1話 沖縄の離島救った不良少女 涙の感動実話 

あらすじ

人口49人、子供の数1人。日本の南の果て、島を一周するのに1時間もかからない小さな孤島・鳩海島(はとみじま)。
沖縄・八重山諸島の端っこにあるこの島は、病院も、警察も、銀行も、コンビニさえも無いけれど、珊瑚礁に囲まれ、ハイビスカスが咲き乱れる美しい島。そんな美しい島で、島の存亡に関わる緊急事態が発生した。たった一人残っていた子供が島外に引っ越し、島唯一の公共機関でもある小学校が廃校になるかもしれないのだ。

いったん小学校が無くなれば、平均年齢63、5歳の島は衰退し、将来は無人島になるかもしれない―。島で生まれ育った人々は、自分の故郷を守るため、なんとか子供を呼び寄せようと必死になる。廃校の決定が下るまで、あと7日間。還暦を迎えた仲間勇造(緒形拳)は、東京に住む7歳になる孫を連れて帰ろうと考えるが、勇造の実の娘・貴子(純名りさ)はわが子を故郷の島で育てる気は全くない。勇造は、代わりに里子を探そうとするが、沖縄県からの正式な認定を受けていない勇造に対し、都や養護施設は取り合ってくれなかった。しかし、保護者の了解さえ得れば里親になれると知った勇造は、その可能性にすがろうとする。

そんな中、勇造はある少女と出会う。少女の名前は藤沢瑠璃(成海璃子)。養護施設を抜け出そうとしていた瑠璃はウエーブヘアに派手な格好だが、まだ小学6年生。普通の小学生には全く見えないが、彼女が父親を亡くし、母親からは育児放棄されて施設で暮らしていると知った勇造は、瑠璃を里子に連れて行きたいと考える。

島では、勇造の妻・恵(倍賞美津子)をはじめ、島唯一の先生・島袋さなえ(小西真奈美)たちが待っている。瑠璃を正式に里子に迎えるために、瑠璃とともに母親の藤沢直(西田尚美)を訪ねた勇造。勇造の説明を聞いた直は、「行きたければ行けばいい」「子供に縛られたくない」と事もなげに言う。親としての自覚が全くない直の言葉に、思わず腹を立てる勇造。しかし、そんな母親に対し物分りのいい態度をとる瑠璃を見て、彼女の心の内を察した勇造は思わず涙した。そんな赤の他人の為に感情を露わにする初老の男を前に、瑠璃は、初めて人から必要とされるという感覚を感じていた。

そしてついに、勇造と瑠璃は、みんなが待つ南の島・鳩海島に向かう――。
その同じ船には、正体不明の男・川島達也(竹野内豊)が乗っていた…。

島民たちは大歓迎で瑠璃を迎えるが、その派手な身なりに仰天。一方瑠璃も、島の不便さに驚く。さっそく瑠璃の歓迎会が開かれ、自治会長の治衛(平泉成)たちは大盛り上がり。しかし教師のさなえは、瑠璃のウェーブヘアを注意する。いきなり先生に注意されたことにムッとする瑠璃だが、「これは天然パーマです」と涼しい顔で返事。しかし、そんな瑠璃を勇造が怒鳴り飛ばした。
それをきっかけに瑠璃は怒りを爆発させて暴れ、家を飛び出してしまう。発作的にボートに飛び乗った瑠璃は、そのままエンジンをかけて島を出ようとした。しかし、ボートの操縦ができない。「危ない!」ボートが防波堤にぶつかりそうになったその瞬間、瑠璃はボートを捨てて海に飛びこんだ。そして、そんな瑠璃を助けたのは…川島だった。
瑠璃が目を覚ますと部屋の中。恵に看病してもらったようだ。気まずい瑠璃だが、翌日の始業式は無事に行われることになった。そんな中、母親の直から始業式に来るという連絡が入る。
たった一人の始業式当日。内心直が来ることを期待していた瑠璃だが、やはり直は来なかった。しかし、落ち込む瑠璃に川島が瑠璃を助けたときの真相を語る。実は自分は自殺しようとしていたのだと―。瑠璃の髪の毛を切りながら、瑠璃が生まれていなければ、今自分はここにいないと話す川島。その台詞に、瑠璃ははじめてうれしくて涙が出るということを知ったのだった。

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第2話 初めての愛は涙の味

あらすじ

鳩海島ただ一人の小学生として学校に通い始めた瑠璃(成海璃子)。しかし、瑠璃は教師のさなえ(小西真奈美)に対して馬鹿にした態度をとる。真面目なさなえは、瑠璃の言葉遣いから態度まで全てが気に入らない。さらに、瑠璃が島に来た日に暴れて歓迎会を台無しにしたため、改めて瑠璃と親しくなろうと、自治会長の治衛(平泉成)と壮平(塩見三省)が瑠璃に会いにやってきた。しかし自分が気遣われていることを感じ取った瑠璃が、わざと無理な注文をし、治衛たちの反感をかってしまう。

一方、島に来た目的も、何者かも不明だが、瑠璃を助けたことで勇造の家に居候することになった川島(竹野内豊)。せめて宿代を払うため仕事を探したいという川島に、恵(倍賞美津子)は家の修理を依頼する。しかし目的もなさそうな川島を、島民たちは不審がる。

あまりにも瑠璃が問題ばかり起こすため、治衛はもっとおとなしく真面目で、ほがらかで純粋な子はいなかったのか、と勇造を責める。また、壮平(塩見三省)は、石垣島の児童施設から子供を連れてくればまだ間に合うという。偶然そのやりとりを聞きイライラした瑠璃は、奈津美(西山繭子)が店番をしている米盛商店でチョコレートを万引きしたり、浩二(勝村政信)が管理する学校の鴨小屋の鍵をはずしたりし、島民たちを巻き込んだ大騒動を起こす。

そんな中、勇造が瑠璃の万引きを知ってしまった。勇造は奈津美に謝るよう命令するが、瑠璃は謝らない。そんな瑠璃を見た勇造は、瑠璃を一晩暗い店内に閉じ込めてしまった。

翌朝、瑠璃を迎えに行った恵(倍賞美津子)と奈津美が店の鍵を開けると、瑠璃はお腹が痛いとうずくまっていた。顔色を変えた恵は、必死に石垣島の病院に運ぶための船を探すが見つからない。焦る島民たちは、ヘリの出動を要請。島民たちが見守る中、恵に付き添われた瑠璃は、島を飛び立ち―。

だが、瑠璃の腹痛は仮病。島民たちの騒ぎで、ウソだと言い出せなくなっていたのだ。ヘリコプターの中で、嘘をついたと告白する瑠璃。しかし、「わたしは万引きもするし嘘もつく、そういう子なの」と言う瑠璃を、恵は抱きしめ安堵した。ところが素直になれない瑠璃は恵を拒絶。東京に帰ると言い張る。そんな瑠璃を、恵は工事現場に連れて行った。そこには、現場作業をする勇造の姿。瑠璃が壊した治衛のボート修理代を稼いでいたのだ。勇造が新しい里子を探していると誤解していた瑠璃は、自分をそこまで思ってくれる勇造や恵を前に涙が止まらなかった。
翌朝、鳩海島に無事戻ってきた3人。3人が乗った郵便船が桟橋に近づくと、なんとそこには瑠璃の母・直(西田尚美)が手を振っていて―。

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第3話 海ガメがくれた勇気

あらすじ

瑠璃の母親・直(西田尚美)が、突然鳩海島にやってきた。連絡を受けていなかった瑠璃(成海璃子)や勇造はびっくり。きっといい知らせのはずがないと、瑠璃は不安になる。勇造(緒形拳)や恵(倍賞美津子)や島民たちは、直が娘を連れ戻しに来たと思った。

だが、直の話は全く予想外の内容だった。なんと、結婚することになったので、瑠璃の籍を抜きたいというのだ。しかも、直は妊娠しているという。結婚相手は瑠璃の存在を知らないので、瑠璃を勇造夫婦の籍に入れて欲しいとあっけらかんと言う直。母親とは思えないような言葉に、勇造は怒り爆発寸前。しかし、恵の制止でなんとか怒りをこらえた勇造は、瑠璃を傷つけないよう直にクギを刺すのが精一杯だった。

勇造の言葉が効いたのか、直は学校に行き瑠璃の授業参観をしたり、島民たちが開いた宴会を楽しんだりと、一見、娘に会いに来ただけという様子。それを見た島民たちは、直が瑠璃を連れて行くつもりではないと思い、ホッと一安心する。しかし、勇造だけは、いつ直が瑠璃に話を切り出すのではないかと、気が気でない。

そんな中、瑠璃は直が島に来た理由を尋ねようとするが、言い出す機会がない。その夜、直が瑠璃の布団にもぐりこんできた。迷惑がる瑠璃も、直に抱きしめられて母親の温もりを肌で感じ、何も言えなくなってしまった。

翌朝、直は旅行鞄を持った出立姿で瑠璃の前に現れる。まだ直が島に滞在すると思っていた瑠璃は、内心がっかり。

直の口から出たのは衝撃的な言葉だった。「私結婚するから瑠璃の籍抜きたいの―」。おめでとうと言って、と続ける母に、いつもは平気な顔を装っている瑠璃は泣いて叫んだ。「捨てないでよ!お願い」。しかし、そんな瑠璃に対して「私だって幸せになりたい」という直。瑠璃は、涙をこらえて「結婚おめでとう」と言ってしまう。直はそのまま東京へ帰っていった。必死で耐えていた瑠璃だが、部屋にこもってしまう。そんな瑠璃の様子を見に来た川島と照明は、瑠璃をある場所へ連れ出した。
それは、夜の海岸。

真っ暗な夜、満点の星が輝く温かな砂浜で、瑠璃、川島、照明は川の字になってあるものを待っていた。それは…海亀の赤ちゃんの誕生。たくさんの命が生まれ、小亀たちが海へ入っていく様子を目の当たりにした瑠璃は大きな感動を覚える。
翌朝。海亀の赤ちゃんの誕生を見てすっかり元気を取り戻した瑠璃は、自分自身のことも励ますように海に向かって叫び続けるのだった。「がんばれー!がんばれー!」

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第4話 先生の涙と熱い友情

あらすじ

那覇の小学生5人が、鳩海島で1泊2日の共同学習をすることになった。瑠璃(成海璃子)は、親のことでいじめられるのではと心配する勇造(緒形拳)をよそに、白いワンピースを着せてもらい、川島(竹野内豊)にも似合っているとほめられて上機嫌。
治衛(平泉成)や壮平(塩見三省)も島をアピールする絶好の機会と大張きり。しかし、郵便船から降り立った那覇の小学生5人は、冷めた子供たち。特に6年生の哲平(桜田通)は、島の不便さをバカにするような行動をとる。さなえ(小西真奈美)も、予想とは違う子供たちの態度を見て、次第にイライラし始めた。

子供たちは、勇造からタコ取りを見せてもらったり、島の神様が祀られている御嶽を訪ねたりと楽しい時を過ごす。しかし、瑠璃の母親が東京にいると聞きつけた哲平が、瑠璃に嫌がらせをする。初めは無視していた瑠璃も、勇造と恵(倍賞美津子)が今日のために用意してくれた白いワンピースに哲平がカレーを付けたことで、ついにキレてしまう。しかし、ケンカしようとした瑠璃をさなえがかばった。だが、その夜、さなえを困らせるために哲平は5年生の聡を誘って脱走を図る。それに気付いた瑠璃は、一人で連れ戻そうと夜の森を追いかけるが―。

哲平は瑠璃に追いつかれないよう、どんどん森の中に入っていってしまった。さらに瑠璃の忠告を無視したために、子供だけでは上がれない場所に落っこちてしまう。これまで意地を張っていたものの、急に恐くなった哲平。瑠璃は自力で脱出することをあきらめ、大声で助けを呼ぶことに。しかし、誰からも気づいてもらえない。叫び疲れた瑠璃は、哲平が鳩海島出身で、島の不便さのために島を出て暮らしていることを知った。島で祖父を亡くしたために、島を嫌いになり意地悪をしていたと謝る哲平。哲平はお守りのシーサーのストラップを瑠璃に渡し、二人は仲直りする。
一方、哲平たちが出て行ってしまったことに気がついたさなえは、川島にも手伝ってもらい、子供たちを捜していた。勇造や恵も瑠璃がいなくなったことを知り、捜索に出かける。瑠璃たちの泣き声で、さなえと川島はようやく2人を見つけ、何とか助け出すことができた。ようやくほっとした一同。その時、さなえが瑠璃をぶった。「なんで知らせてくれなかったの!」。もっと先生を信じてと泣いて瑠璃を抱きしめるさなえ。そんなさなえに、瑠璃は改めて温かさを感じた。
翌朝、共同学習が終わり哲平たちは帰ることに。その時、哲平がシーサーのストラップを瑠璃にプレゼントしたのだった。

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第5話 もう二度と逢えない

あらすじ

美月(井川遥)の妊娠が発覚。治衛(平泉成)や壮平(塩見三省)はもちろん、勇造(緒形拳)や恵(倍賞美津子)は大喜び。さっそく仲間家で祝いの会が開かれることになる。しかし、美月の妊娠を知らされた茂(賀集利樹)はびっくりして逃げ腰になる。宴会の席で美月を責め、「俺は知らない」と家を飛び出してしまった。2人を祝うために集まった人たちは呆然。居たたまれなくなった美月は、「すいませんでした」と言い残して出て行ってしまった。その様子を見ていた奈津美(西山繭子)は、慌てて後を追い、自分の過去の秘密を明かして子供を生むよう勧める。しかし、茂に否定され捨てられることが恐い美月は、すっかり落ち込んでしまった。

そんな中勇造は、那覇の子供たちが帰って以来何となく元気のない瑠璃に、三線を教える。さっそく学校でさなえ(小西真奈美)に、三線が弾けるようになりたいと話す瑠璃。瑠璃の嬉しそうな様子に、さなえも一緒に練習することにするが、埒が明かない。それを見た島一番の三線の名手・治衛は、瑠璃に三線を教えることに。瑠璃は、勇造をびっくりさせようと勇造には内緒で練習をすることにした。

まもなく、浜辺で熱心に三線の練習をしていた瑠璃だが、ふと目をあげると、そこには美月が。なんと、海へ入って自殺を図ろうとしているのだ。あわてた瑠璃は、美月の名前を呼びながら必死で後を追うが、海の中で足をとられてしまい―。

そんな瑠璃をさらに川島が追いかけた。瑠璃の必死の呼びかけに、美月はついに立ち止まる。ようやく助けられた美月は、茂がいなくなったらまた1人になってしまう、と泣きだした。しかし瑠璃が言う。「美月さんはひとりじゃない。みんながいる」
その夜、瑠璃の部屋に泊まった美月。翌日、瑠璃は美月からの手紙を発見する。そこには島を出て1人で子供を育てるという美月の決心が綴られていた。それを読んだ瑠璃はすぐに茂の元へ走った。「私、寂しいってどういうことか知ってるよ!美月さんにもう一生会えなくてもいいの!?」その声に励まされ美月を追いかける茂。美月を乗せた郵便船を追いかけ、海に飛び込んだ。
「俺の子供を産んでくれよ。一緒に子育てしてくれ!」
その頃、東京では、娘のいずみ(永井杏)をさがしていた照明(小日向文世)が不良少年グループに取り囲まれ、暴行を受けていた。必死で助けを呼ぶ照明の声だけがむなしく響き…。

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第6話 涙の再会 届け父の愛

あらすじ

東京の警察から川島(竹野内豊)に電話が入った。なんと、照明(小日向文世)が少年グループに襲われ入院したのだという。事情を知った勇造(緒形拳)と恵(倍賞美津子)は、川島に東京までの交通費を渡し、照明に付き添ってやって欲しい、と頼む。勇造の思いを知り断われない川島は、翌日の早朝、島を出発。しかし、そのやりとりを見ていた瑠璃は、自分も東京に行くため皆に内緒で同じ船に乗った。

結局、2人で一緒に照明の病室を訪ねた瑠璃と川島は、照明が娘のいずみ(永井杏)と再会できていないことを知る。父娘を会わせるために、瑠璃と川島はいずみを探しにいった。いずみを見つけた瑠璃と川島は、さっそく照明に会って欲しいと話す。だがいずみは、母親から照明と自分は血が繋がっていないと聞かされており、“あの人”とよそよそしく呼んで会うことを頑なに拒絶。瑠璃は、いずみに自分と重なる思いを感じ、それ以上何も言えなくなってしまう。

がっかりする瑠璃を、川島はいずみの心がほぐれるには時間が必要だと慰める。さらに、瑠璃と川島は、心配して追いかけてきた勇造と合流、照明にはいずみが留守だったと告げた。3人で照明を励ます中、瑠璃は、照明の荷物に入っていた手紙の束を発見。それは、照明がいずみに宛てて書いたたくさんの手紙。中には転居先不明で戻ってきているものもある。それを見た瑠璃は、「絶対に連れて来る!」と言い残し、手紙の束を持って病室を飛び出し―。

しかし、いずみは「関係ない」と言い張り、食い下がる瑠璃を突き飛ばしてしまう。それでも瑠璃はいずみのためにと手紙を読み始めた。「いっちゃん、お元気ですか…」瑠璃の声にいずみは足を止めた。泣きながらも手紙を捨てようとするいずみ。しかしできない。瑠璃は必死に訴える。「お父さんじゃなきゃこんなことしてくれないよ!血が繋がってないとか関係ないよ!」

やがて、勇造と川島が付き添う照明の病室がそっとノックされた。現れたのは、瑠璃、そして・・・いずみ。すぐには信じられない照明。いずみは、お母さんに悪いと思って返事を書けなかった、ごめんなさいと泣いた。そんないずみを、照明は微笑んで抱き寄せた。

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第7話 台風の夜 永遠の別れ

あらすじ

島の一大イベントの豊年祭が近づいてきた。瑠璃(成海璃子)は、治衛(平泉成)の家に里子に来た7歳の暁(内田流果)が小学校に通うことになり大喜び。弟のようにかわいがり、豊年祭で一緒に三線を弾こうと計画する。しかし実は、暁は、治衛が別の女性との間に作った子供。石垣島に住む遠縁の子供として、妻の佳枝(市毛良枝)には説明し、島の人々もそう信じていた。

公民館で行われた豊年祭の準備会では、フリージャーナリストの野々村(高杉亘)という雑誌記者が取材に入り、治衛や壮平(塩見三省)は大張り切り。ところが、野々村が、里子を連れてくることは島民のエゴではないか、と口にしたことから準備会は大モメになる。治衛と壮平の言い争いになり、そんな中、東京に住む娘のいずみ(永井杏)から手紙が来たと喜ぶ照明(小日向文世)のことを誰も相手にしなかった。

一方、佳枝は、暁が治衛の実の子ではないかと疑い始めていた。偶然、壮平から事実を聞いてしまった佳枝は、自分の想像が当たっていたと知り愕然。治衛が今まで秘密にしていたことに大きなショックを受ける。

豊年祭の準備で忙しい島に、台風が近づいていた。勇造(緒形拳)は、家中の雨戸を閉めて台風の備えを進める。川島(竹野内豊)も、勇造から方法を教えてもらい同居する照明の家の守りを固めた。

そのころ照明は、風雨が強まる中、ヤギを追ってまだ外にいた。祭りの道具が濡れそうになっていることに気がついた照明は、体を張って守ろうとするが―。

次の瞬間、暴風で電柱が倒れ照明を直撃。照明はそのまま倒れこんでしまう。そのころ、川島は照明の帰りが遅いのを心配し、探しに出かけていた。雨にうたれ横たわっている照明を発見した川島は、必死で呼びかけるが、照明が答えることはなかった―。
照明の訃報をきいて、島民たちが集まる中、瑠璃はあまりの事態を信じられず呆然としていた。そんな中、川島が照明のポケットから手紙を発見。それはいずみからの手紙。鳩海島で一緒に暮らすので待っていてください、という内容だった。島民たちが涙に暮れる中、瑠璃は、照明は死んでないと泣きながら言い張った。自分を『瑠璃ちゃん』と呼んでくれる人がまた減ってしまう、もうそんなのは嫌だという瑠璃の泣き声だけが静かな部屋に響いていた。

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第8話 親子の絆 希望の叫び

あらすじ

島は豊年祭の準備で本格的に忙しくなった。勇造(緒形拳)の娘・貴子(純名りさ)も手伝いのために里帰り。瑠璃(成海璃子)は、島に残った照明の娘・いずみ(永井杏)と一緒に餅作りに加わるものの、照明(小日向文世)が亡くなった悲しみから未だ立ち直れずにいた。沈んでいる瑠璃に、カマドおばぁ(吉田妙子)が島の言い伝えを教える。死んだ人は天国に行く前に、自分たちのすぐそばで生きているというのだ。その話を聞いた瑠璃は、優しかった照明の姿を思い浮かべながら、自分もこの話を信じてみようと思った。

一方、妻・佳枝(市毛良枝)の駆け落ちを知った治衛(平泉成)は、誰にも言えずに大慌て。しかし、治衛の実の息子・暁(内田流果)は、自分のせいで佳枝が出て行ったと気づき落ち込んでいた。それを知った瑠璃は、暁を弟にすると言って励ます。しかし、そんな瑠璃たちの様子を、取材のため島に滞在していた野々村(高杉亘)が追いかけていた。野々村は、島が里子を集めることに疑問をもち、取材を進めていたのだ。さらに野々村はいずみのことも追いかけ、里子になる理由を問いただそうとする。

そんな中、風邪気味だった暁が高熱を出して倒れる。勇造は暁を治衛の家に運び込むが、佳枝の家出に落ち込んでいる治衛は留守。熱にうなされる暁は、何事かうわ言を言っている。それを聞き、ある事に気付いた瑠璃は、家を飛び出し、勇造は慌ててあとを追う。月明かりの中、二人は必死になって…。
翌日、観光客が集まり、広場では豊年祭のリハーサルが進む中、野々村は島民たちの前で瑠璃たちにカメラを向け、取材しようと迫る。それを見た勇造は、子供をそっとしておいて欲しい、と野々村に頼み込む。だが、野々村はそんな勇造にもカメラを向ける。これを見ていた川島(竹野内豊)は激情して、思わず野々村を殴り――。

そのまま2人はもつれ合い殴りあう。周囲の人々も気づき、広場は騒然。しかし、そんな大人たちに瑠璃が叫んだ。「ここは何もない島じゃないよ!島に来て、自分が大切にされていると初めて思ったの。それは、何もないことじゃなくて、すごくたくさんあるってことだと思う―」。瑠璃に続いていずみと暁も言う。「私もこの島が好きです」「おじさんもおばさんも、みんな大好き」。
子供たちの声に言葉を失う野々村。島民たちはそれぞれの思いをかみしめる。広場は、改めて祭りの賑わいを取り戻した。その時、騒ぎを聞きつけた警官が川島のところに近づいた。「君、名前は?」「高原、信です」―。静まり返る島民たち。連行されていく川島の背中に、瑠璃の「川島さん!」という声だけが響いていた…。

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第9話 信じる心 悲しい真実

あらすじ

川島(竹野内豊)が西表の警察署に連行され、取り調べを受けている間、ついに“高原信”の居場所を探し当てた美穂子(さくら)が島にやって来た。美穂子は、信は死んだ自分の兄・川島達也(金子昇)の友人だと説明。警察は達也の死を自殺と断定したが、達也の死の日から信がいなくなったという。それを聞いた島民たちは、川島が“本物の川島達也”を殺して鳩海島に逃げて来たのではないかと疑いはじめる。

島民たちに噂が広まる中、何としても川島を信じたい瑠璃だが、不安は募るばかり。そんな瑠璃の苦しみに気付いた小浜(岸部一徳)は、川島を信じるようになったきっかけを思い出そう、と力づける。しかし、ついに瑠璃(成海璃子)は、東京で何があったのか、直接美穂子から真相を聞こうと決心する。

一方、美穂子は川島が島にいないことを知り、川島を追って西表の警察署へ行くことに。そんな美穂子と入れ違いに、勇造(緒形拳)と共に川島が島に帰ってきた。しかし、瑠璃は美穂子から話を聞いたことで、どうしても川島を信じることができず避けてしまい―。

川島が居なくなってしまうことが怖いという瑠璃。勇造は、瑠璃に全てを打ち明けるために川島が帰ってきたんじゃないかと助言する。川島の思いを受け止めてあげることが、人を好きになるということだという勇造だが、瑠璃はまだその勇気が出ない。
そんな瑠璃に、西表島から戻った美穂子は東京に帰ると告げる。鳩海島は、兄・達也が生まれた地だとわかったというのだ。兄の代わりに信がこの地に来て、兄の分まで生きてくれた、という美穂子。それを聞いた瑠璃は、川島に会おうと決心し、勇造と共に川島の元へ行く。
川島は親友の達也とともに美容院を共同経営していたが、バイクで一緒に事故にあい、達也だけが利き手を負傷しハサミを持てなくなった。それに悲観して自殺未遂を起こし半身不随になった達也が自殺しようとした。川島は、達也を助けられず死なせてしまったと話す。東京に戻って警察に行くという川島に、瑠璃はどこにも行かないでと泣いて縋るが――。

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第10話 この島がくれたもの…いつかまた逢える

あらすじ

島民たちの間に、信(竹野内豊)への不信感がますます高まった。自治会長の治衛(平泉成)と壮平(塩見三省)は、そんな声を代表して、勇造(緒形拳)に信へ島を出て行くように促して欲しい、と頼む。話を聞いてしまった瑠璃(成海璃子)は、一人で信が無実だと訴える。
そんな中、瑠璃の母・直(西田尚美)が突然島にやって来た。なんと、直は改めて瑠璃を引き取り、東京で一緒に暮らしたいと言うのだ。母の再婚のために一度は捨てられた瑠璃。あまりに身勝手な母親の発言に、瑠璃は家を飛び出してしまう。

信に瑠璃は、本当の自分でいられる場所にいたらいいと言われる。職員室では、さなえ(小西真奈美)が何度も書き直した中学校設立の嘆願書を発見。その困難さをかみしめる。勇造は、どこに居たってそこにしっかりたっていればそれでいい、と励ます。漁をする二人はまるで本物の親子の様。一方、浜辺では直がその様子を見つめていた。

その晩、瑠璃は直と散歩にいくことに。直は、勇造と瑠璃を見て、入り込む隙間がなかったと告白。瑠璃が島の子になっていくことをさびしく思ってもいた。眠っている直の横で、瑠璃は勇造と恵が話すのを聞いていた。年はとったが、瑠璃がいるならもうちょっと漁ができるようにがんばらないと、と話す二人と実の母の間で揺れる。しかし、鳩海島に中学校が再興されなければ、一家で島を出て西表島の中学に通わなければいけない。勇造夫婦に迷惑をかけられないと、瑠璃は、さなえ(小西真奈美)に相談しにいく。さなえは、絶対に何とかすると約束するが、中学校再興のめどが立っていないことを知った瑠璃は、落胆する。
勇造と恵に挨拶し帰路についた直だが、瑠璃はそれを追いかけて船に飛び乗った。仲間家にはさなえから「瑠璃がまだ学校に来ていない」との電話が。島中にはあっという間に瑠璃が母親と帰ったのではないかという噂が広まる。仲間家に集合する島の面々。しばらくすると、そこにうなだれて帰ってくる瑠璃。中学校の設立を嘆願に石垣島に行っていたが、門前払いされて帰ってきたのだ。

瑠璃はそんなことしなくていい、とかばう一同に「もうおじさんおばさんに迷惑かけられないんだよ!」と叫ぶ瑠璃。鳩海島にいたいと言う瑠璃を、一同は島の子、みんなの子だと受け入れ、団結する。その夜、瑠璃は久しぶりに勇造と恵の寝室に来て、3人は川の字で寝ることに。家族の暖かさを両手に抱え眠る瑠璃。

旅立ちの日、島に別れを告げる信の姿があった。鳩海島が生きることを教えてくれたと、そのすべてに感謝している。勇造、恵、瑠璃はまた会えることを約束し、出発する信を見送った。島の人たちもにぎやかに彼を送り出している。進んでいく船にいつまでも手を振っている瑠璃の目には、本当の高原信が映っていた。

3月。
突然、直から電話が入る。鳩海島を紹介した雑誌が施設の園長先生の目に入り、子供が何人も来るというのだ。涙が溢れる瑠璃。卒業式では「私たち、鳩海中学校に行きます!」と答辞を読むことができた。しかし、そこで聞いたのはさなえが転任するという事実。二人は海を見ながら、素直な時間を過ごした。

しかし翌月、鳩海中学校の入学式には、再びさなえの姿が。なんと中学校の先生になって戻ってきたのだ。また、頭の痛い学校生活がはじまる。

そのころ信は海の見える美容院で髪を切っていた。三線を引きながら信のことを考える瑠璃。この島でもう一回始まった自分に、信を重ねながら。

船を操る勇造と、船首に立つ瑠璃。その表情は凛々しく、瑠璃がたくましさにあふれた元気な島の子に成長したことを物語っている。

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引用元:番組公式サイト

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