2012年4月〜6月に放送されたドラマ『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』。
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ドラマ『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』はどんな作品?
話数 | 全11話 |
放送年 | 2012年4月期 |
放送枠 | フジテレビ系火曜22時 |
原作 | 川渕圭一「研修医純情物語〜先生と呼ばないで〜」「ふり返るなドクター〜研修医純情物語〜」 |
脚本 | 古家和尚 |
演出 | 三宅喜重 白木啓一郎 |
音楽 | 菅野祐悟 |
主題歌 | サカナクション「僕と花」 |
キャスト | 草彅剛 水川あさみ ミムラ 田辺誠一 八乙女光 松平健 |
主人公
名前(演) | 紺野 祐太(草なぎ剛) |
年齢 | 37 |
職業など | 東央医科大の研修医 |
あらすじ
今回演じるのは37歳の脱サラ研修医。意外にも今回が初の医者役となる。
また、生き方や考え方の違いから、草なぎ演じる主人公と何かと衝突する同期の研修医役に水川あさみ、主人公を支え励ます恋人役にミムラ、職人肌で一匹狼の准教授役に田辺誠一、そして主人公と対立する野心家の教授役に松平健といった豪華キャストによる“病院ドラマ”をお楽しみに!
草なぎ演じる紺野祐太(こんの・ゆうた)は、食品メーカーに勤めていた元サラリーマン。ある出来事をきっかけに脱サラして医学部に再入学し、37歳で晴れて医師となる。「一日も早く、一人前の医者になりたい!」そんな思いで、研修医として大学病院に赴任するも、そこで目の当たりにしたのは摩訶不思議な“大学病院の常識”の数々だった。
数十年前にタイムスリップしたかのような過酷な労働条件、「患者(の患う病)は研究対象」としか見ていない医師たち、そして医師と患者に負担を強いるだけの教授回診…。
そんな大学病院のあきれた現実を知った祐太は、自らの社会経験を武器に、一つの信念に目覚めていく。時に年下の上司に否定され、時に教授と対立しながらも“患者が本当に求めている医療”を模索していく祐太。
そして、その命の現場で出会う数々の喜び、葛藤、苦悩。一回り以上も年の離れた同期研修医との対立と共感。医師を志すきっかけとなった恋人との間に入る亀裂…。
このドラマは、自らの信念のもとに突き進む37歳脱サラ研修医の、医師として、そして一人の人間としての成長を描くヒューマンラブストーリーだ。
この主人公の姿を通して、“人はいくつになってもやり直せる!”というメッセージを視聴者の皆さまにお届けする!
草なぎが演じる祐太は「総合内科病棟」の研修医だが、この「総合内科病棟」には豪華キャストがそろった。生き方や考え方の違いから祐太と何かと衝突する同期のエリート研修医を水川あさみ。口が達者で要領のいい研修医を八乙女光(Hey!Say!JUMP)。どこか気弱でいつもオドオドしている研修医を桐山漣。小心者でいつも教授の顔色をうかがう祐太の指導医を斎藤工。教授の腰巾着の医局長を鈴木浩介。教授とは距離を置く職人肌で一匹狼の准教授を田辺誠一。そして患者をモルモットのように扱い、祐太と対立する野心家の教授役を松平健が演じる。
このメンバーによって、繰り広げられるさまざまな人間模様からも目が離せない。
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『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』の各話あらすじ
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第1話 僕は自分をやり直す為に医者になった
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あらすじ
東央医科大学病院に新しい研修医がやって来る日、総合内科病棟に白衣をまとった紺野祐太(草なぎ剛)の姿があった。研修医の沢村瑞希(水川あさみ)、下田健太郎(八乙女光)、谷口篤志(桐山漣)は先輩の医師だと思って挨拶するが、同じ研修医だと自己紹介されて驚く。さらに、年齢を聞いて呆気にとられる瑞希たち。祐太は37歳だった。祐太は大手食品メーカーに勤めていた元サラリーマン。ある出来事をきっかけに30歳で会社を辞めて医学部に入り、37歳でようやく研修医になったが、瑞希ら若い研修医たちの中では明らかに目立つ存在だった。
初日の勤務が始まって早々、祐太は内科トップの佐伯毅彦教授(松平健)、腎臓内科の森下和明准教授(田辺誠一)らが治療方針を話し合うカンファレンスの席で、会議のやり方が効率的でないと意見し、指導医の新見悟(斎藤工)を慌てさせる。
その夜、研修医たちは居酒屋で親睦会を開く。その席になぜか看護師長の相澤直美(真飛聖)が。直美は祐太の高校の同級生で、そのことに気づかない祐太に業を煮やして押しかけてきたのだった。
飲み会を終えてアパートの部屋に戻った祐太は、恋人の葛城すず(ミムラ)に初日を終えたことをメールで報告し、「無理はしないで」というすずの温かい返信に励まされる。
翌日、祐太は担当する患者・多田守(北村総一朗)の妻(岩本多代)から相談を受ける。多田は脳出血の後遺症で口から食事を摂ることが困難になっていた。そのため、チューブで胃に直接栄養を送れるようにする「胃ろう造設」の手術を受けることになりそうだが、それでは普通の食事ができる日を楽しみにリハビリを続けている夫がかわいそうだというのだ。
そんな中、新見は手術を決定。祐太は患者の意見を尊重して回復の見込みをくわしく調べるべきだと主張し、新見を怒らせてしまう。さらに、多田の病室を訪れた佐伯までもが、手術の判断は新見に任せるという。「ちゃんと診察をお願いします!」と思わず声を上げ、佐伯に食ってかかる祐太。医師や看護師たちが凍りつく中、祐太は森下から「後で私のところに来なさい」と呼び出されてしまう。
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第2話 医者も接客業です
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あらすじ
患者とのコミュニケーションを深めようと、入院患者全員に朝の挨拶回りを始めた祐太(草なぎ剛)。だが、担当外の患者に薬を処方したことから、新見(斎藤工)と医局長の中島(鈴木浩介)に「担当外の患者への処置はルール違反」と厳しく注意されてしまう。ところが、反省はするものの「明日からは治療以外のことで相談に乗る」と挨拶回りは続けようとする祐太に、下田(八乙女光)は呆気にとられるばかり。ある日、すず(ミムラ)が祐太の勧めで森下(田辺誠一)の治療を受けることになった。診察にあたった森下は治療の不安を取り除こうと丁寧に話を聞き、すずを安心させる。そんな森下の患者に対する姿勢に、祐太は尊敬の念を抱くのだった。
その夜、研修医仲間や直美(真飛聖)と居酒屋で飲んでいた祐太は、下田や谷口(桐山漣)に聞かれるまま、7年前のすずの事故のことを話す。すずを治療するため医者を目指したという祐太の話に、下田らは感動。だが瑞希は、医師としての理想を追うあまり新見らと衝突する祐太に「それで研修をフイにしたら、辛い思いをするのは彼女」と冷静に言い放つ。
翌日、糖尿病患者の桑原拓真(徳井優)が内科病棟に入院し、瑞希が担当になった。挨拶をしようと桑原を訪ねた祐太は、十分な説明も受けられないまま入院を決められ、不安に陥っていた桑原から相談を受ける。
そんな折、祐太は下田や谷口、新見から苦情を訴えられる。祐太が朝の挨拶回りで「何でも相談に乗る」と言ったせいで、患者たちが研修医に使い走りを頼んだり、病状の悪化を勘ぐって疑心暗鬼にとらわれたりしているというのだ。新見に挨拶回りを禁止され、瑞希には「私の患者には近づかないで」と釘を刺されて返す言葉もない祐太。さらには、森下からも「研修医はまず仕事を覚えるのが先」と叱咤される。
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第3話 医者である前に、人である前に
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あらすじ
名刺を配り始めた紺野祐太(草なぎ剛)は患者たちの間で人気者に。毎朝の挨拶回りもすっかり定着し、入院患者は祐太の訪問を心待ちにしていた。ある日、すず(ミムラ)が休職中の仕事に復帰したいと言い出した。病状の悪化を心配するすずの父・博昭(志賀廣太郎)に頼まれたこともあり、祐太は復職をあきらめるよう説得するが、すずは反発。2人は険悪なムードになってしまう。
そんな折、祐太は、中島(鈴木浩介)と新見(斎藤工)が末期の膵がん患者・木島啓一(甲本雅裕)に転院を勧めようとしていることを知る。回復の望めない治療を続けるより、ホスピスで最期のケアを受けさせるべきというのだ。しかし中島らの本当の意図は、助からない患者を追い出してベッドの稼働率を上げることだと直美(真飛聖)から聞かされ、祐太は憤りを覚える。
明くる日、新見は木島に転院を勧め、病気が治る見込みはないと宣告。祐太は新見の無神経さを責めるが、「根拠もないのに『治る』と言う方がよっぽど無責任」と一蹴される。
新見に反感を抱いた祐太は、木島を助けられる転院先を探そうと、膵がん治療に実績のある病院に片っ端から連絡を取り始める。またも独断で突っ走る祐太を瑞希(水川あさみ)ら研修医は止めようとするが、祐太は聞く耳を持たない。そんな折、途方に暮れる木島の妻と幼い娘の姿を見かけた瑞希は、ある思いに突き動かされ、がん治療の研究グループに携わる母校の先輩を祐太に紹介するのだった。
翌日、祐太はカンファレンスで、新薬の投与を木島に提案したいと発言。しかし、その新薬は副作用も強く、日本では未認可。瑞希の母校の大学病院で治験が行われているが、効果が出ずに数日で死亡する患者もあった。
中島と新見はリスクが高すぎると猛反対。だが佐伯(松平健)は「使うかどうかは患者が決めること」と、木島の意思を聞いてみるよう祐太をうながす。意外な反応を見せた佐伯の真意が掴めず、戸惑う医師ら。
この後、祐太は木島に新薬の効果と危険性を説明し、投与を提案。木島から「紺野さんが『治る』と言ってくれるなら使います」と言われて言葉に詰まる。
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第4話 医者として僕はそこに線を引く
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あらすじ
木島(甲本雅裕)が亡くなったショックから立ち直れない祐太(草なぎ剛)は、仕事中もどこか上の空で、元気がなく、心配するすず(ミムラ)や直美(真飛聖)からの言葉も素直に聞くことができない。ある日、数年前に引退した大女優・羽山早苗(江波杏子)が内科に入院し、祐太が担当になった。早苗は肝臓がんの手術のために外科に入院していたが、すでに治療ができない末期の状態で、ホスピスに移るまでの間、内科で預かることになったという。祐太は見舞いに来た家族に病状を説明しようとするが、家族は話を聞こうとせず、病気のことは本人に話して欲しいと告げて逃げるように帰ってしまった。家族の対応に違和感を覚える祐太。
同じ頃、内科に吉野香織(岡野真也)という大学生の患者が入院し、下田(八乙女光)が担当になった。香織は就職の内定を取り消されたうえに恋人に振られて自殺を図り、一命は取り留めたが、その後の検査で腎臓疾患の疑いがあるという。そこで内科に移されてきたのだが、香織は治療を拒否。院内で再び自殺を図りかねない精神状態だが、家族は体調不良のため引き取りにも来られず、下田は香織の扱いに困り果てていた。治療を勧めても耳を貸そうとしない香織に対して下田は、思わず「世の中には一生ものの怪我や病気を抱えている人もいるのに、仕事とか彼氏とかそんなことで命を粗末にするのは理解できない」ときつい言葉を投げかけてしまう。
その直後、香織が病室から姿を消した。研修医たちは必死に香織を探す。その頃、病室を抜け出してトイレでタバコを吸っていた早苗は、うつろな表情の香織と鉢合わせする。
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第5話 医者から近くて遠い存在
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あらすじ
いつものように看護師を伴い、患者の診察を行う研修医たち。薬の処方にはミスがないよう、研修医が指導医の新見(斎藤工)に分量を確認し、看護師に指示することになっていた。そんな中、谷口(桐山漣)は新見から誤った処方量を伝えられるが、「確認したんだから間違いない」とそのまま看護師の寛子(藤本泉)に指示してしまう。
不審に思った直美(真飛聖)が中島(鈴木浩介)に確認したことから処方ミスは免れたが、新見は間違えた覚えはないと言い張り、谷口も正しい分量を寛子に指示したと嘘をついて責任逃れをする。結局、寛子が指示を聞き間違えたことにされ、ミスをなすりつけられてしまった。
この一件で直美と谷口は険悪なムードに。看護師がミスを押しつけられることは日常茶飯事だと祐太(草なぎ剛)に話し、医師への不信感を露わにする直美。さらに、看護師は医師よりも患者の状態に神経を尖らせていると言い、祐太の担当患者にマイコプラズマ肺炎の兆候があると教える。
そんな折、直美の娘・葵(大出菜々子)が病院に現れた。直美は5年前、有名医師の夫と離婚。葵は父親に引き取られていたが、再婚を決めた父親に反発して家出してきたらしい。職場に転がり込んできた娘に困り果てた直美は、研修医のいる医師控え室に預けることに。下田や谷口は迷惑顔。瑞希(水川あさみ)はまだ11歳ながら大人のように冷めたことを言う小生意気な葵にあ然とするばかりだ。
一方、祐太は直美が異変に気づいた患者の再検査を新見に申し入れる。新見は「ナースが言ったことなんて」と突っぱねるが、森下(田辺誠一)が聞きつけて再検査を実施。その結果、患者は直美の読み通り、初期のマイコプラズマ肺炎と判明した。
看護師と連携して治療を進める重要性を痛感した祐太は、直美に頼み込み、一緒にカンファレンスに出席し、佐伯教授(松平健)にある提案をするのだが…。その結果で直美と祐太の間にも深い溝が生まれてしまうことになる。無料動画
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第6話 僕が医者になった本当の理由
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あらすじ
瑞希(水川あさみ)と谷口(桐山漣)が出かけたショッピングモールで男性が倒れる騒ぎが起こる。瑞希はすぐに駆けつけて応急処置を行い、男性を救うが、谷口はうろたえておろおろするばかり。その様子を撮影したネット動画が公開されたことから、谷口の失態は広く知れ渡ってしまう。
新見(斎藤工)から「恥さらし」と叱責され、医大の学生からも祐太(草なぎ剛)らほかの研修医に比べて「仕事ができない」とバカにされて落ち込む谷口。さらに、患者に処置が下手だと指摘されたことに腹を立て、患者と口論に。そんな谷口を心配した祐太はなだめようとするが、「僕は紺野先生みたいに立派な人間じゃない」と反発され、とりつく島もない。
そんな折、内科病棟の特別清掃が行われることになり、清掃業者が下見にやって来た。そのスタッフの中に、祐太を恨めしげに見つめる倉田誠(浅利陽介)がいた。その姿に過去の苦い経験を思い出し、ハッとなる祐太…。
翌日、谷口と口論になった患者が退院することに。瑞希は患者を見送って和解するよう谷口をうながすが、谷口は「医者と患者がなれあう必要なんかない」と頑ななままだ。
一方、直美(真飛聖)のもとに看護師が慌てた様子で思わぬことを知らせに来た。『紺野祐太先生は人殺し』と大書きされた怪文書が、廊下やトイレ、患者の病室など院内のいたるところにバラ撒かれているというのだ。
すず(ミムラ)の為に、医者になったと思われていた祐太であったが…。
彼が、37歳で医者になった本当の理由が明らかになる。無料動画
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第7話 医者としてでなく人として僕は…
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あらすじ
突然、祐太(草なぎ剛)のアパートを訪ねてきたすず(ミムラ)は、久しぶりにゆっくり話がしたいと部屋に泊まることに。瑞希(水川あさみ)は2人の様子が気になって仕方がない。深夜、隣で眠る祐太の寝顔を見つめていたすずは、祐太の名前を呼ぼうと口を動かすが、やはり声は出せず、悲しげな表情を浮かべる。
翌朝、児童館に出勤し、体調悪化のため再び休職することを職員に伝えるすず。アルバイトの契約が切れる林田(阿部力)も児童館を辞め、気ままなひとり旅をするため海外に行くという。林田は、すずを病院に運んだときに祐太から名刺を渡され、また体調を崩すようなことがあればすぐに連絡をもらいたいと頼まれたことを明かす。そんな祐太の行動を知ったすずは複雑な思いにとらわれる。
一方、東央医大病院では、学部長選を目前に控えた佐伯(松平健)が、内科の利益が落ちていることに焦りを覚えていた。このところ入院患者の在院日数が伸びてベッドが空かず、新規の患者を受け入れられないことが原因だった。佐伯は、祐太の影響で患者と親しく話をするようになった研修医たちを問題視。治療にかかる時間を長引かせる原因と考え、患者との交流を控えるよう釘を刺す。
そんな中、祐太は、林田から障害を抱える者と健常者の間には越えられない線があると告げられ、祐太もそれを自覚しなければ、すずを苦しめることになると言われる。無料動画
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第8話 医者と患者が向き合うことの意味
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あらすじ
祐太(草なぎ剛)からプロポーズを受けたすず(ミムラ)は実家を出て祐太のアパートで一緒に暮らし始める。祐太の食事を作り、かいがいしく世話を焼く生活にすずは充実感を覚えていた。
そんな折、佐伯(松平健)の高校時代の恩師・伊達(竜雷太)が、外来で佐伯の診察を受け、入院することになった。ところが伊達は事あるごとに「佐伯君を呼べ」と言うばかりで、看護師や担当の下田(八乙女光)を罵倒するなどやりたい放題。検査すら拒否する伊達を看護師や下田は“モンスターペイシェント”と呼び、扱いに困り果てていた。
しかし、来月に迫った学部長選挙が一番の関心事である佐伯は、下田らに伊達の対応を押しつけ、自分は病室に顔を出そうともしない。祐太は伊達を訪ね、検査を受けるよう説得するが、伊達はやはり佐伯を呼べと言い張るばかり。さらに、祐太に渡された名刺をゴミ箱に放り込み、自分の教え子には弁護士やマスコミの人間もいると権威をひけらかすと、「もしわしの体に何かあったら、この病院を訴える」と凄んでみせる始末だ。
その頃、祐太と下田は伊達を見舞いに訪れた妻の由美恵(田島令子)に会っていた。由美恵によれば、教え子たちの活躍を何よりも誇り思っている伊達の一番の自慢は、大病院で出世した佐伯。伊達はそんな佐伯の診察を受けるため、東央医大病院の外来を訪ねたのだという。
明くる日、カンファレンスの席で、伊達が検査を拒み続けているせいで治療が遅れていることが問題になる。検査を受けるよう伊達を説得して欲しいと祐太にうながされた佐伯は、ようやく伊達の病室を訪れるが…。無料動画
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第9話 医者も一人の弱い人間という現実
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あらすじ
佐伯教授(松平健)の高校時代の恩師である伊達(竜雷太)が亡くなった。
新しく准教授となった中島(鈴木浩介)のお披露目勉強会に出席していた佐伯は、伊達が亡くなった知らせを受けるが、意に介さず勉強会という名の酒宴を続ける。
祐太(草なぎ剛)は「佐伯の医療ミス」という疑念を持ち、瑞希(水川あさみ)に相談するが、「これ以上この問題に首を突っ込まないように!」と釘をさされる。
佐伯教授の医学部長選挙を間近に控え、中島を先頭に伊達に関する情報にかん口令が敷かれる東央医科大学内科病棟。しかし、研修医たちを中心に動揺が走っていた。伊達の担当医であった下田(八乙女光)は、責任の重さに押しつぶされそうになっていた。そして、伊達のお通夜に向かう。
一方、伊達の「死」に心ここにあらずの祐太は、一緒に暮らし始めたすず(ミムラ)の体調まで目が行き届かない。
そんな折、すずが東央医科大学病院に緊急入院することとなり、祐太は…。無料動画
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第10話 医者が忘れてはいけないその重み
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あらすじ
急死した伊達(竜雷太)に誤診があったのではないかという由美恵(田島令子)に対し、中島(鈴木浩介)らは“伊達が検査を拒否していたため病気の発見が遅れた”と説明。病院側に落ち度はないと主張する。一方、祐太(草なぎ剛)ら研修医たちは佐伯(松平健)の医療ミスを疑っていた。
そんな中、下田(八乙女光)が辞表を提出。伊達の担当医として「ちゃんとケリをつけたい」と病院を去る。祐太は、佐伯に入院中のすず(ミムラ)を盾にされて動きを封じられているため何もできず、下田にかける言葉が見つからない。さらに、尊敬していた森下(田辺誠一)が「佐伯の後継者」で、祐太の口を封じようとしたことにショックを受け、混乱していた。
下田は由美恵に会い、裁判で佐伯の医療ミスを証言すると約束。研修医仲間にも、もう医者を続ける気はないと、その決意を伝える。医者の将来を捨ててまで自分の正義を貫こうとする下田の勇気に心を揺らす祐太は、そんな心の葛藤をすずに悟られまいとしていた。そんなある日、瑞希(水川あさみ)はすずから「転院したい」と打ち明けられる。
そしていよいよ、佐伯の医学部長選挙の日がやってきた…。無料動画
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第11話 僕が医者を続けるただ一つの理由
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あらすじ
7年ぶりに声を取り戻したすず(ミムラ)の容態が急変し、そのまま危篤状態に陥る。祐太(草なぎ剛)は意識の戻らないすずに付き添いながら、「患者さんが待っていますから」と周囲の反対を押して通常通りの勤務に就く。
一方、佐伯(松平健)は、伊達(竜雷太)の死を巡る医療訴訟問題を力づくで示談にまとめ、晴れて医学部長に就任。そんな折、下田(八乙女光)がカンファレンスの席で、由美恵(田島令子)から託された手紙を佐伯に渡そうとする。
それは、佐伯が若かりし頃、伊達に送った手紙だった。だが、佐伯は下田の行動に激昂し、その場で手紙を破り捨ててしまう。祐太と下田に絶望が広がったそのとき、突然、佐伯が腹部を押さえて倒れ…。無料動画
引用元:番組公式サイト
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ドラマ『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』の再放送に関する調査
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