Light Apprentice(ライト アプレンティス)

Light Apprentice(ライト アプレンティス)

パブリッシャー Amazu Media

ジャンル アクションRPG

物語に直面するのはアナタだ。敵の親玉を殺すのも、仲良くなるのも選べてしまうコミックアクションRPG!個人的名作!

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※このゲームは配信が終了したかURLが変わっています。

Light Apprentice レビュー

▲このダンジョンの空気感、痺れるわぁ。

信念を貫くことは、予想以上に難しい。

『Light Apprentice(ライト アプレンティス)』は、WEB漫画のようなアニメーション表現で展開されるコミックブックRPG。

300年もの永き眠りから目覚めし主人公ネイトを待ち受けていたのは、戦争によって破壊され尽くした荒廃世界だった。

生き残った3人の仲間と協力し、惑星の環境バランスを戻して世界を救えるかはアナタの選択次第となる。

かなり前からある作品だけど、2018年上半期に遊んだ中でも一番感銘を受けた“隠れた名作”なのでゼヒ紹介したい。

コマ単位で構成されたフシギ世界を歩こう

Light Apprentice レビュー

フィールドは漫画みたいに枠で区切られていて、他のコマをタップすると枠を跨いで別エリアに切り替わる。

アイテムの入った「宝箱」を発見したり、蒸気機関を制御する「バルブ」を見付けて解除したりする探索要素もあるぞ。

行く手を防ぐモンスターがいる場所は、勝利しないと先へ進めない。敵シルエットに触れるとバトルへ突入だ。

コマンドの戦略性とアクションの緊張感

Light Apprentice レビュー

バトルは王道的なターン制コマンド式だが、全ての行動時にミニゲームアクションが付属する。

たとえば近接攻撃ならタイミング、魔法スキルなら連打、必殺技なら弱点タップなど。技毎に判定方法が違うぞ。

「ガード」コマンド時もカウンターが発生し、成功で敵のスタミナを削る。ゼロになるとスタン状態になって数ターン動けなくできるぞ。

『Light Apprentice』は主人公として物語に直面し、悩みながら動かすのがとても面白い!

Light Apprentice レビュー

漫画風アドベンチャーにRPG要素を取り入れたシステムも素晴らしいけど、それ以上に選択の自由度が目を引いた。

たとえばイベントで敵が襲ってきた時に「戦うかor逃げるか」の2択となり、プレイヤーの選択によってストーリーは変化していく。

様々な場面で「殺すかor殺さないか」を提示され、選んだ結果はフラグだけじゃなく味方との関係にも影響を与えてしまう。

バトルにおいても攻撃せずに勝つことができ、ガードを続けて敵のスタミナを削ってからVサインを掲げれば非殺傷勝利になる。

相手がボスだろうとスタミナ切れは起きるので、その気になれば不殺でゲームを進められちゃうのだ。

何が正しくて、どちらを貫くべきか、曲げるべきか。興味が尽きない問題と悩みを味合わせてくれるゲーム性は強烈なオリジナリティとなっている。

古き良きゲーム愛に満ちた表現の詰め合わせ

Light Apprentice レビュー

「ポポロクロイス はじまりの冒険」や「ラクガキ王国」といったPS2時代の初期ソフトを彷彿とさせるローポリゴンの作風がマーベラス。

固定カメラっぽい演出やメニューUIなど、いたる所から往年のJRPGに対する多大なリスペクトを感じられる。

アクション要素が介入するコマンドバトルはシンプルながらも良く出来ているので、懐かしいプレイ感に微笑ましくなってしまうだろう。

適度な歯応えがゲームしている感を盛り上げる

Light Apprentice レビュー

マップ探索での宝箱やバトル勝利時に得た「ダイヤ」を使えば、ショップから消費品や装備アイテムを購入可能だ。

戦闘回数は大体限られているので、どのステータスを優先して上げるかといった育成プランが求められる。

難易度的には高くないけど、先を見据えつつどうやって攻略するかを考えるのも楽しいね。

ゲームの流れ

Light Apprentice レビュー

プロローグ。崩壊した世界で1人彷徨っていたトロベは、偶然にもクリスタルに保管されていたネイトを見つけ出す。

不殺プレイなど様々な要素から「Undertale」を連想してしまうが、なんと本作のほうが一年以上も早く世に出ている(初出版に限るが)。

Light Apprentice レビュー

序盤は洞穴から始まるのだが、そのまま怪しい研究所に続いていたりと掴みが素晴らしい。

英語はヒジョーに分かりやすい書き方。中学生程度の単語レベルだから諦めずに楽しんでほしい。

Light Apprentice レビュー

バトル画面。コマンド時に必ずミニゲームが挿入されるので油断ならない。

マンガ演出やマップ探索こそ特徴的だけど、プレイ感は2000年あたりのJRPGをほぼ完璧に再現している。

Light Apprentice レビュー

名作RPGではお馴染み、作風が変わる特殊なエリアもあるよ。

バトルシステムにも変更が加わるなど進める度に新しい面白さを魅せてくれる。

Light Apprentice レビュー

そして最大のテーマ、殺すか殺さないか。

普段できないことを実現させてくれるゲームは何時の時代も面白く、斬新な手法で我々を楽しませてくれるのだ。

後はアナタの目で確かめてくれ!(お約束)

『Light Apprentice』序盤攻略のコツ。

Light Apprentice レビュー

ストーリーの進行は「SAVE」と表示された時に初めて保存されるので、途中で止めるとデータに残らない。区切りまで進めてから終わろう。

もちろん殺傷数やヘイトカウントも引き継がれる。選択を誤っても取り返しの付かない場合が多いので、慎重に進めたい。

一章以降は買い切り型のアンロック方式。無料分だけでも衝撃を体感できるボリュームなので、気になったらまずは遊んでみてほしい。

相手次第ではスタミナ切れを狙うのが最適解

Light Apprentice レビュー

▲ガードでもダメージは喰らうので、HPには注意。

敵のHPを削り切るよりもスタミナを無くす方が簡単なので、非殺傷勝利は意外と効率的だ。

全員をスタンにした後は1人がVサイン(チェックコマンド)を決めるだけでOKなので、持て余した味方には回復魔法を頼むといい。

もちろん殺傷ルートへ進みたいのなら遠慮なく倒すべき。連打アクションのBURSTスキルはダメージが出やすいぞ。

攻撃か防御か、どちらに特化させるか決めよう

Light Apprentice レビュー

バトル中に選んだコマンド回数によって「熟練度」が上昇し、攻撃も防御も使い続けると効果が高まっていく。

したがって無駄なく伸ばすために、ゲームの初期段階から「殺すかor殺さないか」を決めてバトルスタイルを固めておきたい。

不殺ルートならショップで買うアイテムも防具だけで済むし、かなり実用的な攻略パターンとして成り立つのが面白いね。