FullFlat

新感覚なのに懐かしい現代のレトロゲーム！

『FullFlat』は全方位から押し寄せる敵を撃ち落とすシューティングゲームだ。

ショット（通常攻撃）は自動で、操作するのはスライドによる自機の移動とダブルタップのボム（必殺武器）。

無限に続くステージ、徐々に上がっていく難易度、そして痒い所に手を届かせない絶妙な操作感が80年代のゲーセンにあった筐体を想起させる。

思い通りに動けずヤキモキするが、敵を撃破した時の爆発とヒット音が脳に直撃してカタルシスを感じ、ストレスが一気に吹き飛ぶのだ！

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こだわり抜いたオリジナル素材

個人開発のゲームはフリー素材を上手に調理しつつ、個々の持ち味を発揮する場合が多い。

『FullFlat』を制作した開発チーム「101作業室」は本作が処女作で、グラフィックから音まで全て自前という力の入れよう！

特にドットで描かれた背景の惑星には目を奪われてしまった。

自分に合った難易度で遊べる

シューティングゲームの性として、要求されるテクニックを満たしていないとプレイが続かないケースがままある。

『FullFlat』もシューターが楽しめるよう意地悪な挙動を見せるが、EASYモードから始めれば不慣れな人でも十分堪能できる。

Easyで得意になった後、Hardで被弾の恐怖に晒されて絶望、そして発奮し永く遊べること間違いなし。

FullFlatの魅力はストレスと爽快感の化学反応！

基本的な攻撃はオートなので自機を敵に向けるだけの簡単なお仕事と思いきや、その独特な操作感が作用して思ったところにアタックしてくれないもどかしさがある。

大量の敵が迫り来る中、操作ミスで撃沈することが多々あって額に青筋が浮かぶこともあるだろう。

しかし攻撃がヒットした時のファミコン風エフェクトとSEが心地よく、ストレスを払っても返ってくるお釣りが上回るのだ！

ミサイルに波動弾！ダブルタップがいい感じ

ピンチに陥った際はボムをぶっ放して、こと無きを得るのがシューティングゲームのお約束。

『FullFlat』でも困った時の対処法として優秀かつエフェクトが派手で、雑魚敵が一掃される様は何度見ても気持ちいいもの。

ダブルタップの反応が良く、誤爆して不用意に打つこともないのは地味にいい仕事している。

 

ゲームの流れ

 

どこまでも広がる宇宙に放り出された戦闘機。ストーリーはない、矜持もない、孤独な戦いのスタート。

一体何と戦ってるのか、どんな背景があるのか想像するのもレトロゲーに似た楽しみ方だね。

 

ストーカーばりに追いかけてくる敵。振り返って弾丸をお見舞いしたいところだが、ほとんど明後日の方向に攻撃してしまう。

自分が車の運転でUターン苦手なこと思い出した。

 

敵を倒しまくると弾丸がパワーアップ。これでだいぶ楽になると思いきや、被弾してパワーダウンする場合もある。

時として敵前逃亡も止むなし！

 

無尽蔵に敵を生み出すベースを破壊すると次のWAVEに駒を進める事ができる。もちろん先に行くほど戦闘は激化していく。

それにしても某戦闘民族の乗り物に似てる気がするなぁ。

 

ゲームオーバーになるとドッド文字でスコアが表示されるのもゲーセンっぽい。

オンライン上で競うわけではなく、これは自分との戦いだ。

FullFlat攻略のコツ

HP制で被弾して即ゲーム終了ではない分、肉を切らせて骨を断つ作戦が活きる場面もある。

ただし回復手段がないので無謀な戦いに終始することはオススメできない。

特定のアイテムを集めると展開できるシールドは最大5発までダメージを無効にする優れもの。

タイミングは狙えないが、ガンガン攻め込むチャンスを上手く使おう。

あえてWAVEを進めないのも手

ベースを倒して次WAVEが始まると敵の物量が増し、攻撃手段も豊富になってくる。

アイテムを収集して自機をパワーアップしておかないと、貧弱な火力が目立って押し切られてしまう。

ベースは温存しておいて雑魚敵ばかり倒し続ければ、後の戦闘が楽になることは覚えておくといいだろう。

ハメ技？禁断のスコアアップ方法

ゲーム開始直後の敵はベースから飛び出して愚直に自機へ突撃する単細胞。

無慈悲にも攻撃の判定は画面外に及ぶため、ベースに届かない距離からベースに向けて攻撃するだけで日の目も浴びず雑魚敵は散っていく。

パターンに入れば永久にスコアが伸びるので、ひとまず撃破数を増やしたい人はお試しあれ。