TRIGLAV トリグラフ 4+

RPGとかめんど臭くて最近やらなくなったなーという自分がどハマりしている。

このゲームに興味を持った人に言いたいのはとにかく、何も考えず、試しにプレイしてみて欲しい。自分に合うかどうか、この良さはそれですぐわかる。

ここからダラダラと書くのはたんなる開発者に対する感謝のようなものだと思って欲しい。

最近のRPGのイメージというと、映画のようなグラフィック、壮大なストーリー、魅力的な登場人物、多彩なサブコンテンツ、全く新しい(複雑な)バトルシステムという感じだが、正直そんなものは全部必要無かった。

大して内容のないゲームに付加価値としてあれこれ詰め込んだだけである。必要なのはゲームの根幹の熱中出来るのか、やってて楽しいのか、そこだけだった。

会話は無くストーリーは勝手に察してくれというスタンス。戦闘はシンプルな殴り合い+必殺技。

レベリングの概念も基本的には無くて強くなる為にはより良い装備を集めていくだけ。

ずっとやること同じじゃん、一本道のコツコツゲーかよと思うことなかれ。

ゲームを進めること自体が楽しくて仕方がないのだ。

何か解決して先に進む、進むことが出来る、その達成感や興奮がずっと細かく続いていく。

見えてるのに入れなかった場所に入れた、強い敵に負けなくなった、お金が貯まりやすくなった、色々な要素がずっとプレイのモチベーションとなる。

開発者がめちゃくちゃこだわって作り上げたんだなぁと実感する。

上から目線でどうだ！面白いだろ！凄いだろ！みたいな鬱陶しさはなく、プレイヤーが一方的に開発者の想いの強さを察してしまう。

本当に良いゲームだ。やればわかる。

マイナス点を上げるとすれば、若干操作性は悪いかもしれない。というかPC環境の方がより快適にプレイ出来るのかなという感じだ。

スマホという環境の限界なのかもしれない。

擬似パッドにするよりはよっぽど完成されているが自分の指で画面が隠れると厳しい瞬間が少ないながら確かにある。

最初はディアブロ的なハクスラを探してたけど、アイコンのドット絵に惹かれてダウンロード。チュートリアルで死亡リスクを知り、最高の感触を得た。

ダガーを選択し、サクサク進めて41階でうっかり完全デス。

別に課金しても良かったが、知識を得た状態で初めからプレイしたくなったのでアックスに変更し、やり直すことにした。

メモをとりながら丁寧に1階から進めた。

49階で敵の強さに度肝を抜かれた。

ここからが長かった。

防御力が重要だと理解し、少しでも強くなれるようにあらゆる情報をかき集め、いろんなところに挑戦し、現状到達出来る強さの及第点に達した。

そして金策を行い、高価なパペットを揃えて挑戦→仮死orz

これを何度も繰り返し、心折れかけたが、ようやくさっき最上階に達した。今はその達成感の余韻で初のレビューを書いている。

このゲームの製作者に感謝したい。飽き性の自分がオフラインゲームを真剣にやったのはプレステの獅子戦争以来だ。

フロアの使い回しが無く、魂を感じる塔の設計やゲームバランスは言わずもがな。世界観も抜群。

強くなる目的が明確で、その目的を達成した今、終わってしまった口惜しささえある。紛れもなく名作。ありがとうございました。

黙々と孤独な闘いを繰り返すゲーム。

明確な終わりは存在しないので半永久的に楽しめます。

デザイン全般も不気味な様で何故か暖かみも感じる、正に不思議の世界。

もっと早く出会いたかった。

開始直後でメイン課金対象になりました。

これでプレイヤー自身の見た目もカスタマイズ出来たらもう言う事無しです。

タイトルにも書きましたが、開発者二人でこの高い完成度です。

某大手連中に爪の垢でも煎じて飲ませたいマジで。