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ゲームメーカー潜入取材
株式会社コナミデジタルエンタテイメント編
■ータイだからこそできる「ウイニングイレブン」
いつ頃から企画が進んでいたのでしょうか。
中山氏(以下敬称略):ちょうど一年前、去年の五月くらいからですね。
もともと「ウイニングイレブン」のモバイル版というのは、アクションのサッカーゲームや待ち受け画像などを用意したサイトがあったんです。
モバイルのアクションゲームはアクションゲームでこれからどんどん進化していくんですが、やっぱりケータイでアクションのサッカーが本当に楽しめるようになるのはまだ時間がかかるのかなと思いまして。
もっと「ケータイだからこそできること」がないかを後藤と話していて、電車に乗りながらワンボタンで楽しんでもらえるような、クラブメネジメント、シミュレーション系のゲームをひとつ作ろうかという話になりました。
家庭用ゲームの「ウイニングイレブン」では、シミュレーションゲームというのは開発していないので、一から作るということで、どんな企画にするかということを話し合っていきましたね。
開発時に特にこだわった部分というのはどこでしょうか。
後藤氏(以下敬称略):初めてのシミュレーションゲームなので、とりあえず、キモになる部分をしっかり作るということです。
他社さんでのシミュレーション系ゲームでもクラブチームを作るものはありますが、それはすでに成熟されていて、それに付加価値をつけていくものなんですね。今回は一作目ということもあり、そういったものではなくて、基本部分を面白く作ることに注力しました。
では、ここに苦労したという部分はありますか。
後藤:データが多いので、容量やメモリのやりくりが大変でした。なかなかやりたかった仕様が入らなかったりしました。
やりたかった仕様とは?
後藤:ケータイ端末ですから、ネットでユーザー同士のやり取りというのを入れたかったですね。
今回は一発目ということで、まずはメインのキモの部分をしっかり作ろうということに注力して容量などを割いたので、入れきれなかったです。
今後はそれを入れて出される可能性も?
後藤:順調に進化していく過程で、絶対に必要なものだとは思っているので、入れていこうとは思ってます。
この部分は「クラブマネジメント」を語る上で外せないという点はありますか?
後藤:「マネジメントオファー」という機能があるんですが、自分がクラブを運営して強いクラブになっていくと、さらに上のチームから「うちのチームを運営してくれないか」というオファーがくるんです。
最初はどちらかといえば付加機能のつもりで作ったんですが、実際やってみると皆さんから意外と好評で、逆にそれがメインといった感じになりました。「俺はまだオファーがこない」とか「俺はあのチームからオファーがきた」とか盛り上がっていて、僕も実際やってみてオファーがくると嬉しかったりします。
最初はそこがメインじゃなかったけれども、今となってはそこがメインになっているところもありますね。
「マネジメントオファー」という機能はユーザー様からも好評ですか?
後藤:ネット等でお客様の反応を見ると、ゲーム内容について賛否両論ある中に、「マネジメントオファー」はおおむね好評で、「俺はどこどこからきた」とか嬉しそうに報告しているのを見るとこっちも嬉しくなりますね。
今だからこそ言える制作裏話をお願いします。
後藤:今でも本当は言えない、言いたくないものが多いですね(笑)。
公開から何回もバージョンアップしているんですが、シミュレーションということで複雑な部分があって、それがバグのようになってしまい、なかなか収まらなかったという点が苦労しました。
アクションゲームのウイニングイレブンは慣れていますがシミュレーションは慣れていないので、手探りでやっていってバグもいくつか出てしまったという。
中山:何回バージョンアップしたんだっけ。
後藤:まぁそれはあとでゲームのバージョンを見ていただければわかるかと(笑)。
中山:バージョンアップはバグ修正だけでなく、お客様からの「こうして欲しい」という声に応え、良い意味でしていっているというのもあります。ユーザー様からの意見もどんどん取り入れて、入れることができる物は最優先で入れています。
ユーザー様からはどんな希望がありましたか。
後藤:例えば、言いにくいところではあるんですが、バランスですね。自分のチームが弱すぎるだとか強すぎるだとか、お金の儲かる度合いが大きすぎて簡単、もしくは少なすぎて難しいといった声がありました。両方のバランスを見ながら調整していきましたね。
アクションの「ウイニングイレブン」の開発の方と今回の「クラブマネジメント」は、同じスタッフで開発されたんですか?
後藤:基本は同じスタッフですね。
インタビュー
□ケータイだからこそできる「ウイニングイレブン」
□作り手がオススメする楽しみ方〜アシスタント〜(8/1公開)
□終わらない「ウイニングイレブン」の世界(8/3公開)
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