オープンアプリ・ゲームコンテスト
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アプリ開発講座

講座スケジュール
第1回 オープンアプリ(Java)とJava実行環境
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第2回 はじめてのオープンアプリ(Java)の作成
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第3回 イメージの描画
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第4回 キー入力の処理
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第5回 オープンアプリ(Java)への移植
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第6回 ゲームの作成
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第7回 端末へのデータ保存
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第8回 サウンドの再生
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第9回 バイブレーションとブラウザ起動
line 最終回 HTTPによる通信
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講師プロフィール
株式会社ユビキタスエンターテインメント 布留川英一

1999年のJavaMEの仕様公開を期に「JAVA PRESS(技術評論社)」にてライターとしての活動をはじめ、2000年の503iシリーズの発売を期にドワンゴへ移り、携帯アプリの研究開発を行う。2005年に独立し、ユビキタスエンターテインメントにて次世代コンテンツを作成中。
【著書】
MIDP 2.0 携帯Javaアプリ開発ハンドブック
iアプリゲーム開発テキストブック
ActionScript 3.0 ゲームプログラミングブック
他6冊

 

 

第1回 
オープンアプリ(Java)とJava実行環境


オープンアプリ(Java)」とは、auから2007年春以降にリリース予定のオープンアプリプレイヤー搭載端末で実行できるJavaアプリのことです。検証が必須なBREWアプリと異なり、一般ユーザーでも自由にアプリを作成することができ、開発ツールも無償で提供されています。

この連載では、「オープンアプリ(Java)の作成方法」および、「iアプリやS!アプリからの移植方法」について解説します。第1回の今回は、オープンアプリ(Java)の作成前に知っておく必要がある「Java言語の特徴」「Java実行環境」「オープンアプリ(Java)の作成手順」について説明します。

Java言語の特徴

Java言語は、Sun Microsystems社の開発したプログラミング言語です。

Java言語では、Javaバイトコードと呼ばれる中間形式にいったん変換して、実行時にJava仮想マシン(JVM)と呼ばれるソフトウェアによって、そのプラットフォームで実行可能な形式に変換するという方法をとっています。

これによって、「機種依存を最小限に抑える」、「プログラムが暴走してもネイティブ領域に悪影響を与えない」という利点を生み出しています。


特徴1 機種依存を最小限に抑える



特徴2 プログラムが暴走してもネイティブ領域に悪影響を与えない



Java実行環境の構成

Java言語は、デスクトップはもちろん、サーバー、携帯端末など、様々な用途で使われているためAPIの数も膨大です。そのため、Java言語のAPIは次の3つのエディションに分けられています。

「Java SE」はデスクトップ向け、「Java EE」はサーバー向けでWebアプリケーション作成のための機能を追加したもの、「Java ME」は携帯端末・家電製品向けで機能を絞ってコンパクトにしたものです。

Java SEには「JDK(Java SE Development Kit)」、Java EEには「JDK with Java EE」という開発キットが、Sun Microsystems社から提供されていますが、Java MEの開発キットはこれと決まったものが提供されているわけではありません。これはJava MEが対象とする組み込み機器は、処理能力が異なるのはもちろん、インターフェイスも多種多様なため、1つの開発キットとして提供できないからです。Java MEでは、端末に応じて次で説明する「コンフィギュレーション」と「プロファイル」を組み合わせて使います。


◎コンフィギュレーション

Java MEでは処理能力の低い機器でもJavaプログラムが動くように、従来のJava SEから機能を絞りこんだサブセットを定義しています。この定義のことを「コンフィギュレーション」と呼びます。2007年1月現在、次の2つの「コンフィギュレーション」が存在します。

「Java ME CDC」はカーナビなどの中程度の処理能力を持つ端末を対象にしたもの、「Java ME CLDC」は携帯端末などの処理能力やメモリに制限のある端末を対象にしたものです。

◎プロファイル

組み込み機器は、PDAならペン入力、携帯電話ならバイブレーション機能というように、それぞれ特有の機能を持つため、それに対応できるように用途に応じた特殊なAPIが必要になります。このAPIのことを「プロファイル」と呼びます。2007年1月現在、JavaME CLDCには次の2つのプロファイルが存在します。

「MIDP」は携帯電話向けのもの、「DoJa」はNTTドコモの携帯電話向けのものです。日本では「DoJa」のアプリの方が多いですが、世界的には携帯電話で採用しているJavaのプロファイルのほとんどが「MIDP」となります。auの「オープンアプリ(Java)」もMIDPの最新のバージョンである「MIDP2.0」を採用しています。

オープンアプリ(Java)の作成手順

「オープンアプリ(Java)の作成手順」をまとめると次の図のようになります。

はじめに「テキストエディタ」で「ソースコード」を記述します。絵を表示する時は「グラフィックスソフト」で「画像ファイル」、音を鳴らす時は「シーケンスソフト」で「サウンドファイル」も作成します。

「ソースコード」が用意できたら、「J2ME Wireless Toolkit」というツールを使って「クラスファイル」に変換します。この処理のことを「ビルド」と呼びます。次に「クラスファイル」「画像ファイル」「サウンドファイル」をまとめてオープンアプリの実行ファイル形式である「JARファイル」に変換します。この処理のことを「パッケージを作る」と呼びます。

最後に、「J2ME Wireless Toolkit」の「属性設定」ボタンで開くダイアログを使って「JADファイル」を生成します。JADにはアプリ名やファイルサイズなどに関する設定を記述します。

オープンアプリプレイヤー搭載端末で「オープンアプリ(Java)」をダウンロードするには、JADファイルを先にサーバーからダウンロードし、そのアプリが実行可能であるかどうかをチェックしてから、JARファイルをダウンロードする仕組みになっています。

おわりに

今回はこれでおしまいです。次回は"Hello World"という文字を表示するだけのオープンアプリ(Java)を作成します。


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