ヤマダがゲーム!? 特別インタビュー

アイテム課金にヤマダポイント、ゲームでたまるスコアで特典も。リアル店舗とバーチャルの融合で新しい価値を生み出すヤマダ電機の新しい挑戦

6月7日に統合型オンラインプラットフォーム「ヤマダ電機マルチSNS」をスタートさせたヤマダ電機。中でも注目を集めたのは「ヤマダゲーム」だろう。

Mobage、GREEが切り開いたソーシャルゲームプラットフォーム事業には、ここ最近規模の大小を問わず新規参入が相次いでいるが、ここに会員2350万人のヤマダ電機も名乗りをあげた格好だ。

立ち上げの背景や今後の計画について、ヤマダ電機ソーシャルEC部 部長の茂木弘氏と同副参事の田村卓芳氏にお話しを伺いに群馬県高崎市のヤマダ電機本社に行ってきた。

群馬県高崎氏にあるヤマダ電機本社入口

群馬県高崎氏にあるヤマダ電機本社入口。

家電バブルの最中に生まれた危機感

検討が始まったのはいつごろからなんですか?

茂木氏:

1年前に丁度家電バブルの時期があって、来年は厳しくなるというのがそのタイミングで見えていたので、1年後には家電に代わるまではいかないけども、(新しい事業を)見当しておかなければいけないなと状況だったんです。

そんな中で、オリジナル太陽光発電システムの販売開始とかエス・バイ・エルの買収をやってきました。 そういう一貫でECサービスも会員サービスを充実させて収益につながればというカタチでスタートしたのが発端だったんです。

茂木氏

茂木氏。

※エス・バイ・エル
大阪市北区天満橋に本社を置く住宅メーカー。現在はヤマダ電機の連結子会社

リアルとバーチャルの連動がテーマ 店舗でゲーム大会も?

茂木氏:

ただ、僕らがゲームをやるにあたって、DeNAさんとかGREEさんとかと同じことをしてもしょうがないので、それこそ既存のゲームを入れるのであればどんどん商談してもっと数も入れられるんですけど、どちらかというと僕らはリアル店舗を持っているので、リアルとバーチャルとの連動性、これをひとつのテーマとしてこのゲームサイトは育てていこうと思っています。

今後の展開とするとリアルと連動したキャンペーンがまずあって、あるゲームをやったときに店舗だけでもらえるレアカードだったりとか。

第1弾としては、7月から店頭スロットマシーンでしか手に入らないドラゴンカードGPの限定レアカードキャンペーンを行う予定です。

キャンペーン第1弾で手に入るというカード

キャンペーン第1弾で手に入るというカード。

※詳しい情報は「ヤマダモバイル」サイト上で告知される。

これは効果が楽しみですね

茂木氏:

そうですね。そのあとになると、店舗で同時にゲーム大会なんかも考えています。

店舗でやるんですか!?

茂木氏:

店舗でやります。店舗で一斉にやって店舗で景品をあげちゃうとか。そんな企画も今浮上しています。

左がヤマダゲームトップ画面 右がヤマダモバイルのトップ画面だ  

左がヤマダゲームトップ画面 右がヤマダモバイルのトップ画面だ ※ヤマダゲームは「ヤマダモバイル」の「Yエンタ」から遊べる。

こういったイベントは広く全国的にやられるんですか?

茂木氏:

最初は首都圏が中心になるとは思うんですが、将来的には全国的にやりたいと思っています。秋口ぐらいになると自社開発ゲームがでてきます。これも店舗との連動を意識したものを数タイトル投入しようとしています。

自社プロデュースのタイトルはゲームデザイン部分からリアルとの連動を意識

それは、ゲームのベースとなる仕組みからリアル連携を意識して作られるのでしょうか?

茂木氏:

そうです。たとえばヤマダのどこ店で店内スタンプラリーとか出てくる可能性もありますよね。

通常のSAPさんが配布しているようなゲームは月1~2タイトルくらいずつのペースで増やしていって、あとは自社プロデュースのゲームで固めたいと思っています。秋口にリリースして、どれくらい受け入れてもらえるかですけど、受け入れてもらえるようであれば開発の展開ももっと進むでしょうし。そこは蓋をあけてみないとわからないですね。

自社タイトルは今何本くらい作っているのですか?

茂木氏:

まだ絞っている段階なんですが、今のところ15本くらいの候補にしぼっています。あとはどこから着手していくかという段階です。ここから2本になるかもしれないし、10本になるかもしれないし。

提供中のタイトル

提供中のタイトル。

開発は開発会社さんと一緒に?

茂木氏:

そうです。

社内ではどれくらいの方がヤマダゲームに関わってらっしゃるんですか?

茂木氏:

社内にはそれほどおいてないですね。やっぱり開発会社さんと常に一緒に。今日は田村も本社にいますけど、普段はいないです。1日SAPさんで仕事をしている感じですね。

田村氏

田村氏。

ゲーム開発のノウハウってどうされているんですか?

茂木氏:

社内にはないですよ。だからSAPさんにいろいろお話を聞きながら、僕らも勉強していっています。

僕らのメリットとしては2350万人の会員がいること、リアルな店舗があること、ヤマダポイントが使えるというところ、この3つをSAPさんが結構受け入れてくれていて、結構協力していただいているところも多いです。

ポイントは条件なくゲームで使えるんですか?

茂木氏:

100%ですね。1000円のポイントは1000円として使えます。

ユーザーの中には「ヤマダ電機がゲーム!?」という違和感もあると思うんですが、そのあたりはどう考えていますか?

茂木氏:

逆に面白いと思いますよ。その方が興味もってもらえると思うんで。

初動の動きはどうですか?

茂木氏:

まあ想像どおり少ないですよ。でもこれ失敗という認識は僕らは持っていなくて、まだ告知も折込チラシくらいしかしていないですし。

会員向けの他のサービスとも連動していくんですか?

茂木氏:

もちろんです。これからも新しいサービスがでてくるし、要は会員のコミュニティがゲームだけで終わらないように他と連動していけるように。

たとえばヤマダモバイルからフェイスブックのイイねを押しても「スコア」っていうのがたまって、ゲームしてもたまるし、買い物をしてもたまる。そのたまったスコアがどういう特典があるかっていうのをもう少しで発表できると思います。

ゲームやっても必ず「残る」。ただゲームやってコイン消費してそれで終わりではなく、また次につながるようなものを今発表直前です。

自社タイトル投下は楽しみですね

茂木氏:

そうですね。本当に期待してくたさい!

YAMADAモバイル
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.unisys.android.yamadamobile

阪森信也

この記事を書いた人:阪森信也 | アプリゲット編集部 編集長

@appliget

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