中国のユーザーに我々の大好きな「萌」を届けたかったのがきっかけ【戦場のツインテール:ディレクターインタビューその2】

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執筆者:編集部

ツインテ、金髪、ツンデレのロリという代表的な萌要素を詰め込んだキャラクターと戦場を駆け巡る、シューティングARPG「戦場のツインテール」。


そんなとがった作品をリリースした6wave社は、これまでに全世界で2000万ダウンロードを誇る「三国天武」やフル3Dの本格MMO「ソウルクロニクル」も運営している。

今回、幅広いジャンルで活躍する6wave社にインタビューの機会を頂けたので、「戦場のツインテール」の裏側をお聞きしてみた。

▲ディレクターの松丸氏

本インタビューは全3回に分けてお届けする。

どのような人物が戦場のツインテールの運営ディレクターを行っているのか迫ったのが第1回目まで。

第2回目となる本稿では、ディレクターの松丸氏と、開発スタッフさん、一部中国スタッフの方に戦場のツインテールの誕生秘話と日本と中国の「萌」の差について迫ってみたいと思う。

戦場ツインテールインタビューリンク:
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中国の方々に、大好きな「萌」要素を届けたかった。

――戦場のツインテールという作品が生まれた経緯についてどのようなゲームを目指したのでしょうか?

開発スタッフ
中国では萌え要素が含まれるゲームはあまりない為、ここにいる我々開発スタッフの大好きな「萌」をより多くの人を知ってもらいたいと思い、作りました。

――「萌」の布教!実際にプレイしているメインユーザー層はどのような状況でしょうか?

松丸氏
中国では10代後半~20代前半、日本では20代半ば以降のユーザーが多くプレイしています。

――中国、世界、日本でユーザー層の違いはありますか?

松丸氏
中国ですと学生がメインユーザーになっています。日本では社会人ユーザーが多いです。

――国によってやはり違いますね。現在のアクティブユーザー数(DAU)はどのくらいでしょうか?

松丸氏
そちらは軍事機密となります。

――失礼しました。リリースしてみて戦ツイの中国での人気、反響はいかがでしょうか?

中国での登録数は早くも20万人突破、「萌」布教の第一歩

開発スタッフ
かなり注目され、登録数は20万人を超えました。

――人気ですね!ちなみに中国での「萌」とは日本の「萌」の違いがあるのでしょうか?

開発スタッフ
中国で、一般に「萌」は『(現実の)子供が好き』と認識され、萌えが好きな人は日本より少ないようです。

――では日本でヒットする勝算はどのぐらいで挑みましたか?

開発スタッフ
企画当初から変わらず、自分が好きな「萌」をより多くの人に知ってもらいたいという思いでチャレンジしました。

――中国、日本それぞれリリース時の反響はどのような感じでしたか?

開発スタッフ
中国は同時期リリースしたゲームの中で、萌え系は三本しかなかったので人気でした。

松丸氏
日本は独特の世界観のため、かなり人を選ぶゲームになってしまったかもしれません。

――一番嬉しかった出来事、ユーザーの声はありましたか?

松丸氏
ユーザーにファンイラストを描いてもらえたり、たくさんキャラを可愛がってくれる人がいるのを見るととても嬉しいです。

――逆に不具合や、セールスなど一番きつかった出来事はありますか?

松丸氏
不具合の報告や、ボスが強すぎて勝てないって突っ込まれたことです。

これから少しづつ改善していく予定です。

――自アプリのどんなところが魅力的だと感じますか?

松丸氏
個性豊かなキャラクターたちと繰り広げるドタバタコメディなストーリーですね。
他にもお気に入りの子をなでなでして強くできる宿舎機能ですかね。

――愛でる機能は素晴らしいですよね…参考にされたゲームなどありますか?

参考にしたゲームは操作性からわかるように赤い鳥

松丸氏
お気に入りはおとぎ話をテーマにした某ゲームです。

開発スタッフ
参考にしたのは某アン〇リーバードです。

――ゲームの操作性はまさにそれですね。コミカルな世界観は中国でのトレンドなのでしょうか?

開発スタッフ
特にトレンドではないですが、新しいものを作ろうとした結果こうなってしまいました。

――ありがとうございます、パロディネタの元は日本がメインですか?

開発スタッフ
世界観は「某天元突破」なアニメと「某世界征服~謀略のほにゃらら~」というアニメを参考にしています。

――膨大なストーリーシナリオは中国の方が執筆されているのでしょうか?

開発スタッフ
はい、全部中国人の方が執筆しています。

――イタイタしい、良い意味で活き活きとした作風は、意図して狙ったものなのでしょうか?

開発スタッフ
軍事設定と萌えを組み合わせた結果、こんな世界観が誕生しました。

――ちなみにキャラ設定のこだわり、誕生秘話などありますか?

開発スタッフ
第一次世界大戦と第二次世界大戦の司令など参考して作っています。
リィナの設定はヒトラーを参考にしています。

――しっかりと感じられますね(笑)メインとなるリィナ総統閣下は特別に作り込まれましたか?

開発スタッフ
代表的な萌要素のツインテール、金髪、ツンデレのロリという全部詰め込んだのですんなり決まりましたね。

――黄金比ですね。ドーナツ好き設定はどのように決まったのでしょうか?

開発スタッフ
中国では甘党と辛党と好みでの食べ方が分かれていて、とりあえずリィナを「甘党」に設定して、中国でもよく食べられるドーナツにしました。

――理想的だと思う幼女像はどのキャラクターですか?

開発スタッフ
もちろん、アボルフ・リィナです。

――各キャラが様々な思想を持っていると思いますが、扱うのは苦労されますか?

中国スタッフ:
個性豊かですが、基本的にはみんな仲良しなのでそこまで大変ではないですね。

特定の確執があるキャラも少しいますが…。

――軍記的設定も多いですが、これはスタッフの趣味だったりしますか?

開発スタッフ
はい、第一回世界大戦と第二回世界大戦を参考にしている通り、歴史好きです。

――歴史好きも共感できる内容になっていると思います。では個人的に好きなキャラを教えてください。

開発スタッフ
みんなのファニーちゃんです。

松丸氏
個人的にはマカッサです。


――どれも魅力的なイラストが多いですが、絵師さんは日本の方ですか?

開発スタッフ
イラストは現在のところ中国のイラストレーターさんが担当しています。

――パンツなどレーティング違反に触れなかったのでしょうか?

松丸氏
特に触れませんでしたが、幅広い層にウケるようパンツアイコンからリィナアイコンへ変更しました。

――声優さんも豪華ですがこだわりなどありましたでしょうか?

松丸氏
キャスティングにはかなりこだわっています。ゲームに出ている声優はトップクラスばかりです。

――多数の起用、契約するのが大変じゃなかったですか?

松丸氏
人気声優、レジェンドクラスはスケジュールを合わせるのに苦労しました。

他にも様々な苦労話がたくさんあります。(汗)

――追ってお聞きしたいです(笑)ストーリーなどのボイス追加実装予定はありますか?

松丸氏
前向きに検討中です!

次回は斬新!だけど納得できる?プレゼント機能とゲームアドバイスについてお聞きしてみた!

戦場ツインテールインタビューリンク:
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本格バトル×金髪ツインテ幼女=最強!遊ぶ程に味わい深くなる面白さのハチャメチャARPG

『戦場のツインテール(戦ツイ)』は、金髪ツインテ幼女(CV.釘宮理恵)な元帥閣下と一緒に戦争を起こすフリーダムなハチャメチャシューティングARPG。

有害として「萌え」が規制された未来、幼女は危険物扱い。美しき文化を取り戻すため、反政府組織「萌軍」が今立ち上がる!

イロモノな世界観に対してゲーム性は本格派。オートで戦う兵士達とは別操作で、戦車から角度を決めて大砲を狙い撃つ。

ひっぱりアクション・シューティング・タワーディフェンスと複数の要素を混ぜたバトルは他にない感触で、理解する毎に味わい深さが増す。

良システム、カオスな空気感、エロ美少女と三拍子揃っていて、クセは強いが完成度の高い萌えバカゲーだ!

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