女性が多いエンタメ総合企業「フリュー」って一体どんな会社?【モン娘☆は~れむ インタビューその1】

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執筆者:編集部

ケモナーの皆さんに向けた剛速球が世に放たれたのは2015年の夏のこと。

というと大げさかもしれないが、アプリゲットで「モン娘☆は~れむ」(モンはれ)のレビューを書いた時の反響は、それは大きいものだった。「ケモナーの皆さんって沢山いるんだねぇ。」と、編集部内でも話題になったものだ。

それまでのスマホゲームの市場で、ここまでケモナーの皆さんを意識した作品がなかったこともあるし、ケモノというにはかなりライトな「人」に寄せた、バランス感覚に優れたクリエイティブ(というか女の子)も、スマッシュヒットとなった理由だろうと思う。

一体どんな企業で、どんなことを考えて作品を開発したんだろうと思うと、夜も眠れない。皆さんもきっと同じだと思う。(大げさ)

そんなわけで「モン娘☆は~れむ」を世に送り出したフリュー株式会社で「モンはれ」のマーケ・PRを担当されている大野木氏にお話を伺った。

©ペトス・講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会

なんと「モンはれ」、放映中のアニメ「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」とコラボ中。いつもテレビ画面で見ているひかりちゃんがゲーム画面に出てくるのが新鮮! コラボについては記事下部で詳しく触れていますよ!

本インタビューは全5回を予定している。1回目となる今回は、フリュー株式会社について、詳しく伺った様子をご紹介していく。

モンはれインタビューリンク:
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「モンはれ」を産んだフリューは女性が多い職場

「モンはれ」要素はない、渋谷オフィスの受付の様子。

――今日はよろしくお願いします。まず、会社について伺っていきます。「フリュー株式会社」はどのくらいの規模の会社ですか?

大野木氏:
ざっくり社員数でいうと、大体400名弱の会社です。

――かなり大きいですね。拠点はこちら(渋谷オフィス)の他にもあるのでしょうか?

大野木氏:
はい、京都駅のそばと、愛知県は一宮にも拠点があって、3拠点ですね。「モンはれ」(モン娘☆は~れむ)の運営チームはほぼ京都のメンバーです。

――社内の雰囲気は、どのような感じですか?

大野木氏:
弊社広報の言葉を借りますと、
「若い世代が多く、明るい雰囲気で真面目な職場」
「女性社員が多く、更に育休や産休から復帰している事例も多い」
という感じでしょうか。

――ということは、女性が多い?

大野木氏:
約400名いる社員のうち、約半分から少し欠けるくらいは女性ですね。

社内的には、「自社製品であるプライズが社員の席に置いてあったり、プレスルームには最新のプリントシール機が約5台置いてある」という、女性にやさしく華やかな職場というイメージがウリのようですが、そんな中でわれわれは粛々と男性向け萌えゲーを運営していたりします。(笑)

――ガールズトレンドビジネスの雰囲気と、少し離れたところで戦っていらっしゃるんですね。(笑)年齢層はどうでしょうか?

大野木氏:
データを調べるので、少々お待ちください。

・・・

1年前の3月時点の数字ですが、男性が36.6歳、女性が32.3歳。平均して34.7歳ですね。

なんと、あの「オムロン」が母体の企業だった

――会社の特徴、他社と異なる点については、どのように考えていらっしゃいますか?

大野木氏:
フリューは、もともとオムロンからMBOで独立した「大企業発ベンチャー」です。

その影響か、制度など会社としての質や、仮説・検証を繰り返してPDCAをしっかりと回す気質があります。

一方で、既存事業にとどまらず新規事業を積み上げて成長し続けるベンチャー気質もあり、両者の特徴がうまく組み合っているところは良い点だと思います。

「モンはれ」と対極に位置する、ガールズトレンドビジネス

――ビジネス上は、どのような展開をされているのでしょうか?

大野木氏:
大きく2つの軸があります。

1つ目は、若年女性層をターゲットとする「ガールズトレンドビジネス」です。

2つ目は、キャラクタ版権の商品化を主とした「世界観(キャラクター・ゲーム)ビジネス」です。

それらのビジネスを企業理念やブランドスローガンに沿って展開していき、総合エンタテイメント企業となることを目指しています。

――事業の柱は大きい2軸があるようですが、具体的に、どのように展開しているのですか?

大野木氏:
ざっくりと言うと、メインの事業は4つに集約できると思います。

まずは、プリントシール事業。ゲームセンターなどに置いてある写真を撮るアレですね。

また、コンテンツ・メディア事業。

キャラクター・マーチャンダイジング事業。最近では、クレーンゲームの景品や、コンビニに置いてあるクジで「みんなのくじ」というのがあって、目にした方もいるかもしれません。

そして、ゲーム/アニメ事業です。

ようやくモンはれの話題が出てきた!

――「モンはれ」に関しては、どのような位置づけになりますか?

大野木氏:
後者の「世界観ビジネス」の、オリジナルキャラクターものという位置づけになります。

――アプリゲット的にはゲーム事業が気になるところです。ゲームで稼働中のコンテンツはいくつありますか?

大野木氏:
「モンはれ」以外には、別チームで「恋愛HOTEL 秘密のルームサービス」などの女性向け恋愛ゲームを複数運営しています。

他にも、フリューオリジナルキャラクターの「ねむネコ」のミニゲームアプリなども提供しています。

全部合わせれば、運営中のスマートフォン向けゲームは、10本程度になります。

とらぶる、弱ペダがくる!

――思いのほか多い印象です。新規で仕込んでいらっしゃるものもあるんでしょうか?

大野木氏:
色々ありますよ。

まず、女性向け恋愛ゲーム「恋愛幕末カレシ ~時の彼方で花咲く恋~」は3月配信開始予定で、ただいま事前登録受付中となっています。

さらには、IPタイトルで、「To LOVEる-とらぶる- ダークネス グラビアチャンス」と「弱虫ペダル Connect Road」の二本が開発中です。

次回予告:ようやく明かされるモンはれ誕生秘話

本稿では「フリュー株式会社」について掘り下げてお話を伺ってきた。次回は、作品の開発当初のお話を伺っていく。お楽しみに!

モンはれインタビューリンク:
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現在「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」コラボ実施中!3月14日14時59分まで!

モンはれでは、現在、TOKYO MXで放映中のアニメ「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」とコラボ中!

アニメに登場する小鳥遊ひかり(バンパイア)や佐藤早紀絵(サキュバス)と、モン娘のケリー(ヴァンパイア)とリネア(サキュバス)が絡むオリジナルシナリオのクエストが配信される他、コラボガチャやログインボーナス、限定キャラが手に入るなど、かなりがっつりなコラボ。

3月14日の14時59分までと日も短いので、まだ体験していない魔王様は急いでログイン!

以下、公式Twitterのお知らせを引用

触って、なでて、モン娘を強くせよ!大魔界のハーレムを目指す育成RPG

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「モン娘☆は~れむ」は可愛いモンスター娘たちを集めて魔界最強を目指す育成RPGだ。

プレイヤーは荒廃してしまったとある魔界の魔王となり、この世界を復興させるべくモン娘たちを集め、ハーレムを作ることを決める。

クエストで発生するバトルはリアルタイムで進み、アクティブゲージが溜まったキャラが自動で敵を攻撃する。

好きなタイミングでモン娘固有のスキルを発動させ、戦局を有利に進めよう。

また、モン娘と「デート」ができ、それによって親愛レベルを上げると新たなスキルが開放され、彼女たちとさらに仲良くなれるぞ。

お気に入りのモン娘たちを部隊に編成し、墓場魔界や温泉魔界といった様々なエリアを旅しながら絆を深めていこう。

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© FURYU Corporation.

執筆者: 編集部