「彼女は最後にそう言った」プレイ日記2「自分で自分のキズをえぐるような、本当につらいことかもしれないとしても」

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執筆者:編集部

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ドット絵RPGから戦闘を廃し、謎解き要素を色濃くした、ループものアドベンチャー

「彼女は最後にそう言った」。

タッチするだけで移動、調べるを兼ねたスマホ用RPGとしてストレスのない操作性。

美少女ゲームやジュブナイル小説のような、田舎の祭りの夜の出来事。

一つ一つのセリフが胸を打つ。だから、村を歩いてるだけでも面白い。

一つ一つのセリフが胸を打つ。だから、村を歩いてるだけでも面白い。

夜。花火。蛍。洞窟。展望台。

古い習わし。廃校になった学校。

「ジンブツ」では登場人物の説明を見ることができる。重要なヒントがあることも。

「ジンブツ」では登場人物の説明を見ることができる。重要なヒントがあることも。

青春のオマージュたち。

メロディアスで琴線に残る、入間川幸成の作曲するBGM。

ストーリーだけじゃなく、寄り道して実績(クエスト)コンプリートする攻略の楽しみ。

失ったものを後悔と戦う主人公と、

憧れていた、辿りつけなかった青春への憧れを重ねて、僕は何回も泣いた。

セーブできるスロットは30個用意されている。各章のスタートや名シーンの前でセーブできる楽しみがある。

セーブできるスロットは30個用意されている。各章のスタートや名シーンの前でセーブできる楽しみがある。

この記事は、「攻略」の体裁を取る以上「ネタバレ」は避けられないかもしれない。

本当は、この記事を読む前に、是非、何も予備知識のないままプレイしてほしい。

今から第一章から第二章までを駆け足で攻略する。

超多忙でせっかちな人は、この記事を読んで、擬似的に体験してもらえたら幸いである。

第一章〜うたかた祭〜

大学生になり帰省した主人公、シンタローに1通の手紙が届く。

「お祭の夜 展望台で待ってます」

その差出人は4年前に死んだはずの少女、ナナミ

いたずらとも思いきれない主人公は、重い腰をあげ、祭りの夜に繰り出す。

田舎に戻ってきた主人公は、同級生たちと距離をとっていた。

幼なじみたちと再会する主人公、シンタロー。

幼なじみたちと再会する主人公、シンタロー。

それは、ナナミの死が重く影を残していたからだ。

悲しい記憶から自分の身を守るため、全てから距離をとり、忘れ、生きていた。

だが、あのいたずらのような手紙が、止まったはずの彼の記憶を揺り動かすのだった。

!マークの吹き出しが出てるキャラと話すことで「キオク」「ジンブツ」が更新され、ストーリーが進む「フラグ」が立つことがある。

必ず話しかけるようにしよう。

ストーリーの進行だけじゃなく、物語に深みが出る。

…。

展望台は、街の北東にあった。

幼なじみがいる広場の北にある看板には、村の施設の位置の目安を書いてある。

迷ったらそこをチェックするのも手だ。

展望台で主人公は、天狗の面をつけた人物とすれ違う。

天狗の面をかぶった、正体不明の人物。要所要所で登場する。

天狗の面をかぶった、正体不明の人物。要所要所で登場する。

展望台で迎えた朝。

だが、次目覚めた時も、「祭の夜」だった。

主人公だけが、どういうわけか、また、8月14日の夜を繰り返すのだった…。

第二章〜2回目の8月14日〜

母が届けてくれた手紙。

ビデオテープのように同じセリフを繰り返す同級生たち。

みんなは、祭りの日が繰り返していることを自覚していないようだった。

みんなは、祭りの日が繰り返していることを自覚していないようだった。

なぜ祭の夜がループしているのか?

手紙を出したのは誰なのか?

あの天狗の面をつけた人物は誰なのか?

謎が謎のまま、困惑の中、ナナミの死の真相を知ろうと動き始める。

ナナミの家は村の南東、シンタローの家の南にある。

ナナミの家にいる、母、父、兄に話しかけるようにしよう。

ナナミの家にいる、母、父、兄に話しかけるようにしよう。

屋台の中央にある、駐在所の警察官に聞くと、事件があった4年前に働いていた、前任の駐在、「ゲンアン」さんの家を教えてくれる。

合言葉を言わないと入れてくれない、なんともオールドスクールな爺さんだ。FF2か。のばらか。

合言葉を言わないと入れてくれない、なんともオールドスクールな爺さんだ。FF2か。のばらか。

彼の家はナナミの家の隣の隣。

ダルマが目印だ。

幼なじみがあつまる広場から、西へ行って、南だ。

ゲンアンさんは忍者が好きらしく、合言葉が必要だという。

教えてもらった合言葉は「かえるあした」

文字を入力する。漢字や半角カナを使ったりしちゃダメよ。

文字を入力する。漢字や半角カナを使ったりしちゃダメよ。

ゲンアンさんは家の中でも忍者フリークらしく、姿を現さない。

怪しげな壁を昔のFFのごとくすりぬけると、そこには老人、ゲンアンさんがいた。

合言葉は、昔の和歌のことらしい。優しく激励してくれるゲンアンさん。

合言葉は、昔の和歌のことらしい。優しく激励してくれるゲンアンさん。

ゲンアンさんの話によると、第一発見者は、霧隠湖のほとりにあるラーメン屋「ガンリュウジマ」の店長だったらしい。

そういえばナナミの兄、秀一も働いている店だった。

激甘ラーメンもホタテでダシをとってるのか、結構イケるらしい。僻地なのに繁盛している。

激甘ラーメンもホタテでダシをとってるのか、結構イケるらしい。僻地なのに繁盛している。

店長に話を聞く帰り道…。

湖のほとりで物思いに耽る、かつての教師ミクリヤ先生に会う。

恩師ミクリヤ先生。物静かな口調の中に優しさと強い意志を感じる。

恩師ミクリヤ先生。物静かな口調の中に優しさと強い意志を感じる。

シンタローと同じく、ナナミの死を重く受け止めていたミクリヤ先生。

ミクリヤ先生は、シンタローに新しい事実を教えてくれた。

彼が言うには、事件の前日、シンタローを含む、幼なじみは、みな夏期講習に来ていたらしい。

ミクリヤ先生は続ける。

「今のシンタローくんは どうやら 不安定な 精神状態で ゆれうごいているようです。」

と。

ナナミのことを思い出すたびに、傷を負った心に負担がかかってしまうため、記憶に蓋をしていたシンタロー。

「覚悟ができたら おしえてください。」

そうミクリヤ先生は念を押した上で、優しくもこう後押しする。

「あなたが 眠らせているキオクを 呼びさますことで 真相に 大きく近づけるのは 間違いありません。」と。

自分で自分のキズをえぐるような、本当につらいことかもしれない。

傷ついても、事件の真相に辿り着こうとする主人公。

傷ついても、事件の真相に辿り着こうとする主人公。

それでもシンタローは、ナナミの死の真相に近づくのをやめなかった。

そして…

シンタローは、廃校になった待宵中学校に、行くことを決意したのだった。

廃校といってもホラー要素はなし。助かるー…。(。-_-。)

廃校といってもホラー要素はなし。助かるー…。(。-_-。)

そして夜が明けるころ…。

またシンタローの意識は遠ざかり、

3回目の8月14日がはじまろうとしていた。

第3回公開予定日:5月28日(木)17:00!※第3回には全体MAPも掲載予定なので要チェック!

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執筆者: 編集部