【FGO】祝『Fate/Apocrypha』アニメ化! 黒のセイバー「ジークフリート」の取り扱い説明書

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執筆者:編集部

Fateシリーズのスピンオフ小説『Fate/Apocrypha』がアニメ化されます。『Fate/Apocrypha』から多くのサーヴァントが参戦しているFGOも、他人事ではないでしょう。

そこで今回は、この流れに便乗して『Fate/Apocrypha』の登場サーヴァントのひとり、黒のセイバーこと「ジークフリート」をご紹介します。

ジークフリートとは何者か?

日本においても比較的知名度の高い英雄。ジークフリートの概要をざっくりとまとめました。

史実におけるジークフリート

ジークフリートは実在の人物ではなく、ドイツの叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に登場する英雄のひとりです。

それによると、ジークフリートはネーデルランドの王子と言う由緒正しい出自。幼少時から積極的な外征に赴き、北欧のニーベルンゲン族を打ち倒し聖剣バルムンクを手に入れると、その剣を用いて邪竜ファフニールを討伐、「竜殺し」の称号を得ます。そのとき、竜の血を全身に浴びたことで不死身の身体となりましたが、背中の一部分のみ浴びられず、そこが弱点となりました。

長じてネーデルランドの王位についたジークフリートは、妻と義兄の妻との間に起こった諍いに巻き込まれます。その発端は、かつて自分が義兄のために働いた不正。その不正の報いを受ける形で、英雄ジークフリートは義兄の妻の手の者によって弱点の背中を貫かれ命を落とします。

『Fate/Apocrypha』におけるジークフリート

伝説に恥じない破格の剣技と不死身の肉体を兼ね揃えた強力なサーヴァント。強さだけではなく、性格は高潔で義理堅く、弱者への暴力を許さない正義感も持ち合わせています。

しかし、『Fate/Apocrypha』においてはこの性格がたたって、早期に脱落する羽目に。とは言え、彼の意思はとある人物に受け継がれ、その意思が物語を大きく動かしていくことになります。

FGOにおけるジークフリート

ストーリーの第1章に登場。当初は呪いの影響でほとんど戦力になりませんでしたが、復活後は竜の魔女が呼び出したファフニールへの切り札として大活躍をみせます。同時に、英雄とは思えない腰の低さが話題に。通称「すまないさん」として、ネット上でカリスマ的な人気を誇るようになりました。

すまないさん

すまないさん爆誕

ジークフリート

『Fate/Apocrypha』におけるキーパーソン。ジークフリートの性能を見ていきましょう。

ステータス

クラス:セイバー レア:星4 所持カード:QAABB
HP (初期/最大):2266/14165
ATK(初期/最大):1363/8181

ジークフリート

竜に対して無類の強さ

スキル

スキル1 「黄金律」 CT:8
自信のNP獲得量をアップ(3ターン)

スキル2 「仕切り直し」 CT:7
自身の弱体状態を解除&HPを回復

スキル3 「竜殺し」 → 「竜殺し」(スキル強化) CT:7
自身に【竜】特攻状態を付与(3ターン)&自身に【竜】特防状態を付与(3ターン) → 自身に【竜】特攻状態を付与(3ターン)&自身に【竜】特防状態を付与(3ターン)&自身のBusterカードの性能をアップ(1ターン)

宝具

「幻魔大剣・天魔失墜(バルムンク)」 属性:Buster
敵全体に強力な【竜】特攻攻撃【LV.1~】〈オーバーチャージで威力アップ〉

雑感

ステータスは耐久特化。HPは上位レアにも匹敵しますが、一方のATKは星4下位レベル。そのうえ自己攻撃バフスキルも無いので、火力不足を感じることがしばしばです。ただし、敵が【竜】特性であった場合は話が別。スキル「竜殺し」と宝具の竜特攻効果により、有名な竜殺しの逸話に恥じない、大活躍を見ることができます。

ネタ

大英雄がこの扱い

ジークフリートの運用案

ジークフリートの運用案をいくつか提案します。

【竜】特性への切り札

ジークフリートは【竜】特性持ちに対し、圧倒的な力を誇るサーヴァント。その力を活かして、【竜】特性の強敵にぶつける運用です。場面こそ限られますが、その分、効果は強烈。とくに、第6章最難関との呼び声高いボスに対しては、一方的な戦いにもちこむことができます。

ゲオルギウスとのコンボ

ゲオルギウスの宝具は、相手に【竜】特性を付与する特殊なもの。この宝具を駆使して、ジークフリートをサポートしていく運用法です。お手軽にジークフリートの最大火力を引き出せるうえ、ゲオルギウス自体優秀なサーヴァントなので、比較的使いやすいコンボと言えるでしょう。ただし、そこまでしてジークフリートを使う必要があるのかと聞かれると、答えに窮してしまう感は否めません。

まとめ

『Fate/Apocrypha』では強サーヴァントの雰囲気を醸し出すジークフリートですが、FGOでの彼の性能は、はっきり言って微妙。その微妙さが長じて、ネタキャラとしての地位が確立されてしまった感すらあります。
ただ、『Fate/Apocrypha』放送を控えているのは幸い。強化される可能性もあるので、続報を待ちましょう。

執筆者: 編集部