絶対に最後までプレイしないでください

目覚めるとそこは何もない部屋。

傍らには婚約者の女性がおり、主人公と女性は深酒をしたせいか夕食の後の記憶がない。

足元には――誰のものとも知れない血痕が付着している。

部屋の隅に置かれていた壺の中にはパズルのピースと手紙があり、そこには「生きてこの部屋を出たければ壁面のパズルを完成させよ」と書かれていた。

彼らは不本意ながらも壁面にある1～10の番号がふられたブロックパズルを解くことに。

操作はピースをドラッグして移動、タップして回転させ、ステージ形状に合わせて当てはめていく。

隙間なくピースを設置できればクリアとなり、アドベンチャー形式の物語を進めていこう。

既存の脱出ゲームと比べてパズルのルールが統一されていて解きやすく、行動力等のプレイ制限もないため、サクサク進められる。

物語についても、即死亡はしないが映画「CUBE」のような世界観になっていて、ひとつの部屋の仕掛けを解いて扉を出ると別の色違いの部屋に戻される。

床に血痕が残っていたり、死の危険を匂わせる首謀者からの脅しがあったりとサイコホラー的な舞台が設定されているのがおもしろい。

ただ、最後まで遊んでみたものの終盤のシナリオはダメ。

序盤～中盤までどうでもいいようなカップルの会話が続き、そこは舞台設定の良さで興味を引っぱれているが、最後はさすがに拍子抜けした。

タップでピースを回転させ、ステージにうまくハマるように置いていこう。

ひとつの部屋にあるパズルをすべて解くと扉とキーロックが出現し、その暗証番号のヒントとして計算式が表示される。

クリアしたパズルステージをもう一度見て数字を探り、計算式と数字を当てはめれば暗証番号を導き出せるはずだ。