月の伝説

村に隠されていた謎の宝箱をこそ泥の少年が開けてしまい、邪悪な「月」のバケモノの封印が解かれてしまった。

無残に倒れる村人たちや少年の妹。贖罪の思いを胸に少年は剣をとる！

少年とそれに付き添う精霊を操作し、幾多のダンジョンを冒険して月のバケモノを探そう。

操作はゲームパッドで行う標準的なスタイルだが、Aボタンの長押しや二段ジャンプ時に特殊なアクションが発生する。

精霊は少年に追従するサブ武器になっていてブーメランや炎など個々に特性があり、少年と精霊の強化を行いながらエリアごとに出現するボスモンスターを倒し、新たな精霊を手に入れながら物語を進めていこう。

王道的な見た目とシステムだが、操作感が非常に良く、仮想ボタンなのに現実のコントローラーを使っているかのような反応の良さを感じられる。

針穴や飛び出す槍、画面を覆うような巨大な杭などステージギミックの配置も凝られていて、初見だと術中にはまってダメージを受けるが、何度か挑戦すると乗り越えられる絶妙なバランスで作られていた。

育成システムについても充実していて、キャラのレベルを上げると体力（ハート）や攻撃力を強化でき、回転斬りなどの新たな特殊アクションを習得する他、サブウエポンである精霊の切り替えや強化も行える。

見た目はそうでもないが、一度遊ぶとその奥深さにハマる作りこまれたアクションRPGだ。

投じられた岩が壁や地面にぶつかって転がり、それにダメージ判定が残る「岩の精霊」。

複数個のブーメランを投じて攻撃する「眼帯の精霊」はオールラウンドで活躍させられるので強化して損はない。

アクション面では、出始めに無敵時間があるダッシュアタック（A長押し）や、キャラのレベルを少し上げると習得する斬り上げ→回転斬り（Jボタンを押すだけ）が使いやすいのでオススメだ。