King Of Break

「究極の快感ゲーム」を目指したというガラスを割りまくるエフェクトの気持ちよさが特徴。エレクトロニカを貴重としたBGM、背景もアブストラクトな雰囲気で美しい。

ガラスを割りまくる快楽とスタイリッシュさは、以前筆者がレビューした「Smash Hit」にも通づるスタイリッシュさがある。

全方位型ブロック崩しは「カービィのブロックボール」に近いかもしれない。
多彩なアイテムを駆使し、全100のステージをクリアしていく。

キング・オブ・ブレイクのタイトル通り、破壊願望を満たしてくれることうけあいだ。

このパワーアップアイテムや壁の耐久値などを導入したのは第二次ブロックくずしブームを起こしたタイトーの「アルカノイド」以降の流れだという。

そこにガラスを割るサウンドとグラフィックを掛けあわせた本作は「破壊」に特化したパズルとして新たな快楽性を産んでいる。

上下左右にラケットが存在するため、高難易度のステージは緊張感がある操作を要求され、ボールが返ってくるまでの待ち時間が少ない。

ステージ選択時に挿入される広告動画がちと不快ではあるが、志の高いゲームだ。

ただ簡単だけじゃない。
作りこまれた個性的なステージはもとより、本当に難しすぎて開発者がノーミスクリアできないステージもちらほらだという。

確かにやって見るとやけにガラスの耐久値が高かったり、不慣れだとサイドバーで弾くのも一苦労する。

やってみた感じ、とにかく拾うアイテムが超強力なのでなるべく取り漏らさないように意識しよう。

アイテムなしでやるにはゲームもガラスもハードすぎるぜ！